「ウクライナは反撃に失敗した」 元ペンタゴン顧問ダグラス・マクレガー大佐は、ロシア軍が間もなくウクライナ南部の港湾都市オデッサを占領する可能性があると見ている
<記事原文 寺島先生推薦>
Ukraine failed to mount counteroffensive – ex-Pentagon adviser
Colonel Douglas Macgregor thinks that Russian forces could soon go on to seize the port city of Odessa in Southern Ukraine
出典:RT
2022年8月15日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年9月28日
写真 ウクライナのハルキフにいるウクライナ特殊作戦チームのメンバー。© Getty Images / Metin Aktas
ウクライナ軍は約束した反撃をやり遂げることができず、ロシア軍がウクライナの黒海沿岸一帯を占領する可能性が高くなったと、トランプ政権で国防長官顧問を務めたダグラス・マクレガー大佐が発言した。
先週火曜日(8月9日)、元米国判事でコラムニストのアンドリュー・ナポリターノが主催するライブストリームに出演したマクレガー大佐は、ロシア軍がこれまでにウクライナで約8万人の人員を失ったという一部の米メディアの報道を「全くナンセンスだ」と切り捨てた。湾岸戦争の経験もある彼によれば、「より正確な数字は、ロシア側の死者が1万3千から1万5千人で、ウクライナ側の死者は6万から8万人」であるとのことである。
7月下旬、この報道についてクレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシア側の死傷者とされる数字は「偽物」だと述べた。また、最近は既存のメディアでさえも、誤解を招くような報道をしていると嘆いている。
関連記事:クレムリン、軍事的犠牲者の主張についてコメント
ロシア国防省が最後に死傷者数の最新情報を提供したのは3月下旬で、その時の公式死者数は1351人に達し、負傷者は3825人に上っていた。
国防総省の元職員マクレガー氏は、前線の現状についてコメントを求められた際、ロシア軍人の大半は8月の攻撃再開に向けて休息を与えられ、「再整備、再編成」されていると述べた。その兆候はすでに「特にウクライナ南部」に現れているという。そして、ロシア軍が重要な港湾都市オデッサを占領し、ウクライナは「内陸国」になると予言した。
「ウクライナは反撃の糸口をつかめずにいる。だから、ウクライナがこれを止められるという根拠はあまりない」と元ペンタゴン顧問マクレガー氏は主張した。さらに、ウクライナ東部のハリコフ以南でのロシア軍の活動は、後に大規模な攻勢をかけるための予備的な「成形作戦“shaping operations"」のように見えるという。そして、「まず南部での作戦があり、その後ハリコフでの作戦がある」と結論づけ、「ウクライナ軍はどちらも阻止できないだろう」と改めて指摘した。
さらにマクレガー氏は、これらの攻勢は「8月末から9月初めには終わるだろう」と予想している。
先月、多くのウクライナ高官が示唆したところによると、同国軍は8月中には南部で反撃を開始し、ヘルソン市を奪還するということだ。しかし、モスクワによれば、最近進攻して領土を奪っているのは、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の軍とともにロシア軍であるとのことである。
土曜日(8月13日)、ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官はこう発表した。ドネツク人民共和国の戦略的村であるペスキを「同盟軍が完全に解放した」と。
Ukraine failed to mount counteroffensive – ex-Pentagon adviser
Colonel Douglas Macgregor thinks that Russian forces could soon go on to seize the port city of Odessa in Southern Ukraine
出典:RT
2022年8月15日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年9月28日
写真 ウクライナのハルキフにいるウクライナ特殊作戦チームのメンバー。© Getty Images / Metin Aktas
ウクライナ軍は約束した反撃をやり遂げることができず、ロシア軍がウクライナの黒海沿岸一帯を占領する可能性が高くなったと、トランプ政権で国防長官顧問を務めたダグラス・マクレガー大佐が発言した。
先週火曜日(8月9日)、元米国判事でコラムニストのアンドリュー・ナポリターノが主催するライブストリームに出演したマクレガー大佐は、ロシア軍がこれまでにウクライナで約8万人の人員を失ったという一部の米メディアの報道を「全くナンセンスだ」と切り捨てた。湾岸戦争の経験もある彼によれば、「より正確な数字は、ロシア側の死者が1万3千から1万5千人で、ウクライナ側の死者は6万から8万人」であるとのことである。
7月下旬、この報道についてクレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシア側の死傷者とされる数字は「偽物」だと述べた。また、最近は既存のメディアでさえも、誤解を招くような報道をしていると嘆いている。
関連記事:クレムリン、軍事的犠牲者の主張についてコメント
ロシア国防省が最後に死傷者数の最新情報を提供したのは3月下旬で、その時の公式死者数は1351人に達し、負傷者は3825人に上っていた。
国防総省の元職員マクレガー氏は、前線の現状についてコメントを求められた際、ロシア軍人の大半は8月の攻撃再開に向けて休息を与えられ、「再整備、再編成」されていると述べた。その兆候はすでに「特にウクライナ南部」に現れているという。そして、ロシア軍が重要な港湾都市オデッサを占領し、ウクライナは「内陸国」になると予言した。
「ウクライナは反撃の糸口をつかめずにいる。だから、ウクライナがこれを止められるという根拠はあまりない」と元ペンタゴン顧問マクレガー氏は主張した。さらに、ウクライナ東部のハリコフ以南でのロシア軍の活動は、後に大規模な攻勢をかけるための予備的な「成形作戦“shaping operations"」のように見えるという。そして、「まず南部での作戦があり、その後ハリコフでの作戦がある」と結論づけ、「ウクライナ軍はどちらも阻止できないだろう」と改めて指摘した。
さらにマクレガー氏は、これらの攻勢は「8月末から9月初めには終わるだろう」と予想している。
先月、多くのウクライナ高官が示唆したところによると、同国軍は8月中には南部で反撃を開始し、ヘルソン市を奪還するということだ。しかし、モスクワによれば、最近進攻して領土を奪っているのは、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の軍とともにロシア軍であるとのことである。
土曜日(8月13日)、ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官はこう発表した。ドネツク人民共和国の戦略的村であるペスキを「同盟軍が完全に解放した」と。
- 関連記事
-
- ウクライナ戦争退役軍人が語る:キエフは米国支援物資を略奪している、兵士たちを無駄に死なせている、民間人を危険に晒している、そしてこの戦争には負ける (2022/09/05)
- 「ウ軍はジュネーブ条約で禁止の対人地雷を使用」 エバ・バートレットによるドネツクからの報告 (2022/09/04)
- ウクライナ軍がIAEA(国際原子力機関)の査察員の予定移動経路付近を砲撃 (2022/09/04)
- ウクライナと西側支援国は欧州最大の原発への「自殺的」攻撃について説明責任がある。 ブリンケン米国務長官はロシアを「核テロリスト」に仕立てたかった。しかし手の内がばれてしまった。 (2022/09/03)
- 新たに輸出された穀物はアフリカに向かっていない:ニューヨーク・タイムズが暴露したキエフの最新の嘘 (2022/09/02)
- マリウポリで生き延びた住民から、迫り来る戦闘を迎えるウクライナの人々への実践的アドバイス:「ウ軍は味方ではなく敵」「助けてくれるのは露軍」 (2022/09/02)
- 「こいつらはケダモノだ、人間じゃない」 ゼレンスキーは、刑務所にいた児童レイプ犯・拷問犯を解放し、枯渇した軍隊を補強する (2022/09/01)
- 「ウクライナは反撃に失敗した」 元ペンタゴン顧問ダグラス・マクレガー大佐は、ロシア軍が間もなくウクライナ南部の港湾都市オデッサを占領する可能性があると見ている (2022/08/31)
- 「米国は、ロシア・中国との戦争の "瀬戸際" にある」 キッシンジャー氏 (2022/08/30)
- 「バイデン氏はロシアの政権交代を望んでいる」 元下院女性議員トゥルシー・ギャバード (2022/08/30)
- ウクライナ、自国が欧州に核テロを仕掛けていることを暗に認める (2022/08/27)
- ウクライナが英雄としているステファン・バンデラら国粋主義者がボーランド人のジェノサイドを行ったことを認めるよう、ボーランドはウクライナに要求 (2022/08/26)
- 「戒厳令が解除されるまで、従軍歴のない男子国民は国外渡航禁止」とゼレンスキーが発表 (2022/08/25)
- ザポリージャ原発にウクライナの「汚染爆弾」が命中すれば、周辺9カ国が放射能汚染されると元ソ連調査官が警告 (2022/08/24)
- ウクライナはザポリージャ原子力発電所の核廃棄物貯蔵庫や冷却施設まで攻撃 (2022/08/24)