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2021.04.29

Thankyou GUMMA 115 ep.11 第二幕

D0070.jpg
2018/3/21 高崎駅留置線
115系高崎車T1022+T1032編成
NikonDf Ai*ED600/5.6


一人勝手に波乱万丈な午前を過ごしましたが、泣いても笑っても一度きりの信越線コースの運転が終わりました。
午後の上越線コースまで一時高崎駅の南側留置線にイベント編成が引っ込みます。
道路から留置位置を確認後、入換でお馴染みの高崎アリーナにて出区を狙うことにしました。

お昼を過ぎても気温は2~4℃程度。横川の方が寒いはずなのにこの日一番の降雪はこの時でした。
ノーマルタイヤの自家用車で来たのですが、流石に心配になり待ち時間に付近のスタッドレス装備のレンタカーを手配しました。
この日一番がここだったので、ここから北に行こうと銀世界な一枚なんぞ望める訳もないのですが。笑

高崎アリーナは雨雪が凌げる屋根下のデッキですが、風は容赦なく手先の感覚を奪っていきます。
加えて遠方で待機する115系のヘッドライトが何とか見えるほどの降雪っぷりです。
ファインダーは曇るし、ピントの山は掴みづらいし、シンプルな構図ですが600単ということもあり待ち時間に苦労してました。
そしてこのレンズ、EDレンズ入りの純正単玉ですが中古で10万もしないマニュアルフォーカスレンズです。
ライブビューで拡大しても雪で何がなんだかよくわからない!
半ばヤケですが、自分の目を信じて奥からやってくる被写体をセルフ追従フォーカスで撃つことを選択しました。
入換なのでゆっくりやってきてくれるので冷静に対処でき、ポイントを渡って首をこちらに向けたところでがむしゃら連写ァ!(冷静じゃない)
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Posted at 08:00 | 高崎車 | COM(0) |
2021.04.27

Thankyou GUMMA 115 ep.10 相棒

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Posted at 08:00 | 高崎車 |
2021.04.24

東友田インカーブ 田植えの直前

F033.jpg
2016/5/18 両毛線 岩舟~大平下
441M 115系高崎車T1133編成
PETNAX6x7 90mmF2.8


『年間を通して撮影で最も楽しい月』と問われたら、間違いなく5月と答えます。
その理由の一つに田植えの季節があります。
自称撮影強化月間ですが、社会人となってからは連休明けはむしろ休み辛くなってしまいましたが・・・。
学生の頃は春休みにアルバイトで稼いだ賃金を夏休みを迎えることなく5月で使い切っていた気がします。笑

この日は待ちに待った水鏡の撮影です。
岩舟~大平下は両毛線中でもとりわけロケーションがよく、手持ちの両毛線の写真の8割がこの区間の可能性があるくらいです(^^;
友田地区の西側(岩舟側)の方が有名でしょうが、私は東側のエリアの方が人が少なくて好きでした。
そしてマイナーエリアの更に誰も見向きもしないアングルがこの写真になります。
水鏡は桜よりも難しいと思います。一番は情報の少なさです。
一般人は田舎の田んぼ一枚一枚に水が張られているかどうかなんて気にしませんから。
こればかりは行ってみるしかありません。そして当初やろうとしていたアングルは条件を満たしておらず、どこにしようかとウロウロしていたら目に留まったこの田んぼで撃つことにしたのです。

午後にでも田植えが始まるのでしょう。育苗箱が一列に並んでおり、まるでプールの授業で子供たちが今か今かと飛び込み台に並んでるようです。
水鏡となる状態は田植えの準備の最終段階であり、明日また来たら成苗が奇麗に列を成していても不思議ではありません。
それをよりリアルに感じたシーンで、まさに田植え直前。是非絡めようといつもの水鏡撮影と違って5歩下がって三脚を立てます。
首筋がヒリヒリとしだして徐々に気温が上昇しているのが分かります。水鏡が出来るということは、5月の心地良い風がお預けである何よりの証拠です。笑
汗ばむ初夏の陽気に涼しげな水田を眺めて気を紛らしていると踏切が鳴りました。
予定通り側面緑幕のT1133編成がやってきました。奥に道路がありますが乗用車が写らなくてラッキーでした。

Posted at 08:00 | 高崎車 | COM(0) |
2021.04.22

モハ2形108号(金太郎) 検査明け試運転 80‰

D0079.jpg
2016/7/12 宮ノ下駅
モハ2形108
NikonDf Ai*ED600/5.6


試運転の復路から一枚。
登山鉄道の名にふさわしく、日本の一般的な鉄道で最も急勾配な坂(80‰)を登り降りする姿は訪れたら一枚は欲しくなります。
梅雨らしい曇り空の上、彫刻の森以外は紫陽花も旬を過ぎてしまっています。
この日は強羅駅から山を下りてくる108試運転を超望遠で切り取ることにしました。
どうも全部入れてしまうには横構図だとパンタを切るし縦構図だと間延びして余白の活かし方が思い浮かびません。
折角600単を持ってきているし、贅沢ですが切り抜き構図で情今回に必要のない情報の切り捨てを試みました(試だけに)
ここで旧型朱色2連を300で撮りたいのですが、未だ願いは叶っておりません。。。

当方山登り経験があるのですが、どうも下りが苦手です。
体幹が貧弱なのかX脚だからなのか、身長の問題で重心が取り辛いからなのか?とにかく下りが苦手でいつかコンドロイチーン!って叫んでいそうです。

2021.04.20

天衣無縫 「看板」

D0077.jpg
2016/7/12 入生田検車区
モハ2形108
NikonDf Ai*ED600/5.6


検査を終えた108号が本線で1往復試運転を行うその直前の1シーン。
出発前の点検で前サボに回送の『回』が取り付けられてガッカリしておりました。(苦笑)
「まさかこのまま終点まで回?」「厳密には試運転の区間は箱根湯本⇔強羅なのかな?」「でも…今日の狙いは…」
想いが通じたのか?途中で違和感に気付いたエンジニアの一人がクルっと看板を反転させて『試』に直してくれました。
構内踏切を渡る他の作業員らも『試』の看板に注目です。
「いやいや。誰もそんな細かいところ気にしないよ。」かもしれませんね。笑
間もなくして老兵108号にライトが点いて箱根山の登頂に臨みます。

列車の行先、種別、列車番号などなど、看板の意味はとても大切です。
行きたい方面に向かうものなのか?速達性のある列車なのか?一般人が乗って良いものなのか?
今でこそスマホを片手に持っていれば事足りるのかもしれませんが、乗る人がその列車を選ぶことでようやく乗車が成立しますよね。
慣れていない路線の乗り換えなどでホームに進入してきた列車の側面の表示を見て判断する人は少なくないと思います。

2021.04.19

体は一つ

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Posted at 08:00 | 回顧録 |
2021.04.18

モハ2形108号(金太郎) 検査明け試運転 旧型並び

D0053.jpg
2016/7/12 強羅駅
モハ2形(108/109)
NikonDf AiZoom80-200/4S


老兵108号が全般検査から出場したときの一コマ。
まだ大して通ってる路線ではなかったため、まったり見学も兼ねて折り返しで暫し停車する強羅駅まで向かいました。

108号の特徴と言えば大型ライトカバー。そしてこの金太郎塗装でしょう。
違和感がないため「"108"という数字柄特別扱いしているんだろうな~」程度にしか思っていなかったのですが、公式によると小田急SEを模したものだそうです。
しかも2008年からの塗色だそうで、今は通常の一直線の朱色に戻されているので10年ちょっとの塗り分けだったようです。
今でこそ旧型そのものが貴重な存在になっているので通常塗装で何も異論はありませんが、当時は108が来るとちょっぴり嬉しかったです。

お昼休憩中に2分間だけ旧型同士が並存しました。
貫禄のある109号に対して屋根から足回りまでテカテカのピカピカになっている108号。
この姿が見たくて撮影に来たとは言え、あまりにも彩度の差が凄まじいです。目がチカチカするくらいなので現像でパラメータを落としています。笑

2021.04.17

185系踊り子 旅の帰り道

D0041.jpg
2019/3/24 伊東線 来宮~熱海
8038M 185系10両
NikonDf AiAF-S300/4D


踊り子号185系充当率100%の頃。
今改正も無事越えて、いつになったら引退するのか?そろそろ新元号が発表されるというのに。
逆算すれば最後の追い込みの時期だったように思えますが、この年もまともに伊豆急には足を運ばずでした。
とは言え地元湘南エリアばかりの撮影だとレパートリーに欠けます。珍しく暇な週末、二週間前に踊り子調教師のYUTA氏に案内してもらったポイントに再訪しました。

伊豆スカイライン・丹那トンネルの上から来宮駅と熱海湾を眺望します。
寂れた観光地は下からじゃ分かりませんが、集合住宅が立ち並んだベッドタウンとなっているようですね。
夜の帳が下りる頃、踊り子上り最終便と初島からの定期船最終便が同タイミングでやってきます。(当日まで知りませんでした笑)
太陽が水平線の先に隠れた頃、トンネル区間や道路の並走が増え始め、車窓から外を眺める人も居なくなることでしょう。
終点東京を目指しまもなく熱海駅に到着する185系。観光を楽しんだ乗客は疲れてウトウトしている頃でしょうか。
そんなことを想像しながら強風に曝され震えながらシャッターを切っていました。
当然ながら踊り子号の乗客も、熱海港行の乗船客も、お互いがお互いの認識をできません。
いろんな角度から好きな被写体を撮るのが好きな私にとって、第三者でありながらここからじゃないと見えない景色があり、それを切り取れることは撮影していて至福のひと時とも言えます。

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Posted at 08:00 | 185系 | COM(2) |
2021.04.14

Thankyou GUMMA 115 ep.9 名残雪

往路の列車まで1時間を切ったころ、雨が霙に、霙が雪に変わっていきました。
予報で覚悟はしていたとは言え3月末とは思えない天候に加え、いつも居ない場所には人だかり。
調子が狂って仕方ありません。イベント列車でさよなら運転でラストチャンスということに今更実感が湧いてきたところです。
横川行の往路は外部の邪魔立て&1円玉で通過し撃沈。だからと言って1円玉相手にどう戦えたのかは未だに答えが出せていませんが…。
未来予知能力があれば横川入線をやっていたでしょうね。ヘッドマークにこびりついたべた雪をブラシで掃うシーンは狙ってみたかったです。
気合の反面、こんなに煮え切らない撮影をしているのも自分らしくなく。現地で嘆く私を慰めてくれる人が欲しかったです。苦笑



D0068.jpg
2018/3/21 信越本線 横川~西松井田
9132M 115系高崎車T1022+T1032編成
NikonDf Ai*ED180/2.8S


気を取り直して復路を狙います!!(空元気)
セパレート区間、旧中山道側から単線風のS字カーブを見下ろすことにしました。
この時期は沿線の梅が咲き乱れ、季節外れの雪が花付きを大きく魅せてくれるだろうという目論見です。
春と言えば桜でしょうが、群馬の信越本線は梅の方が妙義山の荒々しさとマッチしていたと思います。
降雪量が増えてきましたが、やはり水分多めのべちょっとした雪に変わりはありません。札幌の雪を経験してしまうと傘を差さなきゃいけない雪はしんどいですね。(^^;
少し離れて見たら粉砂糖のような控えめな雪にも見えるでしょうか。見えますね。見える見える。

『今だからこそ撮れるカット』。これに縋り過ぎた気がします。
こんな天候狙えるものでもないですし、この体にまとわりつくストレスフルな雪を受け入れようと現地で必死でした。
大混雑覚悟の上、定番で線路に寄った一枚の方がヘッドマークを大きく写せて満足していたのかもしれません。
正解なんて通過するまでどころか、3年経過した今でもよくわかりません。でもこれだけは今でも言える。
「1時間後にもっかいやってこないかなあ、115系。」
濡れるし車に戻りますか・・・とほほ。

念のため。このカットが嫌いな訳ではないです。供養と言う意味合いもありません。
どこかの誰かが気に入ってくれるかもしれないことに微かな期待をしています。笑

Posted at 08:00 | 高崎車 | COM(0) |
2021.04.11

尾道洄游 参道の狛犬の神門の先

尾道洄游 鳥居の桜の電車の先の往路になります。
こちらの列車、岡山で列車番号が変わりますが運用で言えば姫路始発の三原行でございます。
なんと3時間のロングラン。関東で言えば上野~高崎・宇都宮よりも115系300番台の湘南色ペアに長い時間揺られることになります。
昭和96年となりますが未だこのような列車が残っていることに驚くばかりです。
MT54の轟音が往来する山陽地方ではこれが当たり前なのでしょうが、日々利用している客目線で言えばシートピッチの狭い300番台はハズレ扱いなのでしょうね。
私も乗り鉄を兼ねて岡山⇔尾道に乗りましたが、乗るなら1000番台が至高です。笑



D0063.jpg
2021/3/29 山陽本線 東尾道~尾道
407M 115系岡山車D-27+D-26編成
NikonD850 SIGMA135/1.8Art


今回(こそ)は機材も最小限に絞ってたはずなのですが、iPadだ着替えだ詰め込んでいくと総重量13kg超えとなり、いつも通りヒーヒー言いながら階段を登る羽目になりました。
出発直前、嫌な予感がして玄関でサンヨンを置いた判断は間違っていなかった…。
試写も兼ねたΣ135Artとか、3日間で1回しか出番のなかった15-30/2.8とか、本当に必要だったのか考えさせられる遠征でもありました。
ということでこちらは肩と腰を犠牲したカットになります。

尾道駅を降りて一番に向かったのは久保亀山八幡神社。
ここは境内が線路の向こうにあり、参道の先には国道2号線と山陽本線が横切っているのです。
今まで線路を跨いだり潜ったりする神社を目にしてきましたが、突っ切る地形は非常に珍しいのではないでしょうか。
あとから知りましたが私が構えている背後にある石鳥居は尾道最古だそうです。
神門の先には自動車や電車が右に左に横切っておりますが不思議と静かです。神聖な空気が漂っておりますね。足元の砂利には猫の糞。ニャン聖な空気が漂っていますね。

地元の人、神門付近で記念写真を撮る人などと談笑してたら通過時間まで残りわずか。
縦構図にするか横構図にするか悩みましたが、今回は中央に配置した電車に視線が吸い込まれるような一枚が欲しかったので横を選択し、135mmに収まる位置に前後に数歩移動。
奉献の文字が刻まれた狛犬を左右に配置したら敷居が写る高さに脚を調整しました。
間もなくして本番の湘南6連がやってきました。
300番台の窓割、未更新の通風孔。連結面の背後には花付きの良い桜。たまりません。
2ヶ月近くモヤモヤしていた胸のつっかえがすーっと抜けていく感覚がありました。ありがとう尾道。

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Posted at 03:21 | 岡山車 | COM(2) |
2021.04.09

尾道洄游 鳥居の桜の電車の先

2月3月の繁忙期を乗り越え頂上に片足が着いたのを確認したと同時くらいに岡山・広島へ飛んできました。
都会の汚い空気に嫌気が差し、まったり尾道の観光をするのが目的です。猫と散策と乗り鉄も。
3月末くらいが桜の満開になりそう。でも今日もタスクに追われて行ける気がしない…なんとなく有休申請出しておくけど無理だろうなあ…。
折角行くならあっちの湘南色も一回くらい拝みたいな。そういや運用どうなんだろ。改正後だし土地勘ないしよく分からない…。
(有志のサイトを見ながら)あれ?・・・あれれ!?これって湘南色ペア組むんじゃねえの!?
そこから期日とは別の焦りでケツに火が点き、鬼ペースで仕事をこなして一行目に至るのである!



D0065.jpg
2021/3/29 山陽本線 尾道~東尾道
1748M 115系岡山車D-27編成
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL


瀬戸内海を背にして『尾道と言えば』を挙げるなら路地、階段、神社仏閣…
歴史や地理に疎い私でも、便利でキラキラしていて騒がしい都心部から離れてその空間に漂う価値は大いにありました。
岡山から115系に揺られること1時間強、小綺麗な尾道駅から歩いて10分もかからずにあちこちに『和』がありました。
鳥居の脇に、階段を覆うように、はたまた境内に強く大きく咲き誇る。落ち着いた『和』にしとやかに寄り添う桜が尾道に春を報せます。

往路を撮影後、糸崎から折り返してくる湘南色をどこで撮るか考えます。
普段はしっかりと事前に計画を立てますが、私にしては珍しくほぼぶっつけ本番の旅でした。
たまには事前情報なしに生の情報を現地で得るのも良いものですね。
『尾道と言えば』を沢山目にしますが、実際に写真に収めるとなるとまとまりが悪かったり、光の加減が今の時期じゃなかったり、何かが邪魔で何かが入らないなんてことが多々ありました。
散策とロケハンがセットになって線路から離れたり猫ちゃん猫ちゃん言ってたら3時間の猶予もあっという間に過ぎていきました。
今回は折角の桜の時期です。尾道らしさにこの時期だからをチョイスするのは贅沢ですが二度とないチャンスと思って臨みました。

「悩んだら最初のしっくりを信じる」のが成功率と満足度が高いと思っています。
2時間以上散策しましたが、結局最初に良いなと思った久保亀山八幡神社から撃つことで落ち着きました。
鳥居をフレームに、しめ縄を右側に配置。根本から桜の幹を入れて左に伸びる枝振りを強調させます。
写真を見て気付いた方もいるかもしれませんが、冒頭に湘南色ペアがどうたらと言っていたのに連結面じゃないのかよと。
山陽本線と国道2号線を跨いで続く参道の珍しい地形を最優先にした次第です!!
・・・なんてのは建前で、切り位置がしっくり来なかったのが要因ですが。笑
しかしながら線路から手前ばかり気にしていましたが、奥行感があって窮屈さが薄まった気がしてこれがなかなかツボを突きました。
撮り終わってから踏切の渡り板まで石畳になっていることに気付きました。

さて、尾道らしい一枚が撮れましたし、尾道ラーメンでも食べて体の内側からも尾道色に染めてきますかー!

Posted at 08:00 | 岡山車 | COM(0) |
2021.04.07

Thankyou GUMMA 115 ep.8 玄関

いよいよやって来た公式のラストラン列車の日。
どれどれ運転はどんな行程なのかなー?っと・・・
ありがとう115系~信越本線の旅・上越線の旅~(びゅうトラベル)より
両毛線は?吾妻線は?一日だけ!?
最終日はこんな画を撮るんだと頭の中で想像を膨らませ、大体が吾妻線だったのもあり破裂してどこかへ飛んでいきました。笑
乗るのも考えましたが、乗車レポは知り合いにお任せし、最後まで私は撮影側に立つことを決めました。



D0069.jpg
2018/3/21 高崎車両センター
115系高崎車T1032編成×クモヤ145-107
NikonDf Ai*ED180/2.8S


やっぱり最初はここから。高崎車両センターの研修庫で待機する115系を眺めに見学に行きました。
3月下旬、しかも春分の日だと言うのに日中から雪が舞う予報でした。
今のところ降っていませんがノーマルタイヤの家の車で来た身ですので気を引き締めていきます。
朝から降る気がしてならない寒さで、寒いと言えば彼の存在が欠かせません。115系から目を離さずに一人立ち位置を変えます。
いつもの時間、吾妻線霜取り列車のクモヤが一仕事を終えて戻ってきました。
この事業用車を主題に撮る方も多かったことでしょうが、いつも通り、今日も彼には裏方役に徹してもらいました。

(列車に対して)いってらっしゃいとただいまを繰り返す車両センターは玄関そのもの。
誰かが見送り、誰かが迎えて、誰かと交代をして、誰かとすれ違う。
髙タカ115系にとって最終出勤日となりましたが、ホームタウンでベテラン同士の挨拶に立ち会えました。
それにしてもさよなら列車が吾妻線で走って欲しかった未練がちょっと滲んでしまっている一枚ですね。笑

Posted at 22:19 | 高崎車 | COM(0) |
2021.04.04

Thankyou GUMMA 115 ep.7 高崎だるま

D0045.jpg
2018/3/14 両毛線 高崎駅
481M 115系高崎車T1022+T1043編成
NikonDf AF-S50/1.4G


その路線の魅力を深掘りし、見たことのない景色を探し、ありのままの姿を写真に収めてきました。
髙タカ所属の115系だからこその一枚もそれなりに撮ってきたはずです。
ありがたいことに隣県にも湘南色の115系が残ってくれています。
未来の自分に問います。では実際に引退して、群馬以外で湘南色を撮って「やっぱり群馬の115系でないとしっくり来ない」「群馬の115系でないと成り立たない」と思える一枚を持てていたのでしょうか?
写真は作品でありますが、写真の中に作品を置くのも表現の一つなのではと思いついたのが引退の一年ちょっと前のことでした。
残された時間は少ないです。思い描くシチュエーションになるか?そんなのは実際に舞台に立ってから考えればいいこと!

"ありがとう115系"ラッピング車の車内に、自前のオレンジと緑のだるまを団子にしてコートフックに吊るしてみました。
(だるまについては後日の記事で掘り下げるつもりです)
いわゆるヤラセですが、末期の今だからこそ写真の中にメッセージを置くことに深みが出ている気がします。
メッセージは悩みました。最後に115系になんて言葉を掛けるか悩みに悩みました。
最後と言えどこの作品を作製する段階は引退の気配がない頃なので…実感も湧いてなかったのです。
沢山撮ってきたのだから胸を張って見送りたいです。ずるずる引き摺っても俯いてたら合わす顔がないです。出会いがあるから別れがあるんです。
私なりに敬意を示し、人を乗せるいつもの115系にきっぱりと「さらば」を最後の挨拶としました。

※もちろんこのボックス席に座っていた優しそうなお姉さんにはしっかり承諾を得て吊るしています。笑


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Posted at 19:30 | 高崎車 | COM(0) |