石巻貨物 前谷地首振り
2023/12/23 石巻線 佳景山~前谷地
1652レ DE10 1591+コキ10車
NikonZ9 AF-S105/1.4E
日中の復路便も接近戦でDE10貨物を堪能しておりました。
ただのストレート写真に魅力を感じないので、あまりネットに上がらない首振りポイントへ。
人気がないのは恐らく踏切の障検が編成にかかるからでしょうね。まっっったく気にならないです。笑
辺り一帯田んぼ田んぼ田んぼ。田んぼしかないなら列車に差し掛かる影もありません。
しかし一日を通して強風で、実は30分前まで山から雪雲が流れてきており敗北の気配すらありました。
最終的にはご覧の通り、何なら問題のない極上光線でやってきてくれたのですが・・・。
あまりにも寒く、レンタカーを風避けにして、列車が見えるギリギリまで車内で暖を取っていました(^^;
一度やってみたかった被写体検出機能を用いたF1.4開放でのかぶりつき写真。
バケペンを使っていた頃は置きピンが基本でしたが、常に被写体の先頭を追いかけられるミラーレス一眼だからこそ挑戦できる芸当です。
1/8000という高速シャッターに関わらず、ISOはベース感度100を割るほど全開露光でした。
枯草も冬景色の一部ということで、折角線路に寄って撮ったので柔らかい前ボケの素材として有効活用させてもらいました。
背景には石巻線名物の風車も写り込み、期待通りのバリピンで、晴天順光の"心がスカっとする写真"を久方振りに実感したのでした。
石巻貨物 小牛田②
2021/9/13 小牛田駅
DE10 3507+コキ(入換)/DE10
NikonD850 AF-S200-500/5.6E
前記事のリベンジに至った2年前の小牛田入換です。
勝手が分からず、単機の入換が終わったのでとりあえずホームに入ってみると丁度石巻港行き財源の組成をしている際でした。
凸の影がコンテナに映し出されていたので、遠くから圧縮構図で組んでみることにします。
超望遠でホームを入れずにその場の没入感を増やし、列車を構図のどこに配置するか迷っていたところ、突如奥からJR東のDE10がゲスト出演!
珍しく日の丸構図で落ち着きましたが、列車で左右パツパツの構図では現地の雰囲気は出せないと思っているので腑に落ちてます。
石巻貨物 小牛田①
2023/12/23 小牛田駅
DE10 1591(入換)/DE10 1651
NikonZ9 Z70-200/2.8S
302運用は小牛田~石巻港を2往復します。
冬の時期は2往復目(655レ 16:51発)前、小牛田での入換中に辺りが暗くなっていきます。
逆光だろうと暗がりだろうと入換も撮影の対象。この趣味に息継ぎなどありません。笑
去る2年前に訪れた場所ですが、駅北側にぽつんとあるミニチュアのお城に気付きました。
リベンジに至った理由は入換の後に見つけたためやりようがなかったのです。
再び訪れると郡山車のDE10が奥に停まっており、以前より賑やかな写真になってくれました。
謎のお城について調べてみると経緯不明ながら『小牛田城』なるそのオブジェは仙台城を模したもので、国鉄時代に造られたものなんだとか。
風情と言いますか、見ていてほくそ笑むようなものは心の温かさを感じますし、今後も残して欲しいですね。
モハ2形・モハ1形 営業初日③
2024/1/15 塔ノ沢駅
モハ1形104-106+モハ2形108(逆組成)
NikonZ9 Z14-24/2.8S
こちら側でバルブする人は少ないと思います。何せ超広角レンズが必要ですし、周囲のケーブル等の構図の処理で大変ですから。
しかしトンネルに挟まれたカーブの塔ノ沢駅を力強く表現するにはこれくらい攻めたほうが分かりやすいことでしょう。
ハイアングルで標準軌であることを、広角で15m/両に満たない車両の存在感を強調しています。
過去に108+103-107でやったこともあるのですが、逆組成故にピカピカの106が先頭で撮れるのでしたら記念に今の機材でやってみました。
超広角だから何とかなっていますが、目視で停車する直前を眺めているととても構図内に収まっている感じがせずひやひやします。
車内のモケットも良く目立ち、以前詰めの甘かった点字ブロックも構図に入れずに組めたので満足です。
モハ2形・モハ1形 営業初日②
2024/1/15 強羅駅
モハ1形104-106+モハ2形108(逆組成)
NikonZ9 Z70-200/2.8S
強羅終電の運用だったので月曜日の夜からもうひと踏ん張りするか悩んでいました。
夕飯風呂なしで帰宅が1時過ぎるし、翌日は早上がりで岡山に行くつもりだし・・・流石に無理がある・・・。
ですが強羅に行ってみると運よく※1番線に入線してくれたので、悩みもなくなり長めの停車時間でまったりと撮らせてもらいました。
こちらもモハ2形が普段は先頭になりますが、106号お披露目会(逆組成)なのでピカピカの姿を記録できました。
特に強羅駅はホームからの照明でパンタグラフが浮かび上がるのが好きです。
正統・王道・原型を貫くこの姿を見られることは大変喜ばしく、同時に今の妥協なき信頼のおける機材で撮れるということの恵まれている環境に感謝する良い機会でした。
続きを読む
モハ2形・モハ1形 営業初日①
2024/1/15 宮ノ下駅
モハ1形104-106+モハ2形108(逆組成)
NikonZ9 SIGMA40/1.4art
無事、1月12日(金)に出場試運転が行われたようです。
行ければ行くスタイルで何となく休むつもりでいたら、「明日やっぱり出てくれない?」と・・・この趣味に固い意志は必要です(^^;
土日を挟み、月曜日から営業運転が始まったそうなので、そこまで悔しくない雪辱を晴らすべく定時退社から駆け足で機材を車に積み込んでフル課金で宮ノ下駅に滑り込むのでした。
1本分の乗り換え短縮が功を奏し、無事間に合いました。駅の坂を登ったら同業カーが既にいらしゃっていて、注目度の高さが伺えます。
それもそのはず。何故か初日は逆組成での仕業で、声高に「いつもの箱根登山が戻ってきた!」を主張できる幕開けではなかったのです。
当初は不調から始まった逆組成ですが、検査後もそれを維持というのは検査が何なのかよくわからなくなります。笑
106号が先頭に立つのはモハ1形単独運転かこのような逆組成時に限るため、お披露目会という認識でありがたく撮らせていただきました。
石巻貨物 石巻港②
2023/12/23 石巻港駅
DE10 1591
NikonZ9 Z70-200/2.8S
光線が良く折り返しまで時間があるので入換作業の続きで誰もが立ち寄りたい出発準備構図を。
沿線では殆ど鉄ちゃんを見かけませんでしたがここでは10人ほどいらっしゃっていて、突発代走でも撮りに来る物好きがいるもんだなあと感心してました。笑
夜ver.(後日公開)でやるのでさほどやる気はなかったのですが、先ほどDE10が押し込んだコキが動き出してスイッチャーが現れました。これは嬉しい誤算。完全に盲点でした。
私有機関車にありがちな斜めの塗分けなどなく、DE10に近いような配色で好感が持てると思っていたら、なんだかDE10に違和感。
撮るまで気付かなかったのですが、1591号機の非公式側のみキャブ上部が山型に塗られているのですね!
ここでのリベンジで思わぬ収穫が多々あり、仕事を放り出して来た甲斐がありました。
石巻貨物 石巻港①
2023/12/23 石巻港駅
DE10 1591(入換)
NikonZ9 Z70-200/2.8S
1655レ到着後、入換で最南端までやってきました。
ガードレールが邪魔にならない正面から迎えるつもりでしたが、コンテナ3個積みの大型トラックがやってきたので左右のバランスを鑑みて横移動してみました。
終点の石巻港まで、機関車の動きが面白いです。
仙台貨物で財源コキに組成後、前機EH500と連結。小牛田でEH500を解放し非電化区間を単独牽引。石巻で入換後、向きを変えて石巻港まで牽引。
直線距離40km弱を3時間以上かけて荷物を届けています。
非効率のように見えて、コキ10車なので12ftコンテナが50個ですからこれをトラック輸送に置き換えると相当な人件費が発生する訳ですね。
環境に良い機関車かは知りませんけど笑、この風景はDE10が一番似合っているのは間違いないです。
あじさい電車 -15-
2022/6/17 入生田~箱根湯本
モハ2形108+モハ1形104-106
NikonZ9 Z70-200/2.8S
つい先日、モハ1形104-106号の出場試運転が行われました。
美しい姿の内に、乗って撮って旧型車両を堪能したいところです。
同時に今年度の雪景色は見られるのか?間に合うのか?
それなりに箱根登山の記事を書いているつもりですが、未だにまともに箱根の雪景色を拝めていないので一枚持っておきたいです。
上記写真は一昨年のあじさいより。
カンカン照りだったので影を隠しながらキツい姿勢で入生田回送を待ちました。
梅雨の貴重な晴れ間とは言いますが、あじさい撮影に関しては雨や曇りの方が撮影の幅が広がるので好きです。
その『梅雨の晴れ間』を目掛けて撮りに行くような被写体や熱量は見出せませんが、行ってその場を楽しむくらいが今の自分には合ってます。
そうそう、水色の106号をカーブで隠す技術(①、②、③)を身に着けて今回もやったのですが、もう気にしなくていいのですよね。笑
むしろ3連を意識したカットを考えていかなくては・・・です。
モハ2形 超拡張現実
彫刻の森駅
モハ2形108
NikonZ9 Z24-120/4S
彫刻の森駅のイラストボードのモハ1形が飛び出てくる日を待ち侘びてました。
間もなく箱根登山鉄道の"顔"が揃います。いつかはまた見れると信じておりました。
鉄道会社にお金を落とすべく乗り鉄もしたいですね。
石巻貨物 第一オーバーパス
2023/12/23 仙石線(貨物支線) 陸前山下~石巻港
1655レ DE10 1591+コキ10車
NikonZ9 Z400/4.5S
国道を越え、終点の石巻港駅に向かってジェットコースターのごとく滑り落ちていくDE10貨物。
こちらは1年程前に開通した跨線橋の一つで、未だにGoogleMapに反映されていません。
更には直交していた道路が分断され、ナビ便りに向かってみると見事な罠に嵌ってしまいました。
50m先に辿り着くには5分ほど迂回しなくてはならないので、地元住民の方の不満は如何ほどかと考えてしまいます(^^;
こちらとしてはDE10貨物がなくなろうとしてる末期に新たなアングルが生まれるというのは嬉しい事例ではあるのですが・・・。
風がこれでもかと強く、体感は-10℃に届こうかと言うほど頬に当たる風が"痛い"の領域の寒さでした。
私としては結果が得られれば疲労や苦労は屁でもないので、晴れ写真とのトレードオフと割り切っていました。(でもティッシュの消費は加速していく)
新春みかん詣⑧
2024/1/1 山陽本線 里庄~笠岡
5713M 115系岡山車D-27+D-26編成
NikonZ9 Z40/2
移動中にウトウトしていたら初日の出を見逃した身ですが、追っかけ先は意図せず正月らしいカットを狙っていました。
訪れたのは笠岡市にある稲富稲荷神社。参道の下を鉄道が通る不思議な地形となっています。
鳥居を潜り、太鼓橋を渡り、狛犬の間を通り、石階段を登っていく。神社の要素が一枚に凝縮されている素敵な空間です。
21年のリベンジを兼ねて訪れたのですが、元旦であることを半ば忘れて夢中になって湘南ペアを追っかけていたのもあり、到着したら人の多さや参道の装飾でようやく年を越したことを実感していました。笑
さて、リベンジと言いながら曇って欲しい場面で素晴らしき快晴となってしまいました。
連休で右脇の月極駐車場に車がいないだろうという目論見の一つが達成されていたので、連結面の切り位置は確定しました。
まだらな日当たりにやきもきしましたが、低ISOでラティチュードを拡げ、アンダー目に露出を決めて編集の力に頼ることにします。
光がしっかり当たっている鳥居にピントを合わせ石材の質感を出し、山陽本線を跨ぐことを強調するために踊り場を入れてみます。
実は鉄道の上の参道の更に上に、県道が通っています。構図を濁してしまうため、ハイアングルにすることで鳥居の天端をカットして隠しています。
撮って出しでは何とも言えない微妙な出来でしたが、現像後は一変。中々どうして面白い画を持ち帰れていたのではないかと自負しております。
続きを読む
モハ1形・モハ2形 カラフルレトロ
2019/7/7 強羅駅
モハ1形104-106+モハ2形109/モハ1形103-107
NikonD850 AF-S70-200/2.8FL
106の日なので見納めとなった華やかな時代の写真です。
開業100thで『イロキチ』となりましたが、緑の109が引退し、水色の106も間もなく標準塗装の姿となって本線で拝めるようです。
心が穏やかになったけど沿線は穏やかでない2024年の幕開けです(^^;
この日は"サンナナ"こと103-107号のファイナルランイベントでした。
折り返しの強羅では何やら撮影会をやっているようで、外野ながらおこぼれを頂戴しに私もホームに入れてもらいました。
旧型同士の並びであわよくば懐かしい看板を出してくれまいかと待ちますが、中々変更されず焦らされます。
定期列車の三色団子がやってくるタイミングに合わせたのでしょうか、踏切が鳴り始めたところで8ミリビデオ時代に見たような見てないような、黄色い小田原行の前サボを掲出してくださったのです。
当初は朱色の104/103並びをメインにシャッターを切っていました。
しかし今となっては残り2本となった旧型車両が最後の標準塗装で締めくくるというのですから、小田原行が実際に走っていた時代では実現できなかったかもしれない光景も一つの思い出なのかもしれません。
新春みかん詣⑦
新緑こと山の目覚め、始発電車から走行写真が可能な早い日の出、移動性高気圧による終日快晴・・・
撮っていて大変気持ちが良く、この時期にしか得られないものが沢山あるわけで、収穫の初夏は本当に大好きでした。
あくまで自由を悩めた学生の頃の話をしましたが、社会人となった今では『決められた自由』の中でいかに濃度、密度の高い日々を過ごせるかが肝です。
(私見ですが)GWやお盆はまとまった休みが取りづらく、休んだ分だけ休み明けの業務が積もっていて負債を抱えながら逃避するような感覚が未だに拭えません。
ですが年末年始だけは強張りが解け、酒を飲んで悩み等をデスクに置いてゆき、久々に趣味に没頭することができるのでした。
2024/1/1 山陽本線 岡山駅
1900M 115系岡山車D-26+D-27編成(後撃ち)
NikonZ9 Z24-120/4S
2024年は岡山のホテルからの俯瞰撮影から始まりました。
色々※1ありましたが、年明け一発目から湘南色重連を拝めるとは良い年になりそうです(^^)
11月にも湘南ペアを撮影しましたがその後運用がずれ、別運用にて組む機会が訪れました。
公になっている場面で言えば1年近く湘南ペアを組まない時期もありましたが、年の暮れには何度か実現しており、「もう一周すれば年始に撮れる」と分かったのが2週間ほど前のことです。
今回の運用に限らず年末年始のどこかでは岡山に行く気だったのですが、まさか組むことになるとは・・・!
実現までに色々※2あったのですが、前日の組成を自分の目で確認したので安心して眠れ…いや、どちらかと言うと興奮して寝つきが悪かったかも。笑
おはようございます。3時間睡眠ですが予定通り起きられました。
寝る前に機材をセットしていたので慌てることもなくお目当ての入線を待ちます。
ここは駅直結のJR西日本経営のホテルからの眺望であり、大都会岡山駅の美しきプラットホームを模型的な目線で眺めることができます。
遡ること2021年。宿泊者の情報から一部の列車に限り、上手いことホームの構造物に掛からずにまとまりの良い写真が撮れることが分かったので、湘南色重連が撮れるその日までずっと機会を伺っていました。
室内を真っ暗にし、準備は万端。低ISOのF8まで絞り込み、久々にファーマルな構えです。
静まる夜明け前の岡山駅に、懐かしい低音を響かせながら待ち焦がれたお目当てが入線してくるのでした。
機会がたまたま元日かつ赤穂線始発列車の運用になった訳ですが、思えば条件が大変良かったように思えます。
空気が澄み、日の出が遅くバルブ撮影が可能となり、年始で乗降客がとても少なく、何より湘南色以外に目に留まる要素が削れた絶好のみかん詣となりました。
続きを読む