この大量虐殺はライブ配信されている。我々は知らなかったとは言えない。
この大量虐殺はライブ配信されている。我々は知らなかったとは言えない。我々が生きている限り、我々は知らなかったと言うことはできない。
ケイトリン・ジョンストン
2024年1月10日
『物語のマトリックスの端』からのメモ
❖
一体なぜいまだに10月7日の話をする人がいるのだろう? 10月7日以来、イスラエルが行っていることは、その日に起きたことよりも、考えうるあらゆる指標で何倍も酷い。そうではないと感じる唯一の方法は、イスラエル人の命はパレスチナ人の命の何倍も価値があると信じることだ。今この瞬間もイスラエル人により指数関数的に悪化した暴力と苦しみがもたらされている中、三ヶ月前の遙かに規模の小さな暴力行為によるイスラエル人の苦難が依然話題の中心なのは一体なぜだろう?
もしあなたの国が攻撃され、その攻撃に対し即座に何千人もの子どもを信じられないほどの野蛮さで殺害して反撃すれば、自国が攻撃されたとたわごとを言う権利を失う。
ハマスの攻撃に対し、ハマスがこれまでに行ったことより遙かに酷いことをイスラエルは行い、それにより国家として完全に合法性を失い、初日からイスラエル国家についてパレスチナ抵抗運動が当初から言ってきたことを全て完全に正当化してしまった。
❖
この大量虐殺はライブ配信されている。我々は知らなかったとは言えない。我々が生きている限り、我々は知らなかったと言うことはできない。
❖
バイデンは人々がトランプでそうなると恐れていた全てだ。人種的動機による殺人と民族浄化を助長し核時代の世界大戦に向け急速に加速する大量虐殺怪物だ。トランプがしたことはバイデンがしたことほど邪悪ではなかった。バイデンこそ本物のトランプだ。
❖
イスラエルが絶え間ない紛争状態にあるのは、主にイスラエルが人工的創造物だからだ。ほとんどの国家は、その土地の地理的、政治的、文化的状況から、有機的な形で出現し、人々は独自の時空の中に出現する。イスラエルが出現したのは、パレスチナの地に住んでいなかった一部の人々が、古代の宗教とその信奉者に関するいくつかの物語を頭の中で思い浮かべ、その地域の状況から有機的に出現し、そこに既に存在していた文明の上に、新しく創造された国を作り出したためだ。
世界中の国々から人々がやってきて、それまで宗教儀式でしか使われなかった死語を復活させ、それを母国語と呼び、20世紀の国を叩きのめし、そこが彼らの祖国であるかのように叫び始めたのだ。これは、この土地やそこに暮らす人々の有機的な地政学的、文化的状況に従って起きなかったため地域全体に大きな衝撃波を引き起こした。それは自然の文脈がなく受容性を持たない領域に押しつけられた上から下まで異質な人工的構築物だ。
あまりに不自然な外国からの押し付けだったので、それ以来、中東の政治状況は不適合な臓器移植を拒絶する体のように、それを拒絶してきた。この自然な反応は、侵略する人工構造物の人々から、不自然な、いわれのない敵意として扱われ、地域住民に対する暴力的な行動を正当化するため連中は益々多くの物語をでっち上げる。
❖
第二次大戦への欧米の文化的固執は全員を愚かにしてしまった。今や我々が戦いたい相手は常に皆ヒトラーで、我々は常にヒトラーと戦う勇敢な善玉だからだ。
アメリカが支援するイスラエルのガザ攻撃はナチス・ドイツに対する連合軍攻勢と共通するものは皆無だ。100%アパルトヘイト・イスラエル政権の虐待で引き起こされた攻撃に対しイスラエル国家に全く実存的脅威を与えない小さな過激派集団を抹殺するという目標を掲げ、巨大強制収容所に閉じ込められ包囲された住民に彼らは爆弾の雨を降らせている。
ガザ攻撃を対ヒトラー戦争になぞらえるのは、銃乱射事件を対ヒトラー戦争になぞらえ、銃撃犯は枢軸国だと言うようなものだ。これは愚か者と戦争屋だけが信奉する全くのたわごとだ。
❖
イスラエルのガザ攻撃に反対するのは今からでも遅くない。
今までこれに関して話していなくても構わない。イスラエル・パレスチナ問題を理解していなくても、注意を払っていなくても構わない。あなたが過去イスラエルを支持していたかどうか、あるいは、あなたがこの話題について、今や見当違いとわかっている意見を表明したかどうか、あるいは、あなたがこれまで、どんな種類の活動にも従事したことがないかどうかは問題ではない。
もしそうであるなら、何百万人もの人々が今あなたと全く同じ船に乗っているのを理解する必要がある。何百万人も。過去3ヶ月のイスラエルの行動は、これまでイスラエルの腐敗に気づいていなかった膨大な数の人々に、起きていることに目を向けさせ、調査させ、立場を変えさせた。
今反対派に加わるのは全く悪いことではない。今までこれまで参加しなかったことを自意識過剰に感じている人や、人気になった後で運動に参加するのは本物ではないと感じている人は、何であれ無視してかまわない。それによって、あなたは一層本物になる。なぜなら闇雲な習慣や党派的部族主義に導かれて夢遊病のように人生を歩むのではなく、真実と思いやりに導かれた人生を生きている証だから。
あなたがいないより、あなたがいる方がずっとましだとガザの人々は思っているのを私は保証するし、他の人より遅れて参加するという自意識から支持をやめるのは非常に愚かで不幸なことだ。さらに、あなたは確実に、この大義に参加する最後の人ではない。イスラエル政権が世界中で支持を失い、ガザで起きていることに皆が目覚め始めれば、更に何百万人もの人々があなたの後から加わるだろう。
どうか、あなたの中にある少しでも小さな方法で目覚めを促進するのを躊躇しているものは、もっと早く関わらなかったことへの恥ずかしさによるものであろうと、あなたが以前持っていたかもしれない活動や政治関与に対するあらゆるたじろぎのせいであろうと、無視願いたい。このことは私たちの誰よりずっと重要で、これまで想像もしなかったような方法で関わることについて我々が抱くどんな小さな自意識より遙かに重要だ。あなたが、ここで立ち上がることに抵抗している、あなたの内なる誤った力に注意を払うには、この問題はあまりに緊急だ。
声を上げて頂きたい。それは歓迎され、残りの人生でそうしてよかったとあなたは思うだろう。
______________
私の記事は全て読者のご支援によるものなので、この記事を良いと思われた場合、必要に応じて私のチップ入れにお金を入れる選択肢がいくつかあります。私の記事は全て、自由にコピーでき、あらゆる方法、形式で利用可能です。皆様が望むことは何であれ、記事を再発行し、翻訳し、商品に使えます。私が公開している記事を確実に読む最良の方法は、Substackメーリングリスト購読です。全ての記事は夫のティム・フォーリーとの共著。
ビットコイン寄付:1Ac7PCQXoQoLA9Sh8fhAgiU3PHA2EX5Zm2
----------
The Chris Hedges Report ジェノサイド訴訟
Fish氏の絵が秀逸。
ブログ『私の闇の奥』ジョン・ピルジャー逝去に関する最新記事。
国際司法裁判所、正論を語る裁判官!
Israel’s Genocide Exposed By Irish Lawyer's HISTORIC Speech At The ICJ
東京新聞 朝刊
志賀原発 外部電源の一部喪失
「想定外」でも動かぬ規制委
正しくは「規制せず委員会」
東京新聞 特報面
能登半島地震 政府「総力挙げる」と言うけれど
自衛隊 初動
司令塔 混乱?低迷支持率持ち直しに懸念
半島での危機管理認識甘く出所不明「孤立者リスト」◆御用聞き部隊◆期限切れおにぎり
1000人単位「逐次投入は遅い」
千葉で陸自「降下訓練始め」避難所 備蓄想定も不十分
寺島メソッド翻訳NEWS
植草一秀の『知られざる真実』
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
政府は北方領土をロシアの不法占拠としているが史実は違う。日本はポツダム宣言、降伏文書、サンフランシスコ講和条約で千島列島(国後・択捉含む)を放棄。合わせて米ロ間では、ルーズベルトがスターリンに千島の占拠を承認している。露不法占拠は悪質な史実の歪め。
対露制裁を主導し、ロシア産原油の輸入禁止を他国に強制してきた米国が、ロシア産原油の輸入を再開!! 米国の許し難いダブルスタンダード! これほどまでに卑劣な米国の対露制裁に追従していけば、日本は自滅の道を歩むばかり!
【本日のニュースの連撃! 6連弾!】
【第1弾! イスラエルは10月7日以降、ガザで2万3000人を超える民間人を殺害! そのうち1万人近くが子供!!】イスラエルのやっているジェノサイドは命名白々な国際法違反の人道犯罪! なぜ、米国はこの国への制裁を妨げるのか!? ダブルスタンダードを隠さない米国に、世界のリーダーを気取る覇権国の資格はない! 1月11日と12日、オランダのハーグの国際司法裁判所(ICJ)で、南アフリカが提訴したイスラエルのパレスチナ人ジェノサイドの初公判が開催!(『アルジャジーラ』、2024年1月10日)
【第2弾! 国際司法裁判所(ICJ)で南アフリカは「イスラエルの空爆と地上攻撃はガザの『人口の破壊』を狙っていると主張」! イスラエルは「我々は今日、南アがテロ組織ハマスの法的な代理人になったという、史上最大の偽善を目の当たりにした」と反発!】(『ロイター』2024年1月12日、『タス通信』2024年1月11日)
【第3弾! イスラエル軍がガザでの軍事行動縮小を表明!】しかし、民間人被害は一向に減らず! イスラエル政府とイスラエル軍の表明は、表向きのポーズに過ぎない! パレスチナ人のジェノサイドと追放を最後までやり切る腹づもり! 多国籍軍を組んで軍事介入をするとしたら、このような「ならず者」以下のシオニスト・イスラエルに対して行うべき!(『ニューヨーク・タイムズ』、2024年1月8日)
【第4弾!「1人のユダヤ人」であることをアピールしてきたブリンケン米国務長官が、テルアビブで「日々のガザ地区の民間人の犠牲、とりわけ子供たちの犠牲があまりに多すぎる」とイスラエルを批判!】しかし『アルジャジーラ』は米国やイスラエルの言動を「ICJでの訴訟への対応」と冷ややかに指摘! イスラエルだけでなく、彼らを諌めてみせる米国の権力者の言動も、ポーズに他ならない。本気でそう思うならば、米国はただちにイスラエルへの資金提供と武器提供を停止すべき! 米国の支援なくしては、戦えないと、当のイスラエル側が認めている!(『BBC』、2024年1月10日)
【第5弾! ウクライナは50万人の兵士を失い、月間死傷者数は約3万人!?】ウクライナの元検事総長が、ウクライナの戦死者数を暴露! ゼレンスキー政権は、ウクライナ軍の損失を自ら明らかにするべきだと訴える! 日本のマスメディアも、ずーーっとウクライナ側の犠牲者よりロシア側の犠牲者の方が多いとプロパガンダを続けてきた!(『RT』、2024年1月8日)
【第6弾! ウクライナのウメロフ国防相が「女性用軍服5万セットを購入」したと発表!】成人男性の兵士不足で、若者や、老人や、さらに女性を徴兵して、軍服を着せ、ロシアとの死闘に送り出すという、ウクライナ国民の犠牲を何とも思わない、末期的なゼレンスキー政権!(『RT』、2024年1月9日)
« アメリカ政府は騙されてイスラエルの戦争に引き込まれるのだろうか? | トップページ | ウクライナ状況報告:大きな損失、動員問題、少なすぎる防空システム »
「アメリカ」カテゴリの記事
- 発狂したヨーロッパ(2025.03.11)
- Atlantic誌:消耗を無視すれば、ウクライナが勝つ(2025.03.10)
「アメリカ軍・軍事産業」カテゴリの記事
- 発狂したヨーロッパ(2025.03.11)
- Atlantic誌:消耗を無視すれば、ウクライナが勝つ(2025.03.10)
- ゼレンスキー大統領には強硬な態度を取りつつネタニヤフ首相には武器を送るトランプ(2025.03.07)
「イスラエル・パレスチナ」カテゴリの記事
- ゼレンスキー大統領には強硬な態度を取りつつネタニヤフ首相には武器を送るトランプ(2025.03.07)
- ゼレンスキー大統領には強硬な態度を取り、ネタニヤフ首相には武器を送るトランプ大統領(2025.03.08)
- ジェノサイドを推進するために同情を武器にするイスラエルと擁護者連中(2025.02.28)
「Caitlin Johnstone」カテゴリの記事
- ゼレンスキー大統領には強硬な態度を取りつつネタニヤフ首相には武器を送るトランプ(2025.03.07)
- ゼレンスキー大統領には強硬な態度を取り、ネタニヤフ首相には武器を送るトランプ大統領(2025.03.08)
- ジェノサイドを推進するために同情を武器にするイスラエルと擁護者連中(2025.02.28)
- 最も正直な帝国の姿(2025.03.01)
- 停戦期限が近づく中、新たな残虐行為言説を推進するイスラエル(2025.02.27)
« アメリカ政府は騙されてイスラエルの戦争に引き込まれるのだろうか? | トップページ | ウクライナ状況報告:大きな損失、動員問題、少なすぎる防空システム »
コメント