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2022.12.25

2022年の振り返り

今年も残すところ1週間を切りました。
思い出せる限りの今年の鉄道関連の出来事を振り返ってみます。

◆EF66 27引退
とうとう公式発表され、臨時運用を数回こなして火を落とされましたね。
私は10年前に引退していても何らおかしくなかったと思ってます。遭遇の相性が良かった釜でしたので、気分転換に色々撮らせてもらいました。
廃車とはならず暫くはイベントなどの大御所としてご尊顔を拝むことは出来るようです。スーパーライナーのHM着けたところ撮りたいです。
◆381系国鉄色編成登場
最もホットだったのではないでしょうか。国鉄型万歳な鉄ちゃんにはこの上なく有難かったのだと思います。
あまり近寄りたくないのですが、強いて言えば貫通顔の方が興味があります。(人気がなさそうだから)
伯備線の各撮影地の『風通し』が良くなることを願っております。
◆415系鋼鉄車引退
結局1度も真剣に撮らずに終わった九州の415系。
コツコツと記録していた方と被写体不足で舵を切った方で質・量・思い入れ全てに大きな差があるなと見ていました。
私は行くとしたら後者の立場だったので、ここを穴埋めできる覚悟もなかったのでやらずに終わりです。
◆EF58 61収蔵
本当にまだ形が残っていたとは。
日本の鉄道車両として王座に君臨するレジェンド車両"ロクイチ"が、鉄道開業150周年という節目に大宮鉄博に収蔵となりました。
噂されていた鉄路での輸送ではなく、ブルーシートのミイラとなって夜な夜な陸送されましたね。
ブルーシートを撮りに行ったのか、あのシルエットでイケる口なのか、私には面白さがよく分かりませんが行った面々はバキ〇ームベ〇ドの性癖があると思ってます。
「それで、10年噂されていた復帰しない理由の台枠亀裂の話は本当なんですか?」がまだ不透明ですね!
◆その他
・E2系新幹線200系カラー登場、E657系常磐特急E653系カラー登場
・オヤ31譲渡、マイテ49収蔵
・各地でDL客車列車が活発化

来年もきっと意外な話題から暗い話題まで沢山あるのでしょうね。
コロナ禍から少しずつ活気が戻りつつありますので、"走らないと何も始まらない"この趣味はこれからが楽しいのかもしれません。



今年の特に気に入ったものを10枚選抜してみました。

1月 品川駅構内撮影会俯瞰
2月 115系湘南色 雪吊古民家
5月 EH200 チキ臨貨
5月 DE10 鳥居×工臨
7月 115系湘南色 工場地帯
8月 特大輸送 トンネル(限定)
10月 DE10 水鏡×鉄橋
10月 DE15 三原色
11月 EH200 紅葉八ヶ岳
12月 箱根登山 鉄橋闇鉄

皆様の目に留まったものはあったのでしょうか・・・?
出し惜しみできるほどストックもなかったので今年は公開率高めですね。笑



プロフィールに書いてある狙っている被写体ですが、今年は
115系湘南色⤵⤵
箱根登山旧型→
EF65⤵⤵
しぶかわ内燃⤴
EH200→
といった感じでした。

今一番楽しいのは全国のDE狙いかもしれません。
貨物撮影が殆ど出来ていなかったので来年はちょいちょい枚数を増やしていきたいと思ってます。
一応やりたいことはリスト化してるのですが、プライベートやら仕事やら忙しくなり115系は年に2,3回行ければ良いくらい。
箱根登山は不定期回送ばかりでなく、定期列車にも力を入れて行きたいですね。笑
もう一つ被写体を増やしたいのですが、ここらで抑えるのも良い折なのかなとも思っており、2023年も特段変化のないいつものYmknmkYのカットを気ままに公開していくと思います。

Posted at 18:43 | 回顧録 | COM(0) |
2022.12.24

N38編成 雪大根

去年の今頃はまだ新潟に115系がいて、湘南色がいて、最後の雪景色であることは察していて、腰が重かった冬の新潟に何度か行っていました。
経緯などはコチラに書いているので割愛します。
行くまでは行かない理由はいくつも出せるんですけど、行けば何かしら「行って良かった」と思えるカットが撮れる。鉄歴10年以上経ってもそんなことの繰り返しです。



D0278.jpg
2021/12/18 越後線 石地~小木ノ城
157M 115系新潟車N38編成(後撃ち)
NikonD850 SIGMA40/1.4Art


この日はまだ冬景色とは言い切れず、枕木がうっすら白い程度の積雪量でした。
とにかく不安定な天気で、1日を通して突風時々降雪のち晴れ稀に雹でした。
そのせい?そのおかげ?勝率は3割程度でしたが、残り柿と降雪など思いがけないシチュエーションもあり、現地まで行かないと分からないことだらけでいつも以上に頭を使いました。

柏崎の長時間停車から逃げるように吉田方面へ戻ってくる途中、強めの雹が降り出しました。車に傷が付いてしまいそうな勢いで、外に出るには危険な状況で途方に暮れる私。
ところが列車の往来時間が近付くにつれ雨雲はどこへやら、外が静かになったのでフロントガラスに溜まった雹をワイパーで退かすと荒削りの銀世界が待っていたのです。

私がこの日目を付けて、失敗し笑、再度訪問したのが古民家脇の大根畑でした。
田畑に花や実はなく彩りに乏しい冬景色ですが、鍋や煮込み料理には欠かせない冬野菜の主役がまだ沿線には残っているのです。
寒く厳しい環境下で育った野菜は甘く瑞々しい。野菜が好きな人なら伝わるはずですが、これを写真で表現するには、さらには調理前に美味しく魅せるには中々の難題であります。
踏めばジャリジャリと鳴る大粒の雹は近くで見ると薄く濁ったビー玉のよう。
まだ土にしっかりと根付く大根ですが、辺りはまるでクール便として届けられた新鮮野菜を段ボールから取り出したばかりのようなフレッシュさを感じました。
ライブビューで目一杯腕を伸ばし、畑を踏み荒らさずなるべく大根と同じ目線で。
数時間前の失敗がなければ再びここで撮ることはありませんでした。

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Posted at 08:00 | 新潟車 | COM(0) |
2022.12.21

モハ2形108号 藍の一時

D0476.jpg
2022/12/9 強羅駅
モハ2形108/モハ1形106
NikonZ9 Z70-200/2.8S


2日前に挙げた強羅駅停車の別シーン。
(旧型の数が減った今だから)水色の106号を嫌煙する人が一定数いますが、いつまであの珍妙な編成で走るのでしょうね。
私は嫌いではないのですが朱水朱は確かに違和感があって、この3両編成の写真を量産したくて箱根に通ってる気ではないのは確かです(^^;
それでも実在した塗装で、旧型車両の顔は健在で、要は撮り方次第で「ありっちゃあり」を今は続けるしかないのかなと。笑
ただの横並びだとピンと来ないのですが、背景の一部として自然に溶け込ませてみたカットです。家や電柱が写り込むよりは遥かに優秀な素材です。
当初は日没まで余裕があり明るすぎるかと思っていましたが、実際には暗すぎず明るすぎず、青味が増した絶妙な露光でお気に入りのカットになりました。

2022.12.19

あじさい電車 -09- 出区点検

D0375.jpg
2022/6/19 強羅駅
モハ2形108+モハ1形104-106
NikonZ9 Z70-200/2.8S


深夜にモニ工臨が走ったとの報を受け、つまり始発はそういうことですよって話になり、あじさいシーズンは空いている朝に限るので4時に家を出て強羅までひとっ飛びした日であります。
いつも一番右に置かれているモニ1が2番線ホームにいる違和感。嬉しいことにB2編成とのスリーショットが拝めました。
あじさいが写っていないのにあじさい電車。よーく見て欲しい季節限定の行先方向板。
なんだか数年ぶりに拝んだ気がします。自分が真剣に撮ったのはこれが初めてかもしれません。
3編成ともライトが点いていないのは寂しかったので出区点検のタイミングにお邪魔させてもらいました。
このあと沿線であじさいと絡め、8時くらいには撮影終了。また来シーズンも見られることを楽しみにしています。

2022.12.17

不定期回送-15

D0478.jpg
2022/12/9 塔ノ沢~出山(信)
モハ2形108
NikonZ9 Z70-200/2.8S


紅葉シーズンが終わり、人気がなくなった箱根の町。
と思いきや、旅行支援の効果なのか不定期回送の影響なのか?平日とは思えない交通量でした。
いつもの時間にやってきた108号。どうやら乗客はいない様子。そんなもぬけの殻な108号を早川橋梁のトラス抜きで日の丸構図。
冬だからこそべったり屋根まで光が当たるのですが、普段雨降れ雪降れ霧出ろとうるさかった調査隊員(一部)の声が今更届いたのか、こういう時に限って雲に噛まれるのでした。
狂った調査隊員がプイキュアがんばぇー!まけるなー!と叫んでいた気がしますが、108号が真後ろ(出山信)に再び登場した頃に日差しが戻ってきましたね。笑
いざ現像してみると、トラスの深緑色やリベットのディティールがしっかり描写されていたのでこれはこれでありだと思ってます。

2022.12.14

DLすいぐん号⑤

D0475.jpg
2022/12/4 水郡線 山方宿~中舟生
9821レ DE10 1654+DE10 1604+12系5車(後撃ち)
NikonZ9 Z14-24/2.8S


唯一の晴れカットです。試運転の経験から終日曇ってくれて良かったのですが週末の本運転に近付くにつれどんどん上方修正されていきました。
『天気の神様、大体オタクの思う逆を往く』が定説ですが、珍しく1日を通して都合の良い天気に相成りました。
西金番長のhisashi氏よりご紹介いただいた柿の木ポイントにて。往路は全区間面に光が来ないのであれば、後撃ちなら順光になりますね。
柿の木とは絡めたく、私も試運転の日に探してみましたが、この付近も通ったにも関わらず見つけられませんでした。汗
それ故に穴場で、誰もここで撮っている人は居りませんでしたので、自分の影だけに気を付けて閉鎖的な空間を超広角で少しでも広く撮ってみました。
実りももちろんですが、この場所の素晴らしいところは背景の木々が影になってくれていることで、より柿の実を鮮やかに浮き立ててくれることでしょうね。

満足度の高いカットが撮れてようやく試運転のときのモヤモヤが吹っ切れた感じ。
フィルムを経験者あるあるでしょうが低感度高速シャッターが切れることによるストレスの発散というものが存在します。笑
これが本日の一番のカット・・・と、この時は確信していましたが、これを上回る満足度の高いカットが撮れたので後日公開予定です。

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2022.12.12

DLすいぐん号④

D0469-1.jpg
2022/12/1 水郡線 常陸大子駅
DE10 1604+DE10 1654/12系5車
NikonZ9 Z24-120/4S


常陸大子終着の普Dが到着し、入換のち水郡線統括センターへ。
間もなくすると今度は折り返し水戸行となるDL客レの連結作業が行われました。
当初はもっと12系の妻面だけで切り取るつもりだったのですが、現地で話している同業者が所属先の髙クン表記もそう長くないと話すもので、つい右に振ってしまいました(^^;

凸型機関車同士の連結面ってキャブを入れないとどうも味気がないですね。
185系の連結面だけでは幌もなく白いボディでしっくり来ず、側面のストライプを入れていたあの感覚に似ています。
(勉強不足で)DD51の連結面と明確に違う部分があまり分かってません。理解した上でボンネットの鼻先を利用したカットがいつか撮れるようになれれば良いのですが。

2022.12.10

DLすいぐん号③

前日・・・いや、0時を過ぎたころでしょうか。
「ノープランすぎてこけるのは流石に・・・」と焦り、2時間ほどかけて前面展望とストリートビューの旅に出ました。
2時間ほどの仮眠のち出撃。無理があったので友人には運転丸投げでした。丸投げする代わりの撮影地探しでもあったのですが。
現地でも2時間ほど余裕をもった到着で、こんなところはどうか、ここはどうかと移動して見極めます。
通過30分前に分かったことは思っていたよりも草木が鬱陶しく、なのに葉が落ちてしまい、予報とは裏腹に雨ということ。
撮らないよりは撮りますが、わくわくしない場所で迎え撃ち。いっそふざけて予定よりも変な角度変な高さで撮ってみるもAF大暴走で一件落胆です。泣

D0467.jpg
2022/12/1 水郡線 常陸大子駅
DE10 1654+DE10 1604/12系5車
NikonZ9 AF-S500/4G


そこから「もう帰りてえな~」って思いながら、下小川のあたりで列車を抜いて、並走していたら少し元気になってきました。←単純
このままお昼に行っても良かったのですが、試運転は本運転のための練習であり、我々撮影する側も行ってみないと分からないことだらけです。
本運転で少しでも時間と気持ちの余裕を持ちたい。試運転で満足したらそれはそれで。どっちに転んでもいいよう備えのつもりで入換シーンを遠くから眺めていました。
デッキには多くの誘導員・・・いや、運転室も凄い事に・・・って後ろもぉ!?
下手したら開いた踏切で待っていた鉄ちゃんよりも多かったかもしれません。
雨で運転する側も気分が上がらないでしょうが、だからこそ実現したカッパの青と12系の青と。そして反射板の赤とDE10の赤。それらが良い対比になってくれました。
結果的にはこのカットは結構気に入っていて、雨に濡れながら撮る価値はあったように思えます。

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2022.12.08

DLすいぐん号②

D0466.jpg
2022/12/4 水郡線 袋田~常陸大子
9821レ DE10 1654+DE10 1604+12系5車
NikonZ9 Z70-200/2.8S


線形かつ地形的に、『順光下での編成写真をきっちり狙う』というのは無理に等しかったかと思われます。
だからスナップ写真に逃げる・・・あまりにも短絡的なので、散らばっている素材が少ないなかで自分のしっくりくるものを見つけるのは難儀しました。
奇を衒いすぎて迷走にならぬよう、折角なら一年を通して順光になることがない場所で編成写真を回収することにしました。
リサーチ不足でSNSの力で思い出したのですがね。汗
11時から曇り予報は見事的中し、本来なら空を睨めつけている通過5分前からのヤラレ雲にヤラレたおかげで局所的な日差しを食らわず助かりました。笑


D0462.jpg


横切る際に流し撮り。
現在愛用しているZ9には、予め設定していた露光条件を1ボタンで切り替えられるカスタム機能がありこういうときに重宝します。
上小川の停車を利用した追っかけとして有力候補かと思いきや、現地は閑散としておりました。

2022.12.06

DLすいぐん号① 

行こう行こうで早10年強。いつの間にか終わっていた西金工臨。
1つや2つではない、行かなかった多くの理由がありましたが、食わず嫌いに近いものがあり、水郡線の土地勘のなさから腰が重かったんだと思います。
通っていた人の写真で満たされたのか、はたまた敵わないから踏み込めなかったのか。誘われてたら行っていたかもしれませんが、南関東の知り合いにとっては私以上に腰が重たい僻地の扱いでした。笑
諦めていたところでDE10重連の客レが走るとの噂を耳にし、実際に公式で発表され、これなら私にも「沿線に立てる隙が生まれるのでは」・・・と、波に乗った次第です。



D0465.jpg
2022/12/1 水郡線 山方宿~野上原
試9822レ DE10 1604+DE10 1654+12系5車
NikonZ9 Z50/1.8S


過去に撮影した奥久慈レトロ号の写真を見て驚きました。水郡線の撮影はなんと16年振り!
しかも常陸大宮より南しか行ったことがなかったので、実質何も知りません。笑
試運転の日も行く気でしたが3日前に出勤することになり、もう縁がないのかなと2度目の諦めだったのですが、先輩に貸しを作っていたのでこの日は"精算日"としてやってくることができました。

晩秋とも初冬とも言えるような何とも渋い時期に走り、試運転日は曇り予報だったはずなのにDE10が通過する時刻になると本降りになる、ビギナーにとって残酷な一日でした。
元より復路は山影落ちかつ日没後に水戸駅に到着するような、一部の変態しか喜ばないようなスジでしたので笑、順光択一の方々は今回の列車には価値を感じないでしょうね。
初日から難儀こそしたものの、1年ぶりに拝めたDE10重連ははるばる僻地まで足を運ぶ価値はあると感じました。
色味の寂しい季節に走りましたので、いっそそれを意識して赤と青の派手な列車が浮き立つような地味で寂しい古小屋と絡めてみました。