湘南×芋 新潟車両センター撮影会①
既に20回以上は行われているであろう新潟車両センター内での115系撮影会に初めての参加となりました。
2022/6/26 新潟車両センター
115系新潟車N40編成/115系新潟車N38編成
NikonZ9 Z14-24/2.8S
同車セに訪れるのはこれで2回目。初回は見学会で、撮影を目的としたものではありませんでした。
撮影会とは撮影のためだけの時間で、撮影に必要のないものを除去し、撮影であるべきものを用意する。
電車が商品となり、動かずとも乗れずとも、時間と場所とシチュエーションが参加費用に当たるわけです。
私は遅ればせながら参加となりましたが、回を重ねているだけあり係員の方は手慣れている感じがありました。
監視係が四隅に居り、オタクの相手を渋々している感じが否めませんでしたが、企画物は主催も楽しんでいただきたいな~とも(^^;
ゆとりのある90分の撮影会ながら、譲り合いの撮影となっていたかは分かりかねます。
後ろを見ない人が多いし、前を通るとき何も言わない人もいて、交渉能力が乏しいのが何とも残念。
構図内に写り込む方の撮影が終わるのを待っている側はう~んという気持ちもありました。
自分が主催だったら次から絶対誘わないなと思いつつ、赤の他人なので自分は気を付けてればいいやくらいでのんびり撮ってました。
「電車に近付いて撮ります~」と一声かけさせていただいて、超広角アングルを頂戴させていただきました。
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湘南×芋 並び②
何度も開催していただき有難い限りです。
先週行われた重連撮影会では初の定員割れが発生しておりましたが、参加者側もマンネリ化が否めないと言ったところでしょうか。
これくらい平和の方が私としては撮影を楽しめそうに思いました。主催側は今一度イベントの取り組み方を見直すチャンスと捉えていただけたら嬉しいです。
・・・と思っていたのですが、先日記事にした新旧弥彦色が本当に解体作業に入ってしまったようで、即完売だった7色並びの二度目の開催が事実上不可能となってしまいました。やることが低迷しており混乱気味です。
2022/2/5 弥彦線/越後線 吉田駅
244M 115系新潟車N38編成/161M 115系新潟車N40編成
NikonZ9 TAMRON15-30/2.8G2
今日明日は先週行われたN38、N40編成を用いた並びの撮影会です。
遠い昔のように感じますが、3ヶ月前まで営業運用に就いていたのですよね。。。
弥彦色よりも癖が強く好き嫌いが分かれる芋ですが、私は来るなら撮りたいと思える被写体でした。
1ヶ月前に訪れた際と同じ運用でしたのでこの日の〆とし、21年度最も入場券を購入した吉田駅にて同ホームに数分並ぶ湘南×芋を狙いました。
この日は寒波の影響で昼過ぎまでまとまった雪が降り、N40編成の車体も僅かながら雪を纏い入線してきました。
冬でも撮影会をしてくれるのであれば、当日まで外に放置していただいて、新潟らしく雪落としのシーンを狙えたら面白いのですが。笑
不定期回送-10
3ヶ月振りに再び精鋭チームが結集し、各地で"現地調査"が行われましたので参加してきました。
2022/5/20 彫刻の森~強羅
モハ2形108
NikonZ9 AF-S70-200/2.8FL
程よい明るさに程よい曇り。何より背景が良いですね。
柔らかな枝振りの青いモミジと108号のバーミリオンオレンジとの上品な対比がこの撮影地の売りでしょう。
最後の追っかけ場所に困り何度か訪れた場所ですが、今回はチーム代表の要望もあり早めに到着。
功を奏し、余裕を持って立ち位置を吟味できました。条件としても過去一番で満足です。
毎度最後に到着して「立ち位置どうしよう><」ってなっていたので、まさか最後まで誰もここに来ないとは意外や意外でした。
弥彦×旧弥彦 連結面流し
2022/1/3 越後線 礼拝~石地
125M 115系新潟車N33+N36編成
NikonZ9 AF-S300/2.8VRⅡ
弥彦色ことN36編成、旧弥彦色ことN33編成はどちらもいわゆる『なんちゃってリバイバル』でした。
1000番台だし、モハ114があるし、弥彦駅に入線しないし、他の塗色と重連が実績があったのかも分からない。
これ目当てで撮ってる人を見かけず、人気投票で決まった最後の塗色という結果も疑わしかったです(汗
ですが、これが最後の東日本に残る115系の姿であって、新潟支社の最大のおもてなしだったのでしょう。
・・・当時を彷彿とさせることに躍起になるの、もう古い手法なんでしょうね。
今ある機材、人脈、被写体を"武器"として、遊び場を形成していくことに楽しさを覚えるくらいじゃないと多分撮る撮らないがストレスになっちゃいそうです。
来るもの拒まずで湘南色の10分後くらいに反対からやってきたなんとなしに撮った一枚ですが、縁のある弥彦ペアで良かったなと思います。
そんな弥彦×旧弥彦ですが、SNSによると解体線に移動したそうです。
真相は定かではありません。走らせる予定もないし置き場所に困ってるだけな気もします。
折角だから弥彦ペアの有料撮影会を催しても良いと思うのですがね・・・?
私は行かないですが誰か行くでしょ?誰か・・・。
岩舟ストレート 梅雨の中休み
とうとう梅雨入りしてしまいました。紫陽花の季節でもあるのが救いですが、晴れそのものではなく晴れ写真が恋しく感じております。
6年前の今頃は梅雨の期間中の晴れ間を狙って群馬…ではなく栃木まで115系を撮りに行ってました。
2016/6/18 両毛線 岩舟~大平下
437M 115系高崎車T1022編成+3両
PENTAX6x7 55mmF4
四季の移ろう情景の美しさにのめり込む人は少なくないと思います。桜並木、眩い新緑、燃える山々に白銀の世界。。。
1年を通じて定期列車を撮影している内に気付いたことがありました。
『最高の条件が最善の選択とは限らない』
色々な場所で撮っている内に、満開だ稲刈りだ湿度だとまるで気象条件の際々の最適解を求めるレースに強制参加している気分になりました。
もちろん攻める姿勢、限界まで探求する姿勢は素晴らしいですし、撮影に出る頻度の下がった今でも気にする事項ではあります。
四季を4つに分類している時点で撮り逃しているものが他にもあるのではないのかと、そういう視点を持つようになりました。
今回で言うと水田ですが、皆さんが撮られる代掻き後の水鏡と稲刈り前の稲穂、以上2点のみが田んぼの風景なのでしょうか。
一旦撮影者が意識から外れる時期にこそ面白いシーンが隠れており、それを撮り逃しているかもしれないことに気付いたところで火が点きました。
かくして周りから「こいついっっっつも群馬にいるな」と言われるようになったのです。おしまい。
・・・終わりではないのですが。笑
水鏡のときも訪れましたが、農作業が落ち着いた頃に再度この地に出向きました。
苗が泥に根を張り安定してきたところでしょうか。
これから夏季を跨いで生長し緑の絨毯となる訳ですが、あえて被度の少ない時期、瑞々しさを求めて若苗の整列が分かるように撮ってみました。
農家の方としては大敵であろう浮草も、これくらい控えめだと前ボケでかわいらしく感じられます。
梅雨が明ける頃には苗が大きく背を伸ばし、水面を覗くことは難しくなっているはずです。涼を感じられる一枚に仕上がりました。
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津山工臨-4 親和性
2022/5/9 津山線 金川~建部
工9990レ DE10 1147+チキ4車(後撃ち)
NikonZ9 Z24-120/4S
神社と鉄道の写真は霊妙な空気を纏い、一段階高尚な仕上がりになると思います。
オールドタイマーが好きなマニヤにとって、列車よりも前から或る構造物や建築物に惹かれる気持ちは分かります。
冗談で「オタク、鳥居と電車絡めがち」なんて言いますが笑、本来は無闇矢鱈に絡めるものではなく、ましてや『逃げ』や『保険』で撮るものではない。というのが自論です。
少なくとも邪心が表に出ている人間には無縁の対象でしょう。
筆者は本気ですよ、心が綺麗ですよ、そういう驕りを強調したいのではなく、境内での撮影は参拝の気持ちをお忘れなくという意味合いでした。
天気が曇りで楽しみにしていた場所です。
朱色のディーゼルと同じく朱色の鳥居は同系色で親和性が高いですが、今回は塗布されていない鳥居が個人的にお気に入りでした。
参道の関係などから鳥居をフレームやトンネル効果でその先に、または手前に列車を置く構図は良くありますが、ここは珍しく線路と並列で配置されておりました。
空間そのものに路線が溶け込んでいるような淡い色合いの雰囲気に、今日はいつもと違うディーゼル機関車が通り過ぎていく様子と言ったところ。
力行の証、棚引く排煙がたまりません。
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モハ1形・モハ2形 入生田回送×ブルーモーメント
2022/5/20 箱根湯本~入生田
モハ1形104-106+モハ2形108
NikonZ9 AF-S70-200/2.8FL
二度となさそうなヨンロクハチの日です。
明日はヨンロクキューの日ですが記事は用意しておりません。笑
これと言って赤青赤が分かるような編成写真を殆どやっておりませんでしたが、直近で撮影していました。
不定期回送と通常運用の旧型同士が箱根湯本で連結し車庫に戻るところです。
チーム代表の命により、「いつか行くか」で一度も訪れていなかった三枚橋から撮ることになりました。
撮り方を考えていたら列車がもう湯本駅を発車しており焦りましたが、辛うじてものにできました。
ブルーモーメントと入生田回送を次に拝める日は来るのでしょうか…。
EF65 2139 復活国鉄色
2016/6/28 八王子駅
単****レ EF65 2139(後撃ち)
NikonDf AiED400/5.6S
年に一度の"EF65の日"です。
PFが2000番台化されてから気付けば10年が経とうとしています。
ブロックナンバーが大好きな私にとっては面白く受け止めていましたが、原色は2077、2119、2121号機の3機のみでした。
いずれも6年程前に廃車となり、原色0%=更新色100%はお通夜ムードが漂っておりましたね(^^;
そんな暗い気持ちも束の間、ラストナンバー2139号機が原色に塗り直されました。
原色は更新色になれど、更新色は元に戻らない。定説を覆す可逆反応が起きた瞬間でした。
これこそが本当の『終わりの始まり』だったことを知るのは撮影してから6年後の今日となります。
本年3月に出場をし2085号機が最後の全権出場の釜となりますので、復活国鉄色の第一弾である2139号機は二度目のお色直しとはなりませんでした。
「次の検査はないだろう」という考えは出場時からありましたので、綺麗な内に狙いに行った覚えがあります。
ここは当時センゴシを撮ったこともある構図で、一人思い出に浸りつつもPFの今後を考えながらひっそりと超望遠で圧縮していました。
2095や2117号機の国鉄色化を望む人の少なくなかったかと思いますが、国鉄色が大半を占める今だから贅沢なことを言えるのでしょう。
価値観は人それぞれなれど、空を漕ぐことよりも石を積み上げる方が性にあってるので、私は現状に満足しております。
8789レ 後発軌条輸送~ジェネリック新津工臨~
おかげ様で早くも200記事目となりました。(100記事目はコチラ)
200ということで、185系200番台、DD200形、200系新幹線・・・等々浮かびましたが、ECO-POWERシリーズで最も好きなEH200の写真を選出いたします。
2022/5/2 上越線 津久田~岩本
8789レ EH200 23+チキ10車
NikonZ9 AF-S70-200/2.8FL
年々大型連休に得られる撮影成果が減少傾向にあります。今年はそれが顕著で、危うく0枚になるところでした。
大体は行こうとしてたけど行く気が直前で失せるパターンで、写真を楽しめてない自分が嫌になりますが、本当に0枚になったら本当に写真が嫌いになり兼ねないと自問自答をしたお昼過ぎ。
勢いで逆算してタイムアップ10分前(既に手遅れ気味)にセルフスパ●キングで着火させてなんとか群馬まで出向きました。
ETCレーンを出たところで良い額が表示され、帰りはどこまでケチろうかと考えながら裏道経由で懐かしき棚下地区に到着しました。
1撮影1シーン・・・特にフィルムを扱っているときに意識していた拘りで、この地も115系が毎日走っていた時代にはやろうとしなかった場所でした。
顔に光が回らず、3~6両ではバランスが悪い。工臨でやるとしたらEF640一択ですが、チャンスは訪れず。
無動力回送やチキやホキなどの変則編成が多い8789レも結局バランスが悪く、チェックリストから抹消しかけていました。
しかし今回はなんとレール臨貨のチキが10車と過去最大規模の長さだそうです。報を受けたときは「行くしかない」まで興奮していました。
冒頭に戻りますが、1枚のために1万かけて一人で撮ることがどうにも苦しく、午前中は右に左に寝返りを打ってました(^^;
望んだ編成、行ってない撮影地、体力フル充電でフリーな日・・・諸々要素を集めてみると『次はない』と結論に至りハンドルを握った次第です。
撮影地へアクセスできそうな入り口の到着が通過20分ほど前。家を出る段階では-10分前でしたのでマシに感じますが、私は撮影地のアクセスを存じ上げません。笑
画角だとか俯角だとか、今までの経験からこの獣道だろうと進んでみましたが、あっさり同業者さんがいるポイントに到着できました。
キャパが心配でしたが皆さん(身の安全の意味で)余裕をもって後ろから構えておりましたので、低姿勢構図で前からお邪魔させてもらいました。
程なくしてお目当てのレール臨貨が通過。想定より長く希望の切り位置ではなかったのですが、レールの積載がはっきり分かり、忘れるくらい暖めておいた場所で撃てたことは行って良かったと心から思えました。
チキを使用した新津工臨なき今、JR貨物の機関車が時折チキやホキを引っ張る姿が目立つようになりました。
キヤによるレール輸送は続いておりますので、リバイバルというよりもジェネリックなレール輸送ですね。
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