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完全悪の存在を否定するな

<記事原文 寺島先生推薦>

Denying the Demonic
Global Research 2021年4月18日

エドワード・カーティン( Edward Curtain )

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年5月15日



<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年5月15日

 去年の3月、コロナウイルス騒ぎが始まった頃、私はあまり重要ではない記事を書き、その記事の中で「トイレットペーパーを買い占めることが、人々にとってのワクチンだ」と書いた。

 私が言いたいことは単純だった。排泄物と死は、文化史においてずっと関連づけられてきたものだということだったのだ。さらに邪悪な悪魔であるサタンに対して西洋の人々が持つイメージもそうなのだ。サタンは、黄泉の国の王であり、神や自然界の秩序を乱すトリック・スターであり、死後人間たちが行く地下の世界の、死の匂いの漂う地獄を支配する最高位の存在だ。

 精神分析の文献には、死への恐怖を表わす夢に出てくるのは、「便所が糞で溢れている夢」や、「糞でズボンを汚してしまう夢」などで溢れている。 アーネスト・ベッカー氏は『死の否定』という著書でこのことを分かりやすくまとめている。

 「間違ってはいけない。糞とは人類にとっての真の敵なのだ。というのも、糞は死を連想させるものだからだ」

 神学の文献においても、悪魔の仕業に対する警告がたくさん書かれている。古代ギリシャの劇作家アイスキュロスから19世紀の米国の作家メルヴィルに至るまで、西洋古典文学においても同様だ。悪魔についての話は、古代からずっと育まれてきたもので、悪魔に当てられる名前も様々だ。合理的にものを考える人々は、直感的にこのような考え方を無意味であると否定しがちだ。しかしそれは思い上がりだ。ギリシャ神話の復讐の神フューリーは常に、自身の存在が否定された時に復讐を果たそうとする。というのも、悪魔というのは、私たち人間の一部に存在するものであり、人間ではない存在ではないからだ。それは何度も繰り返されてきた人類史の悲劇を振り返ればわかることだ。

 「排泄物に対する見方」と死への恐怖に、人間はとりつかれている。哲学者ウィリアム・ジェームスの名言にもある。我々は「人生という宴の中でいずれは骸骨になる存在」なのだ。だからそのような恐怖から人間を守るのがトイレットペーパーなのだ。トイレットペーパーのおかげで、パニックが引き起こされている世界で死に対する恐怖を抱えているのに、私たちは、安全で、きれいで、自由にいられるのだ。これは一種のお守りのようなものであり、自分が守られているという感覚を無意識のうちに感じるためのものだ。いわば一種の自分が自分にかける催眠術のようなものだ。

 1年後、このお守りは別のものに取って代わっている。去年のすこしふざけた拙論での主張が、より暗黒なものになっている。今はトイレットペーパーを買い占めてもだめだ。「やつ」を注射しないといけないのだ。そうだ。体内にRNAを注入するというワクチンという名の偽ワクチンのことだ。

 人々は「ワクチンを打ちなさい」と四六時中言われ続け、列をなしてそのワクチンを待っている。この「ワクチン」はトイレットペーパーよりも、たちが悪い。少なくとも、トイレットペーパーなら実用性はある。本当のワクチンというのは、語源を調べればわかるとおり、ラテン語の“vaccinus(雌牛)”という単語から来ている。これは、英国の医師エドワード・ジェンナーが、天然痘の感染を防ぐために1800年に初めて牛痘ウイルスを使ったことに由来する。つまり少量のウイルスを使うことがワクチンの本来の意味である。RNAを注入するというのは、ワクチンではない。これを「ワクチン」と呼ぶのは、牛の糞(bullshit)くらいばかげているし、第一全く牛とは無関係だ。こんな代物を「ワクチン」と呼ぶのは、言葉によるマインドコントロールだ。

 このような試用段階であるRNA注入薬を接種したとしても、「ウイルス」からの感染を防げないし、ウイルスとされるものの感染を妨げることはできないだろう。最近米国食品医薬品局(FDA)が出した報告が、それを明らかにしている。FDAは、これらの注入薬に対しては、条件付きの「緊急使用許可措置(EUAs)」を発行している。これらの注入薬は「感染を弱める効果があるかもしれない」ことだけが、承認されている。  それでも何百万人もの人々が言われたままに注射を打っている。そんな注射を打っても期待するような効果は何も得られないというのに。この状況からわかることは何だろう?

 何億もの人々が注射を打っている。そして、その注射を打てば生体反応のある「遺伝子療法」分子を体内に入れることになるのだ。そんなことを許している理由は、恐怖のせいであり、何も知らないからだ。さらには、この薬品を売り出している人々が「邪悪な存在」であり、隠された意図をもっていることについてよく考えていないせいだ。そうだ、奴らはいい人たちではないのだ。奴らは邪悪な存在であり、邪悪な意図を持っているのだ。言い過ぎじゃないかって?奴らは本当に邪悪な存在なのだろうかだって?何を言っている!しっかりしろ!

 このコロナ危機において悪の力がうごめいていることについてよく考えないなんて、いったいどういうことなんだ!

 なぜ、「PCR検査を発明したカリー・マリスによれば、PCR検査はいわゆるウイルスの検査には使えないと言っていた」ことや、「陽性結果」の数はインチキであることを信じている人が、ワクチンを打ったのだろうか?こんな人たちは、このウイルスが単離さえされていないことを知っているのだろうか? こんな盲信はただの信念であり、科学や事実に基づいたものではない。

 死への恐怖のせいだけで、こんな思考になってしまうのだろうか?

 それとも、こんなことを盲信してしまうのは、無知や、宣伝行為のせいだけでは片付けられないもっと深い原因があるのだろうか?

 事実を知りたい方もいらっしゃるだろうが、事実についてはここでは触れない。いまだに「事実が大事だ」と考えている人々の善良な意思は存在するのだが、私の考えでは、大多数の人々はもう事実によって説得されなくなっているようだ。しかしそのような事実は、優れた代替メディアからいつでも入手可能だ。

 グローバル・リサーチのミシェル・チョスドフスキー氏は、包括的な内容を扱っている電子書籍を無料で出している。タイトルは『2020年から2021年にかけての世界規模のコロナ危機:社会文明を破壊し、大恐慌を促し、世界規模のクーデターを起こし、「世界の再起動(Great Reset)」へ』 。この本は、事実と分析を追い求めたいのであれば、まず手にすべき本だ。

 あるいは、ロバート・ケネディ・ジュニア氏の「Childrens Health Defense」や, 「Off-Guardian」や,「Dissident Voice」や, 「Global Research」などの多数の記事を参照して欲しい。

 読者の皆さんはおそらく、「このようなサイトは右派からのプロパガンダを流すサイトだ」と思われていることだろう。というのも、これらのサイトが載せている多くの記事は、いくつかの保守系のメディアでも見ることができるからだ。

 そう思われているのなら、反応する前にまずは考える必要がある。意味のない「右か左か」という分類法を取れば、大手メディアや政権党は完全に「右派」だ。

 私はこれまでずっと「おまえは左派」だという批判を浴び続けてきた。しかし、今は「おまえは右派だ」と言われている。私が書いた記事が左派系の出版社から出されているというのに。たぶん私を批判している人たちは、どちらに回せばねじが閉まり、どちらに回せばねじが緩まるかがわかっていないようだ。型にはまった見方をしてびくびくしていても、先には進めない。

 私が関心を持っているのは、なぜこんなにも多くの人が完全悪が存在することを認めようとしないかについて、だ。こんなことに疑問を持つのは、右派の人たちからだけだろうか?もちろんそうではない。 これは右や左など関係なく、人類が、何年もずっと問い続けてきた疑問だ。

 私は今日の我々の世界が「完全悪」や「悪魔の力」に握られていると思っている。このことを理解し、受け入れることを拒絶することは、何も今に始まったことではない。

 著名な神学者ディビッド・グリフィンが指摘しているように、米国は長期にわたる、そして今も続く殺戮を行ってきているのだ。これこそ明らかに完全悪だ。米帝国は、サタンを象徴とする死を求める力に引っ張られている。

 私が長年理解しようと努めてきたのは、なぜこんなにもたくさんに善良な人々が、何十年にも渡って、この状況を理解し、受け止めようとすることを拒んできたのかということと、どちらともつかない中道主義を貫いてきたのかということだ。中道とは、いわば安全な道だ。「自分たちの支配者たちには慈悲の心があるはずだ」と信じることだ。わたしが「真の邪悪な存在」と言っているのは、深遠な霊的な感覚から来るものだ。宗教的な考え方といってもいいかもしれない。しかし私が言う「宗教的な」という意味は、組織的な宗教団体のことを指してはいない。というのも、組織的な宗教団体の大多数は、邪悪な存在と共犯の関係にあるからだ。

 米国人たちにとっては、ヒトラーや、毛沢東や、スターリンなどの外国の指導者たちが邪悪な性質を持っていることなら簡単に受け入れる。さらには、米国政府が殺したり、失脚させたいと思っている外国のリーダーを「新ヒトラー」と呼びたがる米国政府の手口も、簡単に受け入れる。それなのに、自国の政府の指導者たちが、邪悪な存在であることを受け入れることはほとんど不可能に近い。

 ではここで、いくつかの歴史の振り返りを始めさせていただこう。

 ジョージ・W・ブッシュ政権下での、2003年から始まった米国による、イラク破壊攻撃や、大量殺戮。この行為を「不法行為であり、不当なものだ」や、「間違った前提から始められた行為だ」という人は多いが、「完全悪である」と言う人はいるだろうか?

 バラク・オバマ政権によるシリア壊滅行為を「完全悪である」と言う人はいるだろうか?

 広島と長崎への原爆投下や、東京大空襲など日本の多くの都市に対する空襲で、何十万にもの日本市民たちを殺戮したことを「完全悪である」と言っている人はいるだろうか?

 米国によるシリア攻撃を「完全悪である」という人はいるだろうか?

 何百万人ものベトナム人を殺戮したことを「完全悪である」という人はいるだろうか?

 2001年9月11日の偽旗行為のことを「完全悪である」という人はいるだろうか?

 奴隷制度や、先住民の虐殺や、弱き者たちに対する秘密の人体実験や、CIAによるマインド・コントロールの人体実験や、世界中の国々でのクーデターを画策し、何百万人もの人を大量殺戮したことに対して、「完全悪である」と言う人はいるだろうか?本当に心の底から「真の悪である」と言う人はいるだろうか?

 米国が国家として、ケネディ大統領や、マルコムXや、マーチン・ルーサー・キング・ジュニアや、ロバート・ケネディや、フレッド・ハンプトンなどの人々を暗殺したことを「完全悪である」という人はいるだろうか?

 核兵器に何兆ドルも使い、人類を虐殺するために核兵器を使用したいと考えることが、「完全悪である」という人はいるだろうか?

 こんなリストを作成すれば、そのページは永遠に続くだろう。「米国はずっと完全悪の実行者の手に握られて来たわけではない」と結論づけるのは、歴史的感覚に欠けた人々だけだ。

 続きを付け足すとしたら、その総数は驚くべき結果になるだろう。ちょっと考えただけでも、とんでもないことになりそうだ。

 ただし、このような歴史を「完全悪である 」と捉えることと、今もその歴史が連続したものであると考えることは別だ。私が思うに、あまりに多くの人々が「今の自分たちの指導者たちは、意図的に邪悪なことを行ってきたり、行っていること」と認めたがらないのにはふたつの理由がある。1つ目の理由は、認めてしまうと、これらの指導者たちの邪悪な行為を自分たちが支持し、反対しなかったことになってしまうからだ。つまり、 自分たち自自身がそのような真の悪を受け入れた責任が問われることになってしまうということだ。そうなると罪の意識を引き受けないといけなくなる。

 二つ目の理由は、自分たちの指導者たちが完全悪であるという考えを受け入れることが多くの人たちにとってほぼ不可能に近いのは、現代の社会が理にかなった形態のように見えて、じつはその裏に邪悪な力が隠れていて、自分たちが巨大な嘘で固められた社会に住んでいることを認めないといけなくなるかれだ。そうなった時にもっともいい選択肢は、「自分たちの社会はそうではない」と信じ込むことだからだ。このような邪悪な行為が過去にあったことを認めている人々の中には、意識的に以下のような言葉を発する人が結構いるのだ。「それは昔の話で、今は状況が変わっている」と。今自分が生きている現状の世界を正しく理解することは、困難なだけではなく、気持ちを害することになる。その理由は、自分たちがその現状の世界の一部だからだ。

 私の言っていることが正しく、大多数の米国人が自分たちの指導者たちが完全悪を意図的に行っているという事実を認めたがっていないとすれば、今のコロナ危機に関して行政機関が持ち出している意向に対して疑念を持つことは、必然的に自己検閲の対象となるのだ。さらに、すでに皆が分かっていることだが、行政機関は広範囲に渡る検閲の目を光らせているので、 人々は行政機関の措置に対する異論の声を聞くことができない。そのような声を発するものは、国内のテロリスト扱いされているからだ。自己検閲と公的事業の協力体制ができてしまっているのだ。

 或ることを示す多くの情報が流れてきている。それは、世界保健機関や、米国疾病予防管理センターや、世界経済フォーラムや、巨大製薬会社や、世界各国の政府機関が、この危機のことを予め知った上でこの危機を楽しんでいるという事実だ。 そして、数値に手を加え、偽情報を流し、手先のメディアを使って恐怖を煽るキャンペーンを張り、 厳しい都市封鎖措置をかけることで、もっとも裕福なものたちをもっと裕福にし、その代わりに大多数の人々を経済的にも、心理的にもズタズタにするなど、この状況をゲームのように楽しんでいるのだ。

 このことを理解するには、少しの研究を読めば十分だ。巨大製薬会社の本質を理解するのも。ピーター・ゲッチェ博士が8年前に出した『死の薬と組織的な犯罪:巨大製薬会社が医療を崩壊させた手口』を読めばよい。 これは本当に世界規模の犯罪行為だ。数分あれば、このような巨大製薬会社が、十分な臨床試験を受けていない試用医薬品である、本当はワクチンではない「ワクチン」について、緊急時の特別使用許可を受け、何十億ドルもの儲けを手にするという犯罪行為と、人々に対する詐欺行為を行う手口が理解できるだろう。

 世界保健機関やゲイツ財団や、クラウス・シュワブ率いる世界経済フォーラムや、国際的な繋がりを持つ「陰謀集団」が、彼らの言う「世界の再起動(Great Reset)」の計画を立てているのは、公然の秘密だ。これは、COVID-19の危機を利用して、サイボーグが仮想空間のような世界で暮らす世界を創造しようというたくらみを前進させる計画だ。その世界では、人工知能が人間にとって変わり、人体には科学技術による細工が課され、支配者たちによる統制を受ける。 連中は公然と明らかにしている。そう、彼らにとってはこの惑星の人口は多すぎるので、何十億万もの人々が死なないといけないということを。詳しい内容は、この見え透いた、「未来人間」の世界を作ろうという陰謀から十分透けて見えている。

 これが完全悪でなくてなんだろう?悪魔的行為でなくてなんだろう?

 この最後に関連した話について書かせて欲しい。「悪魔的」と呼べるもうひとつの組織的犯罪が存在する。それが中央情報局(CIA)だ。  CIAの伝説的な役人の1人に、ジェームス・ジーザス・アングルトンがいる。彼は1954年から1975年まで防諜部長をつとめた。彼はアレン・ダレスの側近であった。アレン・ダレスは、CIAの長官をもっとも長くつとめた人物だ。


 2人とも多くの邪悪な行為に深く関わっていた。例えば、ナチスの科学者や医師たちを米国に引き込み、CIAの汚い仕事をさせたのだ。具体的には、マインド・コントロールや、生物兵器の研究などだ。そうだ、彼らがヒトラーのためにやっていたのと同じことをさせたのだ。

 ディビッド・タルボットの著書『悪魔のチェス盤:アレン・ダレスと、CIAと、米国の秘密政府の台頭』には、敬虔なカトリック教徒であったアングルトンが死の床で語った内容が記されている。アングルトンは、訪問した記者たちとのインタビューに応じていた。その中にヨセフ・トレントもいた。アングルトンはこう告白していた。

 アングルトンは神に仕えていたのではなかった。アレン・ダレスの元で仕えていたということは、結局 そうなるのだ。アングルトンは悪魔的行為の探求に明け暮れていたのだ。「基本的には、米国の情報組織の創設者たちはみな嘘つきだった」。アングルトンはトレント記者に、感情のない声でこう語っていた。「上手な嘘をつければつけるほど、神に背くことにはなるが、出世の近道にもなる・・・。この二者択一の外側にある唯一の共通点は、絶対権力を手にしたいという欲望だった。これが私が人生で成してきたことなのだ。今は後悔している。でも、私はそんな世界の一翼を担ってきたし、自分がそんな世界にいることを愛していた」。それからアングルトンは、彼の時代にCIAを回していた要人たちの名を挙げた。 ダレスとヘルムズとウィズナーだ。アングルトンは、これらの人物をこう評した。「彼らと同じ部屋にいるということは、いずれは地獄に落ちるような人々でいっぱいの部屋にいることと同じだった」。アングルトンは、熱いコーヒーを一口すすってから最後にこう語った。「私ももうすぐ地獄で、あの人たちと再会することになるだろう」 

 我々が今いるこの世の中の地獄における悪魔の本質を認識するまで、我々もさまよい続けるのだろう。我々は我々の命のために、そして世界の人々の魂を救済するために戦っているのだ。嘘を並べ立てるあの創造主たちの「耳あたりの良いセイレーン*の歌声」に屈しないようにしよう。

 抵抗しよう。

訳注:セイレーンは、ギリシア神話に登場する海の怪物である。複数形はセイレーネス。上半身が人間の女性で、下半身は鳥の姿とされるが後世には魚の姿をしているとされた。海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。歌声に魅惑された挙句セイレーンに喰い殺さ
れた船人たちの骨は、島に山をなしたという。





 

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