Category: カメラ
クラシックカメラマン107
まあ日本の首相が2022年目標の宣言をしても、唖然とされますけど。
ドイツやスペインが風力発電に力を入れられるのは、いつでもフランスから電力を買えるからなんだそうです。フランスの原子力発電、余力がかなりあるんですね。
今日はこんなカメラを紹介します。革ケース付き。
見ての通り、スプリングカメラ。
カメラ上部の一番前にある小さなノブを押すと、ガチャンとレンズが飛び出します。
ケースに入れるとこんな感じ。渋いです。
ケースの中にこんなカンペ。ティーフェン(=深さ)シャーフェン(=シャープさ)タベーレ(=テーブル:表)。
被写界深度(焦点深度)早見表ですね。
ドイツのドレスデンにあった、Certo、ツェルト社のスーパードリナⅡというカメラです。1951年発売らしいので、ちょうど還暦ですか。
実に美しい金属細工です。そしてとても状態が良い個体。
ツェルト社の創業は1902年、1935年からライカ判、つまり35mmフィルム用のカメラを製造していたのですが、第二次大戦の終戦で、東ドイツ地域に。
翌年から工場は生産を再開したそうです。
このカメラ右側に飛び出したノブがピント調整、ちょっと変わっていますが、二眼レフに似ていると言えなくもありません。
これをくりくり回すと、レンズ全体が前後しつつ、距離計が動きます。
機械好きにはたまらないメカニカルな意匠の数々。軍艦部のデザインが、西ドイツはフォクトレンダーのVITO Ⅲに似た雰囲気です。なにか繋がりがありそうですね。
フィルム巻き上げと、シャッターチャージは連動していないので、シャッターは独立してこのレバーでチャージします。
カメラ残面に窓が三つ、特に真ん中の窓は可愛いですね。3mm四方ぐらいしかありません。
向かって右が50mmレンズ用のファインダー窓。残りの二つがレンジファインダー、距離計です。
背面からだと、左がファインダー、右が距離計です。距離計は、左手でカメラをホールドし、右手で右上のピント調整ノブを回して調整することになります。
一応上面の扇形の小窓に、距離もm表示で出るようになっています。実に凝ったからくり仕掛け。
レンズは、暗めの標準レンズとしては、おそらく世界一ポピュラーなテッサー50mm/F2.8。カールツァイスですよ。
レンズプレートがちょっと傾いているのは、東ドイツ製だから?
絞りは外側のリング、シャッタースピードは下側の三角レバーです。
ここまでの画像を見ると大きなカメラに見えたかもしれませんが、実際にはかなりコンパクト。
ジャケットのポケットには余裕で入ります。
良いカメラです。撮影カメラは、リコーのGX200。
その他カメラ記事の索引はこちら(←クリック)をご覧下さい。
Category: スポーツ
スタジアムの空気はいいな
北のほうの高架区間は、震災後50日近く不通でした。
図書館は未だに閉鎖中です。
此処に来たのも三年ぶりでしょうか、前回の記事はこちら。
ユアテックスタジアム、通称ユアスタです。
ユアテックという会社は、東京で言えば関電工にあたるのかな、東北電力系の会社ですね。
昨年あたりはちょっとひどい状態だったピッチの芝生ですが、生えそろう時期に試合がなかった今年は、抜群のコンディションです。
ほとんどもう地震の被害はないかと思ってたら、オーロラビジョン用に観客の応援ぶりを撮るリモコンカメラが、お辞儀したままでした。
駆動ギアが欠けてしまったのでしょうか。
まだ試合開始数時間前、作業員もまばらです。
久しぶりの中継現場、3年前よりずいぶんやりやすくなった改良がたくさんありました。
スタッフ弁当、余分が出たということで、これも久しぶりにありつけました。
このボリュームは昔と同じですが、オヤジにはカロリー過多。鳥唐だけは残します(ハンバーグと天ぷらと、海老と魚のフライは食べたけど)。
ベガルタ戦士来場、白幡社長が子どもたちと一緒に迎えます。
今シーズンはまだ負け無しなんです。Jリーグ唯一。
私が久しぶりに来て負けたらどうしようと心配です。
サービスショット。ベガルタチアリーダーズは、毎回こんな風に黒の制服で、隊列を組んでご来場。
どこに集合して、行進を始めるのかは謎です。
いつの間にか応援席周辺に横断幕が張り巡らされます。広告看板も準備万端。
ウォーミングアップ前に、この日の試合相手Fマリノスのメンバーが場内を半周してくれました。
俊輔や中澤、大黒に波戸、元日本代表の名選手たちがズラリと揃った強豪です。現日本代表の栗原もいますね。
横浜にはドイツに行く前に一年だけ住んだことがあり、10年住んでいる仙台の1/10ぐらいは応援してます。
調べてみると波戸は淡路島出身、今回の来仙には何か思いがあったかもしれません。
ありがとう横浜。
試合の見所は、リャンと俊輔のフリー&コーナーキックからのセットプレー。
気温が低くて寒かったけれど、中盤のせめぎ合いは熱く、どちらもよく制御されたフォーメーションが素晴らしい、良い試合でした。
ベガルタは得意の「あんなところに菅井が」攻撃からの得点、マリノスはなんと俊輔の右足からの絶妙なパスからでした。たぶんディフェンダーは左足にタイミングを合わせていたんでしょうね。
どちらももう少し決定力があれば点を重ねるチャンスはあったけど、結局1-1の引き分け。
ベガルタの不敗神話は続きます。この日のカメラは、F300EXRでした。明るいところでは非凡ですね。
Category: 業務
radiko.jp復興支援プロジェクト(再掲)
TBCラジオは、これまでステレオ放送はついに実施していなかったので、おそらく初めて、そして期間限定になると思われます。
radiko.jp復興支援プロジェクト←クリックして、TBCを選んでください。
ダイレクトにTBCにジャンプしたい場合は ⇑ こちら ⇑ です。
雑音が多くて仙台市内でも聴きづらい方、県外で元々聞けない方も、パソコンやスマートフォンで、高音質のラジオ放送を聞くことが出来ます。
ぜひ東北発の番組をお楽しみください。
投票お願いします。
Category: 美味いもん
庄内の味 姐御の技
仙台市内某所にある、初めてのお店です。一晩に四人しか入れない上、気が向いたら営業という、なかなか入れないお店なんだそう。
日替わり(?)のお品書きは手書きです。字も上手いんですね、女将さん。
まず、右下から時計回りに、山ウドきんぴら(庄内産)、わらびのおひたし(庄内産)、アスパラつくね(北海道)。美味しいです。
庄内の家庭料理のお店なんですね。今宵のコースは、一枚では収まりません。
アカテンコ煮付(日本海のどこか)
冷やして供されます。
魚博士に検定を依頼したところ、ウスメバルではないかとのこと。味付けも薄めで、上品でした。
盛岡直送の地酒と、自家製胡麻豆腐。
胡麻豆腐の作り方なんて、想像もつきません。
月山筍丸焼き(庄内産)&長身の女将さん(庄内産)。
手製の味噌マヨでいただきます。
ピンぼけですが、孟宗汁&みょうがたけ。筍は仙台産かな?
わらびたたき・鮪ブツと。
わらびたたきが絶品でした。
月山筍(庄内産)とグリーンアスパラ(北海道産)の天ぷら。これも庄内産の塩でいただきます。
猪肉(岡山産?)のすき焼き。
そして、姐御亭(仮名)の名物といえば、この弁慶飯です。
女将さんお望みの最後の晩餐は、この弁慶飯と冷酒だとか。
さらに庄内大山の稲庭。
旨いんだなこれが。
堪能しました。
また、呼んでくださいね。
画像は一部(3:2の画角のもの)、ユケチュウさんからいただきました。16:9のものはケータイです、W61CA。
Category: 音楽
Songs For Japan Trying Again
どうも住民税も来月辺りは引かれないようです。
だからと言って、免除されているわけではないので注意しないと。
最近取り寄せたCDのうちの2枚です。
まずは、海外物。世界中で売上チャートのトップを突っ走っているらしい、「Songs For Japan」ですね。
iTunes版のプレスリリースから。
2011月3月11日に日本を襲った東日本大震災と巨大津波に被災された方々を支援すべく、この度、レコード会社の枠を越え、世界のトップアーティストが集結。 被災者の方々への支援を目的に、音楽配信限定による洋楽コンピレーション・アルバム 『SONGS FOR JAPAN』 が iTunes Store を通じ発売になりました。
『SONGS FOR JAPAN』 は、日本をこよなく愛し、またチャリティの趣旨に賛同した海外アーティスト38組によるヒット曲や名曲 計38曲 を収録した画期的な企画アルバムです。日本では iTunes Storeにて1,500円 (税込価格) で販売されております。本作品の売上は、義援金として日本赤十字社に直接寄付され、被災者支援や被災地の復興支援などに充てられます。
3月26日からダウンロードできたようです。
5月4日発売、CD版のご案内はこちら。
古くは、ジョージ・ハリソンのバングラデシュコンサートから、有名なBand Aid、USA for Africa等チャリティアルバムは数々ありますが、個人的にはベルギーから英国へ渡るフェリーボートが沈没したときの、Ferry Aid、Let It Beのマキシシングル(もちろん持ってます)が、自分が乗ったことがあるフェリー路線だっただけに想い出に残っています。
超有名ミュージシャンの楽曲が目白押しのアルバムです。
そしてこちらは国内盤。
アミューズが5月25日から販売を始めた「LET'S TRY AGAIN」
サザンを中心に、福山雅治や、ポルノグラフィティが登場します。
CDにおまけで付いてくるDVDはあまり見たことがないのですが、今回はじっくり見てみました。
おちゃらけすぎです。
歌う桑田くんを見ながら、亡くなった長門裕之さんを思い出しました。
音楽好きの方は、是非支援の一つの方法として、お買い求めください。
5月25日の夕焼けです。
Category: 美味いもん
これも和製英語か
年寄りがこのおすすめを読みながら階段を登るのは危険です。
洋食屋さんという名前から私が最初に思い浮かぶのは、カニクリームコロッケやスパゲッティなのですが、最近はこれに人気があるようです。
特製オムライス。850円です。
前回いただいたチキンオムレツカレーと同じオムレツがチキンライスに乗っかっています。
ウイキペディアによれば、オムライスという名称はフランス語のomeletteと英語のriceを組み合わせた和製外来語である。
映画「タンポポ」で有名になった作り方として、皿に盛ったチキンライスの上に中が半熟のプレーンオムレツをのせ、食卓でオムレツに切れ目を入れて全体を包み込むように開くという方法がある。
これは伊丹十三がアイディアを出し、東京日本橋にある洋食屋の老舗たいめいけんがつくりだしたもので、現在「タンポポオムライス(伊丹十三風)」という名前で供され、店の名物の一つである。
小伊万里のオムライスは、このタンポポスタイルということになりますね。
昔母がつくってくれたオムライスは、うすうすの玉子焼きで、チキンライスを丁寧に包みこむスタイルでした。
これは大正15年に大阪心斎橋の北極星という店で編み出されたものだそうです。詳しくはこちら。
Category: 空花鳥風月雲
躑躅 蝋燭 読めますか?
時間調整で近場を散歩です。澱橋。
橋の名前の上が崩れていました。
こちらはユケチュウさんが送ってくれた画像。ゴールデンウィークですね。
こちらはもう五月の下旬になろうというのに翻っている鯉のぼりです。
今にも雨が降りそうな空模様、普通なら表には出ない天気。
毎朝車で通る、宮城県美術館脇のツツジを撮りたかったのでした。
これも源平咲きなのでしょうか。
あまりにも密に植えられているので、同じ木に異なる色の花が咲いているのか、別々の樹の枝が絡み合っているのか、良く判りません。
花の盛りを超えたあたり、でしょうか。
ついでに、美術館の庭にも入ってみます。
仙台二高の向かいに、宮城一高(旧宮城一女高)のテニスコートがあるのですが、その脇の関係車両用入り口から徒歩で入れるのです。たいしたショートカットではありませんが。
やっぱり小雨が降ってきました。
庭内にもツツジがたくさん咲いているのですが、一斉に咲いているわけではありません。
陽の当たり方で時間差攻撃なのかな。陰がない広い場所だと一斉なのかも。
子供の時、良くこの花弁を引きぬいて、下側からチュウチュウ水分を吸い取ったことを想いだします。甘かった。
美術館の裏側から館内を覗きます。
佐藤忠良さんの作品が、ここからだと只見が出来るんですね。
なんて、現在は佐藤忠良館、無料で見られますから、意味ないんですけど。
傘を差しながら、アリスの庭へ入っていきます。
すみません、花びらは、やらせです。
庭はいつもどおり。
楽しい空間には、地震の被害はなかったように見えました。
一部を除いて、GX200によるオート撮影です。
床屋に遅れないよう、自宅に戻ります。再び澱橋。
下流の流れがこれまでと変わっています。中洲がなくなりました。
それから支倉町の南の端あたり、崖が一部崩れていますね。
下は震災前、3月6日に散歩したときの画像です。
土橋通沿いの暗渠から広瀬川に水が流れ込むあたりの中洲が、綺麗に撤去されていました。
震災後に、わざわざ貴重な重機と人を使って、この時期にやっつける作業でしょうか。年度末だったから?
Category: 美味いもん
五月の風 変な虫
夏まで持つのでしょうか。
最近マンションの廊下にこんな虫が沢山いて、無視できません。なんという虫なんでしょうか。
2cmぐらいで、蜂でもないし、トンボでもない。
爽やかで気持ちが良い五月。
週末の土曜日は、広瀬川にボートが出ていました。
いわゆるエイトかと思ってましたが、よく見るとオールは6本かな。7人乗りで行ったり来たりしてました。
土曜日の昼飯。
二日町の桂華です。八木山十八番のように、ご夫婦で頑張っているお店、でもメニューの種類は倍ぐらいあって迷います。
これは、桂華ラーメン、650円。乗っかってるのは白鬚ネギとニラ。
コクがある、しっかりしたスープです。
ごく普通の麺。
そして豚の角煮も三個乗っていました。コレのせいで全体的に薬膳風味。
次回はワンタンメンにしてみよう。
ごちそうさまでした。
Category: カメラ
見つける人 見つめる瞳
下はライカのM4、前面上部の窓が三つ。M型ライカの標準的なスタイルです。
レンジファインダー型カメラの場合レンズから入る光は、撮像専用(M5以降は一部露出計用)ですから、カメラマンはファインダーを覗いて、上の画像だと向かって右端の大きな窓を通ってきた光を視つめます。
レンズの位置と、ファインダーの位置、微妙な角度差が、時には決定的な、トホホな大失敗を生む可能性がありますが、シャッターを押そうが押すまいが、常に対象物を見続けることが出来る、貴重なファインダーシステムです。
あとの二つの窓は、距離計用と、ブライトフレーム用、今日はこのあたりには触れません。
これはキヤノンのA-1。一眼レフは、レンズから入ってくる光を、ファインダー用と撮像用、切り替えて使います。
だからカメラ前面には窓はなく、背面の覗き窓だけ。
レンジファインダーカメラのような、微妙な角度の違いが生む誤差は、原理的に発生しませんし、前後のボケ具合まで確認することが可能な、最終型とも言えるフィルムカメラのファインダーシステムなのですが、どうしてもシャッターがリリースされる前後、光がフィルムに導かれている僅かな時間、ファインダー像が消失します。
だから、写真を撮る行為以前に、被写体を見つめ続けていたい場合、肝心な撮影する瞬間だけは、被写体を見られないことになってしまうんですね。左目で見ているカメラマンもいますけど。
これが唯一の欠点。これを嫌うカメラマンは、レンジファインダーを使い続けています。
一方、下はライカのD-LUX3とD-LUX4。一般的なコンパクトデジタルカメラの形です。
いまどきの写真撮影のスタイルですね、ファインダーを覗くのではなく、カメラを顔の前に掲げて、モニターを見ながらの撮影。元々は撮影画像を確認するための表示モニターをファインダーの替わりに使うようになったわけです。
最初の頃は液晶モニターもちっちゃかったし、表示⇒撮像⇒表示の切り替えにずいぶん時間がかかり、コンデジだからしょうがないねの世界だったのですが、今はずいぶん改善されています。
レンジファインダーのような光学的な仕組みも要らないし、一眼レフのような精密機械的な技術も不要、レンズ以外は全てエレクトロニクスで、作るのも簡単、撮影も便利というわけですね。
ファインダーという言葉の意味を掘り下げると、見つける人、発見者という意味があります。つまり、そこにいるカメラマンが、周りの情景の中から、撮りたいもの、撮るべき被写体を見つけて、空間と時間軸の中から切り取るという行為につながる、非常にポジティブで、被写体と共に立つポジションを感じます。
一方、モニターという言葉ですが、観測とか監視、どうも一歩離れて見ている雰囲気ですね。被写体と観測者はいる世界が違うような。
だからどうも液晶モニターを使う撮影は、撮りたいものを見つけるというよりも、ただそこにある情景を記録するというような、ネガティブとはいいませんが、ちょっと消極的な行為に感じてしまうのです。
そのような距離感を感じていたほうが、シャッターを押しやすい空気の場所もあるんですけどね。くいもんやさんの店内撮影とか。
まあ年寄りしか感じない差なのかもしれませんが。
それから前にも書きましたが、液晶モニターって明るい場所だと見にくいってのがありますね、構図を決められない。これも年のせいかな、白内障か?
要は、私は写真撮影にはファインダーが欲しいということなんです。
あと、これは大事なことなのですが、ファインダーを覗くためには、カメラを顔にくっつける必要があります。脇を閉めてカメラを持ち、顔にくっつける事で安定して、よりスローなシャッターでもぶれずに撮影できるわけです。
昔から写真を撮っているおっさんが、このくらいなら平気平気とコンデジを顔の上に持ち上げて撮影するとぶれているのは、年のせいもありますが、だいたいこのカメラ保持の違いによるものと思われます。
これは、前に先輩が使わないということでおっつけられたペンタックスのK-7。代金は何に化けたことやら。
デジタル一眼レフカメラ、ファインダーもフィルム時代と同じ光学式のペンタプリズムレフレックス方式ですね。
こちらはオリンパスのE-P1。レンズ交換式ミラーレス一眼という分類ですね、今時は。
35mmフィルム換算35mm相当の、17mmレンズ専用光学ファインダーを取り付けた状態です。
ズームレンズや他の焦点距離のレンズを着けた時にはただのガラス窓になります。
これはシグマのDP1。レンズは固定で、35mmフィルム換算で、28mm相当のレンズ付き、そして28mm用のニコン製ファインダーが付いています。
光学ファインダーはとても明るくて見やすいのですが、ピントが合っているかの確認が撮影後になってしまうのが残念。
それでここまでが前振り、やっと本題に入るのです。
電子式ビューファインダー(EVF)です。元々はムービーカメラ用から始まり、高倍率レンズ付きコンパクトではないデジカメ(なんじゃそれ?)に採用されて発展してきたものが、なんとか解像度も上がってきて、高級コンパクトデジカメ(分かりにくい分類)や、エントリークラス(更にわかりにくい)のデジイチに使われるようになってきたのですね。
私も積極的に購入しています。
パナソニックのLumix GH2。ソニーのα55と共に、EVFを使用しているデジタル一眼レフですね。やっぱり電子機器メーカーがリードしています。
最初のG1のファインダーを見てあまりにきれいなのに驚いたのですが、G1を売り払って今はこのGH2を使っています。
私には性能十分。光学式のほうがそりゃ解像度は高いけど、太陽を入れ込むと眩しい(最近残像が消えるのに時間がかかります)し、暗いと良く見えないし、EVFは自動調整なので見やすいのですね。
これはリコーのGXR、後付EVFです。
後付は割高なので、マイクロフォーサーズのカメラのように、組み込みタイプのGH2と、後付可能なGF2がある場合は、組み込みの方が好みなのですが、リコーの場合は止むを得ません。
こちらはGX100の時から大のお気に入りのリコーGX200。
カメラそのものも、EVF単体も、おそらく取り付け可能なカメラの中では最もコンパクトな製品かと思いますが、画質もそこそこ。
しかし後付EVFには、チルトが可能という大きな強みがありました。上に向けて覗くスタイル、なかなか楽しいもんですよ。
液晶モニターにもバリアングルタイプで、チルト可能なモデルがありますが、屋外で液晶を上に向けて、見えるわけがないだろが。
それでですね、ここに備忘録として残しておきたかったのがEVFの性能比較です。
内蔵タイプ
①Panasonic LUMIX GH2 153万ドット相当180Hz駆動フィールドシーケンシャル 倍率x0.72
②SONY α55 有効約115万ドット相当フィールドシーケンシャル
③Fujifilm FinePix X100 0.47型、144万ドット
後付タイプ
④OLYMPUS VF-2(E-P2/PL1/PL2用)高精細144万ドット
⑤PANASONIC LVF1(GF1/2、LX5用) 約20.2 万ドット相当フィールドシーケンシャル 倍率x0.52
⑥RICOH VF-1(GX100/200用) 約20.2 万ドット相当
⑦RICOH VF-2(GXR用) 約92万ドット相当
フィールドシーケンシャルというのは、簡単にいえばモノクロの表示器の上に、RGB三色の色フィルターを順次切り替えて、カラーに見せるという方法です。顔を早く動かすと、色つき現象が出ます。小さな素子で解像度を稼ぐことが出来ます。たぶん書いていないものも同じ形式です。
⑤と⑥以外は結構使えそうな気がします。
これらの他に、各社一眼レフスタイルだけどレンズは固定の、やや大型のコンデジに同種のファインダーが採用されているモデルがあります。興味がないので、あまり研究していませんが、ざっと見てみると、20.2万ドットのものが多いようでした。
ちょっと古い(約一年前)記事ですが、デジカメWatchに、EVFの比較記事があり、参考にしています。
Category: 美味いもん
炎と煙の金曜日
毎年正月に、謹賀新年「xxフィルム」と焼きこんだものをいただく、あの会社からのようです。
がんばろう東北ヴァージョンもありました。ありがとうございます。ありがたくて食べられません。
金曜日は、競合某社で会議があったあとに懇親会。
別の競合乙社の方々の名刺。
やるもんです。
大町へそのをでしこたま呑んで盛り上がりました。
写真はありませんが、もつ鍋、グリーンサラダ、刺し盛り、焼き魚、アスパラ天、牛タン焼き、〆の蕎麦でした。
飲み放題の冷酒は、気仙沼の阿部勘男山と、石巻の日高見。うれしいですね。
でもコース料理だと、煮込みが出ないのが☓。
元同僚と静かに二次会。久しぶりにニコルに行ってみたのですが、すでにくいもん終了。
マスターのブログによると、どうも仕入れの関係で、お店は毎日早じまいのようです。
確かマスターは鳴瀬の方の出身。あまり元気が無いようでした。実家のほうで悲しいことがあったのでなければ良いのですが。
それで、何故かホルモン焼きを食べに。
仙台ホルモンときわ亭です。マッコリ380円。
キムチと酢もつ。各280円。
元同僚に召集されたanegoが緊急参戦。
焼いてます。
仙台ホルモンを焼いてる時に、派手に炎が上がったら、お姉さんが、氷を乗っけていきました。
鎮火。すごい。
また少し呑み過ぎてしまった金曜日でした。
Category: カメラ
モダンカメラマンXLⅡ
DESIGN BY F・A・PORSCHE。
フェルディナンド・アレキサンダー・ポルシェ博士の設計。いわゆるポルシェデザイン。
カメラの歴史に残る個性的で美しいデザインです。
ちょっとガウディに通じるものも感じます。
デジカメの世界ではもはやクラシックカメラとも言えますが、2001年3月発売、FujifilmのFinePix6800Zです。
今ではほとんど見かけなくなった縦型ボディ、定価は128,000円もしました。誰が買ったのでしょう。
CCDセンサ自体の形状を8角形にして45度傾けて配置することで、集光面積が広がり、高感度、低ノイズ、高ダイナミックレンジを得られるとされている(ウィキペディアより)と言われる、スーパーCCDハニカムセンサー搭載。
このセンサーはつい最近まで、進化しつつFujifilmのデジタルカメラに使われ続けてきましたが、FinePix F300EXRが、FinePix F550EXRへマイナーチェンジした際、ついに主力製品から姿を消してしまいました。
ひとつの時代が、終わってしまうのでしょうか。
基本は光学ファインダーですが、ライブビューも出来ます。
光学ファインダーをマクロで使おうとすると、かなりアバウト。
Fujifilmのカメラを使ったことがある方には当然ですが、スマートメディアですね。
これも最近のカードリーダーからは、省略されつつある、悲しいメディア。デジカメ界のベータマックスです。
大正時代の製品からM7まで同じパトローネフィルムが使えるライカはやっぱり凄いですね。
以下、6800Zで撮影。
2100円で落札したそんなポンコツですが、ちゃーんと動きます。
年末に買ったシクラメンの最後の一花。
しかしワイド端は36mmだと言うのに、ずいぶん歪んでますね。
同じポルシェデザインのCONTAX RTS。
ストロボオフだと絞り開放でボケボケ(これもひとつの味?)ですが、ストロボを焚くとキリっと締まります。
このぐらいまでは近寄れました。
悲運の名機とか、ヤシカの執念と言われた、CONTAX AX。
ま、画質はコムシコムサですね。
Category: 街角探検
寄らば大樹の陰
ざるそば定食です。450円。
こうしてみると、やっぱり野菜不足。冷奴とざるそばの葱と、ミニカレーのジャガイモだけじゃん。
これは今月9日撮影。良い天気でした。
カメラを青空に向けたくなるのは日常なのですが、なんか、電柱が傾いていませんか。奥のほう。
気になりだすと、全部傾いているように見えてきます。
それにしても、電線と電柱が多いですね。
それで水曜日の早朝、買い物ついでに近所を散歩してみることに。この日も良い天気でした。
上の県知事公館前、止まれの標識の奥の電柱。
下の写真も奥のほうの電柱。
これも引き込み線用の電柱が一本明らかに。
ヨーロッパの街と、日本の街の決定的な違い、それは電信柱の有無ですね。
日本人は電線の隙間に棲んでいるようです。
ヨーロッパでは電力より先に下水道が発達したので、下水道管内に電線を設置したのでしょうか。
電柱があることで、今回のインフラ復旧は早く済んだのでしょうか。
仙台一高い(?)マンションが曲がっていないと仮定すると、
手前の電柱はすこーし傾いていますよね。
震災前からこうだったのでしょうか。
太白飴の兵藤飴老舗は無事。
仙台一高いマンションに近づいてきました。
此処に、藤棚があったのでした。
少しだけですが咲いています、咲いています。
綺麗ですね。
優雅ですね。
彫刻もあったりします。
この馬は、一旦停止の交差点のそばにあるので、いつも通るのに時々ぎょっとさせられるのです。
ベンチに座るおじさんのオブジェも見つけたので、写真を撮ろうと近づいて行ったら、生きてました。
ツツジも綺麗です。
500世帯が入っているマンションだといいますが、管理費もかかるのでしょうね。
近所を早朝散歩、なかなか良いもんです。
此処の街灯は綺麗に正立整列してますね。
余震が来たら、寄るな電柱の陰。
Category: 街角探検
青葉まつりはなかった
月に行けたとして、着陸、周りにうさぎが跳ねてたら、嬉しいでしょうね。
週末の日曜日、15日。
本来ならば、仙台の初夏を祝う、青葉まつりが開かれ、雀たちが舞う定禅寺通。
昼頃だと言うのに、すずめ踊りはおろか、車も殆ど見えません。
まさに、杜の都。散歩には良いですね。でもまた山鉾巡幸も見たいものです。
閉鎖中の県民会館。正式名称は、東京エレクトロンホール宮城。
仙台のホールはまだほとんどが震災の被害で閉鎖中です。公演やコンサートは軒並み中止。
使えるのは、電力ホールとZepp仙台ぐらい。これはこれで悲惨です。
音響や照明のスペシャリスト達、どうしてるんでしょうか。
渡る人も少ない、仙台一のスクランブル交差点、此処を見下ろす場所に、お店を見つけ、入ってみたのでした。
昼間っからBARですよ。
店内はこんな感じ。定禅寺通りの青葉が目に飛び込みます。
光のページェントの時は明るいでしょうね。
あれ、品書きは蕎麦だけですよ。
他のお客さんのものは、もう出切っている状態から注文して、かっきり12分で出てきました。
まさか注文してから打ったんじゃないですよね。
二色蕎麦セット、900円。三点盛惣菜と日替わりご飯付き。
更科と二八蕎麦だそうです。
キリっと冷えてて腰があって、特に更科は細くて、私の好みです。透明感も。
汁も美味しい。
具沢山でゴージャスな五目ごはんは、あっつあつ。美味しいけど写真は失敗。
コーヒーも付いてます。
夜は、蕎麦以外は洋食系みたい。不思議な組み合わせです。
蕎麦を打っているのは女性のようでした。
定禅寺通りと国分町の角、ヴェローチェが入っているビル、大戸屋の上です。
美味しかったぁ。是非お試しあれ。
帰りに通った北三番丁公園。
ずっとインプレッサのWRXSTiが停まったままなんです。園内に。
タイヤもペシャンコ。
おまけ、これは18日の月なんですが、手持ちでブレてしまい、撮影は失敗。
ところがぶれ方が良かったのか、保安用の赤色灯の形が型に。アップにしてみると、
仙台の街に、ハートがあふれていました。
やっぱりシャッターは、できるだけたくさん押してみるもんです。
Category: 生活
復興応援ありがとう
どうも酷い状態のようです。
こちらは、先週末の新聞チラシです。ヨークベニマル。
以前はむさぼるように読んだ折込チラシですが、最近は欲しい物も少ないので、あまり読みません。BOOK・OFF。
でも震災直後には全くなかった折込チラシが、復活してきたのはなんだか嬉しいですね。ヤマダ電機。
折込チラシを作る人達の生活も重要。ケーズデンキ。
これはどこかのカーディーラーかな。
洋服の青山。東北地方だけ価格が安いのでしょうか。
唯一具体的なのが、郡山発祥の幸楽苑。
嬉しいですね。
おいしさと安さで応援。PIZZA-LA。
旅で笑顔に。JTB。
これはパチンコ屋さん。被災者には出して下さいね。
東京なんかでも、こうなんでしょうか。復興応援のオンパレード。
こちらはヤフーオークションです。
なんと落札金額をそのまま寄付するという、出品者がいました。
ありがとう、皆さん。
Category: 美味いもん
13日の金曜日
珍しくイタリアンな店に集合です。
伊太利亜伊酒屋vino。
イタリア語のワインという店名なんですが、ビールもあります。
入口の階段といい、カウンター上の天井といい、貼ってある絵が気になります。
もう何十回も一緒に飲んでいる仲間なんですが、たまたま東京に住んでいた頃の思い出話をしていたときに、私が二十歳前、たぶんまだ高校生の時に初めて自前で飲みに行った西新宿の焼き鳥屋に、びーえむあいさんと、anegoも行ったことがあり、良く覚えているということで、またえらく盛り上がったのでした。
その店の名は、ぼるが。隣の席にいた、綺麗な女子大生と盛り上がった記憶だけあるんです。
それはさておき、これは確か、有機野菜のバーニャカウダ。
茹でた野菜に、温かいドレッシングを絡めて、食べます。二度漬け禁止?
ウィキペディアによると、バーニャ・カウダ(ピエモンテ語:Bagna càuda)はイタリア・ピエモンテ州を代表する冬の野菜料理である。ピエモンテ語で「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「熱い」を意味する。
テーブルの上でアンチョビ、ニンニク、オリーブ・オイル、を混ぜ合わせたディップソースを温め、ジャガイモ、カブ、セロリ、カリフラワーなどの野菜を浸して食べるフォンデュに類似した料理である。
日本にティラミスを紹介した北イタリア料理の第一人者、室井克義によって日本に紹介された。
サツマイモとアスパラだったな。
庶民的な雰囲気が、実に良いです。伊酒屋。結局飲み放題で3時間粘りました。4000円でイイのかなぁ。
マスターの顔、良く覚えておいてください。
壱弐参横丁へ移動します。
ゴールデンウイーク開けにやっとガスと下水が仮復旧しました。本格営業再開。
昭和食堂、なつかし屋です。前にも来ていますね。
うちの会社の保存食料と同じ缶を発見。
一杯目は、栗原市金成の、萩の鶴。
お次は気仙沼の、蒼天伝。
やっぱり宮城の酒はサイコーです。
料理の紹介は、びーえむあいさんのんまいもんinみちのくをご覧下さい。
だいすき東北。いつの間にか14日になっていました。
で、この親方の顔、どうでしょう。
なんとvinoのマスターは、なつかし屋の親方の弟さんなんだそうです。
似てますか? ※上のなつかし屋のカードは、旧ヴァージョンです。前の店の住所。
それからついでに、うちのスクーターもvino。
レタリングが似てるので較べてみました。
別物ですが、雰囲気は似ていますね。
ちなみにカタカナ表記では、伊酒屋はヴィーノ、バイクはビーノです。