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2021.02.27

EF6437×カシオペア 大盛況の坂北インカーブ

※酒飲みながら書いたらめちゃくちゃ長文になりました。

\ブブー/
寝正月ならぬ寝GWだった私のスマホが枕元で震えます。
「今日のカシオペア37だって」
ロクヨン廃人の友人から一報。理解が追い付きません。目をこすってもう一回確認。
「1053壊れたらしい」
こりゃあ一大事です。一先ずズボンを羽織ってシャツを履いて落ち着きます。
スペシャル仕様の37が、今現在牽引できるものの中で最も有り得ないと思っていた組み合わせが実現すると言うのです。
ブルートレインが消滅し5年を迎えようとする昨今、"客レ"という存在が日に日に貴重な存在となっていきます。
とりわけクルーズトレイン・カシオペア紀行号として整調編成のまま東日本管内で活躍を続けるE26系客車が注目を浴びるのは避けられません。
最後の一機となったEF640が、しかも原色化白HゴムJRマーク撤去仕様になった37が引っ張るって・・・えっと、どういうこと?
ただでさえ注目され、人が集まる列車をみんなが撮りたいと思う釜が登板となると、沿線は人でごった返すことでしょう。
当初は1053牽引と聞いていたのですが、「やっぱり37は刺激が強すぎるから有り得ないよね」と勝手に選択肢から除外していたが故に驚きが隠せません。
信頼のおける友人にお礼を伝えてすぐに撮影準備に取り掛かりました。



D0024.jpg
2019/5/4 篠ノ井線 坂北~聖高原
9011レ EF64 37+E26系12車
NikonD850 AiAF28-105/3.5-4.5


上野駅発車まで残り2時間程度。既に首都圏内での撮影は不可能です。
次に中央線エリアでの闇鉄ですが、世間は大型連休中。家から車を出して長野まで追っかけのプランは考えただけで疲れます。
本命は単線区間を朝方走る篠ノ井線でしょう。行動力のある鉄ちゃんの大半はここに集結するのは間違いないです。
とりあえず興味のありそうな知り合いに連絡を取るも「そこまで追いかけたくない」で一蹴されます。泣
混雑が避けられない場所に深夜から単騎で長野入り…行く前から意気消沈のパターンですが、2ヶ月前に実機を見てしまった身としては、衝動は抑えられそうにありません。
万が一撃沈した時の帰り道を想定して、往復電車移動・現地レンタカーを選択することにしました。

八王子からE353に代替わりしたあずさで終点松本まで乗り通します。
目的の37カペは先行済み。目撃の多さからいかに注目されているかが読み取れます。
甲府駅でようやく追いつきました。確かに先頭車はあのザンナナでした。疑ってないけど見るまでは信じられないというのが実情です。
松本からはカーシェアを利用し、目指すは坂北のインカーブ。当日は快晴予報なので俯瞰でもしたいところですが、それは千番牽引でも良いこと。
今回は菱形パンタグラフと白Hゴムが分かるように撮りたい!立ち位置は現地に行って考えることにしました。

当日を迎える前に到着しましたが、線路際には既に三脚とマルヨカーで埋め尽くされてます。
もっとも、激パなかぶりつきポイントは、構図の中央に信号機の制御箱が写り込むのがどうも納得がいかないため、ここで撮る気は最初からありません。
GWと言うと新緑の季節の印象ですが、流石長野県です。背景の北アルプスは真っ白です。
あわよくば沿線の田んぼの水鏡を期待しましたが、春の到来が遅いだけあって代掻きすらまだしていませんでした。
となると青空を大きく入れ、編成美を意識した広々とした構図で撮りたくなります。
列車の全長は架線柱7.5スパン。信号制御箱と農具収納小屋が写らないところまで出て、編成の後ろに木がかからない場所で落ち着きました。
やはり私の考えは少数派で今のところ一番乗り。ちょっと寂しいですね。笑
後ろから構える人と日が昇ってから相談することにして、一先ずは場所だけ取って車に戻りました。
ですが行き来する鉄の車と巡回のパトカーで気が散る上、徐々に冷え込む車内でとても寝られる環境ではありません。
折角なら途中駅の停車を利用して安曇野エリアから追っかけする案も浮かびます。
しかし相談の件とこれだけの混雑だと戻ってきたときに車が置けなくて困る…なんてことを想定すると動かない方が吉な気がしてきました。
寝られず動けずなかなかの地獄。こんなに大混雑なのに知り合いがいないのは今まで山に籠ってひっそり撮影してたツケですね。

辺りが明るくなったところで外に出て状況確認をします。
最初に見た被り付きの所が更にジャングルと化してました。近寄りがたいです。笑
スパン毎に一つの塊があって、線路の裏側にもそこそこ車が止まってます。
果たしてこの中の何人が37牽引と聞いて飛んできたのでしょうね。おそらく過半数だと思うのですが。
おお。不人気の私の立ち位置にも置きゲバがありました。ちょっと嬉しいです。笑
後ろの塊から指摘を受けます。「この高さより上げないこと。通過後までは動かないで欲しい。」常識の範囲でした。
私は元より背にしている田んぼより低い位置で構えているため、後から来た人にふわっと伝達する役割でした。

本番まであと少し。既にこの位置も十分人気と言えるくらいには人が集まってます。
総勢200人以上。もしかしたら300人くらい居たかもしれません。
感覚としては2014年に走行したEF65501牽引のリバイバル富士号に匹敵する注目度・混雑度だったと思います。
隣駅発車の時刻。空撃ちする音だけが響き緊張感が増します。
露出に問題なし。霧もすっかり消えて澄んだ青空が広がります。背景の常念岳や大天井が良いアクセントです。
長い汽笛と共にザンナナが滑り込んできました。直流機関車が牽引するカシオペアは新鮮です。
工臨とは違って高さも長さもあるからか、一列車としての迫力や重厚感がいつも以上に感じます。
シャッターを切ってから横切る車両からは乗客が手を振ってます。ああ、客車って良いなあ。久々に参加するお祭りも良いものですね。
追っかけはせず、混まない裏側から抜けて車を返却しに松本へ戻りました。

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Posted at 08:00 | 客車 | COM(4) |
2021.02.25

新緑×残雪谷川岳 ガクブル俯瞰

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Posted at 08:00 | 高崎車 |
2021.02.23

宮田シルエット ⚡︎凸

D0027.jpg
2018/8/4 上越線 敷島~渋川
8788レ EH200 15+DE10 1730
NikonDf AiAF28-105/3.5-4.5D


0泊二日で新潟の長岡花火と湘南青髭の撮影を堪能しました。
友人と交代運転で移動しましたが我々の体力は限界。夏場に風呂に入らず車中泊した我々は人徳的な尊厳的な部分でも限界。
いくら撮影に夢中になったとは言え、このままベトつく体で帰るのは我慢なりません。
その場で検索して三条市にあるさぎの湯に寄ってみることにしました。
そこそこ人気で人も多かったですが、休憩スペースも食堂も充実していて温泉なのに400円と満足度の高い施設でした。
明るい時間帯に温泉に浸かって、風呂上りに牛乳を飲んで、1時間ほど仮眠・・・あれ?2時間以上経過してない?(苦笑)

レンタカー返却の帰り道でブルサン貨物を撮影しながら戻ることにしました。
午後と言えば2071レになります。折角日の長い時期です。湯沢より北で狙っておきたい。
「下道で行っても大丈夫でしょ」いつもの17号で魚沼地域を目指しましたが進みが案外悪い。
加えて撮影地が良く分からない。土地勘がなくてさっぱりです。体もさっぱりしたしな!
意識の低い我々にさらなる障壁が。ショートカットした農道で砂利マシマシ罠に見事はまってしまい、ちょっとした立ち往生。
地主と揉めた地域なのかな~なんて思ってたら後ろからブルサンが通過(^^;;;;;;
当たり前のことですが、運転は焦っちゃダメだし、ちゃんと調べてから行かなきゃダメですね。
帰り道の駄賃くらいの気持ちでしたし、現地で反省しつつももうさっさと帰ろうと話していた矢先、なんと前からブルサンが!
単機???目を凝らすと後ろにDE10が付いてます。どうやら新潟貨物からの臨貨みたいです。
ブルサンもデーテンも好きな私にはとてもそそる組成です。
でもここで撮っても仕方ない。とりあえず車は問題なし()だったので追い越すつもりで関越道に飛び乗りました。

運転は任せて私は寝ぼけた頭を叩いて撮影地を考えます。湯檜曽のループ?水上の発車?築堤ギラリ?谷川岳バック?
スジを確認するとあまり余裕はなさそうです。インターから撮影地までの距離も考えないと。天気は申し分ないけどそういや日の入り何時だっけ。山影のことも考慮して・・・。
水上以南のエリアなら通っただけあってそれなりに脳内に情報があります。折角なら115系でやってなかったことをやりたいかも。
ただの走行写真一枚のために追っかけてる訳ではないですし、ブルサンとデーテンの魅力を活かすのは当然のこと。
中途半端な日差しでがっかりするなら、いっそ太陽が当たらない側から攻めてみてはどうだろうか。
我々は115系を狙っていた頃何度も立ち寄った宮田の築堤で再度からシルエットを狙うことにしました。

ここは電車3両だと架線柱が入り、バランスが悪いのです。そのためか連結面狙いでシルエットの写真が良く上がっていましたが、湘南色が好きな私にとってはその一枚は特別欲しいものではありませんでした。
でもちょっと長いブルサンとちょっと短いデーテンならきっと収まりが良く、特徴的な形は色がなくても伝わるのではないでしょうか。
太陽は徐々に高度を落としていきます。地平線は赤みを増し、空には翼のような素敵な雲が流れてきました。
ここで大事なのは太陽の位置、高さ、そして雲と左右の架線柱の配置。
当初入れないつもりでしたが、弱弱しくなっていく太陽は機関車の隙間にアクセントとして入れてみたくなりました。
傍から見たら絶対不審な動きだと思いますが笑、踏切が鳴るまでの間、前後上下の移動を細かく調整していきます。
そして本番。絶対ここしかないという場所で太陽だけを見つめ機関車同士の連結面が来たところで・・・ここだー!!!

Posted at 08:00 | EH200 | COM(0) |
2021.02.20

吾妻旧線 湖面3号橋見下ろし(上り)

今は亡き吾妻旧線区間は宝探しのような感覚で撮影をしておりました。
探せば探すほど旨味が溢れてきました。
経験と技術が身に付く頃には残念ながら宝箱は沈んでしまいました。
「ここの角度から撮れたかも。」「このスジだったら影が抜けたのに。」「今持ってるこの機材で…。」
考え出したらキリがありません。
後悔の気持ちが染み出すほど中途半端な撮影はしてきませんでしたので問題なしです。
写真として残っている以上、自分の脚で自分の腕で撮った財産をただ愛でるのみです。

吾妻旧線とは2014年9月に八ッ場ダム工事の関係で切り替えとなった岩島~川原湯温泉~長野原草津口間のことを指します。
たった3駅2区間ですが、その魅力は底が見えません。
切り替え前の3年間、たった3年ですが人一倍通ったと自負しています。
「また吾妻線か」
呆れられたコメントを貰うまで私の投稿は止まらないですよ!笑 ←書かれても止めない



F006_20210202221407de9.jpg
2013/11/9 吾妻線 長野原草津口~川原湯温泉(旧線)
532M 115系高崎車3両
PENTAX6x7 105mmF2.4


私が初めて訪問した頃には既に旧川原湯温泉駅の跨いで橋桁が不気味に聳え立っていました。
その名を八ッ場大橋。またの名を湖面1号橋(仮称)。
八ッ場ダムの完成を前に立派な道路橋が3本架けられたのですが、既に2号橋及び3号橋は完成しており、お手軽に吾妻線を見渡せるお立ち台となっておりました。
こちらはそれらの内、最も地味で最も線路に近く最も撮りづらかった丸岩大橋こと湖面3号橋の写真となります。

5段脚立を友人車に無理矢理積み込み、いざ下道で群馬へ。
この日は脚立酷使デーでした。
うーん3段、いや4段?、いいや5段!「これくらいの脚立があれば撮れたであろう」と募らせていたアングルを巡回する日です。
いつもはサイドから構えるのが定石でしたが、今回は旧道145号線を入れずに線路の真上から見下ろしてみました。
線路の真上の付近には落下防止を目的とした、周辺より数段高いフェンスが取り付けられています。
要するに『良い子は真似しないでね』という意味合いなのでしょうが、何故か私は…
「常人はここから撮らない」→「このアングルは他の人はやらない」→「私が撮らないとダムに沈む」→「撮らなきゃ」
と変換されてしまったようです。てへ。
11時半頃にやってくる532Mがこの場所はベスト光線でやってきます。
カーブレール外周には雑木林。ブナやナラやカエデと言った落葉樹が殆どで、多種多様な木々が密集しており、それ故色付き方も様々。
紅葉のハズレ年と言われた2013年ですが、一斉に色付かないからこそ木々の個性が良く分かって現地で眺めているとこれが実に面白い。
そうそう、湘南色だって、緑とオレンジのツートンだから飽きが来ないんですよ。
陸橋にしては高いですが、山や斜面から俯瞰するにはない俯角。そして列車よりも高い位置に生える立派な落葉樹。
不思議な距離感と角度がここの魅力ではないでしょうか。
ここはダム建設のために作られた構造物の一つです。
突如誕生した撮影地は数知れず。皮肉ではありますが、切り替えまでの3年の間、今だから撮れるものです。
利用しない手はありません。冬支度を始める眼下の木々を眺めながら、5段脚立マンは熱を帯びていくのでした。

Posted at 08:00 | 高崎車 | COM(0) |
2021.02.18

EF65 2101 タミスミ貨物(1/2)

2016年4月、ラストナンバーにあたるEF65 2139が国鉄色の姿で現れPFファンの中でどよめきが起きましたね。
2050や2063などは更新色で出場でしたが、2065の国鉄色復活を皮切りに以後すべてのPFの出場は国鉄色となっております。
既に新鶴見所属の2000番台の国鉄色は18機となり、今年中に20機を超えることは約束されたも同然でしょう。
そんな中で2139を差し置いて突如スター機へと大注目を浴びた2101号機。
この釜は元青プレ機(高速運転対応ブレーキ未改造)のため赤プレにはならず、中の人の協議(?)によって原型に近づけたクリーム色として出場したのです。
田端の釜みたいでカッコいい!・・・ではなく私にとっては別視点で大興奮。
115系を追う前、私はEF651054(通称センゴシ)という釜が大好きでした。
未成年の頃センゴシとロンチキしか口にしてなかったので関心のない母ですら覚えているワードです。
同じ国鉄色のクリームプレートそしてブロックナンバー。2000番台は全てブロックナンバーです。
いつか来ると思っていたセンゴシを彷彿とさせる釜、それが2101号機なのです。



F006.jpg
2018/7/16 東海道貨物線 東京貨物ターミナル
75レ EF65 2101+コキ
PENTAX6x7 90mmF2.8


出場して間もない2101号機を狙いに出撃した時の一枚です。
最初の土日の運用だったような気がします。夏の釜は鉄粉と羽虫で一気に汚れます。
この日を逃すと必ず後悔するので、髙タカ115系が完全引退した直後でしたが自分の尻を叩いて向かった記憶があります。
しかし撮影地まで駅からの15分の徒歩で既に疲労困憊です。
真夏、東京、アスファルト、トラック、排気ガス、、、
上昇する気温に対して暑くて暑くて語彙力は低下していきます。あぢい・・・。
灼熱の埋め立て地で干からびそうですが、本番まで1時間弱あります。
今時の鉄事情的に予感的中でしたが先客がそこそこいました。
待つという行為が得意でない上に熱中症などの危険性を少しでも回避したいため最前確保はハナから諦めています。
かつて1054末期にお世話になった先輩と合流し、やっぱりセンゴシっぽいよね!なんて話で暑いのに少し熱くなってしまいます。

ここに来たのは約10年振り。おそらくPFのトップナンバーである1001号機の末期を狙いに来た時以来でしょうか。
それもアウトカーブ側の夕方から。このアングルは初めてです。
数往復ある東京貨物ターミナル⇔隅田川を結ぶシャトル列車の内、75レは午前出発のためインカーブで順光となります。
何より真夏の光線故、少しでも顔が暗くならない出発直後を狙うのが賢明かと思いました。
メラメラと陽炎で揺れるヘッドライトが近付きます。
「お、出発したね。」これくらいの緩い会話で待ち構えるこの数十秒が好きです。
シャッターを切ったと思ったらすぐに陸橋の下を潜って行ってしまいました。
紆余曲折ありノーファインダー二丁切りで挑むもデジはお顔が切れていて撃沈。泣
ポジも駄目だろうなあと思っていたらアス比の関係でむしろベストな一枚となっていて助かったのです。
屋根上ランボ-ドもピカピカでたまりません。来週末には同じ写真は撮れませんから暑い中待った甲斐はありました。

流石に限界だったので帰り道は先輩の車に乗せてもらいました。。。

Posted at 08:00 | EF65 | COM(0) |
2021.02.16

新春みかん詣③ 湘南5連暁の暗闘

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Posted at 08:00 | しなの鉄道車 |
2021.02.13

EF6437×ホキ 検査明け工臨

高崎車両センター所属のEF6437が2019年2月21日に秋田総合車両センターからスペシャル仕様で出場しました。
どうやら半年近くも入場していたようで、待ち侘びた甲斐もあってか嬉しい原色化でした。
それに留まらず、採光窓も含め白Hゴム装備となり、JRマークも省略。往年の姿として出血大サービスの美しい姿で登場です。
ある意味終末感も漂い、いよいよJR東のスター釜陣も山場へと差し掛かっていることの暗示でもあるのですが。。。
今回は出場後2回目となる仕業を拝みに行ってきました。



D0018.jpg
2019/3/19 高崎線 高崎操車場
工9691レ EF64 37+ホキ7車
NikonDf Tamron70-210/4


白Hゴムの釜と言うと、私が鉄を始めた頃には既に末期でしたがEF64 4、EF64 20、EF64 1006、1012、1014、EF65 535、1001、1038、1041、1056、1059、1064、1123などが居ました。
貨物機の色褪せたネイビーの上からHゴムの塗料が垂れ、顔は鉄粉まみれ。そんな渋い姿がたまらなく好きでした。
あれれ、よくよく考えると引退前の末期の姿ばかり追いかけていて国鉄色白Hゴムの奇麗な釜を撮影したことがない!?
EF64基本番台には格好良い要素しかないのですが笑、現役最後の一両となった37号機は短い間ですが我々に夢を見せてくれるようです。

話によると深夜の両毛線走破号が37牽引で走るそう。これは是非とも拝みに行きたい。
今の職場で初めて有休休暇が付与され、その日に有休申請しました。笑
溜まった仕事を鬼の3.7倍速で片付け、そのままカメラバッグを背負って高崎へ。
あかそと氏と合流し、腹ごしらえにともやの旨い時といまいちな時の差が激しいガチャチャーハン大盛をテイクアウト。
チャーハンを頼んだのにまさかの箸を渡され困惑しながら搔き込みました・・・ドン引き・・・。
もうこのまま助手席で横になりたい疲労感ですが、遠くからゆっくりとヘッドライトが大きくなってきています。
半年以上振りに目の前に現れた0番台。ブロワー音の迫力に思わず口元が緩みます。
そして何よりもテカテカボディが目を引きます。ヤードに滑り込んだ37は照明灯に照らされ鈍く輝いております…!
先ほどまでの疲労感はどこへやら。懐かしさと新鮮さで目を輝かせておりました。

想定より早くやってきたので時間にして30分ほど余裕があります。先頭狙いで鉄ちゃんらが交代で撮影しておりますが私の狙いはホキとの連結面。
先見の明とのたまうような奢りは決してありませんが、『誰もが一枚押さえたい』そういう写真はいつかチャンスが来るかもしれないし、来なくても他の人が必ず撮っているものでしょう。
誰も狙っていない角度から平和にマイペースに前に横に立ち位置を微調整して構える今この瞬間が一番気持ち良い。
ここだ!照明灯の反射でより一層37が美しい。美顔ライトってこういうところで役立つのですね。(用法の誤り)
黒光りするホキを従え出発に備える37…格好良い…ここから2週間後に『令和』という単語を耳にすることになりますが、平成を跨ぐことになる釜がこのような姿で再び活躍してくれることに感謝です。

Posted at 08:00 | 工臨 | COM(0) |
2021.02.11

天衣無縫 「昼休憩」

スナップ写真シリーズ『天衣無縫』を展開中です。
天衣無縫とは不自然さがない、邪念がない、既に完成されているという意味だそうです。



D0020.jpg
2014/6/13 信越本線 黒姫駅
115系長野車N15編成(訓練車)
NikonDf Ai35/2S


信越線乗務員訓練の折り返し待ちの一コマ。
停車時間が長そうだったので黒姫駅に立ち寄ってみました。

13時過ぎ、黒姫の駅そば屋さんは小一時間の休憩となるようです。
「もう少し待ってね。」「私も今お昼中なの。」
訓練車内も休憩中の様子。微かに笑い声が聞こえ時間がゆったり過ぎていきます。

そこにいるちょっと珍しい電車を撮りに来ました。
「あらそうなの。」「いつもの電車と一緒だと思っていた。」
いつもの昼休憩に、いつもと違う電車。言われなきゃ分かりませんよね。

談笑混じりの撮影後は名物の特上そばを頂きました。
翌年春、信越線長野~直江津間は第三セクターに移管しました。
JRとして信越線内最後の乗務員訓練となり、春からここの駅そば屋も閉店。
見納め・食べ納め思えばしばらくして駅そば屋は営業再開!また美味しい蕎麦をいただけるとのことです。

Posted at 08:00 | その他 | COM(0) |
2021.02.09

185系踊り子(異色ペア) 六郷川橋梁

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Posted at 08:00 | 185系 |
2021.02.07

リンク・タグの追加

お疲れ様です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
昔やっていた頃の感覚を取り戻してきました。



【リンクの追加】
接点のある方を中心に相互リンクの募集を行いました。
私も読者の一人であるため、サイト名の後ろにハンドルネームを追記させていただきました。

・サイト名にハンドルネームが入っている方は省略しています
・敬称省略にする可能性がございます
・更新頻度などをふまえて上下移動する可能性がございます

ハンドルネームに問題修正などがありましたらご指摘ください。
もしお知り合いの方で相互リンクを募集される方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただければと思いますm(_ _)m


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備忘録の意味も含めて、整理・検索しやすいようタグをつけることにしました。
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Posted at 14:54 | お知らせ | COM(0) |
2021.02.06

湘南×青髭 夕刻の勘助郷屋

N33~N38、N40が在籍する新潟車両センター所属の115系。
長野からの転属組でいわゆる『最後の世代』となる7編成ですが、今年度の春のダイヤ改正も乗り越えそうですね。



D0013.jpg
2018/8/3 越後線 越後赤塚~越後曽根
158M 115系新潟車N37+N38編成(後撃ち)
NikonDf AF-S50/1.4G


この日は長岡まつり大花火大会の開催日。
年に数回お祭りの日のみに増結する快速3374Mが走る日でもありますが、私は湘南×青髭の組成目当てでやって参りました。
どちらも好みの組成で、互いが互いの塗装を強調する色合いなのがすごく素敵です。
長岡以南の運用がある内に青髭塗装もとい新潟一次色が走っていたら…なんてことを飲みの場で何度も話題になりますが、現実はないものはなく、あるものをどう活かすかにカメラマンは委ねられますね。
そして現実は甘いものではありません。7編成でまわす運用の可能性は越後平野ほど広くはありません。
実際ペアを組んだとして、臨時を覗けばそのペアは越後線と一部弥彦線内のみ。時間帯は夕方の上りと午前の下りのみとなります。

今回はその夕方の列車158M(現156M)の一枚となります。
新潟を出た158Mは住宅地を抜けて田園風景広がる平野部を通り、山林地帯を縫って終点柏崎まで向かいます。
越後線は、というよりも新潟の中部は、米処として辺り一面田んぼ、田んぼ、田んぼ!に尽きます。
故に平地のため見下ろすポイントが少ないです。
ここ越後赤塚駅付近のオーバーパスは、数少ない線路を見下ろせる(決して俯瞰じゃないヨ)撮影地となります。
他の陸橋も漏れなく撮影地になっていたはずなので、やはり貴重なのでしょうね。笑
ただの直線の撮影地をあまり好まないのですが、ここは新潟らしい一面を見せてくれる場所だと思います。
順光の時間帯もありますし、この列車も北側から撮れば日は満遍なく当たります。
日が傾いてこれから帰路に就く黄昏の雰囲気を出したく、意図して側面丸つぶれのアングルを選択しました。
太陽の低さは列車の影が教えてくれるでしょう。
ただの真四角の影でなく、クーラーやベンチレーターの凹凸のアクセントも鋼鉄電車の魅力です。
白基調の青髭の車体は影になっても完全には潰れずに色が残ってくれます。
50単で収まりの良いところを見つけた頃、『パコンッ』と流しノッチの音が背中から聞こえ、間もなくして眼下に115系が現れました。

Posted at 08:00 | 新潟車 | COM(0) |
2021.02.04

天衣無縫 「一服」

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Posted at 08:00 | 高崎車 |
2021.02.02

真岡鐵道 DE10牽引50系客車試運転(復路)

F002.jpg
2014/1/19 真岡鐡道 真岡線 茂木~天矢場
試6002レ DE10 1535+50系3車
PENTAX6x7 105mmF2.4


往路撮影後すいごう氏と合流し、道の駅脇のポイントへ向かいます。
今回は土地勘もないためすいごう号便乗で完全にお任せです。
ここでしおさい氏とも初対面。たこ焼きをハフハフしながらまったり待機してたのが懐かしいです。

季節感を出すには難しい時期なのは承知の上で、現地でどう撮るかどう捉えるか考えます。
面まで光が回りきらないので側面がちに撮影して顔の面積を減らしてみます。
新緑の季節に緑を取り入れた三原色構図もビビッドで映えることでしょうが、今回の主役はDE10です。冬枯れは朱色をより強調できるシーンと考えることにしました。
しかし冬枯れを味方につけるのはそう簡単なことではありません。葉がない、たったこれだけで普段隠れていたものも露わになってしまいます。
線路の後ろには道路があるのですが、ガードレールが見えてしまっています。自然に抗う気はありませんが人工物の写り込みは基本避けて通りたいものです。
高さを調整し見上げ構図にすることで何とか交わせる箇所に落ち着きました。
加えて冬枯れ背景で殺風景ですがカメラを上に向けることで空を大きく入れられます。幸いにも澄み渡るド快晴ですし利用しない手はありません。
以上、我流の解を見出して2end先頭の贅沢な素朴編成を迎え撃ったのでした。