モハ1形 水車
2024/7/3 宮ノ下~小涌谷
モハ1形104-106(後撃ち)
NikonZ9 SIGMA40/1.4art
箱根駅伝で有名な1国から外れた道中に風雅な水車があります。真後ろには箱根登山鉄道が通っている閑静な場所です。
私が箱根登山の撮影を始めた10年ほど前にはあった気がします。線路を潜った坂の先にある高級旅館の設備?広告?のようです。
その頃から気にかけていた場所で、かれこれ10回くらい立ち寄ってはしっくりきてない写真を量産している場所でもあります。
テーマをつけるとしたら『しっとり感』と『緑に包まれている』でしょうか。悩んで拘っていたのは目線とボケ量です。
この日はヨンロク単独運転でしたが特段この日でなければならなと言う理由もなかったのですが、室内灯が暖色になった違いはわかるのでもうこれで良いか~。笑
検索してみるとAg〇daだろうがB〇〇king.comだろうがレンズが買えてしまうような宿泊費が掲示されていました(+_+;
あじさい電車 -21-
2024/6/29 小涌谷~彫刻の森
モハ1形104-106+モハ2形108
NikonZ9 AF-S500/4E
昨日記事にした入口踏切で、腑に落ちないカットを撮っていたときのこと。
箱根登山の旧型を狙いに来たと思われる若い子らが定番の方にカメラを向けていました。
やってきた旧型車両に興奮。「ライト点けてないかあ」とボヤいた直後、何やら興奮しているではないですか。
どうやら構えていた一行に情けをくれていたようです。自分は背中を向けていたので何も恩恵は得られず。笑
ここでふと思い、だったら「おこぼれを預かりに先回りすれば良いのでは?!」と。
今年のあじさいは各地で剪定や伐採が目立ちました。
ここ彫刻のストレートもお気に入りのあじさいがなくなっており、がっかりした反面、ストレート区間への見晴らしが良くなっていた恩恵もありました。
前ボケのカットが記憶にありましたが、ゴーヨンで正面突破するのも一枚押さえておきたいものです。
そして予感は的中。この区間で日中に点灯カットが撮れると嬉しいですね。
実際少し薄暗いところもありましたし、あじさいシーズンは思わぬところでカメラを構える観光客もいますから、点灯して損になることはないと思います。
あじさい電車 -20-
2024/7/3 出山(信)~大平台
モハ1形104-106号(後撃ち)
NikonZ9 Z85/1.2S(ブラックミストプロテクター使用)
今シーズン5回以上訪れてず~~~っと納得の行ってなかった入口踏切でのあじさいカット。
ここは有名場所なので誰かしらいますが、融通の利かない経験の浅い方が集まる場所でもあり、密集の隙間からやりくりするには無理があります。
それでも目の前のあじさいの彩りが好きで、どうしても形にしたく誰もいない早朝に堂々と三脚を立てて細かい調整を図ってみました。
そうそう、この踏切の奥には民家があるんです。通行の妨げにならないようにしたいですね。
丁度自分がアングルに悩んでいたときに奥から大量の資源ゴミを運搬していたので、見かねて半分くらい手伝っちゃいました。
ちょっと息を切らして血が脳に巡ったからか、あじさいをあじさいに潜らせて立体感を出す手法を思いつき、腑に落ちる構図が組めたのは気持ちが良かったです。
あじさい電車 -19-
2024/6/15 彫刻の森~小涌谷
モハ2形108(+モハ1形104-106)
NikonZ9 AF-S105/1.4E
群生した青色のあじさいが美しい彫刻の森。
暖色系の室内灯に変わり、より互いの色の主張が強まったように思えます。
地元の方の厚意で大きな脚立を拝借し、折角ならばと手前の株より上から覗いてみました。
あじさい電車 -18-
人が多かったり、花付きが悪かったり、晴れの日が多かったりと。
それでも葉化病対策や照明増設、見所での原則運転など、箱根登山の企業努力を感じファンとして嬉しく思いました。
箱根の地が遠のいてもなんだかんだあじさいシーズンは何度も来てしまいますね。
2024/6/29 小涌谷駅
モハ2形108+モハ1形104-106
NikonZ9 Z70-200/2.8S
1000形B2編成の入場が理由か旧型車両の運用入りが多かったので、皆様の撮影チャンスは平等だったのではないでしょうか。
大平台界隈と彫刻の森界隈は相変わらず賑わっていますが、その他は基本人気(ひとけ)を感じません。
そんな私も今シーズン2分しか滞在しなかった小涌谷駅ですが、恐らく全区間で一番花付きが綺麗だったと思います。
ブルーモーメントに近付き、照明が雨粒を纏ったあじさいをまんべんなく照らしてくれていました。
前後のボケがとても綺麗に表現できましたし、密集した構図組もできたので、人為的トラブルもありましたが気持ちを切り替えられるひと時となりました。
あじさい電車 -17-
2024/6/15 上大平台(信)~大平台
モハ1形104-106+モハ2形108
NikonZ9 Z50/1.8S
例年よりやや早く、そして株ごとにバラつきの多い年となりました。一言で言ってしまうと"ハズレ年"というやつです。
これが最初で最後なら困りますが、何年も通ってると「それならば」と試したいことや新たな視点に興が湧くものです。
何より旧型の格好良さは揺るぎません(^^)
格好良さと言えば、この日から室内灯が暖色タイプに変更となりました。
外から湯本に停車している姿を見かけたときに「いつもに増して格好良く見えるな?」と思っていたのですが、答え合わせは別場所での中の人のお力添えがあったことを拝聴し納得。
揺るがないなんて書きましたが、でしゃばってしまいましたね。日が暮れた頃からの旧型の渋さは想像以上でした。
ただ、白色だと白飛びしても致し方ないと感じていたのですが、色が加わると現像のひと手間が加わるので魅力を最大限に引き出すには撮影側にも相応の熱意が必要な気がしました。笑
あじさい電車 -16-
2020/7/12 彫刻の森~小涌谷
モハ2形108(+109)
NikonD850 TAMRON15-30/2.8G2
ヤマアジサイの一種だと思うのですが、他では見かけなかった美しい桔梗色の装飾花が目に留まりました。
縁に向かって白く抜けていくグラデーションも綺麗で、数ある紫陽花の中でも一番好きな株でした。
列車が来るまでの間、様々な紫陽花を愛でられるのも箱根登山鉄道の魅力の一つです。
今年は彫刻ストレートの紫陽花の剪定及び伐根が行われたようで、残念ながらこの株もなくなってしまいました。
それ故に列車は良く見えるようになっています。どこか別の場所で同種の株を植えていただければ嬉しいなあ・・・。
モハ1形104-106号 紫空
2024/4/25 出山(信)~塔ノ沢
モハ1形104-106
NikonZ9 Z14-24/2.8S
この地で赤2連を最後に撮影したのは19年のサンナナでした。
最後のモハ1形、2連のヨンロクが再び標準塗色を纏って箱根の山を歩荷します。
相方の108号はレフレッシュ休暇中。繁忙期の直前、数日間は単独での登山です。
日没の直後、夕焼けが紫に移り変わる空の様相を眼下の早川が写し込んでいました。
・・・これから数年間、日常が帰ってきます。
同じ県内とは言え箱根まで片道2時間弱。そう気軽に通えないですが、コツコツと今の感性で記憶に残る記録が出来ればと、待ち侘びた姿を見送りながら誓うのでした。
モハ2形108号 検査明け試運転 三線軌条
2024/5/1 箱根湯本~入生田
モハ2形108
NikonZ9 AF-S300/2.8VRⅡ
大平台を出て間もなく、GW渋滞が続いており暫しの一休み。
ダンゴになっている車を良く見たら「強羅で会ったなあ?」というメンツが前にも後ろにも。Bluetooth通話をしたら「二台前だろ?」で一同大笑い。
ずるずると進み、正直間に合わないのも覚悟の上でしたが、湯本の時点で5分弱余裕があったので、後輩の案内で今試運転の〆を山崎宮踏切としました。
数回訪れたことがありましたが、箱根湯本側にカメラを向けたのは初めてです。
建造物など一切入らず、雨で艶っぽくなった新緑を多く取り込めて良い雰囲気です。三線軌条とその線形を強調したく、ローアングルで待ち伏せしてみました。
Z9の電子シャッター音(スピーカー部分)が聞こえなくなってくるほど本降りの雨での連戦でした。
持参のタオルも乾くのが追い付かないほど。体温を奪われ体力を消耗した半日でした。
でもなぜか、箱根登山だけは雨の撮影が楽しくて仕方がないんですよね。あと何度ずぶ濡れになるのだろうか。笑
近くにある素敵なお庭のオーナーさんと一言交わして笑顔で撤収!
モハ2形108号 検査明け試運転 後方確認
2024/5/1 大平台駅
モハ2形108(後撃ち)
NikonZ9 Z70-200/2.8S
旧タイプの尾灯は1位側のみ。尾灯側を強調するのにもってこいな後撃ちを意識せざるを得ません。
スイッチバックを3回繰り返す箱根登山ではコロコロとエンドが変わり、運転士および車掌の運転室交換も醍醐味の一つです。
乗務員が乗り降りする瞬間を狙い撃ちしようと形状の観察後は大平台駅にやってきました。
先客と交渉し、到着後の列車への接近の許可をいただけました。
邪魔のない位置で入線を見届けようとしたら思いの外構内手前で止まってしまいました。
Σそうか!3連でも2連でもないのだから、わざわざ構内の奥まで押し込む必要がないのか・・・。汗
ちょっとやらかしたなと早足で旧型車に近付こうとした矢先、足元で車両が反射しているのを見つけてしまい突発の急制動試験を実施。
そこからは発車を見送るまで、目に雨が入ろうがお構いなしでカメラと共に地に伏せていました。笑
想定になかったリフレクションをどう落とし込むか考え、当初の乗降は切り捨てます。間に合わなかったが正しいのかも。
もう一つやりたかったのが車掌さんの"後方確認の指差し"。箱根登山鉄道は発車時の所作が徹底されており、車内外からこの姿を見たことのある人は多いのではないでしょうか。
必ず発車後、動き出してからの所作なので後撃ちの証としても貫禄が出てくれたなと思っています。
モハ2形108号 トンネル飛び出し②
2020/6/7 大平台~出山(信)
モハ2形108(+109)
NikonD850 Tokina50/1.4
2020年夏の初めには全線開通への復旧に向け、線路の地固めと乗務員の習熟訓練を兼ねていた試運転が行われていました。
試運転表示を深く考えずとも撮れるチャンスでしたので何度か…いや何度も足を運んでいました。
丁度仕事の方も落ち着いていたので、この日を皮切りに週末は全て箱根に通っていたような気がします。
そして撮り尽くし撮り飽きたかと思っていたのに、結局先日の108号出場試運転に出席している怪現象が発生しています。
常磐台隧道飛び出しの4年前にやっていた畑山隧道飛び出し。こちらは裏道から脚立を使って撮る場所ですね。
個人的に出山鉄橋の次くらいに目に留まりそうな場所だと思っていて、ビギナー時代にも撮っていた場所でした。
ここは山間ながら順光の時間帯が存在しますが、太陽の高い時期のお昼前のみ日が当たるため、晴れに拘ると意外と大変だったりします。
6月でしたが晴れ間が広がっていたので定番ながら狙うことにしました。
試運転の期間はずっと109号とのペアで走っており、イタリア国旗(ハンガリーとも)だとかバジルトマトだとか、色々しっくりこない名前を付けていました。
個人的にこのトンネル飛び出しは先頭車両のみで完結する方が収まりの良さを感じています。
そのため金太郎塗装から標準塗装に戻ったばかりの綺麗な姿をした108号を、単車風の切り位置で狙ったのがちょっとした拘りです。
モハ2形108号 検査明け試運転 小涌谷駅
2024/5/1 小涌谷駅
モハ2形108
NikonZ9 Z70-200/2.8S
急カーブを曲がった先には小涌谷駅。整備士が窓から足回りの確認をしているのが伺えます。
『試運転』なのですから、いつも通りに走り通せばいいだけではないですよね。苦笑
午後になり本降りの雨となりましたが、試運転に携わる関係者様はものともせず、淡々とこなしていました。
NikonZ9 Z24-120/4S
小涌谷駅で列車交換を行います。少しだけスナップする時間があったので近付いて、本日の小変化である『標識燈』を観察してみました。
覗いてみるとどうやら昭和28年小糸製作所作製の本物の模様。つまり復刻ではなく復元です。
ちなみに1位側のみの変化です。3連で走ると連結側になってしまうため、表立って見れるのは貴重なのかもしれません。
しかしなじみ深いのはドクロマーク(2位側)の方で、これは良いぞ!とまで興奮してた訳でもないです。笑
モハ2形108号 検査明け試運転 花壇踏切
2024/5/1 彫刻の森~強羅(後撃ち)
モハ2形108
NikonZ9 AF-S500/4E
同行者の希望で地獄沢橋梁へ。
やはりGWの渋滞の影響で到着に余裕がなく、面撃ちは不定期回送で満足しているので横着せず、何度目の正直か箱根登山で貴重な全速前進区間の後撃ち側で待機しました。
ここは強羅花壇という高級旅館のためにある踏切で、第一と第二の花壇踏切が存在します。
運が良ければ女将さんや板前さん、その他旅行客などが行き来するということで、狙っているのですが中々決まりません(^^;
元よりこれが本命ですが、先のトンネル飛び出しで満足しているのでただの後撃ちでもいいかなと思っていたのですが、とうとう強羅らしい一面を押さえることができました。
新緑との調和が素晴らしい和服はもちろんのこと、雨の影響で傘を差しており、左腕には和装に合う利休バッグを持っていて・・・完璧な装いすぎてまるで私が指示したみたいですね。笑
これくらい気構えない方が想定を上回ったりするのはあるあるですね。
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モハ2形108号 検査明け試運転 トンネル飛び出し①
2024/5/1 出山(信)~大平台
モハ2形108
NikonZ9 AF-S105/1.4E
連休の中日にみんな大好き108号の試運転が行われました。
生憎の雨?待望の雨?どちらかと言えば後者でしょうか。終日雨が降り続け体力の消費が激しい一日でした。
今回は不定期回送との差分化や試運転っぽさを重視したく、俯瞰・遠景撮影はお預けで接近戦メインとしました。
山肌は今もしくはこれからが新緑の旬ですが、山間はと言うと既に草木の日差し争奪戦でそこそこ繁ってきています。
湿度が起因と思われますが、箱根は他の路線よりも光が地面まで通っていない印象です。
何回か訪れていつもしっくり来ていなかった常磐山隧道飛び出しを往路の本命としました。
数年前に斜面が刈られてから物足りなさがあったのですが、今年は想定以上に草木が伸びていて、今までの1/10くらいのキャパしか残されていませんでした。
整地すれば済む話かもしれませんが、柔らかい新芽の質感も素敵ですしスイートスポットを何とか見つけ、108号を優しく包むような前ボケに利用させてもらいました。
逆側の畑山隧道飛び出しでは順光で押さえているので、悪条件万々歳な今の撮り方でやれて大満足です。
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