旧岡山電車区検修庫
個人的には故障で引退が一番悲しいので、余力ある内に前線から退くのが理想形だと思っています。
そうそう、半年前にD-26編成が故障した時はどうなるものかと思いました。そのときのカットを公開します。
2024/4/11 下関総合車両所岡山電車支所(岡山電車区)
115系岡山車D-26編成(入換)(後撃ち)
NikonZ9 Z70-200/2.8S
当日有年駅で故障したD-26編成。湘南色が伯備線運用に入る日は何かが起こる・・・。
この日も翻弄され、尾道から高梁に向かってから当該故障編成が湘南色と知りました。
しょぼくれながら岡山に戻って気分転換に岡山機関区で機関車を撮っていたら、4,5時間上郡駅で留置されていたD-26編成が岡山に自走で戻ってきました。
そうない機会でしたので旧岡山電車区で見学。あるあるな停車位置で特段動きがない。しばらくすると運ちゃんが降りてしまい、清掃が始まったところで戦線離脱となりました。
明日の復帰は絶望的。片割れD-27編成の運用だけでは極めて退屈なのが岡山遠征の手痛いところ。
チェーン店の大して旨くないハンバーグを食べながら今日帰ってしまうか本気で頭を抱えていました。
今地元に帰ったとしてもモヤモヤは残ることでしょう。諦めの悪い私はワインを飲み干したタイミングで運転手にお願いして、もう一度D-26編成の動向を探らせてもらいました。
1時間半前と変わらず同じ位置にいました。ところが通電はされたままで、前にも後ろにも移動しそうな雰囲気。
「どうなりますかね~」なんてぼやいていたら同行者が「運転士きた!」と。振り返るといつものスーツ姿ではなく構内限定運転士のようです。と言うことは進行方向は西側のどん突きが濃厚!
湘南色の手すりに手が伸び"確信"したらすぐに車に駆け戻り、300m先の検修庫に全てを賭けて大急ぎで向かいました。
道路からの撮影だと用水路を挟み斜面+背丈以上のフェンスありと、手ごわい障壁が待ち構えているのがこの場所の難しいところです。
敷地外から撮るにはとにかく高さが必要。5段脚立か?鬼ハイアン棒か?そんなものはない。こうなれば川を飛び越えるしかないッ!
神「車の屋根登って良いですよ」
嗚呼・・・あなたが神か・・・土禁のため靴を脱いでいざ"高み"へ失礼。
高揚感以前に当方酔っぱらいの者なり。背高の軽バンの上に上がる際に機材を転がし危うく苦楽を共にしたZシステムが川流しに遭うところでした。汗
ここで玉ヒュン(レンズが落ちること)現象で酔いが冷め、間もなくしてD-26編成が種別無表示でぬるりと入線してきました。
通常の運用の合間では決して狙えないカットでしたので、災難の中での一縷の望みを掴み取れて屋根の上で踊り出しそうでした。まだ酔ってるなこりゃあ。
お疲れの様子なD-26編成。今晩は屋根つきの寝室でしっかりご自愛くださいませ。