fc2ブログ

イベルメクチンについての朗報続く

<記事原文 寺島先生推薦>

More Good News on Ivermectin

2021年5月21日

ジョゼフ・メルコラ(Joseph Mercola)博士

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2021年6月30日

***
  イベルメクチンは抗寄生虫薬で、COVID-19に対してはヒドロキシクロロキン(HCQ)よりもはるかに有用であると考えられている。しかし、HCQと同様に、イベルメクチンは他の病気には何十年も安全に使用されてきたにもかかわらず、その使用については世界的に抑制されたり、意欲をそがれたり、使用するなとの警告さえ出されている。

 米国では、the Frontline COVID-19 Critical Care Alliance (FLCCC)が、予防とCOVID-19のすべての段階の治療の両方として、イベルメクチンの広範な採用を求めている。

 イベルメクチンがCOVID-19で特に有用なのは、抗ウイルス剤が必要な病気の初期のウイルス段階と、ウイルス量が減少して抗炎症剤が必要になる炎症段階の両方で機能するという事実があるからだ。

 WHOが資金提供したある科学的調査によると、イベルメクチンがCOVID-19による死亡を75%減少させている。 また、ウイルス排除作用も向上している。さらに多くの研究をメタ分析した結果、死亡者は68%減少していることが分かった。

 イベルメクチンに対する科学的に揺るぎない裏付けがあるにもかかわらず、WHO、米国FDA(食品医薬品局)、およびNIH(アメリカ国立衛生研究所)はすべて、証拠が不十分であるという理由でイベルメクチンを推奨しようとしない。

*
 COVID-19の治療に関しては、多くの西側諸国が医学の政治化で身動きが取れなくなっている。多くの開業医が、それを使えば患者を救えると賞賛している事実があるにもかかわらず、2020年の一年間、メディアと多くの公衆衛生の専門家はヒドロキシクロロキン(HCQ)の使用に異を唱える警告を発していた。大半はオンライン検閲によって沈黙させられた。この薬を使った成功例を公に共有した「罪」のために職を失った人さえいる。

 HCQよりもさらに有用であるかもしれない、もうひとつの10年前に作られた駆虫薬はイベルメクチンだ(1)。 HCQと同様に、イベルメクチンは世界保健機関の必須医薬品のリストに載っているが、その利点も公衆衛生当局によって無視され、主流メディアはそれを闇に葬ったままだ。

 イベルメクチンは、試験管内ではSARS-CoV-2複製を阻止することが分かっているフィラリア(犬糸状虫)用の薬だ1。米国では、FLCCCが、COVID-19.2,3のすべての段階における予防および治療としてイベルメクチンの広範な採用を求めている(2,3)



 上のビデオでは、ジョン・キャンベル(John Campbell)博士がテス・ローリー(Tess Lawrie)博士に、イベルメクチンとそのCOVID-19に対する効用についてインタビューしている。ローリーは医師であり、博士号を取得した研究者として南アフリカで多くの仕事をしている。

 彼女はまた、英国に本拠を置くEvidence-Based Medicine Consultancy Ltd.(エビデンスに基づく医学コンサルティング社)(4)の理事長でもあり、2021年4月24日に開催されたBritish Ivermectin Recommendation Development(英国イベルメクチン・推奨推進)(BIRD)パネル(5)とInternational Ivermectin for COVID Conference(COVIDにイベルメクチンを!国際会議)の組織化に力があった。

 皮肉なことに、彼女はWHOや他の多くの公衆衛生機関のコンサルタントをしているが、他ならぬその最大のクライアントが、このイベルメクチン使用を先頭になって抑圧している。

イベルメクチンはCOVIDのすべての段階の症状に有用

 イベルメクチンがCOVID-19で特に有用なのは、抗ウイルス剤が必要なこの病気の初期ウイルス段階と、ウイルス量が減少して抗炎症剤が必要になる炎症段階の両方で機能するという事実だ。

 イベルメクチンに関する白書(6)を書いたインドの医師であるスーリヤ・カント(Surya Kant)博士によると、イベルメクチンはSARS-CoV-2ウイルス(=COVID-19)複製を数千倍も(7)減らすとのことだ7。カントの論文により、インドのいくつかの州でイベルメクチンの使用が2020年夏(8)に開始された。COVID-19の予防薬として、そして治療薬として。

 上のビデオ映像においてローリーは、自分がイベルメクチンの使用を推奨する科学的根拠を説明している。その要約:

 §  WHOとUNITAID(ユニットエイド=国際医薬品購入ファシリティー)が資金提供し、2021年1月18日に公開されたリバプール大学のアンドリュー・ヒル(Andrew Hill)博士による科学的報告では、イベルメクチンがCOVID-19による死亡を75%減少させたことがわかった。 また、ウイルス排除作用も向上した。 この発見は、合計1,255人の患者を対象とした6件のランダム化比較試験結果に基づいている。

 §  2021年2月8日に公開されたローリーのメタ分析では、死亡者が68%減少したことがわかった。 この分析では、13の研究が引用されている。そのことでイベルメクチン効果のプラス面の過小評価につながったというのが彼女の説明だ。なぜなら作為治療群にHCQが与えられた研究が含まれていたからだ。

 HCQは積極的な治療法であり、結果にもプラスの影響を与えることが示されているため、この特定の研究でイベルメクチンが(HCQを与えた)作為療法よりも優れていると評価されなかったことは驚くべきことではない。

 死亡率に関するデータを含む2月の分析に2つの新しいランダム化比較試験を追加し、ローリーは2021年3月31日、死亡数が62%減少したことを示す最新の分析を発表した。

 バイアスのリスクが高い4つの研究がその後の感度分析で削除されると、死亡者数は最終的に72%マイナスとなった。感度分析は、結果を二重にチェックし、その信頼性を確認するために行われる。

WHOは未だにイベルメクチンを推奨していない

 奇妙なことに、WHOが2021年3月末(9,10)にイベルメクチンに関するガイダンスを最終的に更新したとき、彼らはより多くのデータが必要であると言って、それに拒否反応を示した。WHOは臨床試験に登録されている患者にのみそれを推奨している。が、WHOの拒否反応の基礎としているのはたった5編の研究論文を含んだ再調査である。その再調査も結果的には72%の死望者数減を呈示している。

 ローリーは、このWHO分析の矛盾点を指摘している。たとえば、ローリーがバイアス・リスクが高いと見なした2つの研究を、WHOチームはバイアス・リスクが低いランク付けにしている。 (インタビューで、彼女はなぜその2つの研究のバイアス・リスクが高いと考えるかを説明している。)

 さらに、WHOの調査結果の要約には、7つの研究からのデータが出し抜けに含まれており、これらを合わせると、死亡者が81%減少したことになる。信頼区間(統計学で母集団の真の値が含まれることが、かなり確信 できる数値範囲_ウィキペディア)も驚くほど高く、下限で64%、上限で91%の死亡者数が減少している。

 さらに、標準治療の絶対効果の推定値は、1,000人あたり70人が死亡。これと比較してイベルメクチンの治療を受けた場合はたった14人の死亡。イベルメクチンを使用した場合は1000人あたり56人の死亡者数減となる。信頼区間は、1,000人あたり下限で44%、上限で63%少ない。

 それにもかかわらず、WHOはCOVID-19用にこの薬を推奨しようとはしない。フィリピンのWHO代表であるラビンドラ・アベヤシンゲ(Rabindra Abeyasinghe)は、「強力な」証拠なしにイベルメクチンを使用することは、人々に「誤った信頼」を与える可能性があるため、「有害」であるとコメントした(11)。

 2021年4月1日のTheBlazeの記事12でダニエル・ホロビッツ(Daniel Horowitz)が指摘しているように、「それは、屋内でマスクを着用すればCOVIDに感染しない、と人々に言うのとあまり大差がないことは確実だ。悲劇的なことだが、人々がCOVIDに間違いなく感染した場合でも、世界の健康分野エリートたちは治療する手立てを何も持っていないのだ。」

医師たちは命を救うためにイベルメクチンを容認するよう強く要請

 先に述べたように、米国では、FLCCCは予防としても、治療としてもCOVID-19のすべての段階の治療薬としてイベルメクチンを広範囲に受け入れるよう要請している(13,14)。

 ウィスコンシン州ミルウォーキーのセントルークス・オーロラ・メディカルセンターの元医学教授であるFLCCC会長のピエール・コリー(Pierre Kory)博士は、たくさんのCOVID-19関連委員会でイベルメクチンは有益との証言を行っている。例えば、2020年12月の国土安全保障と政府問題に関する上院委員会(15)。2021年1月6日の国立衛生研究所COVID-19治療ガイドライン委員会(16)。FLCCCが記している通りだ(17)。


 「そこで示されたデータは、イベルメクチンがCOVID-19の予防にも、初期症状のある患者が高炎症期に進行するのを防ぐことにも、さらには重症患者の回復を助けることにも効果があることを示している」

 コリー博士は、イベルメクチンが事実上COVID-19に対する「奇跡の薬」であると証言し、政府の医療当局に…最新のデータを緊急に確認し、医師、看護士、および医師助手のためのCOVID-19用イベルメクチン処方ガイドラインを発行するよう求めた(18)。

 …査読されたランダム化比較試験を含む多くの臨床研究は、予防、早期治療、そして後期疾患においてもイベルメクチンは特大の利点があることを示した。まとめると…現在世界中から報告されている数十の臨床試験は、その臨床効果の評価に信頼が置けるほど十分な内容を備えている、ということになる。

 …2,100人以上の患者を対象とした18件のランダム化比較試験のデータは・・・イベルメクチンがより速いウイルス排除作用、より速い退院までの時間、より速い臨床回復までの時間、そして死亡率の75%の減少をもたらすことを示した(19)。」

 イベルメクチンの臨床試験エビデンスの1ページの要約(20)は、FLCCCのウェブサイトからダウンロードできる。試験データのより包括的な31ページの実験報告(21)がFrontiers of Pharmacology(「薬理学フロンティア」)誌に掲載されている。

 この記事の執筆時点で、イベルメクチンを含む試験の数は、28件のランダム化比較試験を含む55件に増加している。これまでに行われたすべてのイベルメクチン試験のリストと、公開された研究へのリンクは、c19Ivermectin.com.22にある。

 FLCCCのCOVID-19処方手順は当初MATH +(治療の主要成分に基づく頭字語)と呼ばれていたが、いくつかの調整と更新の後、予防と早期外来治療手順は、現在、I-MASK +23として知られ、病院での治療はI-MATH+24と名称が変わった。イベルメクチンが追加されたからだ。

 この2つの処方手順(25,26)は、FLCCCのウェブサイトから多言語でダウンロードできる。また、I-MATH+病院処方の臨床的・科学的根拠は査読を経て、2020年12月中旬にJournal of Intensive Care Medicine27に掲載された。

NIHは規制を緩め、FDAは予防的使用を認めないと警告

 2021年1月中旬、NIHは、主にコーリー(Kory)らによって提示されたデータのおかげで、イベルメクチンに関するガイドラインをやっと改訂した。しかし、NIHは使うなという警告はもう出していないものの、イベルメクチンを完全には推奨しておらず、その緊急時使用許可も与えてはいない。

 その結果、多くの医師が保健当局の推奨に反して承認適応症外処方することを望まないため、米国の多くの患者にとってイベルメクチンにアクセスするハードルは依然として高い。

 「それ故、この運命の岐路において、私たちは次の選択しなければならない。腐敗した組織、医療当局、大手製薬会社、そして反社会的人間である億万長者たちによって身代金を要求され続けるのか、あるいは私たちのケアを受けている人々に害を与えず、常に最善を尽くすという道徳的かつ専門的な義務を果たすのか。後者には、世界中の同僚と緊急に連絡を取り、我々が試した安全な旧来の医薬品のうち、どの薬がCOVIDに使用できるかを議論することが含まれる。」~ テス・ローリー(Tess Lawrie)博士~

 米食品医薬品局はさらに非好意的な立場を取り、2021年3月5日には出してあった消費者への警告を、2021年3月9日、予防薬としてイベルメクチンを使用しないようにした(28)。

 FDAはまた、イベルメクチンをCOVID-19の予防薬としても治療薬としても承認していない(29)。

「COVIDにイベルメクチンを!国際会議」
 2021年4月24日から25日にかけて、ローリーは第1回「COVIDにイベルメクチンを!」国際会議をオンラインで開催した(30)。この会議では、世界中から集まった12人の医療専門家(31)がそれぞれの知識を共有し、作用機序、予防、治療の処方手順、そしていわゆるロングハウラー症候群(訳注:予想以上に症状が長期化する事例)を含む予防と治療のための処方手順、研究結果、実地データを検討した。

  すべてのレクチャーはZoomを通して記録され、Bird-Group.org.(32)で見ることができる。閉会の挨拶でローリーは次のように述べた:(33)

 「イベルメクチンの話は、私たちが医学の歴史の中で異例の分岐点に立っていることに光を当てています。私たちが治療のために使用しているいろいろな手立てや、患者とのつながりが、企業の強欲に由来する容赦ない偽情報によって、組織的に毀損されているのです。

 イベルメクチンの話は、私たち国民が当局へ間違った信頼を寄せ、金と権力がどれほど腐敗するかを過小評価していたことを示しています。

 もし、2020年に世界中の医療関係者がイベルメクチンの有効性を当局に知らせた時に採用されていたら、何百万人もの命が救われ、それに伴う苦しみや損失を伴うパンデミックを迅速かつ時機を失せずに終わらせることができたかもしれません。

 それ以来、何億人もの人々が人類史上最大の医療実験に巻き込まれています。集団予防接種は、証明されていない新しい療法でした。何千億もの利益がビッグファーマ(巨大製薬業界)にもたらされ、その費用は国民によって支払われることになります。

 政治家や医療関係者ではない人たちが、私たち医師が病人に処方することを許されていることを私たちに指示しているため、私たち医師は、ヒポクラテスの誓い(訳注:米国の医療関係者が守るべきとされている倫理基準)を守ることができない状況に置かれています。

 この運命の岐路において、私たちは次の選択をしなければなりません。その選択とは、腐敗した組織、医療機関、大手製薬会社、そして反社会的人間である億万長者たちよって身代金を要求され続けるのか、それとも私たちのケアを受けている人々に害を与えず、常に最善を尽くすという道徳的かつ専門的な義務を果たすのか、という選択です。

 後者の選択には、世界中の同僚と緊急に連絡を取り、我々が試した安全な旧来の医薬品のうち、どの薬がCOVIDに使用できるかを議論することが含まれています。」

 今回の会議でローリーは、世界中の医師が協力して、人々を中心とした新しい世界保健機関を設立することを提案した。「これほどまでに医師としての役割が重要視されたことはありません。なぜならば、これほどまでに多くの害をもたらすことに加担したことはなかったからです」と彼女は語った。


- Sources and References

1, 7 Antiviral Research June 2020; 178: 104787

2, 13, 15, 18 FLCCC December 8, 2020

3, 14 Medpage Today January 6, 2021

4 Evidence-Based Medicine Consultancy Ltd

5 Trial Site News April 9, 2021

6 Indian Journal of Tuberculosis July 2020; 67(3): 448-451

8 Financial Express April 14, 2021

9 WHO Therapeutics and COVID-19: Living Guideline March 31, 2021

10 WHO March 31, 2021

11, 12 The Blaze April 1, 2021

16, 19 FLCCC January 7, 2021 Press Release (PDF)

17 Newswise December 8, 2020

20 FLCCC Summary of Clinical Trials Evidence for Ivermectin in COVID-19 (PDF)

21 Frontiers of Pharmacology 2020 DOI: 10.3389/fphar.2021.643369

22 c19Ivermectin.com

23, 25 FLCCC Alliance I-MASK+ Protocol

24, 26 FLCCC MATH+ Hospital Protocol

27 Journal of Intensive Care Medicine December 15, 2020 DOI: 10.1177/0885066620973585

28 U.S. FDA March 5, 2021

29 U.S. FDA December 16, 2020

30 Ivermectin for COVID Conference

31 Ivermectin for COVID Conference Speakers List

32 Bird-group.org Conference videos

33 The Desert Review May 6, 2021

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

tmmethod

Author:tmmethod
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
リンク
最新記事
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
最新コメント