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2021.09.28

EF6437 巌山トンネル飛び出し

JR東日本高崎支社×鉄道博物館 電気機関車「EF64 37」展示イベントを開催します(鉄道博物館)より
9月15日から27日までの間、日替わりで往年のブルートレインHMを掲出したようです。
最近のJR東日本は人気の車両を用いて撮影会などのイベントで収益化を図っているようです。
内容や価格帯など私の身分では手が出ませんが、撮影の機会を一つでも多く用意してくださる姿勢には感謝ですね。



D0200.jpg
2019/9/26 中央本線 梁川~鳥沢
単9431レ EF64 37
NikonD850 AiAF-S300/4D


およそ2年前の撮影です。
ホキ工臨カシオペアなど、37号機のめざましい活躍をこの目に焼き付けましたが、この年は自分自身も撮影として豊作だったようです。
過去のメモを見るに高崎からの交検上がりからそのまま長野に行ったときの単機回送のようです。
脚立とプロ4を持ち出したい理由で自宅付近からレンタカーでこれだけ撮影に出向いたみたいですね(^^;

36から39番まで現役だった頃からやりたいなあと思い続けていた巌山トンネルの飛び出し構図。
気付けばラスト一機になってしまいましたが、チャンスがようやく訪れました。
美しきロクヨンゼロ。活躍の場も年月も今後のことを考えると撮れる機会は多くないでしょう。
37登場時からこれはやっておきたいなと頭に浮かんでいた内の一つががっつり正面撃ちでした。やはり白Hゴムの姿を活かした写真は意識してしまいますね。
当時好きだった39号機などでやれずとも、37号機でやれるならロクヨン史の晩年として一枚持っておくことに意味はありそうです。
もちろん運転は平日で会社から逃げるように休みを確保。

新小岩行きのロンチキの返却だと16時だか17時になってしまって山影に飲まれて厳しかったような…5年以上前に悩んでいた記憶が微かにあります(^^;
自ずと14時15時のスジが狙い目になります。山スカでやらなかった理由も一応あるのですが、ここは機関車でやっておきたかったのです。
時期も考えていました。自分は結構活用するのですが、9月10月の深緑の季節は草木が一年を通して最も茂るので、時に写したくないものを隠し、時に構図内に彩りを与えてくれます。
冬光線もさぞ美しいでしょうが、レンガ積みの荘厳なトンネルに蔦が絡むこの時期を狙っていました。
時間帯、時期、そして被写体に申し分なし!大満足の一枚です。

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Posted at 08:00 | EL-旅客 | COM(0) |
2021.09.23

DL重連やまぐち号-9 編成写真

「もう少し線路に寄って編成写真もやりたいですね。」
道中の知り合いの希望です。
本当は自分も「一枚くらいは…」と思っていたのですが、こうも晴れないとあんまり欲が出ず。
だったら"晴れてたらやらなそうな場所"でやろうってことになりました。



D0172.jpg
2021/8/8 山口線 船平山~徳佐
8522レ DE10 1514+DE10 1076+35系5車
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL


道中で見つけた徳佐のお手軽ポイントへ。
ここは晴れていると腹黒になってしまうこと、そして徐行運転区間内という条件に合致したためうってつけでした。
津和野城跡俯瞰から通常なら間に合わない場所がギリギリ間に合ってしまう世界線。
船平山のストレート「あ!やまぐち号いる!」って確認してから交通の流れに合わせて走っていただけなのに間に合うくらいの遅さでした(^^;
車を脇に置いて小走りしていたらすぐさま踏切が鳴り出します。
とは言え原付並みの速度なので大して焦る理由もなく、露出決定よりも立ち位置の吟味をしていました。
手前の色付き出した田んぼと微S字がここの美味しいところと判断し、空を写さないよう背景の山の稜線をカットできる焦点距離に調整。
その頃にはヘッドライトが見えていましたが、あまりにも遅いのでシャッター速度を大して上げず、低めのISO感度で露出を決めてラフに撮りました。笑

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Posted at 08:00 | 旅客(西) | COM(0) |
2021.09.20

青髭&キム×湘南 西山交換

D0194.jpg
2021/9/5 越後線 西山駅
125M 115系新潟車N37+N35編成/122M 115系新潟車N38編成
NikonD850 SIGMA40/1.4Art


久々に新潟で115系を撮りました。前回新潟に行ったのが2020年7月でしたので、約14ヶ月振りでした。
あまり天候には期待できませんが、稲の実りと運用が良さそうなのと周りが乗り気だったので感染防止意識を忘れないワイワイプランで出撃です。
本日の運用はみんな大好き越後線125Mにはみんな大好き青髭こと一次新潟色とみんな大好きキムワイプこと二次新潟色のペア。
そして概ね終日越後線南部を走る運用には私大好き湘南色が就くとのことで、青髭キムと湘南が交換をする西山駅をマストとして新潟入りを日が昇る前に到着。
仮眠を取るべきところを安定の「始業点検やっときたくね?」パターンで体力を削り、10分くらい前にこの駅に到着しました(^^;
駅の外からやるかなど色々話し合いになりましたが、天候も曇りで影の心配もないので斜め上からやれる連絡通路に落ち着きました。

125Mがやってくる数分前に、先に122Mがやってきます。
久々に見た湘南色に「やっぱいいなあ」と撮影よりもぼんやり眺めてました。
運ちゃん女性だ。トップナンバー痺れるね。オレンジよす。深緑よす。おっともう125Mがやってくる時間ですか。
停車位置が気がかりでしたが、入線速度から連結面は真横を過ぎると判断し低速シャッターで狙ってみました。
全6運用に対して7色7編成が在籍する新潟の115系ですが、最も標準的で新潟らしい欲張りなシーンが数十秒だけ実現してくれました。

本音を言えば湘南色が本命だったので昼からが楽しみだったのですが、同乗者の都合や体力のことを考えて午後の部は断念。
ちょっとやり残しがあるくらいが1年も空けずに撮影に行きたくなるコツですかね?知らんけど。笑

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Posted at 08:00 | 新潟車 | COM(0) |
2021.09.18

115キロポストと115系

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Posted at 11:05 | 高崎車 |
2021.09.16

あじさい電車 -03- 保守、継続、維持

D0129.jpg
2021/6/29 箱根湯本~入生田
モハ1形104-106+モハ2形108(後撃ち)
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL


箱根登山の撮影をしていると行程の最初か最後になりがちな回送。
今日の営業は午後一までのようで、締めに今まで一度も行ったことがなかった有名な開沢踏切に立ち寄ってみました。
なぜ寄らなかったかと言うと、狙うなら紫陽花の時期でしょうが、小田急目当てと箱根登山目当ての人でいつも混雑しているから近寄り難いんですよね。
オーソドックスにかっちり編成写真を撮るような場所でもないので、場合によっては交渉決裂しそうで避けていました。

今回は同行者が行ってみたいという意見と、平日だから鉄も疎らだろうという理由で行ってみることにしました。
先客でお二人いましたが、話をしていると小田急目当ての模様。
あくまでも箱根登山の車両は営業区間ではなく車庫と始発駅の回送区間です。
小田急狙いの人が殆どなのは承知の上ですが、様々な列車が来るところで私とは別の被写体が目的で待っている人がいると会話が成立しないことがしばしば見受けられます(^^;
でも考え方やベクトルが異なっていてそれがまた面白いのです。

待っている間にぞろぞろとヘルメットの集団が踏切に近寄ってきました。
最初は端っこに居たので写らないような構え方をしていたのですが、シャッターを切ろうと思っていた場所で何かしら作業を始めました。
お目当ての列車が横切るまで残り10分。これは被りではなくて情景でしょう!このチャンスを逃したくなくて一人勝手にそわそわしておりました。笑

毎日走る列車のために定期的な設備のメンテナンスをする保線作業員さんの姿。
車両もまた定期的に検査をするために車庫に戻っていきます。
そして手前に写るあじさいも毎年花付きを良くするためにもう間もなく剪定されることでしょう。
実は3つの要素に同じテーマが重なっていました。
日常に紛れる非日常が切り取れるときが一番撮影していて痺れます。

2021.09.14

あじさい電車 -02- 天日干し

もう4週以上、休みの日に限ってずーっと天気が悪い気がします。
日の出日の入りまで安定した青空が見れる日が年々減ってきているような気がするのは、単に仕事で趣味に時間を長く割けないからという理由ではない気がしてます。
シャッター速度と絞りを贅沢に使えるあの感覚が随分遠のいております。



D0130.jpg
2021/6/29 上大平台(信)~大平台
(モハ1形104-106+)モハ2形108(後撃ち)
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL


梅雨の晴れ間というにはあまりにも局所的な晴れでした。
本来はしっとり曇り写真を狙うつもりでしたが、現地に着いたら青空が覗いていたので急遽順光アングルを模索しました。
あまり大きな声では言えませんが、洗濯物と鉄道って沿線の生活感がストレートに伝わってきて割と好きなんですよね。
そりゃまあ下着ですと手首に8の字のブレスレットを装着することになりそうですけど、民家的にもギャルのパンティーおくれー!とはならないでしょう。
生活様式は人それぞれですが、服に物干し竿に通すというのが半世紀ほど世代のギャップを感じます。
あじさいはワンポイントに過ぎませんが、ヒメジョオンを手前にぼかして夏らしさは演出できたでしょうか。

2021.09.12

EF65 501 岡部工臨-7 帰路

D0138.jpg
2021/7/7 高崎車両センター高崎支所
EF65 501(後撃ち)
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL


岡部工臨シリーズラストです。
岡部工臨-4から僅か1,2分後になります。
時刻はド深夜3時過ぎなわけで…気合だけで退社後そのまま関越道に飛び込みましたが、この時点でかなりねむねむでした(=_=)zzz
ここのアングルは数年前からやりたくてやれていない場所でした。大体追っかけるとタッチの差で間に合わないことが多いです。
X状のポイントが美しいシーサスクロッシングと機関車を前々からやりたかったのです。
頭がぼーっとした状態でどうやりたかったのか上手く構想がまとまらず、気付けばシーサスクロッシングが機関車のヘッドライトで輝いておりました。苦笑
今回も自分の思う画としては合致していなかったのですが、入換灯とカンテラの色の対比が美しいので良しとします。

この日を最後に、東日本内にて工臨及びEF65501を撮影しておりません。
今回の岡部工臨の牽引機であるEF65501を含め、JR東日本に所属する国鉄釜の活躍も減少し先細りしている訳ですが、再び撮れる機会があれば記事にまとめられたらと思います。

Posted at 08:00 | 工臨 | COM(0) |
2021.09.11

DL重連やまぐち号-8 原風景

毎度の道の駅でエネルギー補給をしたら、泣いても笑っても最後!3連休最後のDLやまぐち号復路を狙います。
前日の土砂降りでやれなかった"いち早く"の場所へ向かいます。



D0177.jpg
2021/8/8 山口線 津和野~船平山
8522レ DE10 1514+DE10 1076+35系5車
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL


名付けるとしたら『津和野城跡俯瞰』でしょうか?
津和野町の景勝地の一つで、ちょっと息を切らすくらいの階段を上がれば広大な石垣から町並みを一望できる場所です。
行く前から絶対やりたいところの一つでした。この"絶対やりたい"は前後の記事に何回も出てくるのですが、山口線もといやまぐち号の走行区間に対する撮影地の豊富さは何度も通いたくなる理由の一つですね。
DLやまぐちの撮影計画を立てているときに特に気になったのは民家が特徴的であること。
東北エリアなど雪国で見られる紅い屋根のような統一感があり、終着駅である津和野駅周辺の絵に描いたような原風景は美しさを感じました。
石州瓦と呼ばれる島根県西部地方の特産品のようですね。これは是非とも狙ってみたい。
そして気軽に狙いやすい津和野城跡に登ろうかと考える訳ですが、一際目に付くのは公立小学校。
大きな建物だから石州瓦の存在感が増すのは当然ですが、建物そのものが文化遺産なんじゃないかと思わせるような西洋チックなビジュアルで、細部の装飾に惹かれました。整備された美しい校庭も◎です。
三本松城とも呼ばれていたようで、写真の中に象徴を入れるべきだろうと枝振りの気に入った赤松を入れてみることにしました。(三本ではないですが笑)


D0174.jpg
2021/8/8 山口線 津和野~船平山
8522レ DE10 1514+DE10 1076+35系5車
NikonDf AF-S300/2.8VRⅡ


サブのDfは300mmで切り抜いてみました。
先ほどの石州瓦の建物を切り離し、城下町らしい殿町通りを背景に、鉄橋を渡るDE10重連をクローズアップ。
昨日同様徐行運転でノロノロやってきたものの、上り坂なのか煙をしっかり吹いてくれたのは嬉しい誤算でした。
松を手前に入れて奥行き感を出すのは当然として、隙間から鳥居を覗かせたのは遊び心です。笑



しかしながらこれを『原風景』と呼んでいいのかどうか。
造られた景色であり、遺された景色でもある訳ですが、記憶にないのに懐かしさや閑寂さを感じる情景。
素晴らしい景色に出会えると興奮するものですが、朱・緑・茶のアースカラーが目に優しく穏やかな気持ちになりました。
そんな気持ちでセッティングをしていたからか、曇天の日にここに来られて良かったのかもとも。
順光ポイントとは言え、手前の松を入れたいとなるとコントラストのキツい写真となり、手前の緑が黒潰れしていたかもしれません。
私なりにここでの正当な理由を見つけて撮れたので、土曜日の精神的な疲れがほぐれ「山口に来て良かった」とほっとしたひと時でした。

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Posted at 08:00 | 旅客(西) | COM(0) |
2021.09.09

DL重連やまぐち号-7 昭和96年

8/7,8(土日)共に津和野駅での入換をやりました。
本来入換機であるDE10が重連で入換をしているのですから、楽しいに決まってますよね。

D0192.jpg
2021/8/8 山口線 津和野駅
DE10 1076+DE10 1514+35系5車
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL

SLやまぐち号の終着駅なだけあって転車台が設置されています。
DE10には無縁なのでしょうが、非電化路線で転車台があるとぐっと昭和の雰囲気が漂ってきますね。

背景のバスの車庫がDE10の庫に見えてきます。
列車の後ろに戸口から戸口へのコンテナやコキ5500があるんじゃないかと妄想が膨らみます。

D0193.jpg
2021/8/7 山口線 津和野駅
DE10 1076+DE10 1514/35系5車
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL

全ての入換が完了して休憩に向かう運転士さん。
山を越えてやってきたDE10も2時間ほど休憩となります。

津和野町は列車と地域の調和が素晴らしいです。
『レトロ』を謳うのであれば列車が古臭ければそれで良しというわけではなく、その場の空気感も大事ですね。

Posted at 08:00 | 旅客(西) | COM(0) |
2021.09.07

EF65 501 岡部工臨-6 連結

D0147_202109062324566a2.jpg
2021/7/6 高崎線 高崎操車場
EF65 501+ホキ7車
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL


いくつか公開している内の絶対にやりたかったシーンの一つです。
現場は100人以上鉄ちゃんが集まりましたが、連結シーンは10人以下で大変平和でした。
光源の少ない操車場で合図灯(カンテラ)にPトップがぼんやり照らされます。
「ヤワヤワ~」と聞こえそうな連結シーンは、これから機関車が"列車"となって走っていく姿を想像させるのでワクワクしますね。
これに限らず深夜の社会見学って、どうしてこんなにも奥深くおっさんの心を揺さぶるんでしょうね。
満載のバラストが照らされていたのは思わぬ収穫でした。ハイビームの特典とも言えます。

Posted at 08:00 | 工臨 | COM(0) |
2021.09.05

EF65 501 岡部工臨-5 散布後

更新が遅れて申し訳ございません。前記事から1ヶ月も空いた上に運転は2ヶ月前です。汗



D0149_20210902220759759.jpg
2021/7/7 岡部駅
EF65 501+ホキ
NikonD850 SIGMA40/1.4Art


岡部駅回転の砕石工臨。
駅はどえらい混雑で入場券を買うのを躊躇するほど。当初の予定通り、平和な連絡通路から狙ってみました。
小野上駅の採石場から運ばれてきたバラスト材。全体の約半分は既に散布済みで、釜側は空っぽでした。
積荷の方が絵になりますが、散布直後ということもあって石灰質の砂利が積まれていたであろう跡が残っていて面白いです。
望遠や広角にレンズを変えてセンスのない写真を数だけ稼いでみましたが、丁度下り終電がやってきたので入線シーンと絡めてみました。

Posted at 08:00 | 工臨 | COM(0) |
2021.09.04

DL重連やまぐち号-6 篠目ストレート

D0167.jpg
2021/8/8 山口線 仁保~篠目
8521レ DE10 1076+DE10 1514+35系5車
NikonD850 AF-S300/2.8VRⅡ


山口線は概ね南北に伸びる路線のため、午前遅めに新山口を出発をする往路を順光で撮ることは叶いません。
撮影地と撮り方を工夫すればある程度は発色の良い画が撮れるのでしょうが、総じて言えば晴れない方が選択肢は広がります。
しかし往路は純正の黄色いデザインのヘッドマーク。顔に光が当たらなくとも接近戦をするなら間違いなく往路を私は選びます。
補足ですが復路は光線が良くなり、編成写真向けと言えますが夏版の水色デザインのヘッドマークで個人的にはイマイチ。

晴れないで欲しいけど接近戦がしたい。曇りがいいけど空を入れたくない。非電化らしくすっきりとした場所で、排煙を吹かしながら勇ましく進むデーテンを拝みたい。
贅沢ですね!しかし数より質!アクセスのしづらさ追っかけのしづらさは裏を返せば人が寄らないので自由に撮れるとも言えます。
土曜日は往路をやらず、月曜日は運休のため、泣いても笑っても最初で最後。
道の駅長門峡でやまぐち号のミニヘッドマークマグネットをレンタカーに装着したところで笑、往路でどうしても撃ちたかった場所、篠目のストレートに出向きました。

事前の調査では獣道を伝って30分程度という情報でしたので、直線距離と高低差から割り出して20分で行けると高を括っていたのですが、歩き始めて5分で察してしまいました。「これ、結構辛いぞ」と。
急勾配区間であるこのポイントはSLの爆煙が狙える場所なんだとかで、今年はDLやまぐち号として狙えるのはディーゼル機関車のみ。加えて連日の雨により見事に現地は自然に戻っておりました。
3人行動でしたが変なところに行く経験値的なアレなヤツ(曖昧)が自分が一番あったので、特にクモの巣が嫌すぎますが常に先頭でツタとトゲとムシと闘って少しずつ進みました。
2往復目は15分で行ける自信はありますが、実質再開拓のような感覚で現地に辿り着きまして、気付けば30分ほど経過しておりました(+_+;)
雉撃ちしたら蛇は出るわ、三脚を広げたいのにアブがオラついてくるわ、撃退用の殺虫剤を散布したら吸い込んで眩暈はするわで到着から5分で大惨事。
それに留まらず隣駅の到着時刻的に10分以上前に着いたと、ここでも高を括って汗を拭っていたらもうヘッドライトが見えていました。
同行者全員三脚を持ってきた意味がまるでなかった訳ですが笑、切りたい位置で撮れたので一先ずボウズにはなりませんでした・・・。

急勾配25‰区間なこともあってのろのろと登って来ましたが、されど勇ましく2機のデーテンが客車を連れてやってきた姿は実に格好良いものでした。
SLで爆煙ならきっとDLも!と期待した通り、排煙を高く噴き上げて来てくれてました。
SLのように上部を煙で覆うような姿は撮れませんが、それ故に背景にトンネルが写り込んでくれるところまでが計算の内。
必死だったので気付いてなかったのですが、同行者曰く登り始めは日が差していてどうなることかと思っていたようです。
通過時には理想的な曇り方をしてくれたので、ここでも曇りを味方につけて黄色い純正看板を頂戴できました。

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Posted at 08:00 | 旅客(西) | COM(0) |
2021.09.02

DL重連やまぐち号-5 田舎道

怒涛の初日が終わり地酒の飲み比べで舌鼓を打っていた頃、翌日の情報が入ってきました。
(土曜日は船平山で運転打ち切り。)日曜日は運休じゃないけど様子見。月曜日は台風により運休決定。
oh…初日の後半と最終日の終日がなんのために山口にいるのか………(´・_・`)
マイナスに考えたらキリがありませんね。明後日は走らないときっぱり決まったら代案を模索できるということ。
故に明日は全力でやまぐち号を撮影すること!がここに決まりましたので、目の前の美味しい料理とお酒を味わい尽くし、そしてしっかり寝ることにしましょう。
明日は5時起きなんて当たり前なこの趣味ですが、明日に備えて十分な休息を取りました。



D0170.jpg
2021/8/8 山口線 船平山~津和野
8521レ DE10 1076+DE10 1514+35系5車
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL


さて、数日前は晴れるかもなんてウキウキしていた予報でしたが、窓を開けるとシルキースカイ。贅沢は言いません。列車が停まるほどの雨さえ降らなければ。
山口県に入ってから1日と半日が経過しましたが、ここでようやく船平山より手前(新山口寄り)でやまぐち号を撮ることになります。
朝はゆっくり出発し、初コメダの朝食で定番の小倉トーストを頼んでみましたが、こ・・・これ・・・やばいですね・・・笑
家でも試してみたくなりました。バターと小豆ってこんな合うの?カロリーがやばそうですが朝から気分が上がりました。
一発目は行く前に同行者と打ち合わせしていた篠目ストレートへ。(後日公開)
諸々あり満身創痍で助手席で座席を倒すほど疲弊しましたが、国道に戻ったあたりから何とか復活して再戦となりました。

この日も徳佐から先は徐行運転だそうで、昨日の追っかけを想定するにもう一発イケると判断。
県を跨ぎ津和野町に入る前に、やまぐち号を撮るなら誰でも目に付くであろう船平山の田園風景に立ち寄りました。
大変助かるのがここには何かしら鉄ちゃんがいるので、三脚を立てていればまだ通過していないということが分かること。笑
立ち位置を吟味する余裕はありませんが、横一列に車が並んでいる道で先客の邪魔にならない場所から撮ることにします。
国道から農道に入り、更に鉄ちゃんカーに並ぶために脇道に逸れたところでムムッときました。
一面緑色の長閑な田園風景ですが、手前から奥に視線を誘導するのに1本道を大きく入れたらどうかと。
もう来る!と1本道が撮れるところまで小走りで向かいましたが、実際は三脚のセッティングが出来るほどの余裕はあったかと思います。
2つ繋がったディーゼル機関車がチョコレート色の客車を引っ張ってノロノロとやってきます。
背景を倍以上の速度で追い抜く追っかけ鉄カーが丁度隠れたところでシャッターを切りました。
この情景はメラメラ陽炎が出る炎天下では成し得ないものでしたので、曇りを味方にしてやったりです。

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