EF6439 初狩の富士山バック
形式として好きな車両の中で、特にお気に入りの車両というのはあります。
36~39の4兄弟の中でも取り分け好きだったEF6439はそんな一機で、走るというなら撮り、来ると言うなら人一倍喜べる機関車でした。
・・・39号機と分からないカットも多数ありますが!笑
2015/4/28 中央本線 笹子~初狩
工9476レ EF64 39+ロンチキB編成13車
NikonDf AF-S50/1.4G
まさかここで撮れるとは列車が見えるまで思ってもいませんでした。
通常の甲府転回の工9476レでは側面が暗くなってしまいますが、レール卸し現場の関係で猿橋駅の長時間停車の調整により実現したものです。
現場作業が終わり、そのまま回送されれば未明のまま通過です。実際はいつ通過するかも分かりませんでしたが、思っていたよりも現場での出発準備が長引きそうだったので、日が昇る直前から登ってみることにしました。
通常のスジとは違うため、未明よりチャリを漕ぎ、先輩らと某高速バス停から合流して連れて行ってもらいました。
バケペンを譲ってくれた方とライカ2台切りをする方のロクヨンにぞっこんな猛者の後ろで生意気に「絶対にここで撮りたいんだ」と主張していたとか。苦笑
線路からだと見えない山梨の富士ですが、息を切らせながら法面まで上がると姿を現しました。
既に天辺に光が当たっておりますが、線路際はまだの模様。続々と黒い棒を背負ったマニアが集まり出します。
太陽側は薄雲が噛んでおり、まだまだ露出は十分とは言えません。いつ来るかドキドキしながら露出が上がるのを祈ります。
じんわりと確かに光が強くなった頃、青いボディが見えてきました。
唸るブロワー音とスパン毎の周囲のシャッター音がモーニングコール代わりとなり、6時前から本日のクライマックスを目の当たりにして両目はギンギンでした。
この後はもう一発を撮影したのち、大学で講義を受け、バイトに出勤し、重い機材を背負って家まで…あれチャリがないぞ\(^o^)/
※このあとめちゃくちゃ歩いた
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ハレの国の酣
2019/11/23 岡山駅西電留線
1747M 115系岡山車3両+D-27(後撃ち)/ 117系岡山車E-07/ 115系岡山車D-26編成/etc
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
伯備線の国鉄色381系の登場により注目を浴びている岡山エリアですが、元祖湘南色も忘れてはなりません。
幡生出場を果たしたD-26編成が岡山に戻って参りました。D-27編成も近々入場するのかもしれませんが、岡山に2編成の湘南色が在籍していることが令和の精神安定剤です(^^;
検査の度に何かしら細部のパーツが換装され、塗色以外は原型維持派には見るに堪えない扱いなのでしょうが、私としては無理して見ていただかなくて結構です。笑
今は今の写真ということで、再三掲げている『群馬にない情景』を、もっと砕いて言えば『心弾む1カット』を狙えたらと思っております。
1000番でも2000番でも何番台でも構いませんが、出来ればあと1編成湘南色を増やしていただけると撮影機会が増えるのですが。
同時に地域にお金を落とす機会も増えるのになーなんて思ってますが、お互いハッピーになれるディステネーションキャンペーンをかすかに期待してます。
早速ですがGWの運用次第では足を運びたいところです。(休めるとは言っていない)
185系湘南ライナー 中島の富士山バック
2017/12/6 東海道本線(貨物線) 相模貨物~横浜羽沢
3724M 185系10両
NikonDf AiAF80-200/2.8D<NEW>
この時期の朝練メニューでした。
思えばこの趣味を始めた15年程前、300万画素のコンデジを持ってしらみつぶしに撮影地を探していた時に見つけた場所でした。
この中島踏切は同業を見かけないマイナーポイントでしたが、富士ぶさがなくなる頃に撮影地ガイドに掲載され、そこから周囲に認知された気がします。
貨物を撮ると長編成故に間延びし、旅客線は顔しか光が当たらず。背景の富士山をバランスよく写せる編成を収めるのが最良の選択肢だと考えていました。
定期運行の湘南ライナーは平日毎日運行かつ本数も多く、狙いやすくそう何度も撮らなくても良い印象さえありますが、定期だからこそ詰めの甘さが露呈しやすくもあります。
これは定期列車を追う者にしか分からない感覚だと思うのですが、イベント列車やネタモノ列車とは比べ物にならない数と質による自己との闘いがあるのです。
そんな話は高崎の115系で何度も書きそうなのでここでは割愛しますが笑、数年通った中でシビアな立ち位置での構図のバランスとか、線路に光が当たり始めて1分の極上光線などなど、納得のいく一枚となりました。
白いボディがオレンジに染まり、いつも以上に貫禄が増して見えました。撮ってからA1編成と気付いたのはナイショです。
不定期回送-5
2021/12/3 箱根湯本駅
モハ2形108/モハ1形104-106
NikonD850 SIGMA24/1.4Art
この日は定期運行の3連を湯本で解放し、モハ1とモハ2とが別々で走るという贅沢な一日でした。
気になっていた喫茶店にて、淹れたてコーヒーそっちのけでガラスにへばりついてました。
カメラを握るべきでないくらいに野菜が溢れるサンドウィッチが美味しかったです。
溢れると言えば行楽シーズンは人が凄い湯本ホームですが、閑散期の平日なので見送り人すら居りませんでした。
EF6627 相模貨物-1
2022/2/24 相模貨物駅
EF6627
NikonZ9 AF-S70-200/2.8FL
ダイヤ改正から1ヶ月が経過。同じくしてEF6627が関東圏に来なくなってから1ヶ月が経過。
前回の全般検査から7年が経過しようとしています。
昨今の苛烈なマナー悪化によるものなのか、今後も拝める機関車なのか実情は予断を許さない2022年度です。
他人にあれこれ物申したところで一個人の私が全て正しいとも思っておりませんので、鉄道会社がそう判断したのなら受け入れるしかありません。
本当にファンと呼べない輩の悪行が原因であれば、怒りよりも虚しさが前に出てしまいますがね。。。
順光側を選ばず黄昏時を静かに見送りました。この日の撮影が最後となるのでしょうか。
せとうちみかん 連絡橋
1/17→10/7 1000アクセス・263日
10/7→4/2 2000アクセス・177日
ツアー名:四国DC×岡山DCバトンタッチ特別ツアー もう一度渡ろう、瀬戸大橋!帰ってきた!115系せとうち国鉄型の軌跡
セールスポイントの取捨選択が出来ないとこうなるんでしょうか?
3年前の『瀬戸内オレンジ&グリーンの銘車紀行vol.2さよなら本四直通MT54!115系300番台湘南色でゆく最後のさぬき☆うっろうろ号ツアー』と言い、もはやJR四国の芸風なんでしょうね。
2022/3/6 本四備讃線 宇多津~児島
115系岡山車D-27編成(後撃ち)
NikonZ9 Z24-120/4
さいごのツアー(略)から帰ってきた115系(略)となりますので、三度目に期待は禁物です。
四国への入線が本当の最後というならば、瀬戸大橋を渡るショットは外せません。
竣工から30年以上経過しておりますが、シンプルな見た目ながら古さも感じさせず、飽きの来ない良いデザインですね。
10kmの橋に60mの電車が道路の下を走るのですから、橋らしさを切り捨てず電車の存在感を残さなくてはならないので、撮れる角度や時間帯は限られてきます。
太陽が低くなりボディへの影も最小限になった頃、日帰り四国出張を終えた湘南色がホームタウンの岡山へと戻っていきました。
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荒砥川の桜①
2016/4/6 両毛線 駒形~伊勢崎
437M 115系高崎車T1043+T1038編成
PENTAX6x7 90mmF2.8
『群馬の桜は4月から』
都心は3月末には満開を迎え、歩道や川面に花びらが張り付いた頃に舞台は北関東へと移ります。
2016年は最も桜と115系高崎車を絡められた年でした。
実際に引退をするのはここから丸2年先となりますが、これから先はシーズン物がラストチャンスもあり得ることを覚悟していかなくてはならず、かなり焦りを感じていた覚えがあります。
かつて吾妻線で私を覚醒させた友人O氏がなまら遠方に引っ越すとのことで、それこそ彼にとっては最後かもしれない115系の思い出カットを増やそうじゃないかと。
二つの意味合いで南関東と北関東を行き来する強化月間となっておりました。
実は前日にロケハンをしていて、各地の桜の開花具合なり立ち位置の吟味などをしておりました。雨の日だと言うのに。
折角来たけれど特段撮りたい考えも浮かばず、午前どころか朝で切り上げ、夕方からのアルバイトでガソリン代を帳消しにしていた気がします。
そして再び深夜帯に合流し、24時間も未たずに改めてトランクからプロ4を取り出すことになりました。
先ずは422Mのサハ込みT1044編成を我々のみで思い思いに。
狙うは6連の424M。線形として、早い時間に撃たないと側面の光がなくなってしまうのです。
前日の雨で空模様もすっきり!・・・とは行かないのが春の陽気。太陽方向にあるベール状の雲が悪さをしてしまいました(-_-;
明日以降に気軽に狙えるような距離ではありません。前日の記憶を抹消し、丁度1時間後に折り返してくる同編成437Mを狙うことにします。
徐々に天候は回復しはじめ、通過時には何とか115系の連結面と川沿いの春を一つにまとめられました。
晴れるとより強調されますが、構図としてはシンプルながら10日前にはなかった色が加わり、賑やかな一枚となりました。
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