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2022.02.28

谷川岳スーパー(🅱️)俯瞰

いよいよ明日から3月に突入し、季節は春となります。
まだ寒い日が続きますが、既に花粉は飛び始めており趣味だけでなく日常生活も心地よいとは言えない日が続きそうです。
2021年度はラニーニャ現象で厳しい寒さと大雪の日が多かったように感じます。
災害級とまで行かなければ雪景色の撮影チャンスが増えますね。
晴れてなくとも行けるときに行っておくようになったのは社会人になってから。そのため今年はいつになく白い写真が撮れました。



D0118.jpg
2017/1/26 上越線 上牧~後閑
736M 115系高崎車3両
NikonDf AiED300/4.5S


学生の頃の写真です。
今は妥協とも柔軟とも言えるような撮り方をしていますが、この頃は『晴れ写真こそ至高』という尖った思想だったため、極端に冬の写真が少ないです。
・・・少なくとも、雪山を稜線まで写すのであればこれは今でも同じなのかもしれませんが。
何とか通過時間は谷川岳の耳二ツが見えそうでしたので登ってみました。
ここは前年の春に撃った場所なので、前後の新規ポイントのついでです。
4km以上先にある線路を走る115系を入れる場所で、一般的には撮影地とは呼べないのかもしれませんね。
冬枯れだと尚のこと目立たないですが、雪化粧した街並みを走る湘南色なら目に留まってくれるだろうとブツブツ言いながら息を切らしつつもラッセルしていきます。
大して高度もなく雪さえなければ5分で着く場所も、積雪1m級だと行き着くまで一苦労です。三脚に上半身を預けながら眺めると標高4桁以上はどっさり積もってくれていました。
絹のように滑らかな山肌。艶めかしさすら感じますが、実際に雪山経験がある身としてはクレバスや雪崩などが頭を過り、北風で冷えてきた背筋をより一層凍らせる思いです。
今回は望遠なので67の出番はなし。息を整えDf×MF単玉でベイシア🅱️付近を走る湘南色を捉えました。(スーパーってそういうこと?)

Posted at 08:00 | 高崎車 | COM(0) |
2022.02.23

185系 都会の神社

YUTA氏他8名主催の185系写真展にお邪魔しました。
引き出しが多くて刺激的なものでした。そういう手があったのかと。目からストライプです。
湘南色ありきの私の撮影手法では辿り着けない境地もありました。
とは言え、若干安心したのが彼らほどの熱量はないものの私が撮った写真とダブってなかったこと。笑
ネットで見るようなカットは一つもありませんでした。写真展だなあ。



D0297-2.jpg
2021/2/23 東海道本線 品川~新橋
185系15両
NikonD850 SIGMA40/1.4Art


一年前の今日です。
東京口を走る185系が見られるのも残り僅か。気になっていたポイントに足を運んでみました。
中央には手前から京浜東北線、山手線、東海道線(UTL)、東海道新幹線。奥にはゆりかもめと首都高。
眼下には大きめの交差点とその脇に日比谷神社があります。
仕事でこちらの方に来ていたとき、この交差点で信号待ちをしていたら視界の端に神社が見えたのです。
まるで完成品ストラクチャーをポンと置いたかのような違和感。ある意味アーティスティックな完成度。
瞬時に首を逆方向に向け(笑)、ホテルの文字が見えて「ふ~ん?」となった訳です。
大都会な東京駅周辺ですら地図上で『神社』と検索するとかなりの神々が祀られています。
この日比谷神社は位置取りが絶妙で、ビル群に飲まれることなく孤高の存在として面白い写真が撮れそうと考えておりました。
行く日が決まれば予約前に電話確認。「日比谷神社が見たくて…」我ながら意味不明な理由で部屋の希望を出したと思います。

当日は撮りたい時間帯の45分前到着を目指して最寄り駅まで向かいます。
丁度電車が来たので乗るも一向にドアが閉まらない。イヤホンを外して車掌さんが何か熱弁してるので耳を傾けると大井町付近の人身事故だかで暫く抑止だとか。
最寄り駅の電車内で待つこと40分、ようやく発車してくれました。しかしここで問題がいくつかあります。
1.目当ての時間帯に目当ての列車が来ない
2.特急列車が目当てだから追い抜かれるor打ち切りの可能性
どちらも嫌な予感が的中しました。
まず、私が最寄り駅で待っている間に位置情報アプリを見ると特急はどんどん距離を詰めていること。
そして品川で打ち切りの情報。撮影区間は東京側なので、そのまま留置線行きも考えられますし、何がどう来るのか想定できません。
東大宮までの回送が走ったとして、いつ来るのか?室内灯は点いてるのか?そもそも撮影したい場所に間に合うのか?
私が新橋駅に到着した時点で既に特急は品川に到着しているらしい。これが185系なのかE261系なのかすら分からない状況。
とりあえず走る!コロナ的なマナーで、外で息を整えてからチェックイン。
ドアを開け、部屋のライトも点けずそのまま窓に張り付きました。そこから息を整える余裕もなく品川に塞き止められていた特急車両がどんどんやってくる。(185系が来るとは言っていない)
ある意味効率がいい?しかしその後は品川関所でいつ来るか分からなくなりました。
辺りが暗くなり、これ以上変化を求められないと感じたのでチェックアウトをして、別場所に移動し闇からグリーンストライプを狙うのでありました。

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Posted at 08:00 | 185系 | COM(0) |
2022.02.19

モハ1形・モハ2形 三色団子

D0058.jpg
2021/3/13 宮ノ下~小涌谷
モハ1形104-106+モハ2形109
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL


先日は今シーズン2度目の首都圏大雪予報でしたが、カメラ目線で言えば下方修正となり、雪景色を収められた人は僅かだったように見受けられます。
箱根はと言うと大平台から上はしっかりと積もってくれたようで、仕事さえなければ是非とも撮りたいものでしたがそうもいかず。。。
一日を通してただ雨風の強い日だった印象です。仕事に支障を来しましたので降らない方が有難いです。

冬の雨ほど嫌いなものはありませんが、それを逆手に撮影してみたこともあったのがこの一枚です。
間もなく引退を迎える緑一色109号。歴代塗装3色が連なった『三色団子』編成が公式はやりたかったのだろうと思います。
色物として派手で面白いのですが、ネットの写真を見ているだけで満たされると言いますか、やはり箱根登山と言えばオレンジバーミリオンに尽きます。
とは言え引退目前で見返すと、勝手に胃が膨れた状態だっただけであまり撮っていないことに気付きました。
オレンジバーミリオン104号先頭でならと、引退目前ですが今の時期だからこそと思えるところであえて雨の日を狙ってみました。
雨だからこそのしっとり感、露出がないからこそのヘッドライト、そして冬枯れだからこそ奥まで編成が確認できる。
カーブがキツすぎて2両目の106号が左右から確認できるのが面白いです。
結構な強さの雨でしたのでギリギリまで傘を差して、車輪の軋む音が聞こえてからカメラを構えました。
撮り終わる頃にはずぶ濡れで、狙い通りのものが撮れたものの車に戻って「はぁ~」とため息。笑

2022.02.17

モハ2形108号 蒼蒼

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Posted at 08:00 | 箱根登山鉄道 |
2022.02.14

湘南×芋 並び①

D0312.jpg
2022/1/3 弥彦線/越後線 吉田駅
244M 115系新潟車N38編成/161M 115系新潟車N40編成
NikonZ9 SIGMA40/1.4Art


18時半過ぎから5分間だけ同島式ホームにて115系2編成が並びます。
この日は懐かしの新潟色、通称(さつま)芋と呼ばれているN40編成と湘南色ことN38編成でした。
おじさま世代にとっては正に「懐かしい」対象だそうで、湘南色と塗分けも同じなこともあり、湘南色ありきではありますが私も抵抗なく撮影しております。
運用としては先に弥彦線からやってくる湘南、そしてその5分後に越後線からやってくる芋となります。
当初は湘南の入線をゆっくりやってから並びを撮ろうと思っていたのですが、ホームに入ってから自動放送で「ゴフンオクレテマス」って。
位置情報アプリのどこトレを開くとなんと同時到着。ど、どっちが先に着くんだ・・・?どっちを狙えばいいんだ・・・!?
葛藤の末行き着いた先はやはりオリジン。失敗しても湘南色を撮りに来たことを形にするのが最優先と判断しました。

列車がやってくる数分前になると交代要員の車掌さんが出てきました。ふむ、停止位置はあの辺りか。
交代シーンでも狙えないものかと対岸のホームから会釈をしてカメラを取り出します。
折角三脚を持ち出したものの、ホーム端の積雪を活かしたくなり攻めの姿勢を崩さず超ローアンで構えてみます。
湘南の接近放送がある頃には南側から芋のライトが見えるではありませんか。どっちを止めるのか、どっちにピントを合わせるのかこの十数秒で決めなくてはいけません。
湘南の方が僅かに早いのを確信。停車の直前に車掌さんが僅かに前に移動。そして芋の入線。
運転士さんが扉を開けるその刹那、歩みを止め、ここで連写。
2編成の電車が横並びする頃には車掌さんの姿は車内へと。まさに一瞬の出来事。遅延ありきのシーンをモノにできました。

Posted at 08:00 | 新潟車 | COM(0) |
2022.02.11

N38編成 紅白雪合戦

季節の主役は移ろうもの。春に柿の木を、夏に桜の木、秋に紫陽花、冬に彼岸花を見つけられないように、認識していないだけでそこに在る情景は1年後のハレまで、じっとバトンを渡されるまで待ち続けています。
日本は四季に富むのが誇りであり、1年に1度の待ち焦がれる情景も毎月毎週と変化していて飽きが来ません。
飽きない…というよりもすべてを追い始めると忙しい印象さえあります。何より、移ろうその儚さがカメラを持ち出す気持ちにさせてくれます。
自然現象なので"ベストコンディション"と言うものがありますが、そこに囚われて優劣(特に劣の方)をつけたり気を揉むことはしないようにしています。今が常に最新でありそれが過ぎたら次に行くしかないですから。
写真しかその瞬間を止められる術はありません。悔しむときは必ず遣り退ける意志があるときのみ!



D0307.jpg
2022/2/5 越後線 礼拝~石地
129M 115系新潟車N38編成(後撃ち)
NikonZ9 AF-S105/1.4E


雪の情景を撮りたく、3連続で毎月撮影に行った越後線。
各回とも収穫と反省が入り混じったものですが、特に3回目のこの日は降雪の当たり日となり、満足の行くものが撮れました。
予報ほど終日雪が降り続くこともなく、朝が一番まとまって降っていたように思えます。
雪の質感を、融けない寒さを、目の前の銀世界をどのように表現するか。やることはいくらでもありますが、写真に落とし込むとなるとこれが難しい。。。
休憩という名の作戦会議。ドライブと言う名のロケハン。そして辿り着いたのは礼拝駅付近の顯見前神社でした。
後ろの陸橋や線路と並ぶ道路から狙うこともできますが、一夜で積もったであろう鳥居上のふわふわの質感を活かしたくなりました。
参道脇から拝殿が見切れない位置を見定め、鳥居にフォーカスを当てます。目に映るはまるで紅白の世界。紅と言うよりは朱ですね。
優しい描写を求めていたのでニッパチズームではなく今回は単焦点のF1.4開放で勝負してみました。

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Posted at 08:00 | 新潟車 | COM(0) |
2022.02.08

N38編成 雪や紺々

私は吉田~柏崎間を越後南線なんて呼び方をしています。
吾妻線ほど山間ではないものの、集落が点在しており群馬にはない景色があるので高崎車が消えてからは注目している線区です。
間もなく引退が見込まれるJR東日本最後の湘南色115系を、私にしては珍しく3連続で毎月撮影に行ってみました。



D0311.jpg
2022/2/5 越後線 小島谷~妙法寺
122M 115系新潟車N38編成
NikonZ9 AF-S70-200/2.8FL


日没直前の低い太陽光線を浴びる列車をその日の本題とするように、日が昇る直前の青白い時間帯も至高のひと時です。
暗闇から色が浮き出てくるドラマチックなひと時は、定期列車を撮影する上で絶対に見過ごしたくない重要な時間でもあります。
そうなると現地に4時とか5時には着かなくては行かないので、同行者に若干嫌がられる節はあるのですが、撮れるものは全部回収してきた実績からここはどうしても外せません(^^;
平日の疲労を蓄積した状態で2,3時間の仮眠を取って出撃。行きは撮りたい興奮でなんとかなりますが、『現地で仮眠を取れば良い作戦』はいつも失敗に終わってます。
群馬から更に+1時間半の新潟は実に遠い!単独で突撃する気にはなかなかなれず、同行者を募って交代運転でどうにか撮らせてもらってるのが実情でございます。

さて、今シーズン二度目の強い寒波がやってくるということで、「寒波が来るからカンパして行こうよ!」などと一般の方々には到底理解できないあさって(主に銀世界)の方向に出発です。
間に合うのか不安でしたがなんとかお目当ての踏切にやって来れました。
ここは長い間マークをしていた場所で、線路の向こう側の焼杉板の民家に惚れた次第です。雪国らしく、お庭の松が雪吊されているのも高ポイント。
ブルーモーメントは狙いのシーンの一つですが、最も気にしていたのは屋根の着雪です。12月末も1月頭も納得の出来とはいかず、訪問だけでも三度目となりました。
雪レフ効果で冬の景色を彩るだけでなく、自然がもたらすレフ板となって優しくヘッドライトを反射してくれました。


Posted at 08:00 | 新潟車 | COM(0) |
2022.02.06

新潟車両センター見学会2021②

モチベーション低下により更新が滞りました。申し訳ございません。

D0296.jpg
2021/11/6 新潟車両センター
115系新潟車N33編成
NikonD850 TAMRON15-30/2.8G2


昨日は上記の旧弥彦色と湘南色クモヤの撮影会が実施されたそうですね。
旧塗装含め弥彦色はあまり馴染みがなく、三の次にしがちです。
この日はイベントらしく車体吊り上げを近くで見られました。旧弥彦色ことN33編成は未更新車両で床下の発電機がMGのため、それを意図して見せたかったのだと思います。
この塗色が現役の頃は500番台2両編成だったはずなので、モハ114は存在しない言わば"ウソ電の実車版"です。
そもそも1000番台ですので笑、ここに文句を言う人はいないと思ってますが、むしろ令和に登場した115系のニューフェイスと捉えれば面白いかもしれません。顔ではないですけどね。
MGとM114、そして後ろのドアに貼られている『快速やひこ』を入れて仰角で構えてみました。

Posted at 15:46 | 新潟車 | COM(0) |