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2018年12月13日 (木)

自身の利益に反する形で世界秩序を変えつつあるワシントン

2018年12月11日
Paul Craig Roberts

 皆様のウェブサイトをご支援願いたい。皆様がマトリックスに暮らすのを阻止しているのだから。御寄付願いたい。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

 ワシントンの思い上がりと横柄はアメリカの力と妥当性を破滅させるためクリントン政権から仕事だった。

 このウェブサイトには世界中に読者がおられる。読者から最も質問されるのは、世界秩序だ。アメリカ以外の人々が望ましい進展と見なしている、ワシントンの支配が弱まるかもしれないという認識がある。彼らは彼らの希望を検証するよう私に要求されるのだ。

 私の答えはこうだ。

 世界秩序は既に変化している。中国はアメリカより大きく、より強力な工業や製造を基本とする経済があり、中国の潜在的国内消費者市場はアメリカより4倍大きい。経済は消費者に基づいているのだから、中国の可能性は、アメリカより、4倍大きいのだ。

 ロシアには兵器システムでアメリカが到底かなわない遥かに能力の高い軍がある。アメリカは負債に溺れており、ワシントンが他国に課している非合法で無責任な制裁は、世界最大の国を、世界準備通貨としてのアメリカ・ドルや、SWIFTのような欧米の決済システム離れを促進している。アメリカは墓に片足を突っこんでいる。アメリカと同盟するのに十分愚かなあらゆる国は、死にゆく者と同盟しているのだ。

 陸軍元帥のアイゼンハワー大統領は、57年前、政府を支配するアメリカ人の能力に対して、軍安保複合体は脅威だとアメリカ人に警告したが、効果はなかった。現在、軍安保複合体が政府なのだ。ウド・ウルフコッテが著書『Journalists for Hire: How the CIA buys the News(お雇いジャーナリスト:CIAによる報道買収)』説明したように。だが、ドイツの書店でドイツ語の中古本を見つけられないかぎりそれは読めない。CIAが、公式の説明から自立したジャーナリズムが、もはや欧米に存在しないようにしているのだ。

 世界の多くはこれを理解していない。ロシアと中国の資本主義者の物欲の他に、両超大国やイランでさえ、青年の一部はアメリカのプロパガンダによる洗脳に屈している。信じられないほどだまされやすい彼らは自国よりも、アメリカに一層忠実なのだ。

 アメリカ自身は極めて不首尾だが、そのプロパガンダはまだ世界を支配している。結果、そのプロパガンダの成功に基づいて、ワシントンが、まだ経済、軍事で、決定的な力を握っていると考えているのだ。これはワシントンを核戦争へと導く妄想だ。

 ロシア核兵器の極超音速、軌道可変性と膨大な力を考えれば、ロシアとの戦争は、アメリカも、ワシントンの金と引き換えに、国民を売り渡したヨーロッパの家臣連中も、まったく何も残らない結果になるだろう。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

 ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/12/11/washington-is-changing-the-world-order-against-its-own-interests/

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 毎日、翻訳しながら、横目で大本営広報部白痴番組を我慢しつつ音声を消して確認している。俳優の息子のドラッグ裁判、あおり殺人事件裁判、貴乃花息子離婚、ミッキー女性などの話題を延々扱う白痴番組。列記するだけで悲しい。眺めている自分が悲しい。何がうれしくて出演しているのだろう。(天気予報は音声を出して聞いている。翻訳をしているため、画面は見ていないので。)

 一番注目すべき売国奴、首相やパソナ会長には何も触れず野放し、やりたい放題。

 知人二人に昼間の白痴番組を見ているか質問したところ、全く見ていなかった。見ている(音声を消して横目で)のは小生だけ。「皆馬鹿だ」と小生に負けず劣らず率直だった。過激とは決して言うまい。

 そこで、街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋。

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