石巻貨物 石巻港④
明日、仙台総合鉄道部(旧仙台機関区)にてDE10形の2機がお別れの撮影会を行います。
1539号機および1591号機は1年近く本線運用の実績がなく、とうとうDD200形に全てを託す時がきたようですね。
どうやらプレスにはなかったのですが、迷機なDE11形もイベントに顔を出すようできっとサプライズ枠なのでしょう。
金額設定が高めなのと架線下での撮影会に躊躇してしまいましたが、それなら参加しても良かったかなあとちょっと複雑な心境です(^^;
2023/12/23 石巻港駅
DE10 1591
NikonZ9 Z70-200/2.8S
滑り込みセーフで1591号機を終日堪能した日。
この日の締めでありこの日の目的でもあった夜の石巻港駅の入換最中のモーメント。
この後1656レの組成と連結するのですが、その十数秒前です。
昼の石巻港駅も良いのですが、やはり工場は夜景でこそ真価を発揮しますね。
「この雰囲気が嫌いな男の子はいない」ってやつです。ですよね?笑
構図のすぐ外側には『石巻港駅』と書かれた荷受けの詰所?があり、情報を絞るならこれくらいアップで撮る構図がベストだと思っています。
しかしこの絵を持ち帰るには一旦停車なので時間的制約があり立ち位置をじっくり選べないことと、敷地外のフェンスをかわして撮る関係で手振れ問題が課題となります。
2m以上の背の高い三脚を使うのが無難でしょうが、同時に脚立も必須となり、公共交通機関を利用した日帰り遠征な私には敷居が高すぎます。
故に3年前に訪れた際は高感度で手持ち撮影を試みましたが、慣れてないこともあってブレてる写真を量産して終わりました\(^o^)/
リベンジしに来た今回の相棒はZ9様!幾度となくハードでイジワルな条件にも応えてくれたミラーレス一眼があれば手持ちでも闘えます!
欲が出て踏切側からコンテナ車との連結へ向かう入換もZfで撮ってしまいました。(18時19分撮影)
そこから猛ダッシュし笑、本命のこの一枚も無事納めることが出来ました。(18時20分撮影)
本音はこのシチュエーションで撮影会をしてくだされば絶対に参加するのですがね。
DE10 1539 焼島貨物
4月14日に仙台貨物にて所属するEH500とDE10の撮影会が行われました。
(EH500の話は置いといて)DE10の運用は存在せず、ピンチヒッターとして残るは1539号機と1591号機のみです。
高額な撮影会ながらメインはEH500だったようで?、1591号機は出し惜しみされてしまったようです。
2019/5/23 信越本線(貨物支線) 焼島~上沼垂(信)
7082レ DE10 1539+コキ
1539号機は気付けば貴重な貨物更新色の1機ですが、石巻貨物では撮影したことがありません。
ですが東新潟機関区所属時代の焼島貨物を撮影しておりました。
出発準備で一枚。釜次位に記念コンテナの積載でラッキー♪
付近のオーバークロスに移動し面縦。
更新色は国鉄色(原色)に比べると敬遠されがちですが、思い浮かぶ数少ない『平成らしさ』を強く感じる塗装です。
特にJR貨物はイメージアップも含まれるためか、実は国鉄色よりも塗装が複雑なことが多く、近くで眺めていると情報量が多くて結構興味深いと感じています。
それ故に風景との調和が難しいのかもしれませんね。
長距離運転して見えたのが更新色のときは(´・3・`)な顔になりましたがこれはこれで撮っていて良かったです。
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石巻貨物 佳景山俯瞰
変わらぬ紙輸送ですが、かつてワムハチが走っていた頃、石巻貨物は10往復ほど運転されていたそうです。
黄金期を知らぬ私には手の届かない情景。大先輩の写真を見て指を咥えて行かずに終わるか、今の情景を受け入れて自分なりに表現するかの二択でしょう。
気後れし不満を抱きながら惰性で撮ることは悪手です。自分の選択を信じ、機会に恵まれたら精一杯楽しめば良いと思っています。
それでもちょっと遅かったのは事実です(^^;
一部列車にDD200が進出し、きっとこの年が最後のDE10定期運用だろうということで、いよいよ本腰を入れて稲刈シーズン目掛けて仙台へ向かいました。
2021/9/13 石巻線 鹿又~佳景山
654レ DE10 3507+コキ10車
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
土地勘のない場所でしたが、よく見るプチ俯瞰ポイントは小高い山の上にある中学校付近というのは目星がついていました。
立ち位置不明ではありましたが、往路で鉄ちゃんをそれなりに見かけたので何とかなるだろうと付近を通ってみると平日の昼下がりに縦列駐車の塊が。笑
難なく鉄ちゃんが形成した獣道により到達。思っていたよりも集結しており、15人ほどはいたでしょうか。どなたがか広げてくれたであろう窓に感謝しつつ、先客の隙間から手持ちでお邪魔させていただきました。
背景の上品山では発電用風車が回っており、風の通り道らしく雲が多く流れてきます。
その風車を入れてこその情景と感じており、全面稲作でもないことからリスクを承知の上で山の稜線を入れた構図を選択しました。
この日も秋晴れではあるものの千切れた雲が発生し、人目に付かない小山の中で一喜一憂の短編ドラマが限定配信されていました。
結論から言えば「助かった」と言えるのでしょう。平地はしっかりと日があたりましたので、先ずは持ち帰れる一枚が得られて安心しました。
山に乗っかる雲の影こそ抜けなかったものの、悪さと言うほど嫌な感じはありません。
通ってそうな方曰く、エンドが逆転し工場発の列車でDE10が2end側なのはこの3507号機だけのようです。
構図の外で稲刈作業が始まっている絶妙なタイミングに撮影出来て嬉しく思います。
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石巻貨物 石巻港③
2023/12/23 石巻港駅
DE10 1591
NikonZf Z14-24/2.8S
日中の入換でも訪れましたが、ここの製紙工場は昼夜問わずフル稼働ですね。
つまり輸送を担うDE10も終日フル稼働。つまりつまりそれが好きなオタクもフル稼働。笑
第二オーバーパスの貨物駅進入を撃ったら入換作業を狙います。
これは本命のカットの1分前。小牛田方面行きの財源に連結するための入換で北側までやってきたDE10をスイング。
本当は近付いて撮りたかったけど、誘導員さんとお話した感じと、そもそも本命に間に合わないリスクが浮かんだので遠景気味に。
咄嗟に狙ったものですが、灯りに照らされたタイミングで同調してくれて形になりました。
石巻貨物 曲道第3踏切
2021/9/13 石巻線 涌谷~前谷地
655レ DE10 3507+コキ
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
1655~654レで本遠征の目的が一段落となり、入換を見学後は第二ラウンドへ。
小牛田を夕方に発つ655レはガングロ故にあまりそそられるシーンが頭に浮かんできません。
もう一月もすれば沿線にススキが散見され逆光上等の秋本番となりますが、このときは稲刈りのシーズンでした。
"黄金色の稲"が辺り一面にあるというのにそれを取り込まないで何かに挑戦できるほど土地勘もなく、腕もなく、ましてや通過まで時間もなく。
しかし案がなくとも急ぐべからず。直感で立ち寄ったのはトンネルバックのお立ち台付近の踏切。
ここなら日も当たりそうです。空間が広い非電化路線だからこそ、道路に列をなす電柱やたわんだ電線が秋の空に映えている気がしました。
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石巻貨物 第二オーバーパス
2023/12/23 仙石線(貨物支線) 陸前山下~石巻港
655レ DE10 1591+コキ10車(後撃ち)
NikonZ9 Z40/2
荷受地である製紙工場は目と鼻の先。
流れ込むように惰行運転でゆったりとDE10貨物が構内へ進入していきます。
正攻法の発送便もやりましたが、ここは工場夜景が美しいポイントだと思いますので、動線を考えても後撃ちの方がストーリー性を感じるかと思っています。
この日は終日風が強く、地元の方的には煙が立たないのはイマイチのようでした。
個人的には車両をブラしたときの親和性と、横に倒れたことによるアスペクト比のしっくり感から肯定的に捉えています。
22年に開通した計画道路は未だにGoogleMAPに反映されていません。
北側を第一オーバーパスだとしたらこちらは第二オーバーパスとでも名付けましょうか。
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石巻貨物 前谷地首振り
2023/12/23 石巻線 佳景山~前谷地
1652レ DE10 1591+コキ10車
NikonZ9 AF-S105/1.4E
日中の復路便も接近戦でDE10貨物を堪能しておりました。
ただのストレート写真に魅力を感じないので、あまりネットに上がらない首振りポイントへ。
人気がないのは恐らく踏切の障検が編成にかかるからでしょうね。まっっったく気にならないです。笑
辺り一帯田んぼ田んぼ田んぼ。田んぼしかないなら列車に差し掛かる影もありません。
しかし一日を通して強風で、実は30分前まで山から雪雲が流れてきており敗北の気配すらありました。
最終的にはご覧の通り、何なら問題のない極上光線でやってきてくれたのですが・・・。
あまりにも寒く、レンタカーを風避けにして、列車が見えるギリギリまで車内で暖を取っていました(^^;
一度やってみたかった被写体検出機能を用いたF1.4開放でのかぶりつき写真。
バケペンを使っていた頃は置きピンが基本でしたが、常に被写体の先頭を追いかけられるミラーレス一眼だからこそ挑戦できる芸当です。
1/8000という高速シャッターに関わらず、ISOはベース感度100を割るほど全開露光でした。
枯草も冬景色の一部ということで、折角線路に寄って撮ったので柔らかい前ボケの素材として有効活用させてもらいました。
背景には石巻線名物の風車も写り込み、期待通りのバリピンで、晴天順光の"心がスカっとする写真"を久方振りに実感したのでした。
石巻貨物 小牛田②
2021/9/13 小牛田駅
DE10 3507+コキ(入換)/DE10
NikonD850 AF-S200-500/5.6E
前記事のリベンジに至った2年前の小牛田入換です。
勝手が分からず、単機の入換が終わったのでとりあえずホームに入ってみると丁度石巻港行き財源の組成をしている際でした。
凸の影がコンテナに映し出されていたので、遠くから圧縮構図で組んでみることにします。
超望遠でホームを入れずにその場の没入感を増やし、列車を構図のどこに配置するか迷っていたところ、突如奥からJR東のDE10がゲスト出演!
珍しく日の丸構図で落ち着きましたが、列車で左右パツパツの構図では現地の雰囲気は出せないと思っているので腑に落ちてます。
石巻貨物 小牛田①
2023/12/23 小牛田駅
DE10 1591(入換)/DE10 1651
NikonZ9 Z70-200/2.8S
302運用は小牛田~石巻港を2往復します。
冬の時期は2往復目(655レ 16:51発)前、小牛田での入換中に辺りが暗くなっていきます。
逆光だろうと暗がりだろうと入換も撮影の対象。この趣味に息継ぎなどありません。笑
去る2年前に訪れた場所ですが、駅北側にぽつんとあるミニチュアのお城に気付きました。
リベンジに至った理由は入換の後に見つけたためやりようがなかったのです。
再び訪れると郡山車のDE10が奥に停まっており、以前より賑やかな写真になってくれました。
謎のお城について調べてみると経緯不明ながら『小牛田城』なるそのオブジェは仙台城を模したもので、国鉄時代に造られたものなんだとか。
風情と言いますか、見ていてほくそ笑むようなものは心の温かさを感じますし、今後も残して欲しいですね。
石巻貨物 石巻港②
2023/12/23 石巻港駅
DE10 1591
NikonZ9 Z70-200/2.8S
光線が良く折り返しまで時間があるので入換作業の続きで誰もが立ち寄りたい出発準備構図を。
沿線では殆ど鉄ちゃんを見かけませんでしたがここでは10人ほどいらっしゃっていて、突発代走でも撮りに来る物好きがいるもんだなあと感心してました。笑
夜ver.(後日公開)でやるのでさほどやる気はなかったのですが、先ほどDE10が押し込んだコキが動き出してスイッチャーが現れました。これは嬉しい誤算。完全に盲点でした。
私有機関車にありがちな斜めの塗分けなどなく、DE10に近いような配色で好感が持てると思っていたら、なんだかDE10に違和感。
撮るまで気付かなかったのですが、1591号機の非公式側のみキャブ上部が山型に塗られているのですね!
ここでのリベンジで思わぬ収穫が多々あり、仕事を放り出して来た甲斐がありました。
石巻貨物 石巻港①
2023/12/23 石巻港駅
DE10 1591(入換)
NikonZ9 Z70-200/2.8S
1655レ到着後、入換で最南端までやってきました。
ガードレールが邪魔にならない正面から迎えるつもりでしたが、コンテナ3個積みの大型トラックがやってきたので左右のバランスを鑑みて横移動してみました。
終点の石巻港まで、機関車の動きが面白いです。
仙台貨物で財源コキに組成後、前機EH500と連結。小牛田でEH500を解放し非電化区間を単独牽引。石巻で入換後、向きを変えて石巻港まで牽引。
直線距離40km弱を3時間以上かけて荷物を届けています。
非効率のように見えて、コキ10車なので12ftコンテナが50個ですからこれをトラック輸送に置き換えると相当な人件費が発生する訳ですね。
環境に良い機関車かは知りませんけど笑、この風景はDE10が一番似合っているのは間違いないです。
石巻貨物 第一オーバーパス
2023/12/23 仙石線(貨物支線) 陸前山下~石巻港
1655レ DE10 1591+コキ10車
NikonZ9 Z400/4.5S
国道を越え、終点の石巻港駅に向かってジェットコースターのごとく滑り落ちていくDE10貨物。
こちらは1年程前に開通した跨線橋の一つで、未だにGoogleMapに反映されていません。
更には直交していた道路が分断され、ナビ便りに向かってみると見事な罠に嵌ってしまいました。
50m先に辿り着くには5分ほど迂回しなくてはならないので、地元住民の方の不満は如何ほどかと考えてしまいます(^^;
こちらとしてはDE10貨物がなくなろうとしてる末期に新たなアングルが生まれるというのは嬉しい事例ではあるのですが・・・。
風がこれでもかと強く、体感は-10℃に届こうかと言うほど頬に当たる風が"痛い"の領域の寒さでした。
私としては結果が得られれば疲労や苦労は屁でもないので、晴れ写真とのトレードオフと割り切っていました。(でもティッシュの消費は加速していく)
石巻貨物 鳥谷坂トンネル
400記事を突破したので"400"の鉄道写真を考えたのですがどうも浮かばず、だらだらと1ヶ月ほど過ぎてしまいました(^^;
そのため既に10記事ほどオーバーしてますが、このままだと翌年も案がまとまらなそうなので、直近で"400"mmの焦点距離で撮影したお気に入りから一枚です。(300記事目はコチラ)
2023/12/23 石巻線 涌谷~前谷地
1655レ DE10 1591+コキ10車
NikonZ9 Z400/4.5S
DE10形が入換仕業に就く以外、すなわち本線での牽引運用を担う列車は令和の今となってはごく僅かとなりました。
速星貨物に金銭面の都合で間に合わなかったのが今でも悔やまれますが、DE10形の汎用性はこの線区に収まることなく全国各地で活躍しておりますので、今を存分に楽しむのが私流。
『石巻貨物』は23年春改正より定期運用が消滅し後任のDD200に委ねられましたが、時折検査や大人の事情で不定期ではありますがDE10が代走しているようです。
コロナや仕事やHMや空コキなどで見送りを繰り返しましたが、ようやく4年越しで訪れることができました。
仙台駅よりレンタカーで一気に石巻線へ向かいます。
道中鹿島台付近でたまたまEH500牽引の1655レと並走し、次機の原色DEと満載コンテナ車を見て一気に昂ります。
1時間ちょっとで到着したお立ち台の鳥谷坂トンネル飛び出し。1591号機をここで撃つのが積年の念願でした。
お立ち台故の似たり寄ったりな構図にならないようずっと練ってきました。
トンネルと下り勾配の線形を強調し、背景の茅葺き屋根の古民家を隠し味に、もちろん1591号機を最大限に引き立てる切り位置で…。
2end側に通常運用では不要なはずのジャンパホースが備え付けられており、冬の低い光線も相俟って面構えにより深みが増してくれました。
下調べなしですが、積載の前半が背高の20Dで勾配を感じる後方が19Dなのはラッキーでした。
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