Category: 美味いもん
美しく碧き阿賀野
全国的に有名な街ではありますが、JR喜多方駅に発着する列車は、日に上下各15本ほど。
関東方面から来て、若松方向の列車を利用しようとしている大人たち、「あと一時間半もあるのーーぉ」。
再び街へ出かけていきます。
私は数少ない新潟行きで、県境を超えます。
県境と行っても、この辺りの分水嶺は猪苗代湖の東側、中山峠にありますから、会津はもともと日本海側、阿賀川に沿って下っていくだけなんです。
一ノ戸鉄橋から見渡す会津の風景。
前回河川敷から見上げたときに通った二輌編成、この日はその便に乗っているのでした。
阿賀川は新潟に入ると阿賀野川に名前を変えます。
週末だけ走るSL、ばんえつ号の停車駅にはこんな駅名表示板、大事なところが印刷なので、ちょっと安っぽい。
入れ替えでもないのに、数分間休憩があった津川駅から新潟方向に見える山は、あの麒麟山でしょうか。
こんな阿賀野川沿いを、ガッタンゴットン。在来線は窓が少し汚れていて、あまりクリアな写真が撮れないのが悩みです。少し補正しました。
二時間弱で咲花駅に到着です。降りたのは五人ほど。
さすが咲花、紫陽花が咲き始め。ちなみに"さきはな"と読みます。
今回が二回目の咲花温泉「碧水荘」まで歩いて5分ほど。
エントランスは実に格好良い無国籍風なのに、部屋は純和風です。
決して高級な宿ではないのですが全室阿賀野川向き、すぐ目の下が川面(と言っても堰き止め湖)ですから落ち着けます。
半露天風呂は貸切タイプ、交代で使えます。
向こう岸の国道の車はちょっと気になりますね。
不思議な不思議な薄い緑色の硫黄泉。しっかり香ります。
このはなんとか夕日も見られました。
さて夕食です。
今回は平日限定のお得プラン、ラッキーなことに、ミニすき焼きと冷酒一合がおまけでした。
煮浸し茄子付きの奴とお造り。
ご飯は目の前で釜炊き。30分かかります。
茄子田楽と、天ぷら。
此処の夕飯は部屋食で飲み物は冷蔵庫から。
1200円と高めではありますが、三種類の地酒が常備されています。
大体これで勢ぞろい、あとはご飯が食べたい時に、電話すると味噌汁を持ってきてくれます。
私のチョイスは地元五泉の菅名岳。
これが大正解、旨かったです。酒蔵のHPによると、超軟水の仕込み水が酒の命とのこと、注目です。
実はこの後、新潟の酒店、ふるさと村、そして越後湯沢駅の大型土産ショップでも探したのですが、ありませんでした、無名の銘酒と言うわけです。今度買いに行かないと。
そして新潟といえば、エビ。
田楽茄子にもエビ、天ぷらや刺身にもエビ。
美味しい味噌汁も海老出しでした。
美味しくて日没を撮り逃す始末。
ご馳走様でした。
翌朝、天気はイマイチでしたが、窓を全開にして阿賀野の風を吸い込みます、快適。
朝風呂を浴びたあと、のんびり川面を見下ろしていたら、小魚を咥えた翠色の鳥が水面近くをあたふた飛んでいきました。
カワセミでしょうか。
朝食は食堂で、一見ごく普通です。
納豆は(山形風)だし付き。冷奴はあおばたざる豆腐、そして鮭の柔らかさにはびっくりでした。
いつも食べさせられてる生節のような鮭は何なのでしょう。
特に愛想が良いとか、ゴージャスでもないのですが、のんびり居心地の良い宿です。
ひとつだけ、山側の窓を開けると、目の前を日に十五本ほど列車が通過するのが見られます。少し五月蝿いかも。私は熟睡していましたけど。
土日はその一往復がSLなんですね。
Category: 街角探検
蔵だらけの街でくらくら
その北の端にあるから、北方と呼ばれた喜多方なんです。
味噌醤油の金忠。
今も残る2600とも4000以上とも言われる蔵。
日光街道から分岐して、会津の田島、若松、喜多方を通る現在の国道121号線は、大峠を越えて米沢へ、そして、山形盆地から北へ北へ、横手や弘前まで伸びる街道の重要な宿場町だったのでしょう。
そんな先祖の遺産をしっかり守っている喜多方の街。
どこを歩いても蔵だらけなんです。
モーツアルトを聴かせて酒を熟成させている、小原酒造。
貸し自転車にすべきだったかも。
テナント募集中の蔵まであります。
大和川酒造の北方風土館。
4棟の蔵が並ぶ複雑な形状で試飲もさせてもらいました。
これも瓶熟成中のお酒です。
菅井屋薬房、くすりやさん。
三浦英次商店は、両側の建物と合体しています。
そして甲斐本家の蔵屋敷。珍しい黒漆喰の壁。
座敷の壁が光っているのは金箔です。
醸造業や製糸業で富を築いた甲斐家が、大正6年、1917年から7年をかけて建設したそうです。
こちらが玄関側というか、お店がある別棟。
とても創意あふれた建物で、廊下や応接間もすごいのですが、もっと驚かせられた物がありました。
この螺旋階段です。
曲げて造ったのではなく、この形に削らせたそうです。
8棟の蔵を遺す若喜商店。此処はもう一度ゆっくり見る必要がありそうです。
駅の観光案内でもらった「蔵のまち散策図鑑」を持って4時間ほど散歩したのですが、回れたのはほんの一部。ちょっと離れたところにある蔵、例えば「三津谷煉瓦蔵群」等々まだまだ見所が沢山、次回は車で来たいと思います。
一泊してラーメン五食に挑戦するのもいいかもね。
14:50の新潟行きを逃すと次の便は、17:01。早めに駅前の食堂について、お座敷でまずビール。
喉を潤しながら、カメラの修理です。
フードを外して、前玉を、くっと押したところ復活しました。
このラバーフードは根元から径が太くなっているタイプ。
デジカメのオートフォーカスレンズは電源を入れたときにくぃーーって少し前後に動きますよね。
多分その時にフードがあたって引っかかり、レンズの保護回路か何かが働いてフォーカス動作を停止したのでしょう。フォーカスが合わないとシャッターも下りないわけです。
フードの前側にはめていたプロテクトフィルターをレンズとフードの間に移動し、無事動作するようになりました。めでたしめでたし、乾杯です。
Category: ロコモーション
喜多方の味
蔵王山、吾妻連峰、安達太良山を眺めながら、あっという間に郡山、磐越西線の快速に乗り換えです。
6両編成のうち、後ろ4両は会津若松止まり。どっちが前かわからずしばらくバタバタ。
それでも磐梯山が見える席でのんびり、初夏の風景を楽しみます。もっともこの日は3時半起床で、あの試合を見たあとだったので、ずっとうつらうつら、それもまたよし。
郡山から一時間半ほど、自宅から約三時間で喜多方に到着です。
あまり風もなく、暑い初夏の盆地。すぐに汗が吹き出してきます。
今回メインカメラとして持っていったのは、LumixのG1。汽車旅ということで軽量かつ固定焦点レンズにしたのですが、上の写真を一枚撮っただけでいきなりシャッターが下りなくなってしまいました。EVFに画は出ているのに。
荷物は駅のコインロッカーに入れてたので、かなりブルー(300円また払わないと)になりサブカメラに交換です。こちらはサイバーショットのWX1。
気をとり直して、再び歩き始めます。
蔵の街喜多方を初めてのんびり歩きます。
車では何度も来ていますが、いつも街なかは通過するだけなんですね。
朝10時過ぎだというのに、ラーメン屋さんはどこも開いています。
喜多方、朝ラーで検索すると、いろいろ出てくると思いますが、彼らは朝から普通にラーメン食べるのですね。それを知った旅人も狙って訪れるというわけ。
朝飯を抜いて喜多方へ行き、間に街歩きを挟めば、朝昼二度ラーメンを食べて帰ってくることも結構簡単です。
私はしっかり朝食を摂っているので、朝ラーは無し。
旅行者はみんなラーメンを求めてくるのでしょう、お鮨屋さんまでランチサービスです。
一時間以上歩きまわって私が落ち着いたのは此処。
大人の休日倶楽部ミドルの最新号がちょうど会津特集。スロウフード紹介の中に唯一載っていた喜多方のお店でした。
会津「田舎家」。
明治時代にタイムスリップしたような店内、というのは前出の雑誌のコピーです。
道のく膳をお願いします。
客は私だけ。
先付の、蒟蒻の和え物と、温かい野菜の煮物があまりにも美味そうだったので、後出しでお酒を頼んでしまいました。
喜多方の地酒、笹正宗。
まさに大人の休日です。
手作り蒟蒻。これがまたんまい。
そしてこれがメインの山菜わっぱ飯。あっつあつのうるち米の上に乗った会津の宝たち。味付けが抜群(説明できない......泪)。
こんな美味いわっぱ飯は初めてです。
小振りの茶碗で三杯分はありました。
そして酒粕の入った味噌汁。旅先ですする味噌汁ってなんでこんなに美味しいのでしょう。
馬刺しもあるし予約すればこづゆもいただけますし、わっぱ飯も鮭わっぱとどちらかを選べます。
場所はあの会津喜多方ラーメン館の向かい、この日はなんと仙台から福室小学校の児童たちがバス4台でちょうど到着したところでした。昼飯何食べるんだろう。
暑かったけれど、もちろんこの後も喜多方の街を歩き回りました。
つづく。今回は何回連載になることやら。
Category: カメラ
クラシックカメラマン88
家のどこかできちんと保管されていたようなんですが、超美品。恐らくほとんど未使用ですね。
1975年発売の、minolta SR101。1966年発売のSR-T101からミラーアップ機能を除いたモデル。
実にごっついミノルタらしい角型デザインです。
SRシリーズはTTL露出計は内蔵しているものの、AEは未搭載、この時期、既にAE一眼であるX-1やXEは発売されており、マニュアル撮影好きのカメラマン用ですね。
大柄な50mmロッコールレンズ付き。
クラシックと呼べる年ではないかも知れませんが、35歳、働き盛りの良い時代のカメラです。
Category: 美味いもん
初倅
壽哲廸の姉妹店なんですが、親父と伜が姉妹ってどんな親子じゃい。
どちらもビジネス街のビルの谷間にぽつんと建つ古民家造りの一軒家。
なんとも贅沢な佇まいなんです。
三周年の記念割引期間中ということで、襲撃したのでした。
若きマスターは、日本代表の阿部勇樹にそっくり。
正統派味噌味の煮込み。
壽哲廸よりも広いし、メニューにヴァラエティがあります。
最初は日本酒、途中からワイン。
これは焼きトンです。
また赤ワイン。
18時半集合で、店を出たのが22:40。強肝臓です。
表で飲んでる人が大勢いたのには驚きました。
で、あとからこの写真をよく見たら、振舞酒があったではありませんか。知らなかった。
ご馳走様でした。
二次会は海風。
三周年記念でもらってきた、伜のエコバックです。
下のメニューにある、写楽もどきの伜の絵があるかと期待していたのですが、髪だけ。
エコでした。
Category: ロコモーション
また大人の休日倶楽部で
50を過ぎて、入会した大人の休日倶楽部。年に何度か、汽車が空いている時期に設定される、会員パス期間。\12.000でJR東日本乗り放題になります。普通席なら新幹線にも乗れるし、指定席も六回使えます。
でも年々会員パス期間の回数が減ってきて今年は二回しかありません。もう退会してやろうかと思いつつも、今日から三日間大人の旅に出かけるのでした。
今回がご利用五回目になると思います。
一回目は、2006年12月。八戸、弘前、五所川原、金木、能代、鷹巣、角館。(津軽鉄道と秋田内陸縦貫鉄道は別料金)
二回目は、2007年3月。函館、八戸、久慈、宮古、釜石、盛。(函館の市電と三陸鉄道は別料金)
三回目は、新横浜(仕事)。(東海道新幹線は別料金)
四回目は、2008年3月。高岡、五箇山、白川郷、八尾。(現地の移動はレンタカーなので別料金)
今回は新潟です。米沢から米坂線に乗るコースと迷ったのですが、結局郡山から磐越西線のコースを選択しました。帰りは新幹線でぐるりと大宮回りです。
良い天気でありますように。行って来ます。
Category: アルコホリック
今週は、この一本(天)
インプレッサXVです。
初代にも似たようなモデルがあったと記憶していますが、フォレスターが出て消滅していたのです。
5ナンバーサイズなら買いなんだけど。
先日栗駒山をぐるり回ってきたときに、秋田雄勝(おがち、宮城の雄勝はおがつ)の道の駅で買ってきたこの美酒。
横手市平賀の浅舞酒造の特別純米酒「天の戸 美稲」美稲と書いて「うましね」と読ませます。無濾過。
酸味が少なく、仄かな苦味が残るまろやかなお酒です。
Category: カメラ
モダンカメラマンⅩⅩⅩⅢ
我が家のデジタル一眼は伝統的にPentax。
*istD、K10Dとペンタプリズムモデルのあと、フルサイズを待ちながら、面白ヴァージョンが出たので、買ってしまったK-xはペンタミラータイプですがライブビューは可能です。
その後、645Dなんかは出ましたが、結局フルサイズセンサーモデルは出そうになく、こうなったらニコンに移行かと思っていたら先輩から誘惑。
どうもこいつを手放したいらしい。
フルサイズが出ないなら、これがフラッグシップと言える、K-7です。
発売前も大騒ぎしたぐらい注目していたカメラなんです。
結局またまた押し付けられました。前の回はこちら。
どうも他にも被害者は居そうです。
デザインと言い、細かいパーツのカタチと言い、実にプロフェッショナル。ソリッドな質感、これ重要。
もちろんキャノンやニコンの高級機には遠く及びませんが、私には十分。
K10Dと同じく防滴なんですが、K-7は標準ズームまで防滴。
液晶モニターは92万ピクセルの3インチ。さすがに綺麗です。
譲ってもらったカメラは、防滴標準ズームと、ほかに望遠ズーム付きなのですが、最近どうもズームは面白くないと思い始め、標準マクロを追加して入手しました。35mm固定なので、デジイチだと54mm相当程度になるでしょうか。
センサー面から13cmまで寄れると言うことは、レンズ前面から数cmですね。
ズームレンズとは桁が違います。
先日の福島ツーリングの時に使ったのも主にこの組み合わせです。
素晴らしい描写。
満足です。
ズームレンズの便利さは手放せませんが、固定焦点レンズで、ポジションを微妙に変えながら風景を切り取るのは写真の原点。
固定焦点レンズ付きカメラで風写、お薦めします。
でもこのレンズを使うだけなら、K-7じゃなくても良かったんですけど。
*istDかK10D使ってみたい方がいらしたら、ズームレンズ付き(笑)でお譲りしますよ。
今夜19時から、JNN系列東北限定で、「おーい!みんな元気かい?~笑顔を運ぶオヤジたち」が放送されます。
山形上山のオヤジさんたちの物語です。是非ご覧下さい。
Category: 美味いもん
置賜のちりちり
昨日の記事も実は昼食後の風景だったのでした。
♪作業ズボンに黒いマフラー、今日も木町の街かどーー
西公園にそよ風吹けば、ベダル楽しくはずーむー
サーイクリング、サーイクリング
あぁ情熱のサイクリングブギ
あぁ憧れのサイクリングブギ(オリジナルは加藤和彦)
目指したのは此処、米沢ラーメンの置賜屋。
まだ支度中。
隣に面白そうな店を発見したので、眺めて待ちます。
米沢の隣に遠野ってのも良いですね。ランチがワンコイン。この日は休みでした。
遠野物語百周年のポスターは水木しげるさんの絵です。
さて開店時間になりました。
お品書きはこれだけ、シンプルなんです。
蒸し暑かったこの日、目の前のエビスビールがこんなに美味そうに見えたのも久し振り。
来ました、来ました。冷やしラーメン650円。
氷が沢山浮かんでいます、酸味を極力抑えた山形流冷しラーメン。
デカいチャーシューが二枚と豪勢。
ちょっと薄めなのも好みなんです、歯が悪いから。
細目でちりちりの、美味しい米沢ラーメンです。
冬場にもあるのでしょうか。
胃カメラ検査日の大盛りラーメンレポートは、こちら(ぱんだ(親)さんのブログ)
二日酔時の普通盛りラーメンレポートは、こちら(anegoのブログ)
Category: 街角探検
♪自転車にのって ベルを鳴らし
早速日曜日に近所を巡回します。徘徊ではありませんよ。
坂道や狭い道は嫌いなので自然と行動範囲が決まってしまいますね。
柏木の裏道にこんな不思議な木。なんでしょう。
タンポポの綿毛みたいなふわふわが......
花なのか、種なのか。
松川だるまの工房。
たぶん世界一カラフルな達磨たち。
カラーリングが私の自転車と同じですね。達磨号と呼ぶことにしましょう。
仙台二中裏の一角にこんな茶室があるのは知りませんでした。
奥に門があり、その向こうの茶室、この日は貸切でした。
時々お世話になる、ヨシダカメラ。何時の間にやら隣に鯛焼き屋さんが出来ていました、私には無関係。
デカい一眼レフの看板が、いつもぐるぐる廻っています。
C F C G
♪自転車にのって ベルを鳴らし 隣りの町まで 嫌なお使いに
C F E7 FF#dimCAm7 G7 CGC
そして帰りにゃ 本屋で立ち読みを 日が暮れてから おうちに帰る
C G7 C G7 C
自転車にのって 自転車にのって ちょいとそこまで歩きたいから
C G7 C G7 C
自転車にのって 自転車にのって ちょいとそこまで歩きたいから (高田渡)
Category: 生活
♪I want to ride my bicycle!
先日ポストに入っていたお知らせ。
使ってなさそうな自転車が多いので処分しようと言う呼び掛けです。
おまけに家電も処分してくれるそうです。これは嬉しい。
実はうちのサイクリングブギ、春先に出かけようと思って、張り切って久しぶりに空気を入れたら、ラストのもうひと押しで、スゥーーーーって空気が抜けてしまったのです。
私の重みでパンクしたわけではありません。
それで、パンク修理だなぁと思いつつも放ってあったのですね。
無料で処分できるチャンスだし、一旦は処分して、電動アシスト付きにしようか、それともジムニーに積んで移動出来る折りたたみにしようか、いろいろ無駄遣いが頭を過ぎったのですが、やっぱりもったいない。
ずいぶん調査して買った軽量自転車だし、美術館や昼飯に行く時は便利だし、もうすぐあじさい寺にも行かないと、とりあえずパンク修理だけはすることにしました。
パンクした前輪だけ持って、知る人ぞ知る八幡のアベサイクルへ。
まだまだ仙台には結構残っている普通の自転車屋さんです。
優しいおんつぁんが何でも相談に乗ってくれます。
あっという間にタイヤとチューブを外し調査開始。
私は空気の入れすぎで、劣化したチューブがどこかでブチ切れたのかと思ってたのですが、結局はバルブの破損でした、虫って言うパーツかな。あと、チューブとリムの間のリング状のゴムが切れてました。チューブは問題無し。
タイヤには、月に二回は空気を入れて大事に使って下さいと言われました。
工賃と部品代で800円。おんつぁん、何時までも元気でね。
治ったタイヤを持って、家へ帰る途中で昼食です。もちろん此処。
台湾傳来名物支那麺と酒楼「香菜」。たまに来ます。前回は麺類半額期間中でした。
薬膳風味のスープが楽しめる麺類多数。迷います。
ニューローメンかな、牛肉麺800円。
香菜と八角でしょうか。東南アジアの香り。良いです、良いです。
じっくり煮込んだこんな肉が10かけほど。リッチで、んまいです。
満足して帰宅して、装着。空気を入れ、ひと周り試し乗りしてOKです。
どこへ行きましょうか。
♪Bicycle bicycle bicycle
I want to ride my bicycle bicycle bicycle
I want to ride my bicycle
I want to ride my bike
I want to ride my bicycle
I want to ride it where I like (by Queen)
Category: 美味いもん
ほっとする ほっとなる
もう5年以上前に、時々通っていた立町の「佗び助」(最近77銀行のCMに登場していました。←クリック:Bタイプの方です。)。
カウンターの向こうで活躍していたのが、バイク乗りの彼でした。まさに若きシェフ。
その後独立して、晩翠通り沿いのビルに手打蕎麦も出す「雲雀野」と言うイタリアンの店を出し、結構流行っていたのですが、いつの間にやら閉店。奥さんの実家がある山形に移ったと言う風の噂は耳にしていたのですが。
今度は屋台です、でも面白そう。最新のクチコミはこちら。
山形屋台村、ほっとなる横丁のHPには、横丁のコンセプトがありました。
・山形を明るく元気な活気のあるまちに!
中心市街地に賑わいの創出を目的に掲げ、また起業家育成の機能・システムを組み込み、積極的にまちづくりへと結びつける創意的な取り組みを目指し、地域づくりの施設として今後の中心市街地活性化のため、下記のコンセプトに基づき、コミュニティビジネスとして地域づくりに貢献していきます。
そしてそのシステムとは、
・山形屋台村インキュベートシステム
屋台は商いの原点であり、最終目標ではありません。各店主にも屋台を起点にしてそこから各自の商売を発展させていってもらうこと。その為に、契約期間は3年間を一区切りとしました。この3年間に顧客を獲得し、ノウハウを習得し、お客の嗜好をつかみ、資金を貯める。3年で屋台を卒業し、市内の空き店舗に移って独立し商売を大きくしてもらうこと。ローリスク・ローコストで新規参入の出来る屋台は、商売をこれから始めたいという人たちのサクセスストーリーのスタートの場として、また、すでに商売をしている人にとっては実験店舗としての使用が可能であり、私たちの起業家の支援という目的にも多様性が生まれると思います。
そこで、屋台村の運営として、以下、これを繰り返したいと思います。引き続き屋台村に出店したい場合は、また出店申込をしていただきます。
1. まず、商売を本格的にやりたい人が屋台に出店して、ノウハウや顧客をつかみお金を貯める
2. その間、じっくりと、本格的に店舗を開業する場所を吟味してから屋台から卒業する
3. 空いた屋台には、また新たに商売を始めたい人たちが入ってくる
そして、屋台を卒業した店主たちが中心街の空き店舗に入居していけば「空き店舗対策」にもなり、ひいては中心商店街の活性化になると考えます。
応援したくなるシステムですね。頑張って下さい。
Category: カメラ
クラシックカメラマン87
恐らく現在我が家にある一番古いカメラになると思います。
Vest Pocket Kodak。
様々なヴァリエーションがあるようですが、1912年から1926年まで米国で生産されたとされるカメラなんです。
ちなみに1912年は7月30日までが明治45年、その後が大正元年です。
さらに面白いことに、1926年はクリスマスまでが大正15年、その後の一週間だけが、昭和元年なんですね。
だから、ちょうど大正時代に生産されていたカメラと言うことが出来ます。
当時の広告。
オークション出品者の方に依ると、1916年製、大正5年生まれになります。94歳。
ドイツのツェッペリン号が巴里を空爆し、ロシアのラスプーチンが暗殺された年です。
第一次世界大戦の戦場でも使われたのかも知れませんね。
特許取得の日付まで、それも国別に詳しく書かれているのは、権利関係がうるさくなった時代背景のせいでしょうか。
ヴェスト版、127タイプと言う、ロールフィルムを使用します。フィルムサイズは6cmx4.5cmだそうです。
ブローニー判、120タイプと同じ裏紙付きのフィルム、随時裏窓を開いて、このカメラ付属の鉄筆でデータを書き込むのだそうです。
世界初のデータバックかも。
当時のカタログから。
ドイツ製カメラの重厚感とは異なる、精悍さがある凛々しいデザインです。
カメラ界のT型フォードと言ったところでしょうか。
時々Best Kodakと間違えられるVest Kodakですが、有名なのは通称「ベス単」。
シンプルなモノクロ写真用の単レンズ、実際は一群二枚のメニスカス72mm/F11レンズ付きのモデル。
これはちょっと高級で、Rapid Rectilinearという二群四枚のレンズが付いています。72mm/F8。
イギリスのダルメイヤー製レンズです。
これが初心者向けの説明書きが微笑ましい絞りレバー。
F8から32まで連続に可変可能です。絞り羽根も美しいですね。
実際にはF8よりも明るいレンズのようですが、ピント固定のフールプルーフカメラなので、被写界深度を稼ぐためにF8以上は開かないようになっているものと思われます。
こちらはシャッタースピードコントロール。B、Tと1/25、1/50秒だけ。所狭しと並ぶ特許取得年月日。
クリアな日には1/25秒、ブリリアントだったら1/50でどうぞ。
ファインダーとシャッターリリースノブ。チャージ不要です。
ファインダーは上から覗く二眼レフウエストレベルタイプ。
プリズムに欠けがありますが、まだまだ使えます。
蛇腹がだいぶ傷んできていますが、94歳ですからね、やむを得ません。
127フィルム、入手は可能なようですから、試写してみたいものです。
ここまでの画像だと、それなりの大きさのカメラかと思われるかも知れませんが、ヴェストのポケットに入るサイズですから、実にコンパクト。
初期の携帯電話並みでしょうね、たいしたもんです。
2016年、私が還暦を迎える年に百歳になるこのカメラ、晴れてアンティークと呼べる時になったらお祝いをしましょう。
Category: ドライブ
極楽浄土への登り坂
上位6球団がパで、下位がセ。まるで一部リーグと二部リーグです。
でもそんなセ・リーグで5位のスワローズって!?
さて、猪苗代湖からの帰り道、KスタでのES戦が気になるけれど、福島のテレビラジオでは放送していません。
それで仙台からの電波が届くところと言うわけではありませんが、せっかく来たので帰りは磐梯吾妻スカイラインを通ることにしました。
空も午前中よりはだいぶ晴れてるし、せっかくの峠道。
やっぱり一級品のスカイラインです。素晴らしい景色を眺めつつぐいぐい高度を稼いで行けます。1540円払う価値あり。TBCラジオも聴くことが出来ます。
右が磐梯山。
そして、だいぶ前に研究したことがある、ひょっとしたら東北の道路最高地点。
ブロガーにはありがたい風景ですね。
残念なのは、浄土平の駐車場が有料なこと。410円。
一切経山や吾妻小富士に登るならまだ良いけど、ちょっと休憩するには高いかな。
桶沼か鎌沼ぐらいまでは歩いてみたかったのですが、マー君と由規の投げ合いが気になって結局取りやめ。
峠道を下ります。
つばくろ谷の不動沢橋、以前の訪問記はこちら。
早速サイバーショットWX1でスイングパノラマ撮影です。パノラマ画像だけ、クリックすると拡大出来ます。
少しスイングがブレたせいで、橋が逆反りに写ってます。
ちょっと見には普通の橋で、歩道もあるので普通に歩けるのですが、目一杯の望遠側で観光客を撮るとこんな感じ。
少し怖くなりますね、此処で震度4が来たらなんて。
その橋の上の歩道まで行って、スイングパノラマで遊んでみました。普通にスイングするとこんな感じ。
ちょうど来た車に合わせてスイングしたら上手く撮れません。縦方向も駄目。
斜めはいけます。途中で少し方向を変えたりすると。
いろいろ遊べますね。
橋の袂には売店もあります。
変わったサイダーがありました。
あとは産直ショップで買い物して高速に乗って帰るだけ。
福島西ICで東北道に乗った頃の福島市内の気温です。
梅雨入り直前、一年で最高に良い季節の東北レポートでした。
Category: ドライブ
森トンカツ、泉ニンニク
カメラに由来があるのか調べてみたら、なんと小海老と言う意味のポルトガル語だそうです。
ドイツ領だったこともあるのが、後にフランスとのつながりが強くなり、今はイギリス連邦の一員で、国名はポルトガル語、無茶苦茶サッカー強そうですねん。
さて、猪苗代町にはまだ行ったことがない場所が沢山あります。
今回は猪苗代湖の西北沿岸、翁島地区にあるこの森と泉に囲まれた別天地。
おっとこちらは別館でした。
本館はこっち。
明治の終わりに建てられた、旧有栖川宮家別邸「天鏡閣」です。
天鏡と言うのは猪苗代湖のことなのでしょう。磐梯山の麓に、天鏡台なる場所もあります。
天を映す鏡を見下ろす丘の上の瀟洒な館。
上が正面です。複雑な形。
広尾か白金あたりに来たみたいな雰囲気も。
反時計回りにぐるり回ります。
庭側。
裏手。
例によってWikipediaから引用。
天鏡閣(てんきょうかく)とは、福島県猪苗代町にある旧有栖川宮翁島別邸のこと。本館、別館、表門は1979年(昭和54年)2月3日、国の重要文化財に指定される。
屋外には所有者であった有栖川宮威仁親王の銅像がある。この像はもともと東京・築地の海軍大学校前にあったが、1984年(昭和59年)7月にこの地に移設された。
漢詩を好んだ大正天皇が皇太子時代にこの地に滞在した折り、李白の詩句「明湖落天鏡」より命名した(直筆の額が保存されている)。当時は、別荘から見える猪苗代湖の湖面を鏡に例えたことから命名したと考えられる。現在は周囲の樹木が建物の高さまで生い茂っているため、湖面を伺うことはできない。
有栖川宮威仁親王の別邸として1908年(明治41年)8月に完成。一部三階建てのルネッサンス様式を巧みに取り入れた和洋折衷の建築様式。白い板壁やバルコニーの外観が特徴。当時流行した部屋の配置方法であるビリヤード室、大理石製のマントルピース、シャンデリアなどの豪華な調度など、当時としては極めて豪華なつくりとなっている。
皇室の利用が多く見られ、皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)も新婚旅行的な静養(結婚は1924年)で訪れている。この地での滞在は思い出深かったらしく、近隣で行われた1970年(昭和45年)の全国植樹祭の際に再訪。当時乗った馬車が展示されていたのを見て、同行した香淳皇后に「あの時の馬車だよ」と昔話をする姿も記録に残されている。修復後の1984年にも再訪があった。
冬に会津若松に行ったときにも感じましたが、皇室と會津には維新後も深いつながりがあったことを示すひとつの遺産なのでしょう。
館内見学は有料なんですが、表の庭に来て建物を眺めるだけでも十分かも知れません。
そんな旅人のために、こんな売店もあります。
コロッケレーって、カレーコロッケ? ケレーパンもあります。
でもこの時あたりにいた観光客は数人。お店にも誰もいませんでした。
静かな湖畔の杜の陰の庭園です。
そして報告。
この天鏡閣の館内見学中に地震がありました。
福島県内で最高震度5強、仙台でも震度4、会津は震度3だったようです。
古いガラス戸はがしゃがしゃ賑やかでしたが、建物はびくともせず、シャンデリアもほとんど揺れませんでした。
見事な明治の建築です。
6月12日は宮城県沖地震22周年、14日は岩手宮城内陸地震からまる2年でした。
この日は13日、たぶん新月だったと思います。
TBCラジオでは、そんな13日に組んだ地震特別番組をまさに生放送中の震度4だったそうです。モノが多い我が家でも落下事故は発生しました。
来年6月の新月の日は注意しましょう。
それから、ブルーシャトーの替え歌誕生秘話はこちら。