秋の万葉植物苑・ふるさとの森へ~。
当日雨の中、ちょっと周ってみました~。
しっとり感のある植物がいろいろと~秋の深まりを感じながら~。
※イチリンソウの自生地でもある「安行赤堀用水沿い斜面林保全緑地」に平成21年(2009)4月18日に万葉植物苑がオープンしました。万葉集の句で詠まれている植物が植えられており、安行みどりのまちづくり協議会のメンバーの皆さんが運営管理しています。その季節ごとに違った植物を無料で観賞する事ができます。
(
川口city.comより)
カエデが色づき始めていました~。
万葉集では...。
我(わ)が屋戸(やど)に、黄變(もみ)つ蝦手(かへるて)、見るごとに、妹(いも)を懸(か)けつつ、戀(こ)ひぬ日はなし 作者:田村大嬢(たむらのだいじょう)
(色づいた楓(かえで・紅葉)を見るたびに、あなたのことを心がけていますし、恋しく思わない日なんてありませんよ。)
それでは、万葉植物苑・ふるさとの森の模様を...。(↓[万葉植物苑・ふるさとの森・2017年10月編(安行赤堀用水沿斜面林保全緑地・埼玉県川口市)]の続きを読む...をクイックでご覧下さい)
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川口city.com、
川口市ホームページ、
公益財団法人川口緑化センター 樹里安(2017年10月15日撮影)
そろそろ見納めですが、ナンバンギセル(ハマウツボ科・地域によって絶滅危惧種・埼玉県の自生種では絶滅危惧Ⅱ類(VU))が見られました~。
万葉集では...。
(ナンバンギセル→思い草・おもいぐさ)「道(みち)の邊(へ)の尾花(おばな)がしたの思(おも)ひ草(くさ)今(いま)さらさらに何をか思はむ」 作者未詳
(ずっとあなたのことを思っていました。でも私の心は通じません。ススキの蔭にひっそりと咲いている思い草と同じです。あなたのことはもう忘れません。)
ヨメナ(キク科)が咲きはじめました~。
万葉集では...。
(ヨメナ→うはぎ)「春日野(かすがの)に、煙(けぶり)立つ見ゆ、娘子(をとめ)らし、春野のうはぎ、摘みて煮らしも」 作者未詳
(春日の方に青い煙が見えるけれども、あれはきっと乙女たちがヨメナを摘んで煮ている煙らしい。)
アケビ(アケビ科)の果実が見られました~。
万葉集では...。
「狭(さ)の方(かた)は 実(み)になりにしを 今(いま)さらに 春雨(はるあめ)降(ふ)りて 花(はな)咲かめやも 」 作者未詳
(狭の方については、かつて植物名説と地名とする説の二説あったが、他の歌では、狭の方は実にならずとも花のみに咲きて、とうたわれていることにより、植物説と考えるが、妥当であろうとする説が有力となっている)
タイワンホトトギス(ユリ科・自生種は絶滅危惧ⅠA類(CR))が見頃に~。
ナンテン(メギ科)の実が赤くなり~。
整備していただいたのでしょうか...水芭蕉(サトイモ科・地域によって絶滅危惧種)の大きな菜っ葉はなくなり、次の新しい芽が見られました。
一部、綺麗なコスモスが見られました~。
雨降り中、秋の良い花々を観賞したひと時でした~。
来月には紅葉が見頃に...。
またの機会を楽しみに~それではまた~。
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公益財団法人川口緑化センター 樹里安(2017年10月15日撮影)
テーマ:地域情報 - ジャンル:地域情報
- 2017/10/19(木) 22:19:14|
- 埼玉の自然
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