水島臨海鉄道撮影会 カピカピカ
2021/7/25 倉敷貨物ターミナル構内
DE701
NikonD850 AiAF-S300/4D
さてさて、楽しい撮影会も終わりの時間です。
帰りの汽車の出発5分前、引退が決まったDE701にお別れのワンショット。
DE10形と瓜二つなDE701。朱色が日々の仕業で色褪せてしまいカピカピな状態。
お財布が潤ってる某旅客会社は検査後の綺麗な状態で廃車にしてしまいますが、貨物機としてあるべき姿はまさにコレ。
染み付いた汚れや錆びはそのままに、細部は中の人の手によって綺麗に磨かれていました。機内も奇麗で素晴らしかったです。
特に目立つのはナンバープレートですよね。この機関車の名札である訳ですが、一際輝いておりました。
最後のお披露目かもしれませんが、使い倒して終わりではなくピカピカなナンバーから「今までありがとう」という感謝の念が伝わってきました。
今回の水島臨海鉄道撮影会をまともに評価したいです。
☆ 自由な時間と行動のストレスフリー
◎ サプライズの演出や要望に耳を傾ける姿勢
◎ 午前と午後の部による分散と計画の立てやすさ
〇 始発駅から直通で会場まで案内してくれる
〇 安全配慮のヘルメット
△ 当初のイメージと並べ方が違う
× 無灯火
ご意見箱があればしっかり感謝と次につながる意見を述べたいところ。
中の人がこの記事を見てくれてそうなので、自己責任で書いてみました。
また機関車撮影会があることを祈ります!
出来れば夜間撮影会や東水島駅で入換などを「有料」で撮ってみたいです。笑
祝100記事目 奴の名は
この記事のURL末尾は#105ですが、ブログ『ネコキック』として公開100記事目となりました。
改めて自己紹介させていただきます。
現在被写体として意識しているのは
・115系湘南色(新潟、長野、岡山の計4編成)
・箱根登山旧型(104-106,108)
・EF65(東西旅客貨物問わず)
・しぶかわ内燃(地方私鉄、臨海鉄道、DE10)
・EH200(サボり気味)
以上となり、今後の公開記事もこれらが多くなることでしょう。
『日常に紛れる非日常』を信念に撮影しています。座右の銘は『思い立ったが吉日』。
綺麗な写真、迫力のある写真は副題的な位置づけで、何を意図しているのかが伝わり、本人が撮る意味があるねと見る人に思ってもらえるような写真を目指しています。
あくまで趣味なので個々の楽しみ方がありますが、私はこれが趣味を続けている理由です。
しかし本質としては他人に認められる写真以上に自分が撮りたいと思える写真を撮っておりますので、誰にも見向きもされない写真も沢山あることでしょう。笑
もしも共感を得られたらコメントなり拍手なりいただけますと励みになります・・・!
2015/5/2 吾妻線 金島~祖母島
525M 107系高崎車2両
NikonDf AiED180/2.8S
「お前かーい!」という声が限定的な角度から聞こえてきますが置いといて・・・笑
#115または115記事目を115系にするとして、200は忘れている可能性もありますし笑、100は何にしようかなと考えていました。
最初は箱根登山100形を載せるのが妥当かと思いましたが、ネタにできるほどネタ写真がありませんでした。笑
自分が求める被写体に100の数字がつく車両がないんですよね。
0番台とか1000番台ばかりで、100ってなんだ?と。100番台…う~ん…考えていたら奴が背後からやってきました。
107系100番台。かつて高崎車両センターに所属していた115系と長い付き合いの電車。
JR生まれの車両ですが足回りは165系の機器類で、115系に負けない良い唸りを上げておりました。
ですが私が群馬に訪れる理由は彼ではなく115系が目的。
運用の調べが甘い時、深く考えず気が抜けた時、次撮ったら帰ると決めた時、音からして115系だろうと思った時、素晴らしいシチュエーションに合致する時間帯に撮りたい時、奴はやってくるのです。
お呼びでないのにやってくる。いつしか白い奴と呼ばれ、豆腐みたいで冷奴に見えてきて、気付けば白奴と呼んでおりました。
115系天国とは言え、朝から晩まで追いかけていると休息する時間が取れません。
ご飯を食べたい時、プランを練りたい時、ロケハンをしたい時、草刈りをしたい時、構図を確認したい時、奴がやってきてくれるのです。
恐らくワンシーズン程度しか115系を撮影できてなかった方々よりも私の方が白奴を撮っている気がします。笑
「ここは2両の方がまとまりがいいな~」「白奴でやっておくか~」「やっぱりしないな~」なんてことを繰り返してましたが、今回は貴重な真面目カットを載せておきます。
そんな白奴は115系が全廃する前に引退となりましたが、同じ高崎駅を発着とする上信電鉄で第二の車両人生を歩んでおります。
いつか行くのでしょうか?(他人に問いかけてこの記事を終えようとする)
水島臨海鉄道撮影会 ムンムン
2021/7/25 倉敷貨物ターミナル構内・キハ20車内より
DD501
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
自由時間の後半でキハ20とDE701の車内・機内解放がされました。
DE701は今回の目玉でもあるので行列。しかも自由解放なので統率がなくすし詰め状態(^^;
暑すぎるし密は勘弁なのでキハ20の方に行ってみました。
キハ20、正式にはキハ205として生態保存されている古株で、先日動態保存として復活を遂げるためのクラウドファンディングが始まりました。
自分は新参者な上にキハはさっぱりなので分かりませんが、数年前に引退してから動いてないようですね。
強いて言えば、国鉄キハの中で撮りたいと思えるのがあるとしたら、キハ20を筆頭に挙げたいと思います。
10年以上前に磐越西線で乗り鉄した車両がキハ20だった気がします。渋いですが優しい顔つきでトコトコ走る姿が実に似合うなあと。
復活したら是非拝みたいですね!今回の撮影会は実に素晴らしいものでしたので、お気持ちの寄付をしましょうか♪
話は戻りますが、古株で私ですら良いなと思えるようなキハ20はもちろん人気で、ここも賑わっていました。
しかし唯一カメラを向ける方向と言いますか、この解放の意味を別の視点で捉えていたような…笑
やりたいことは車内からさも連結しているかのようなDD501の姿を写すこと。
現地でご一緒した知り合いも「車内が国鉄の匂い」と言っていて、確かに磐越西線を思い出すようなムンムン空間でした。
車内の逆方向端っこから、ボックスシートや扇風機を入れると令和とは思えないような空間がそこにはありました。
しかしこれには丸々画角に誰も居ない贅沢さを求めてしまい、だからと言って自由解放に私が仕切るような立場でもないのでそこそこ苦労しました。
イベント終了間近、もう車内の記録写真を撮る人もいなくなったところで、ささっと撮らせてもらいました。
DD200が写っているのはご愛敬というか、このイベントらしさでもあるのでヨシとしましょう。
DL重連やまぐち号-4 不測の事態②
以下あらすじ。
突然の大雨によって駅間で停まってしまったDLやまぐち号。
30分ほど停車したのち津和野の隣の駅、船平山駅まで徐行運転をすることになる。
そう、船平山駅まで。。。
有能車内速報が入ります。
「船平山駅まで徐行」かつ「18時まで抑止」
今が17時前なので、1時間は停車して様子見と言うことになります。
後付けですが、当初の徳佐界隈で待っていても雨に濡れていただけでしたね。
一同は『とりあえず船平山駅』で向かうことにしました。
2021/8/7 山口線 船平山駅
8522レ DE10 1514+DE10 1076+35系5車
到着したときには既に駅前に車が大行列!!…かと思いきや、DLやまぐち号が駅に停車しているから踏切が延々と鳴り続いているだけの模様(^^;
この列に並ぶ意味がないので横に逸れてスナップを。
あら?撮っている内に急速に天気が回復して雨が止んだどころか、進行方向には青空が覗いてきましたよ・・・。
しかし一度降ってしまい、周囲から雨水をかき集められた河川の勢いはそう簡単には収まりません。
機関車から降りてきた運転士に労いの言葉をかけると、
「ダメだこりゃ。いつ動くかわからん。」
18時まで抑止=18時に運転再開 ではないので嫌な予感はしていましたが、やっぱりそう簡単には復帰とはなりそうにないです。
そして追い打ちで有能車内速報の追加情報。
「ここで運転打ち切りです」
絶句。乗客が災難と言うほかありません。
しかもこの駅はロータリーがある訳もなくバスも入れないため、タクシー手配だそうで、乗客全員を移動させるのにどれくらい往復して時間がかかるのか…。
(隣の徳佐駅からバスで新山口に移動らしいのですが、徳佐まで走れば良いのでは?と現地では疑問でしたが今地図を見返したら一つ川を渡るのですね…。)
車内からの恨めしい視線が少々後ろめたいですが(女の子に手を振ったらガン無視されてメンタル来ました苦笑)、やれることをやらないと我々も山口に来たのに成果がありません。
ライトは消され、手歯止めまで入っていよいよ"終了"を受け止めなくてはならなくなりました。
新山口行きのDLやまぐち号はこの後も何度か阿武川や篠目川を渡ることになります。
雨量計基準値超えを理由とした抑止からの運転打ち切り。そして非営業運転となる回送の時間も日を跨ぐとか跨がないとか。
時間が経つにつれ、各所で待機していたであろう撮り鉄が集まってきました。
しかしどこか皆さん浮かない顔。多分自分もそう。自然相手ですから致し方のないのですが気が済まないのが本音。
本来通過駅である船平山駅に停車。バカ停も良いところ。
帰ってしまうのも手ですが、帰ってもすることがない。転んでもただで起きない作戦で傘も差す必要がなくなったのでもう少しだけ見学することにしました。
停車から1時間近く経ちましたが、ホームの反対側に回り込むのに2km弱先の鳴っていない踏切まで迂回しないといけません。
移動ついでに微々たる給油をして、前記事で申し上げた徳佐のスーパーで飲み物を買って、再び戻ってきました。
やっぱり踏切は鳴っているし、手歯止めは入ってるし、乗客は沢山取り残されていました。
ぐるりと360°回り込んで面白いところはないかな~と、、、ぐっとくる場所が見つかりました。
皆さん消灯している機関車ばかり撮っていますが、後方の35系客車は尾灯が点いていたのです。
35系客車を撮るだけなら面白くないかもしれません。しかし船平山駅はカーブのアウト側に乗降場があるため、イン側で編成を巻かせて撮れば奥にDE10を置けるのです。
小一時間もすれば夜行列車の雰囲気を醸せる良い時間帯。その頃には展望デッキで暇を持て余した乗り鉄らもタクシーに乗り込んでいることでしょう。
2021/8/7 山口線 船平山駅
DE10 1514+DE10 1076+35系5車(後撃ち)
NikonD850 AF-S300/2.8VRⅡ
帳が下り、暗幕が一枚また一枚と空を覆っていくエモーショナルタイム。
奥のDE10とカーブを強調したかったため、望遠レンズで切り抜いて文字通り斜に構えてみました。
テールライトの味を強調するために手前の線路の反射を入れたのも拘り。
この一枚で心は満たされたので、次は胃袋を満たすため、宿に荷物を置いて美味しい山口の魚と日本酒に酔いしれました。
単独行動だとこうもスムースな判断と行動が出来ないのですが、上手い事仲間内で連携してその場その場の分岐点の正解を辿れた気がします。
感謝!
DL重連やまぐち号-3 不測の事態①
駅から遠く混雑もそこそこで、屋内も広々としていてメニューも充実。トイレの水は冷たくて気持ち良いし土産屋もあるし休憩するには最高でした。
「さて午後はどうしよう?」飯の場はある意味ミーティングタイムでもあるのですが、あとで撮れなくて悔やむよりもいち早くやっておきたい場所から潰していくことになりました。
曇りでもやりたいし~って外を見たらザアアアア-----!!
一同まさに「!?」
確かに先ほど撮影した田んぼアートの場所でも雷が鳴っておりました。
「いやいや通り雨でしょ汗」「1時間あるし何とかなるでしょ汗」
雨雲レーダーを見ると実に局所的で、場所によっては全く道路が濡れてない場所もあるほど。
外の雨脚が弱まったタイミングで先ほど申し上げた"いち早く"の場所に向かうことにしました。
しかし数百メートル移動したところでバケツどころかたらいをひっくり返したような豪雨。右に曲がって走っていくとピタッと止む。なんだこれ!不安で仕方ないです。
もう一度雨雲レーダーを見ると「これ後ろから…来てるよね…」もはやホラーです。
俯瞰撮影が狙いだったので、雷も豪雨も怖いのでこの日は断念することに。。。
順光の定番に行く意味もないですし今から冒険するには経験と時間が足りてません。
一先ず津和野駅で入換を撮影してボウズを回避する作戦に移りました。
2021/8/7 山口線 津和野駅
DE10 1514+DE10 1076、35系5車(入換)
NikonD850 AF-S300/2.8VRⅡ
撮影の自由度が狭く、雨も強まってモチベーションが下がっていきます。
前の前をDE10重単が通り過ぎて眺めているとヘッドライトがレールを照らしていたので一枚。
次の流れは連結後もう一度本線に入れるための入換ですが、案が浮かばなかったので車に戻りました。
さあさあどうしましょうか?
「案がないなら接近戦で一枚やりたい」
知り合いの意見に同意。野坂峠を越えた徳佐の方でやっておきますか。
ということで一同は国道9号線に乗って津和野町を後にします。後にね。
小一時間前に体験した"たらい"ゾーンに突入しどんどん雨脚が強くなってきます。
雷も鳴っていてスピードを出したらハイドロプレーニング現象が起きそうなほどの悪天候。
撮影地近くのスーパーにピットインし、停めさせてもらうついでに飲み物でも買おうかなと思ってのですが、そもそも外に出る気が起きない。笑
ありがたいことに知り合いの知り合いが今回の列車に乗車しているそうで、通過5分前になったら人の隙間から撃つんでいいや~って言ってたら、
「抑止食らったらしいです」
一同2回目の「!?」
鉄橋の雨量計が基準値を超えたとかなんとか。下手したらここで待ってても1時間近く来ないんじゃ・・・?
どうせ豪雨でグダグダ気味な現状、リアルタイムで状況が分かる恩恵にあやかって、一旦その停車している場所まで戻ることにしました。笑
0.02日振りにただいま津和野町~。おーおー停まっとります。津和野駅を出て1kmに満たない場所。しかし何も鉄橋の上で停まらんでも(^^;
路面の水溜まりがもはや小川レベルになったところで警笛一発。見学数分で発車。笑
先ほどの徳佐方面に戻ろうとする訳ですが、超有能速報情報が来ます。
『徐行運転で隣の駅まで行って抑止』
徳佐で待ってても来ないじゃないですか。無駄待機回避です。
徐行って何キロ?25キロくらいじゃね?原付以下?流してても間に合っちゃう系?え、じゃあ行っちゃう?
2021/8/7 山口線 津和野~船平山
8522レ DE10 1514+DE10 1076+35系5車
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
隣駅で何分停まるのかこの時点では全く分からないですが、この区間でやらないと収穫がなさそうです。
本来なら間に合うはずもないのですが、国道に上がってまた県道に戻ってもまだヘッドライトは遠くにあります。牛歩です。
当初は県境付近の名賀川沿いでやる予定はありませんでしたが、立ち寄ってみることにしました。
初めて来た場所なので一先ず線路の方と道路沿いの鉄ちゃんを見てどう撮れるか判断。
恐らくよく見るお立ち台はもっと先。でもトンネルの出口が見えてここでやりたくなってしまいました。
自己ルールですが、晴天以外で空を入れる気にならないんですよね。
緑一色だからこそデーテンが映える。繁った草木で客車が写らないくらいならトンネルに隠れてしまった方が面白いかななんて。
1分後に来るかと思ってワチャワチャしながら構図を決めたのにやってきたのは5分後くらいでした(汗
来なければ来ない程、やってくる速度が遅いのでISOとシャッター速度を落としていきます。
1/250sec.手持ちで撮影。昔のコンデジなら当たり前でしたが、高画素デジイチだと躊躇する人もいるでしょうね。
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DL重連やまぐち号-2 凸と凸凸
2021/8/7 山口線 船平山~津和野
8521レ DE10 1076+DE10 1514+35系5車(後撃ち)
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
今回、8月7日~9日の3日間山口滞在となりました。
「3日も居れば晴れ写真が撮れるだろう」という魂胆だったのですが、今後公開していくカットに晴れカットは入っているのでしょうか。
3日も居れば晴れ写真が撮れる→1日くらい他の列車撮りたいな?に変わり、初日の往路はやらずにPFロンチキを広島方面でやることに。
しかしピン甘影落ちケツ被りで撃沈となりました、、、山口から運転した意味と山口に宿を取った意味がないことにここで気付く。笑
(ちなみに初日の往路は場所によりますが概ね晴れたそうです。)
トイレ休憩をして、瀬戸内レモンラムネをキャッキャしながら飲んで一服。
工臨撮影後すぐに()行けば津和野到着くらい間に合うかもという想定だったので、広島に滞在する理由もないためささっと向かってみることにしました。
後部座席に座る友人の口数が減ったあたりで津和野町が見えてきました。目当てはまだ2駅手前の徳佐を出たばかり。
まだ余裕はある。駅に行くか?走行をやるか?多数決で前々から気になっていた田んぼアートと一緒に写せる林道に立ち寄ってみました。
軽く検索をしてみると、地元の高校生と自治体が10年近く継続して取り組んでいるんだそうで、SLを応援するのが目的で普段はSLの田んぼアートなんだとか。
今年はSLではなくDLの年なこともあり、ビジュアルを凸型にしたDL田んぼアートがお披露目となっています。
DLの凸型って、すべての鉄道車両の中でも圧倒的に一般人に伝えやすい形なんじゃないかなって思います。
田んぼアートは色や角度も表現方法の一つですが、シンプルに形だけで伝えるならこの上なく分かりやすい。
この特別な今年限りの風景を、DE10重連で撮れるなんて燃えちゃうじゃないですか!
とは言えキャパも狭く、同区間なら別場所でやりたいところがあって優先順位が若干低かったこの場所。
雨が降ったら霞むし、晴れたら順光でもないし、曇りで何時間も場所取りしたくないし…。
う~ん、う~ん・・・そうだ!
田んぼアートがメインで、重連なんてのは小さくても分かるんだから、後撃ちで長閑な雰囲気に仕立てても良いんじゃない?
しかも後撃ちなんて真面目にやる人は限られているから、往路の終点手前で追っかけ組も疎らだし、平和にやれるでしょう~…って。笑
初めてのDE10重連やまぐち号の撮影が、強気の後撃ち真面目撮りからのスタートとなりました。
現地で脚立を貸してくださった方、どうもありがとうございました。
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水島臨海鉄道撮影会 リフレクト
2021/7/25 倉敷貨物ターミナル構内
DD501、キハ20、キハ30
NikonD850 Tokina50/1.4
DD50形の渋いところその50くらいに連結器回りの虎縞模様が挙げられます。
小さいボディにゴツい風貌、懐かしい配色に人知れず牽引の任に従事する姿がたまりません。
水島臨海鉄道撮影会はかなり自由度が高く、加えて自由時間も長かったので色々遊べました。
並びが一番人気で、最も人が少なかったのは逆光側。
逆光側ならなおのこと誰も狙っていないのでじっくりDD50形のパーツを眺めていました。
テールライト、反射板あったよなあなんて見てたら…あれ?反射してるぞ?と。
逆光も振り向けば順光。振り向かなくても写り込んでるボロキハたち。横一列に並べなくても一緒に撮れるじゃないですか。
これに気付いた人はどれくらいいるかな?ムフフなお気に入りカットです。
水島臨海鉄道撮影会 デビュー
レゴブロックをそのまま大きくしたような機関車。
DE10形置き換えにあたる本線走行可能な機関車。
割と好きという意見を散見しますが、私はどうも刺さりません。親戚にあたるHD300形は刺さるのですが、好きな人を今のところ見かけません。笑
OEM機なDE701の置き換えとして、水島臨海も令和3年6月に新車のDD200601を導入しました。
折角なら"701"の文字を引き継いでほしかったなあと思ってしまいますが笑、運転する側はさぞ快適でしょうね。
2021/7/25 倉敷貨物ターミナル構内
DD200 601、DE10 1164
NikonD850 TAMRON17-35/2.8-4
新車のお披露目でもあった今回の撮影会。
左右と後方の老兵ばかり目に行ってしまいますが、折角ぐるっと1周眺められる機会なので観察してみました。
サイドのコックが沢山あって意外とメカメカしいことと、前面の足回りが結構ゴチャゴチャしてて、ハマる人の気持ちがちょっぴり分かってきました。笑
残念ながら私が刺さらない部分は色とかコストカットしたデザインにあるんですけどね。。。
デッキ部分も広いですし、柵もしっかりと握れそうで、働く人のことを考えた優秀な機関車なのは素人からも伝わります。
中の人が大歓迎している最新鋭なDD200ですが、去る7月15日から自社内で本格始動したそうです。
その時に装着されたヘッドマークを用意してくれたので、ちょっと気に入った足回りを目立たせる見上げ構図で掲げるシーンを狙ってみました。
DL重連やまぐち号-1 ジオラマ風
SLやまぐち号は新山口⇔津和野間を走行するSL牽引の観光列車。
新型設備ばっちりなレトロ客車が近年話題になりましたが、今年で運行42年目を迎えるそうで、県内外問わず多くの人に親しまれてきた列車ですね。
山口線と言えば遥か1000km先ですが、山に木霊する汽笛が聞こえてきそうなほどの爆煙シーンが目に浮かぶほどです。
しかし今年は牽引機のSLが検査だそう。しかも憎きコロ助の影響で運休・・・とはいかず!、DLやまぐち号としてディーゼル機関車のDD51形が週末の山口路をエスコートしているそうです。
当方DD51は専門外なのですが、一部のオタクがTwitterでザワついてるので夏のプレスを確認したらDE10形がやまぐち号に抜擢との吉報!
しかも出血ならぬ出油大サービスな重連運転を、なんと8月限定で計6回も運転してくださるとのこと!!
いつかは新型客車を拝みたいと思っていましたが、この度ようやく山口に足を運ぶ機会がやって参りました(^^)ゝ
2021/8/8 山口線 津和野~船平山
8522レ DE10 1514+DE10 1076+35系5車
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
今回楽しみにしていた撮影地。目的は赤瓦屋根の城下町を見下ろすこと。
素敵な情景を俯瞰できるとついジオラマ風に加工してみたくなります。
赤い屋根と赤い機関車が日本の古き良き街並みに調和します。
晴天には恵まれませんでしたが、優しい色合いになってお気に入りです。
セッティング中もワクワクしましたが、家で現像してるときが一番楽しんでいたかもしれません。
この一枚だけで行って良かったと思えます。
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モハ1形・モハ2形 試運転の離合
2020/7/18 塔ノ沢駅
モハ1形104-106/モハ2形109(+108)
NikonD850 TAMRON85/1.8
2ヶ月以上続いた試運転も終盤に差し迫り、旧型がフル出動する日も少なくありませんでした。
この日は塔ノ沢駅で旧型同士が交換をするチャンスがあり、多くのファンが様々な角度から撮影していました。
青赤の2両と赤緑の2両が走っているため、赤と赤が横並びすることはありません。
旧型同士が並ぶことも今後貴重でありますが、着目すべきは試運転の"試"看板を両車とも掲げていることです。
停車位置は固定のため真横でぴったり並ぶことはないですが、片方をブラして動きを出すにはうってつけです。
先に停車したキューハチと遅れてやってきたヨンロクが離合したところを連絡通路から見下ろしてみました。
レンズ交換をした際に後玉に埃が見えたので息でフッて取り除いてからカメラにつけたんです。
ファインダーを覗いたらなんかモヤモヤ。うん?
一番に疑ったのは眼鏡、次に接眼部、そして現地。笑
いやはや湿度が高すぎて自分の息でレンズが曇ってるらしいです。
ブロアーもメガネ拭きもすぐに取り出せない。いいやゆるふわ系で撮っちゃえ~って。
撮影手法としては後付けでアリだと思っちゃいましたけど、ミスト風の濃度が調整できないのでやるならフィルターを用意した方が良いのでしょうね。
いきなり立ち込めた濃霧が良い感じなんですよ、濃霧が(^^;
モハ2形109号 燻し緑
2020/8/8 彫刻の森~強羅
モハ2形109(+108)
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
山の日をサンドイッチして3日連続で緑の山の電車を載せてみます。
モハ2形が1両で走ることは通常有り得ないので、モハ1形が動かない限りはキューハチこと109+108での組成で走っておりました。
標準色の朱色が109の緑をより地味な存在にしている気がしたので、今回は後ろの108を写さずに単行風で試してみることに。
単色に魅力を感じてなかったのですが、日没して直ぐの暗がりで撮影すると室内灯が目立って実質ツートンのような色合いになりました。
この109の塗装は燻し銀ならぬ燻し緑な存在で、日中よりも闇の中でこそ真価を発揮するのかもしれませんね。
モハ2形109号 インビジブル
2020/7/11 出山(信)~塔ノ沢
モハ2形(109+108)
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
山の日をサンドイッチして3日連続で緑の山の電車を載せてみます。
前にも書いたと思いますが、
最後までメインで撮影することはありませんでした。
当初はどう
とは言え残念がってる自分がどこにもいないので、雪が降ったとしても果たして撮っていたのかすら疑わしいですね。笑
2020年の地均し運転では試運転列車が短いスパンで往復するため、
あえて同系色で攻めて見たら案外深みが出た気がします。同じ緑でも絶妙に違いますもんね。
背景の山が深緑だったらまた印象も変わってきたことでしょう。
ここまできたら連結している108号が不要に思えるくらいですが。笑
EF65 501 岡部工臨-4 前照灯
2021/7/7 高崎車両センター高崎支所
EF65 501
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
ホキを留置線に押し込んで収容後、Pトップはねぐらに戻ります。
一度折り返して入庫。
数えてみたらこの工臨仕業の中で運転士は、10回(高操入換、高操連結、岡部解放、構内入換、岡部連結、高崎解放、高崎連結、ホキ押し込み、単機、単機)も前へ後ろへ移動していることが分かりました。
誘導の人も含め、人目に触れることのない深夜帯にお疲れ様です。。。
さて、迷惑にならない位置から見学をさせていただいた今夜の撮影の終盤となります。
現場はパンの耳に群がる公園のハトのような絵面でエラいことになってましたが、入換は至って平和でした。
この日は湿度が高く、ちょっとした靄になっていたので闇鉄が捗ります。
人によってはモワっとしてシャープな画が撮れないとも言うのかもしれませんが、今の条件を活かした方が写真は楽しいですね。
車内灯と共に、暖色系のヘッドライトが優しく周囲を包みます。
鬼の1/4secで手持ち撮影。手振れ補正様様です。
ただしバイパス道からの撮影なのでトラックが往来すると100%シェイクされます。笑
何枚か撮影した内、最もまともだったのを選出。
寝る前は暖色系のライトにすると入眠の質が上がるんだとか?今度から1時間前から変えてみましょうかね。
山スカ 田原の滝定番
待ち望んでいた晴れの日々。同時に蒸し暑く着替えや水分補給の頻度が上がりましたね。
皆様、コロナもそうですが熱中症にも十分にお気を付けください。
免疫力が下がると外的要因にやられやすくなるので、常に精神の状態と体力を万全にしていきましょう。
ということで"涼"を少しでも感じられる写真を。
2014/5/14 富士急行線 十日市場~都留文科大学前
4542M 115系豊田車3両
PENTAX6x7 105mmF2.4
EF6439牽引のロンチキを中央線で撮影し、家に戻る方向で撮れるものを撮って帰った記憶があります。
この撮影のあとは小田急でLSE、東海道線でEF64貨物を撮っていたようです。
山スカこと豊田所属の115系横須賀色の引退まで目前となり、時間と機会があれば意識して撮っていた最後の年。
この前後5日の間に吾妻線に3回行ってます。撮りたいものが多く当時はやる気に満ち溢れてたようです。
都留市にある「田原の滝」は、富士山由来の自然が形成した柱状節理(マグマが冷えて柱状に掲載された地形)が見られる景勝地です。
豊かな水量に落差の大きい滝は、より険しく美しく鉄道風景を彩ってくれます。
段々と連なる上流方面に目を向けると富士急行線が覗いており、景勝地でもありお立ち台でもあります。
富士急行に乗り入れる山スカを狙うためこの場所に参りました。
群馬にはない景色ゆえ、涼みに行ってるようで現地では結構アツくなっていた気がします。←その地特有の景色が大好物です(^^)
順光で撮れる場所ではないため、明暗差が激しく難儀します。
暗いところは最小限に、初夏らしく光が当たっている青々とした新緑を多めに取り入れ、列車が小さくなってしまいますが木々の隙間を荘厳な滝とその導線の先に山スカを配置することにしました。
この滝は鉄道と絡められる撮影地の中でもかなり上位に食い込むのではと思うのですが、残念ながら半人工的な景勝地のようです。
過去に崩落が何度かあったようで当時の姿は失われてしまったとのこと。
しかし景観を意識した土木技術により、違和感の少ない地形を復元したそうなんです。
両脇の柱状節理も一部復元されたようですが、見分けがつかないですね。凄いなあ。
学生の頃にここを流れる桂川(相模川水系)の水質の研究を少しばかりかじっていたので、キャンプでも行くことがあればまた立ち寄りたいです。