前回(
初秋の花めぐり・2016年9月編(赤塚植物園・東京都板橋区)Part3)の続きです。
前回は本園の花々でしたが、今回は万葉・薬用園へ~。
次から次へと様々な品種が見られるとは思いませんでした~
※広さは約1ヘクタールで、区の花であるニリンソウをはじめ、約600種の樹木・草花・山野草が植えられ、四季折々の植物の表情を楽しむことができます。
万葉・薬用園では、万葉集に詠まれた植物や薬用植物が植えてあります。案内板には万葉集の歌が書かれているので、植物と合わせて楽しく学べるようになっています。
(
板橋区公式ホームページより)
綺麗なシオン(キク科・地域によって絶滅危惧種・薬効:咳止め、たん切り)が見られました~。
それでは、赤塚植物園の模様を...。(↓[初秋の花めぐり・2016年9月編(赤塚植物園・東京都板橋区)Part3]の続きを読む...をクイックでご覧下さい)
現地案内→
板橋区公式ホームページ(2016年9月19日撮影)
万葉・薬用園へ~。
クコ(ナス科・薬効:高血圧予防、強壮、疲労回復)の花が見られました~。
これまでなかなか見る機会がなかった、クサボタン(キンポウゲ科・日本固有種・地域によって絶滅危惧種・有毒植物)。
まだ見られたノカンゾウ(ススキノキ科・薬効:風邪、利尿、不眠症や解熱(若葉、つぼみ)、むくみ(根))。
ニラ(ヒガンバナ科・薬効:疲労回復、整腸作用、下痢)。
万葉集では、「伎波都久(きはつく)の岡の茎韮(くくみら)、我れ摘(つ)めど、籠(こ)にも満たなふ、背(せ)なと摘まさね」作者未詳
( 伎波都久(きはつく)の岡にニラを摘みにいたけれども、籠いっぱいになりませんよ。あなたのいい人と一緒に積みなさいね。)
キクイモ(キク科)はよく見ますが、イヌキクイモ(キク科・キクイモに比べて芋が小さい品種)はなかなか見なかったような...。
ナンバンギセル(ハマウツボ科・地域によって絶滅危惧種・薬効:のどの腫れ、痛み)。
ガガイモ(ガガイモ科・薬効:強壮、腫れ物)。
シロバナマンジュシャゲ(ヒガンバナ科・毒草・※外用での薬効あり)。
万葉集では、「道の辺(へ)の 壱師(いちし)の花の いちしろく 人皆(ひとみな)知りぬ 我(あ)が 恋妻は」 柿本人麻呂
(道端にはヒガンバナが目立っているように、自分の恋しい妻をみんなに知られてしまいました。)
赤塚植物園での観賞、初秋の良いひと時を感じました~
四季折々、楽しめるところですので、今後も機会があれば寄ってみます。
またの機会を楽しみに~それではまた~。
現地案内→
板橋区公式ホームページ(2016年9月19日撮影)
テーマ:地域情報 - ジャンル:地域情報
- 2016/09/26(月) 22:19:12|
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