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2023.05.17

善光寺御開帳輸送① 旧羽尾信号場

今年のゴールデンウィークは関東こそ晴れもありましたが、私がやりたいエリアは酷いものでした。
10年近く前は晴れ男だと思っていたのですが、ここ数年は晴れ写真率が異常に減ったのでもうツキがないんだと思います。泣
曇りや雨の写真も随分楽しいと思えるようになりましたが、心がスッと軽くなったり拳を突き上げたくなるような気持の良い快晴の下で写真も撮りたいです。
と言うことで、晴れ写真を満喫していた8年前の本日の写真でも掲載します。



D0526.jpg
2015/5/17 篠ノ井線 姨捨~冠着
2234M 115系長野車N9編成
NikonDf AiED300/4.5S


2015年3月ダイヤ改正より長野支社の115系が定期運用を終えました。
一部の編成は新潟へ転属し、数年後に賑やかな塗色で鉄ちゃんを混乱させたとか。笑
復刻湘南色として1年弱長野~直江津を定期運行していたN9編成ですが、定期運用から離脱後、7年に一度の善光寺御開帳に伴う輸送力強化に抜擢されました。
E127系の定期運用の代走とし、4月・5月は日中の篠ノ井線で2往復ほど湘南色を撮ることができました。
疲労感を思い出すほど群馬に通っていた訳ですが、大好きな湘南色が条件良く長野でも撮れるというのですから行かない手はありません。
『疲労感』とは冠着山の登山もありますが、早朝に水上界隈で726Mを撮ってからここに向かっていることを指していたりします。

新緑のベストは恐らく1週間前の週末でした。
今ならきっと雨でも毎週通っていたことでしょうが、なぜ行かなかったかと言うのはいつかの記事で。
本来の狙いの抜けではなかったのですが、旧羽尾信号所を通り抜けた先の緩やかなS字を短い3両編成が往く姿を眺めているだけではもったいないので撮っておきました。
人里から離れ奥まった場所に、丸みのある棚田が良い味を出しています。自然に人間が寄り添っている情景は俯瞰撮影で楽しいと感じる要因の一つです。

今度は出来ればブルサンで撮りたいなあなんて思ってます。(まだ撮れるのか分かりませんが・・・)

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2022.05.02

異形式重連(湘南×湘南)

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2015/11/22 中央本線(辰野支線) 塩尻~小野
9532M 115系長野車N9編成+クモヤ143 52
NikonDf AiED180/2.8S


“143系×115系アンコール撮影会in新潟車両センター”開催!(JR東日本より)

どうやら湘南色に限定した追加のイベントを企画していただけたようで、今日明日は80名の熱心な方が撮影されていることでしょう。
私は今回もパスしました。またもや参加権の争奪戦は熾烈を極めたようです。
本線に出ることはもう二度と叶わなそうな気配がありますが、どうか次の改正までに少しでも色んな視点での撮影会を商売として展開してもらいたいものです。
私も撮りたいのです、、、あくまでも『撮りたいように』ですが。拗らせ異端(お)児の悩みです。



同じオレンジと緑のツートンを纏った車両同士ですが、本線で連結した状態かつ走行を拝めることは今後ありえないと断言できます。
7年近く前ですが、新潟の湘南クモヤと兄弟分の52番が長野の地で本線走行を実現させていました。
確か2回くらい企画がありましたが、腕も運転技術もロケハンの勘も乏しく、あまり良い思い出がありません。
当時の知り合いに案内いただき、不安な天気ながら登ってみたこの日も、ヌケが最悪で何となくシャッターを切っただけでした(^^;
そこから今に至りますが、『かすみの除去』…本当に優秀ですね。普段SILKYPIXを使用していますが、Lightroomの手軽さは支持層の厚さを実感しました。
いつかリベンジをと思っておりましたが、叶わぬ夢よりも手元に残った記録を大切にする、いわば区切りを作るのも気持ちを整理するには大切ですね。

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2021.12.12

115系長野色

弊社115系電車 S15編成について(しなの鉄道より)
2021年12月10日を以って、しなの鉄道に在籍するS15編成『長野色』が引退したようです。

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旧信越本線で活躍する6両編成の長野色(左)
しなの鉄道のリバイバル新旧長野色ペア(右)


遡ること6年前、信越本線(長野⇔妙高高原間)がしなの鉄道に移管し、その際にJR東日本長野車の115系がいくつかしなの鉄道に譲渡された内の一つがこのS15編成でした。
全編成が長野色でしたが、S15編成のみ全般検査後も長野色を維持し、今日まで長野の地域色として活躍してくれました。
長野色は湘南色をはじめ、旧長野色、横須賀色と重複活躍した経緯があり、白基調で他塗色と良く調和してくれました。

信越本線が分断化されるタイミングで新潟に長野色が転属し、現在も活躍している元長野車がN33~38、N40編成になります。
今でこそ全編成全別塗色ですが、当時は二次三次新潟色と湘南色に新しい仲間が加わったような感覚でした。

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新潟の地域色も同じ白基調
親戚のような間柄で、さっぱり爽やかな組み合わせ


長野新潟だけでなく、山梨でもC編成(貫通6連)が山スカと共に活躍していました。
どうしてもこの地域でしか走らない山スカに注目が行ってしまいますが、移ろい行く季節によく馴染む塗色でした。
そんなC編成の一部は宇都宮からの転属車両。どこでもやっていけるタフな形式だからこそ令和の今でも細々と残存しているのでしょう。

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L99編成(元C3編成)が6両編成から4両に短縮化されて初の中央線走行(左)
EF64も189系も山スカも現役だった頃、7年前までは日常的に見られた姿(中・右)


肝心のしなの鉄道のS15編成はというと、特に目ぼしいカットはありませんでした(-_-;)
撮影よりも一番の思い出は山岳部に属していた高校生時代に、高尾から韮崎まで乗り通したことです。
ボックス席で足を伸ばしてトランプとかバカ話とか。部員は私以外は特急を切望していましたが、115系でのんびり鈍行の旅は贅沢でした。
再び長野色が拝める日が来るのか?しなの鉄道から115系が完全に姿を消すまでの残りの時間、各々の思惑が交錯しながらも確実に形式消滅の日は近付いていますね。
お疲れ様でした。

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2021.10.10

天衣無縫 「待つ趣味」

☆10月7日にアクセス1000を達成しました!皆様いつもありがとうございます。



短い期間でしたが八王子市に一人暮らしをしておりました。
当時の中央線にはEF64をはじめ、115系豊田車・長野車、185系、189系などの国鉄車両が往来しておりました。
それぞれの被写体を極めている人が中央線に足を運んでいて、すべての車両が走らなくなった今、なんてリッチな地域に居たのだろうと思い知らされます。

僅か一年半の期間のみ見られた長ナノ115系リバイバルカラーのC1編成。
理由などは割愛しますが、あんまりこの編成は人気があるように思えませんでした。
他人の物差しで被写体の取捨選択をする気はありません。
貫通6連の国鉄カラーが毎日長野と東京を往復している。八王子市に住んでいる。やらない手はありません。



F038.jpg
2015/10/7 中央線 日野~立川
426M 115系長野車C1編成
PENTAX6x7 165mmF2.8


まさか二十歳を超えて10km先まで自転車で漕ぐことがあるとは思ってませんでした。
確か動機は家→駅→駅→撮影地の時間で直接現地に着けちゃうからとかそんな甘い見積りです。
1万ちょっとのママチャリで、プロ4を荷台に括りつけて隣の市まで移動。目的地はC編成運用最東端手前の多摩川橋梁。

折り返しの豊田への回送はベタにやるとして、河川敷の獣道を辿って河原アングルまで出ました。真横構図好きとしては外せません。
こんなところまで自転車?進むと先客がいらっしゃったので声を掛けたら同業ではなく釣り人のおっちゃんでした。
当初は水鏡に望みを掛けてましたが、時期的にやっぱり難しそうです。
各々の趣味の話で談笑しながら立ち位置を考えますが、釣り竿が列車に掛かってしまいそうでどうも落ち着きません。
戦果が得られるまでのんびり待ってるおっちゃんの趣味の嗜み方から、理想通りじゃないとそれまでと決めつけるのは良くないという教えがありました。
実際に何か言われた訳ではないですけどね。もっと柔軟に現地の状況を楽しみたいなと感じた訳です。
水(正確には魚)のないところに釣り人も居ないんだから、釣り人を手前に入れる・・・いや、ピントもこっちに合わせて撮らせていただこうじゃないかと。

「珍しいのが来ると思ったけど、いつもの電車なんだね。」
「こういうのが好きなもので。笑」「・・・強いて言うなら、同じ種類の魚でも明日になるとまた釣りたくなるような感覚ですかね。」

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2021.08.01

山スカ 田原の滝定番

7月16日に関東は梅雨明けしました。
待ち望んでいた晴れの日々。同時に蒸し暑く着替えや水分補給の頻度が上がりましたね。
皆様、コロナもそうですが熱中症にも十分にお気を付けください。
免疫力が下がると外的要因にやられやすくなるので、常に精神の状態と体力を万全にしていきましょう。
ということで"涼"を少しでも感じられる写真を。




F020.jpg
2014/5/14 富士急行線 十日市場~都留文科大学前
4542M 115系豊田車3両
PENTAX6x7 105mmF2.4


EF6439牽引のロンチキを中央線で撮影し、家に戻る方向で撮れるものを撮って帰った記憶があります。
この撮影のあとは小田急でLSE、東海道線でEF64貨物を撮っていたようです。
山スカこと豊田所属の115系横須賀色の引退まで目前となり、時間と機会があれば意識して撮っていた最後の年。
この前後5日の間に吾妻線に3回行ってます。撮りたいものが多く当時はやる気に満ち溢れてたようです。

都留市にある「田原の滝」は、富士山由来の自然が形成した柱状節理(マグマが冷えて柱状に掲載された地形)が見られる景勝地です。
豊かな水量に落差の大きい滝は、より険しく美しく鉄道風景を彩ってくれます。
段々と連なる上流方面に目を向けると富士急行線が覗いており、景勝地でもありお立ち台でもあります。
富士急行に乗り入れる山スカを狙うためこの場所に参りました。
群馬にはない景色ゆえ、涼みに行ってるようで現地では結構アツくなっていた気がします。←その地特有の景色が大好物です(^^)
順光で撮れる場所ではないため、明暗差が激しく難儀します。
暗いところは最小限に、初夏らしく光が当たっている青々とした新緑を多めに取り入れ、列車が小さくなってしまいますが木々の隙間を荘厳な滝とその導線の先に山スカを配置することにしました。

この滝は鉄道と絡められる撮影地の中でもかなり上位に食い込むのではと思うのですが、残念ながら半人工的な景勝地のようです。
過去に崩落が何度かあったようで当時の姿は失われてしまったとのこと。
しかし景観を意識した土木技術により、違和感の少ない地形を復元したそうなんです。
両脇の柱状節理も一部復元されたようですが、見分けがつかないですね。凄いなあ。
学生の頃にここを流れる桂川(相模川水系)の水質の研究を少しばかりかじっていたので、キャンプでも行くことがあればまた立ち寄りたいです。

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2021.02.11

天衣無縫 「昼休憩」

スナップ写真シリーズ『天衣無縫』を展開中です。
天衣無縫とは不自然さがない、邪念がない、既に完成されているという意味だそうです。



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2014/6/13 信越本線 黒姫駅
115系長野車N15編成(訓練車)
NikonDf Ai35/2S


信越線乗務員訓練の折り返し待ちの一コマ。
停車時間が長そうだったので黒姫駅に立ち寄ってみました。

13時過ぎ、黒姫の駅そば屋さんは小一時間の休憩となるようです。
「もう少し待ってね。」「私も今お昼中なの。」
訓練車内も休憩中の様子。微かに笑い声が聞こえ時間がゆったり過ぎていきます。

そこにいるちょっと珍しい電車を撮りに来ました。
「あらそうなの。」「いつもの電車と一緒だと思っていた。」
いつもの昼休憩に、いつもと違う電車。言われなきゃ分かりませんよね。

談笑混じりの撮影後は名物の特上そばを頂きました。
翌年春、信越線長野~直江津間は第三セクターに移管しました。
JRとして信越線内最後の乗務員訓練となり、春からここの駅そば屋も閉店。
見納め・食べ納め思えばしばらくして駅そば屋は営業再開!また美味しい蕎麦をいただけるとのことです。

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