南アフリカ政府はCOVID関連の隔離政策を行わないよう各国に提言
<記事原文 寺島先生推薦>
South African govt advised to stop Covid quarantining
Health advisers have called for South Africa’s government to halt tracing and isolating people exposed to Covid-19, saying the measures aren’t necessary or helpful enough to justify their negative impacts.
RT 2021年12月20日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年12月31日
南アフリカ医療諮問委員会のジョー・ファーラー(Joe Phaahla)委員長は隔離措置は中止しなければならないと述べた。その理由は、「今の社会や経済の状況を考えれば、実行不可能である」からだ、とのことだ。南アフリカのNEWS24というメディアの12月18日の報道だ。この提言は、COVID-19の新変異種であるオミクロン株が南アフリカで検出されたことが、国際間の渡航の禁止や、ロックダウン措置を招いていたが、この変異種は比較的無害であることが分かってきたことを受けての発言だった。
「重要なことなのですが、このウイルスを抑え込んだり、消そうという努力はうまくいかないように思えます。従って、隔離対策や、接触者の追跡のようなウイルスを抑え込む努力を行うことは考え直すことが肝要に思われます」。南アフリカの対COVID諮問委員会(MAC)は、先週ファーラー委員長にこのようなまとめを伝えた。
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この提言が行われたのは、オミクロン株の発生から1か月近くたったあとのことだ。オミクロン株の発生により、世界中にパンデミックに対する警鐘が鳴らされた。南アフリカ医師会会長のアンジェリーク・ コーツィー(Angelique Coetzee)博士はこの世界の反応を「コップの中の嵐」と評していた。というのもこの変異種が引き起こすのは南アフリカでは、軽症だけだったからだ。同博士が20日のCNNのインタビューにおいて語っていたのは、オミクロン株の流行は今は減少しており、南アフリカではすでにこの変異種の流行は「峠を越えた」という事実だった。
MACの見積もりによれば、南アフリカ国民の6割から8割は、すでにCOVID-19の免疫を所持しているとのことだ。それはこれまでに感染したことや、ワクチン接種によってできた免疫だとのことだ。さらにこのウイルスに感染した大多数の人々が、重症になっておらず、診断されたのはすべての症例のうちの1割程度に過ぎない、とのことだ。
「感染者の大多数が診断されていないとすれば、感染者の接触者も診断を受けていないというのはもっともな話です」と同諮問委員会は語っている。「つまり、隔離策をとったり、接触者の追跡を行っても南アフリカ国民の健康にとって意味のあることではない、ということです」
南アフリカでは先週、COVID-19による1日の平均死者数は30人だった。これは1月の600人近い死者数や、7月の400人程度の死者数を下回る死者数だ。
MACがさらに触れたのは、隔離措置を取れば、経済と社会に重荷を課すことになるということだった。具体的には、隔離するよう強制された人々の収入減や、病院など必要不可欠な施設の人手不足を招くことになる、とのことだった。
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