■ パワハラ騒動は「黒判定」湘南を率いるチョウ・キジェ監督のパワハラ問題は8月中旬に問題が発覚した。現在、チョウ・キジェ監督は現場を離れて高橋健二コーチが代行監督を務めているがJリーグが慎重に調査を進めていたパワハラ騒動に大きな進展があった。発覚から2か月弱が経過した10月4日(金)にJリーグの村井チェアマンが都内で会見を行って「所属選手やスタッフへのパワハラ行為があったことを認定した。」と報じられている。
この件に関しては8月12日のエントリーで触れている。タイトル通りで、この当時、チョウ・キジェ監督を信じた。記事の一部を抜粋すると以下のようになる。
曹貴裁監督のこれまでの言動やパーソナリティなどを総合して考えると「やる気が感じられないスタッフに(人間的に)変わってほしいと思って激しく叱責した結果、スタッフが精神的に病んでしまった or 強く反発してメディア等に訴えたのではないか?」と推測する。「曹貴裁監督が全く非のないスタッフに八つ当たりをした。」であったり、「もともととんでもなくパワハラ体質だった。」というのは考えにくい話である。
すでに触れた通り、2018年にブームになった一連の日本のスポーツ界のパワハラ騒動に関しては「被害者とされる側に問題があるケースが多くて、加害者とされた側がむしろ被害者である。」というケースが多いと認識しているが、今回の件も現段階ではそう感じる。一度、被害者とされる人からパワハラと訴えられると世間一般からは極悪人のような扱いを受けるが曹貴裁監督に限っては特にそんなことはないと思う。
2019/08/12 【パワハラ問題】 曹貴裁監督(湘南ベルマーレ)を信じたい。というか、信じる。
チョウ・キジェ監督の作ったチームは魅力的で、監督自身のパーソナリティも魅力的なので、「スポーツ界ではよくあるレベルの話を大きく取り上げられてしまったのでは?」と考えていたが誤解だったようだ。これまでに報じられているパワハラとされる言動の大多数は「あり得ないレベルの話」である。「白ではないが黒でもない。グレー決着になるのでは?」と言われていたが「真っ黒だった。」と言わざる得ない。