L6編成 湯檜曽駅
何度も訪れている湯檜曽駅ですが、見事に全て違うアングルでやってるのは褒めて欲しいです。笑
湘南色×分散クーラー×0番台モハユニットの新ニイL6編成。
過去ログを辿ってみると実は一枚も投稿していなかったことに気付きましたが、この編成は湘南色好きからすると"ヨダレモノ"の被写体でした。
行きたくともとかく遠い新潟。湘南から上州への移動もそこそこ大変ですが、高崎支社の壁を越えたさらに向こう、越後の国へと脚を運ぶには『国境越え』は壁が大きく高いものでした。
運転免許を取得してからの僅か2年ほど、L6編成が撮りたくて数回の出撃ながら記憶に残る記録はできたはずです。
ただでさえ3シーズンですら当時の私にとっては大変なのに、トンネルを抜けると雪で線路がどこだか分かりませんな時期はより過酷なもの。
群馬の115系で手一杯なのに敷居と雪壁が高すぎてとても行けるものではありませんでした。
しかし高崎支社と新潟支社のパイプとなる水上駅に、冬季シーズンに限って普段S編成やN編成しかやって来ないところL編成も入線してくるのです。
私はその"おこぼれ"を享受し、群馬県にやってきた新潟の115系を本気で撮ることにしたのです。
2015/1/8 上越線 湯檜曽駅
1749M 115系新潟車L6編成(後撃ち)
NikonDf AF-S50/1.4G
その中の1枚が湯檜曽駅の構内カット。ただの後撃ち写真ではございません。
当時はL編成が13運用ありましたのでここでやるには1ヶ月に2度ほどのチャンスしかありませんでした。
屋内の撮影は季節感が出しづらいものですが、車体に雪が付着するほどの降雪量の多い1月前半が『冬の具現化』の鍵を握ると予測していました。
付近のガソリンスタンドで満タン給油を条件に6段脚立を拝借させていただき、分散クーラーと奥行きを表現すべく業務の邪魔にならぬ位置からハイアングルで発車間際を狙いました。
プロ4フル展開を優に超える高さゆえ、高感度で手振れを最小限にした状態で手持ち撮影をしています。
今思うとなぜ一脚風でもいいから三脚を使わなかったのかと自分を叱りたくなりますが、興奮と寒さで手先が震えていたことだけは覚えています。(つまり微ブレしています笑)
乗降確認の見通しの関係で車掌さんがプラットホームの内側まで出てくれたのも良い雰囲気でした。
この湯檜曽構内は列車が通過していく写真ばかり見かけます。
お客さんの姿があるかは置いといて、ちゃんと電車がやって来ていたという記録は意外に少ないのではないでしょうか。