尾道洄游 天寧寺と千光寺
1月25日に115系湘南色2編成を用いた『展示会』が行われました。
59人の参加者がいたようですが、申し込み開始と同時に知り合いらで突撃するも誰も買えず。
年越し後のキャンセル分も買い逃し、唇を噛み締めながら出社して気を紛らわせるのでした。
お気持ち表明記事で「クリアテールの上に赤いセロハンでも貼ってくれれば」と書きましたが、D-27のクモハ側に限り復元をしてくださったようですね。
ワイパー換装や白Hゴム化まで仕上げるのは予想外でしたが、来る翌週の廃車回送ツアー(本線上)では拝めないことでしょう。
あくまで『展示会』ですし、細部にまで行き届いたイベントというのはJRWでは望めないことなのかもしれません。
それでも下関に行ってから実際に鉄くずとなるまでの間、今一度雪辱を果たせる機会がやってくることを密かに期待しております。
何故か引退発表からも代走の連続で、1月になっても週に何度か運用入りしている湘南色。
特に今イベントでもう走らないような言い回しをしていたのに翌日に動いているのはどういうことなのでしょうね?
遠方なので読めない動きと言うのは結構なストレスで、ずるずる続く現状を美談にするのは私には出来そうもありません。
しかしながらこんなモヤモヤも残る数日で本当に終わりでしょう。今一度、自身の撮り溜めたものを大切にしたいと思い返す機会と捉えていきます。
2024/4/12 山陽本線 東尾道~尾道
407M 115系岡山車D-27編成(+3両)
NikonZ9 Z24-120/4S
最後の春になった24年4月は『桜と尾道』をテーマに3年振りに歩き回りました。
麗らかな陽気で、尾道を散策するのにこれ以上適した日はなかったように思えます。
湘南色がやってくるまで退屈かもなんて思っていましたが、実際は桜や猫や古家屋など魅力の多い町にカメラを向けているとあっという間に時間は過ぎていきます。
散々階段を坂を上り下りしましたが、折角晴れていたので海側から平穏で安寧な街並みを切り取ってみました。
手前は三重塔で有名な天寧寺、奥は公園展望台で有名な千光寺です。
桜が各地で咲き乱れ、毎日見れる風景に彩を添えてくれました。
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上越北線霜取り③
2025/1/19 上越線 八色~小出
単8741レ EF64 1032(後撃ち)
NikonZ9 Z50/1.8S
浦佐駅の停車を利用してもう一枚。ブルーモーメントはちょっと過ぎたくらい。
雪壁を突き進んで超望遠アングルも考えますが、体力を消耗するほどの気力が追い付きませんでした。
八色駅付近でウロウロした後、小出側の背景すっきりエリアに行こうと向かったら未除雪エリアで雪壁どんつき。奥には転回に苦難する追っかけオタクカーが団子になっていました。笑
引き返すか悩んだのち、丁度地元のおじさんが「なんだ事故か?」と怪訝な顔で外に出たところで駐車の交渉をさせてもらい、田んぼの脇から撮ることにしました。
ここで閃いたのが信号機。1スパン前じゃダメなんです。
この"なにもない"があまりにも贅沢に感じる風景に光源というのは良いアクセントになります。
霧によって国道側の電柱は目立ちませんし、ストレート区間の架線柱が徐々に溶け込んでいく感じがたまりません。
雪に薄紫が混じり込んだ繊細な色合いを表現できるようラティチュードの広い低感度で。
北の空が霧の先でぼんやりと赤みを帯びてきた頃、バリバリと氷の礫を削る音を立てながらロクヨンセンは奥へ溶けて行きました。
上越北線霜取り②
2025/1/19 上越線 五日町~浦佐
単8741レ EF64 1032
NikonZ9 Z50/1.8S
EF6437廃車配給を撮影したときにここでやろうかと仲間内で検討した場所にやってきました。
鉄塔のディテールを溶かさない程度のそこそこスローシャッターで。
よりスローシャッターである方がアーク放電を1枚の中に納められる確率が上がるのですが、それは流し撮りの腕がある人だけが為せる技巧です。汗
前撃ち側よりしっくりきた振り向き様のこの構図。ぼんやりとした妖美なテールライトの赤と前パン側のアーク放電の青緑の対比が良いです。
パンタグラフが好き、単機が好き、テールライトが好き。霜取り列車はそういう人を魅了する列車だと思いました。
上越北線霜取り①
2025/1/19 上越線 長岡駅
単8740レ EF64 1032/単****レ EF81 140
NikonZ9 AF-S300/2.8VRⅡ
お誘いをいただいたので上越線のカッター列車を撮影してきました。
旧長岡車両センターから出区し、長岡駅に入線。これから凍結した架線を掃いに出発待機をしているところです。
本日は信越線のカッターも走る"お約束日"だそうで、EF81も待機しておりました。
目当てはロクヨンセンでしたので、あえてパーイチの方は消灯ver.を。
双頭連結器装備の異形式機関車並びは長岡らしい一面だと思います。
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伯備線貨物 スターターキット①
2024/8/15 伯備線 生山~上石見
3084レ EF64 1035+コキ2車
NikonZ9 Z50/1.8S
初めて上越北線カッターを撮影してきました。
(悪い意味ではありませんが)訳あって追わないようにしていたロクヨンセンを撮る機会がやってきて、戦場第一線で魁となった姿は確かに格好良かったです。
もしかして真面目に撮影するのは5年振りくらい??と思ったのですが、8月に伯備線でスターターキットな貨物を撮影していました。
重連総括で長大なタンク車を連ねる姿は間違いなく格好良いですが、それとは真反対のかわいらしい姿が世間的な長期休暇にのみ見られるようです。
伯備線は鳥取県側では日野川水系、岡山県側では高梁川水系に沿っているため線路が幾度となく蛇行しており、短編成のまとまり具合とロケーションの調和が合っているように感じます。
3両4両といった地方路線で活躍する短編成の115系の魅了されてきた私としては、食指が伸びる被写体として上位に食い込むのは間違いありません。
雲量8割ほどでしたが、通過時になんとか逆転勝利となり、当ブログにしては珍しい順光写真が撮れました。笑
N37編成 ざらめ雪
2021/12/18 弥彦線 西燕~吉田
225M 115系新潟車N37編成
NikonD850 AF-S300/2.8VRⅡ
つい先日、函館に行ってきました。半分撮影半分観光で。
青函連絡船の煙突に描かれた『JNR』マークを眺めて、色合いから一次新潟色を想い馳せていました。
思っていたよりも寒くなく、また雪も積もっていなかった函館。
もっと銀世界を期待していましたが、体感温度もこの時弥彦線で撮影した一次新潟色と同じくらいかも。
降雪はほぼないのですが、ガリガリとザリザリの間くらいの砂利状の雪道でした。
山側と違って海に近いエリアは雪よりも警戒すべきは風。この日は越後線の強風で遅延していました。
本当は湘南色を撮影しに越後線に転戦したかったのですが、動いてないのでホテルに戻って鉄ちゃんが滅多にありつけない朝食を食べた記憶。笑
EF65 1103 田端着発線
尾久(旧田端)に残った『ラストワン』は1115号機のみとなります。
2021/11/28 田端(信)(着発線)
単8921レ EF65 1103
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
写真はいつぞやの単回。SLもおか撮影後、お疲れのなか運転手氏に頑張って移動してもらいました。
1枚持っておきたいと思っていた着発線でのB。下調べなしで現地に着いたらスカイツリーが鬼滅コラボカラーになっていてげんなりした記憶があります。
もうやり直す機会も元気もないので、ここいらで供養させてください。
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L6編成 湯檜曽駅
何度も訪れている湯檜曽駅ですが、見事に全て違うアングルでやってるのは褒めて欲しいです。笑
湘南色×分散クーラー×0番台モハユニットの新ニイL6編成。
過去ログを辿ってみると実は一枚も投稿していなかったことに気付きましたが、この編成は湘南色好きからすると"ヨダレモノ"の被写体でした。
行きたくともとかく遠い新潟。湘南から上州への移動もそこそこ大変ですが、高崎支社の壁を越えたさらに向こう、越後の国へと脚を運ぶには『国境越え』は壁が大きく高いものでした。
運転免許を取得してからの僅か2年ほど、L6編成が撮りたくて数回の出撃ながら記憶に残る記録はできたはずです。
ただでさえ3シーズンですら当時の私にとっては大変なのに、トンネルを抜けると雪で線路がどこだか分かりませんな時期はより過酷なもの。
群馬の115系で手一杯なのに敷居と雪壁が高すぎてとても行けるものではありませんでした。
しかし高崎支社と新潟支社のパイプとなる水上駅に、冬季シーズンに限って普段S編成やN編成しかやって来ないところL編成も入線してくるのです。
私はその"おこぼれ"を享受し、群馬県にやってきた新潟の115系を本気で撮ることにしたのです。
2015/1/8 上越線 湯檜曽駅
1749M 115系新潟車L6編成(後撃ち)
NikonDf AF-S50/1.4G
その中の1枚が湯檜曽駅の構内カット。ただの後撃ち写真ではございません。
当時はL編成が13運用ありましたのでここでやるには1ヶ月に2度ほどのチャンスしかありませんでした。
屋内の撮影は季節感が出しづらいものですが、車体に雪が付着するほどの降雪量の多い1月前半が『冬の具現化』の鍵を握ると予測していました。
付近のガソリンスタンドで満タン給油を条件に6段脚立を拝借させていただき、分散クーラーと奥行きを表現すべく業務の邪魔にならぬ位置からハイアングルで発車間際を狙いました。
プロ4フル展開を優に超える高さゆえ、高感度で手振れを最小限にした状態で手持ち撮影をしています。
今思うとなぜ一脚風でもいいから三脚を使わなかったのかと自分を叱りたくなりますが、興奮と寒さで手先が震えていたことだけは覚えています。(つまり微ブレしています笑)
乗降確認の見通しの関係で車掌さんがプラットホームの内側まで出てくれたのも良い雰囲気でした。
この湯檜曽構内は列車が通過していく写真ばかり見かけます。
お客さんの姿があるかは置いといて、ちゃんと電車がやって来ていたという記録は意外に少ないのではないでしょうか。
DE10重連ロンチキ チョコレイトDE崇高
2024/11/14 山陽本線 玖波~大竹
工9485レ DE10 1531+DE10 1058+ロンチキ12車
NikonZ9 AF-S300/2.8VRⅡ(トリミング)
広島弾丸遠征の発端は「DE10重連ロンチキの走行列車が撮れる」でした。
しかし日中走行区間が西広島~岩国の短区間で、1枚のために4万かけて行くには腰が重たいのが本心。
ならば未明の現場からと終幹線で向かったのですが、それが功を奏して行く場所で想定以上の成果が得られました。
ですのでメインディッシュは本記事にあたるものの既に腹八分目になっております。笑
その余裕というのもありますが、そもそもが風景やスナップに向いたエリアでも被写体でもありません。あまり筆頭に挙がりづらい編成写真いわば"かぶりつき構図"を選択しました。
ただ見通しが良いだけでなくロンチキの編成長やDE10重連の貫禄を損なわず、狭い画角に当地感を詰め込みたいと思っていました。
候補は約5つ。お立ち台や駅撮り、トンネル飛び出しなどが含まれましたがいずれも△。
多分撮れないと思っていたけど、憎きコセンダングサを排除したら思いの外綺麗に抜けた微アウトカーブからやることにしました。
撮れない微妙だってことを各地確認した上で、しっくり来る場所で落ち着くあの感覚が好きなんですよね。
ここの良いところは山陽本線の沼田川・入野川エリアで良く見られる片持ち鉄柱タイプの架線柱が使われているところ。
山陽本線らしさもさることながら、電化区間でどうしても気になってしまう架線柱が顔横に写り込まないのは高ポイントです。
背景も緑が多く落ち着いてますし、DE10の朱色がよく目立ちそうです(^^)
遠くから列車が見えたところで踏切の遮断棒が降りて行き、ボケボケのファインダーから先頭車が合焦点に近づいてくるあの緊迫感を久々に味わいました。
本当はレンタル中の1058号機先頭が撮りたかったのですが、旋回窓機の前で言うには贅沢ですかね。笑
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DE10重連ロンチキ 眠らずの駅
2024/11/14 山陽本線 西広島駅
DE10 1531+DE10 1058+ロンチキ12車(後撃ち)
NikonZ9 Z14-24/2.8S
おでんを食べてほっこりしましたし、付近で仮眠・・・と思いましたが、駅の照明が煌々としたまま。
ホームから撮れたら面白そうなのにな~って駐車場からぼんやり眺めていたらオタクがいる・・・笑
ということで改札にSuicaをタッチしてちょっとだけお邪魔しました。
機関車はプラットホームから飛び出しているので、後撃ちメインで。
DE10を強調したいのに暗がりにいるため圧縮するとぱっとしません。
1番線の番線表示器や鉄骨造りのV字屋根が美しいなと思い、前の方に移動して広角で放射線状の隙間に納めてみました。
傾けることで黄色い点字ブロックが目立たなくなりますし、目線が奥に吸い込まれることで広角アングルながら奥行きに窮屈さを感じさせないようにしてみました。
大変ありがたいことに貨物列車の通過時刻まで事細かに往来案内機に表示されていましたので、EF210が後ろを通り過ぎるタイミングに合わせて撮りました。
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DE10重連ロンチキ 一泊
2024/11/14 山陽本線 西広島駅
工9483レ DE10 1531+DE10 1058+ロンチキ12車
NikonZ9 AF-S300/2.8VRⅡ×TC-14E III
現場×俯瞰×バルブを堪能したら公園を後にして西広島駅に先回り。
取り卸しが終わったら火を落とす駅までそそくさと進むか、またはその区間の駅で予定スジに調整するかのはずですが、今回は後者だったようで間に合ってしまいました。
案の定駅は前出しでしたが外からは問題なく撮れました。
ライト消灯後、手歯止めを差し込む際に運転士さんの乗降シーンがやれました。
着座灯の間接照明で真っ暗にならなかったのはラッキーです(^^)
3年半振りのロンチキ撮影でしたが、やはり工臨は良いものですね。
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2024年の振り返り
特に女運と金運が最悪で、厄年とは全く関係ないけど人生で一番波乱だったように思えます。
まだ傷は癒えてませんが、本年はこれ以下なんてありえないので全てプラスの出来事と捉え、心穏やかに過ごしていければと思っております。
◆高崎支社EL&DL引退
特にEF65形501号機。
貫通扉、3つ扉の顔が好きな私が唯一撮り重ねた機関車。
先日掲載したリバイバル富士号から10年間も活躍してくれましたが、とうとう第二線からも退きました。
第三線としてイベント駆り出し要員でもう少しだけ動いてる姿が見れそうですが、反射板がついた姿で見送るのもそう遠くない未来だと思います。
◆岡山支社115系湘南色引退間近
10月よりD-27編成が運用離脱し、11月からD-26編成も動いたり動かなかったり。
12月からはどちらも定期運用から外れ、そして引退前の有料展示会の発表。
20日よりD-27編成が復帰するも先は長くない雰囲気。
撮りたい運用に限って直前で離脱したり仕事の都合がつかなくて行けてなかったり、展示会も参加権を得られず2ヶ月以上モヤモヤが続いています。
桜が咲く前に廃車でしょうが、あと1枚でも納得のゆく写真が納められたらなと思っています。
◆185系運用離脱
定期運用離脱から3年の寸志波動運用。
ストライプB6が先に落ち、先日リレー号C1も離脱したんだとか。
春改正までにどんなフィナーレを迎えるのでしょうか。
本年もやりたいことはやりきりましたので、後腐れなく形式消滅を受け入れられそうです。
◆箱根登山モハ1形104-106号標準塗装化
安心安定安堵の標準塗装の朱色化復活。もうイロモノは大丈夫です。笑
非冷房故に夏場は撮影チャンスが限られますが、あと何年か楽しめるらしいので本年もぼちぼち狙っていきます。
◆東日本DE10形淘汰
1124,1571,1651,1760,1762号機が秋田へ旅立ちました。
1124号機は撮影会で散々お世話になっていたので寂しいです。
残るは高崎、郡山、盛岡、新津。
高崎支社は群がるオタクを毛嫌いする割には商品としての価値を貴重さで見定めていて期待できない。
郡山は質が良ければ同じでも良いのにと都度思うものの、開催しすぎでネタ切れ?
盛岡は1度きりのイベントでもう体力気力がなさそう。
新津はSLで手一杯な印象。運休期間こそ稼ぎ時の気もしますが。
別会場として秋田や仙台、尾久、長岡を期待したいです。
下手したら一度も牽引実績ないまま来年も廃車回送があるのでしょうね。
撮影の出来については社会人になってから一番収穫の多い年だったかもしれません。
鉄友の忘年会で今年の写真を持ちあったのですが、10枚に厳選するのが難しく結局20枚になるほどでした。
頑張ってこの記事では10枚に押さえてみます。笑
1月 115系岡山駅開放
2月 サンライズと出雲&瀬戸(品川撮影会)
2月 185系東京駅俯瞰
4月 西國寺俯瞰×桜
4月 淀の洞門俯瞰
5月 蛍と115系【限定公開】
6月 ターンテーブルとDE10(会津若松撮影会)【限定公開】
9月 茶屋本陣とP1
10月 GSE×登山旧型
11月 DE10重連現場俯瞰
とうとう昭和100年。国鉄電車も相当数減少してきましたが、渋い鋼鉄車は確かに存在します。
ですが趣味が救いになるとは限らないということを痛感しましたので、新たな被写体の模索に時間を割くよりも、自身の成長に投資したいところ。
と言うことで2025年は義務感や焦燥感に囚われず『ぼちぼち』で撮っていきます。
新春みかん詣⑨
何もせずエネルギーを蓄える三が日となっております。
2024/12/31 しなの鉄道線 坂城駅
169系S51編成(静態保存車)/2662M 115系しなの鉄道車S3編成(後撃ち)
NikonZ9 Z85/1.2S
大晦日は坂城町に譲渡された元しなの鉄道車の169系と、現役の115系を絡めに出かけておりました。
脚立を使用したかったので電車移動はなしと判断し、スタッドレスタイヤ装備の車で向かうことを考えていました。
しっかり冬対策をしている友人らは年末ということもあり出撃NGだったり時間制限があったり。
では「自車で行かんかい」とお叱りを受けても当然なのですが、温室湘南育ちにスタッドレスは敷居が高く未換装なのです。
ところが天気予報を見るとその日のみ気温がやや高め。日中は8℃くらいまで上がるらしく、「これなら行けるんじゃないか?」と様子を見ながら出撃を図ることにしました。
本日は静態保存169系の車内公開日。いつもよりぐっと寄って撮らせていただけます。
湘南色の通過は11時、13時、15時、そして17時。その他スカ色や旧信州色、ブルサンまでもがやってきます。
アングルを吟味していると保存会の方の厚意で貴重な運転席に上がらせていただけました。時には装飾やライト点灯といったサービスまで対応してくださりました。
特に好印象だったのが車両を私物化している印象が全くなく"好き"の集まりであること。何よりこれまでの維持に苦労されてきたでしょうに私のような外部ですら同担歓迎な姿勢には本当に頭が上がりません。
(募金箱どこですか!?)
15時ごろからは雨が降り出してきましたが、すぐにふかふかのシートで温まれるのは至高ですね♪
行程最後の17時の便が私の本命でした。ライトアップに期待しましたが手動ではないようで残念ながら列車の通過時刻的に間に合わず。
ライトアップはまた別の視点で納めるとして、今回は自然体の乏しい光源のなかで撮れますからこれはこれで。
脚立+腕伸ばしのハイアングルで一足早い迎春装備の169系湘南色と115系湘南色を画角いっぱいに詰め込みます。
雨脚が強まり車内との寒暖差で結露しているのがまた良い雰囲気。ボディに艶も出ますし個人的には嬉しい演出でした。
169系は静態保存とは思えない外観の美しさ。幕や列番表示板の装備も嬉しいですが、同じ進行方向での後撃ち風のテールライト並びが最も渋さを感じました。
良いものを撮らせてもらいました。関係者様にお礼を伝えて車に戻って濡れたカメラや服を暖房で乾かします。折角お昼の年越しそばで体を温めたというのに冷え切ってしまいました。
ああ寒い。まるで雪が降りそう。・・・え?
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