Category: ウインドファーム
風力だけの集積地になってほしい
十和田八幡平ツーリングレポートもこれが最終回です。
陸羽街道で東北町を抜けると野辺地。無料で走れる下北道へ曲がります。下北沢にはつながっていません。
津軽湾も見えてくるし、この道に入ると下北半島に入ったのを実感させられるのです。北海道へ向かう道すがらだとしたら、尚更本州への別れを感じ始めるポイントかも。
私にとっては、もちろん聖地への入り口。密度という点では、下北半島は風力発電機が最も集積している場所と言えます。
むつへ向かう大湊線の踏切。
目を凝らすとレールの先にも風車が見えてくる場所です。
目の前は海の幸の宝庫、津軽湾。
駆け足でなく、ゆっくり旅をしたい場所です。
風車が多いのは尻屋崎周辺、東通村と、この野辺地から六ヶ所村にかけて。結局原発関連施設ということになってしまうのでしょうか。
前回来た時に建設中だったウィンドファームを含めて、野辺地では27基の風力発電機が働いています。
風車がなければ、こんな牧歌的な場所なんですけど。
一方、六ヶ所村の発電所はどんどん増殖していました。以前の独自調査によれば、六ヶ所村には2発電所77基の風車がありました。
そのうち1.5メガワットの風車が34基の二又風力開発、これは最近稼働を開始したものです。
美しいですね。
最新の設備には不可欠な、NAS充電器基地も発見。
此処に一旦充電することで、不安定な風力発電電力を安定化させます。ひょっとしたらこれが国内最大のNAS基地なのかも。
体力トレーニングなのか、メンテナンストレーニングなのか良くわかりませんが、トレセンの看板がブレードです。
このあたりどこを走ってもどこかに風車が見える、極楽のような場所なのですが、走り回っている車以外はほとんど人を見かけません。
立派な陸上競技場や、弥生時代の住宅展示場なんかもあるんですけど、人はいません。不気味。
強い違和感を感じながら、帰途につきました。
下北道、4号線、途中から県道8号線、小川原湖の道の駅で休憩して、青森の酒を購入、三沢から第二みちのく道路に入ります。
風力発電機がある、下田のイオンの近くに、本線料金所があるのですが、ETCがありません。此処で青森県道路公社に200円払うと、八戸道の通行券を渡されるのです。
走り始めてから考えます。このまま行くと仙台の出口で、一般の出口から出なきゃないな、ETC割引はどうなるんだろう、無料通行車で激混みかもしれない、それで思わず次の出口、南郷で一旦出ることに。
出口料金所で、ETCカードを出したら、しっかり割引は受けられました。800円-350円=450円。
すぐにまたUターンするのもつまらないので、一般道、国道340号線を走ることにしました。
青森県から岩手県への県境を超え、軽米町へ。青森県側の旧南郷町は、蕎麦とJAZZの町、岩手県軽米町はチュウリップと風車の町だそうです。なんだかそそられますね。
もう夕暮れも迫っているので、パスします。
軽米インターから再び八戸道。
15:30。最初の折爪SAで超遅めの昼飯。
野菜かき揚げ天そば。
ほとんど立ち食いそばですが、腰のある蕎麦でした。
あとは走るのみ。
16:30。もう一泊したいと思いつつ、岩手山を眺めます。
盛岡のガスタンク、スイカ模様なんですが、逆光で見えませんね。
特に眠くなることもなく、もう一回金成PAで休憩して、宮城泉PA出口まで2950円。19時には帰宅できました。
ETC均一料金も懐かしいですが、昔だったら5000円以上はかかるので、嬉しい割引ではあります。
しかも12月頃から東北の高速は全面無料になるとか、多少は負担していいと思うのですが。
二日目の走行は、465km位でした。二日で850kmほど、気持ちの良いツーリング&ちょっぴりポタリングを楽しむことが出来ました。
上の地図。
△を押すと走行デモが始まります。
左上のスケールで縮尺が、右上のボタンで走行スピードが調整できますので、拡大して走行ルートを確認ください。
Category: サイクリング
街が美術館
そして、ポタリング。
半袖で颯爽と走り始めたら、タイヤの空気が足りません。
ちょうど表通りの自転車屋さんが開いていました。
空気注入200円でした。
十和田官庁街通り、桜の季節に来てから一年半ぶりです。
美しく爽やかな通りです。
忠良さんの作品にも再会。
駒街道、馬にちなんだ意匠がたくさん。
歩道にも蹄鉄が埋め込まれています。
向こうの道を、馬が駆け抜けていますね。
そして、ARTS TOWADA。
街が美術館ですね。
十和田市現代美術館。此処が今回の旅の最大の目的、9時の開館を待ちます。
前回は混んでて入らなかったので、満を持しての見学です。
もちろん内部は撮影禁止、スタンディングウーマンが有名ですが、私が気に入ったのは、栗林隆の「ザンプランド」と、キムチャンギョムの「メモリーインザミラー」。
めっちゃ楽しい美術館でした。
ちょうど今、2009年に「つみきのいえ」で米国アカデミー賞短編アニメーション賞を獲得した、加藤久仁生の特別展が開かれています。
彼の細かいデッサンをたっぷり見ることが出来ます。
そして受賞作品も、エンドレスで流されていました。しみじみする実に良い作品です。
YouTubeにもありましたのでリンクしましたが、良いのかなぁ。
屋上から望む、八甲田山。
本当に良い天気で、爽やかで、美術館を見学するにはもったいないような日でした。
此処にも馬。
お化けの周りに集合する幼稚園児たち。
このあと、わーーーーって走りながら、キノコや犬に群がります。
大人にも子供にも楽しい通りなんですね。
皆さんも是非お出かけください。
自転車をTTに収納し、十和田からさらに北へ走ります。国道4号線陸羽街道。
前に来た時よりも、ずいぶん道が拡張されているような気がします。
道の駅七戸、おそらく新幹線の駅と道の駅が同じ敷地にあるのは、此処だけでしょう。
その一角に鷹山宇一記念美術館があります。
ARTS TOWADAに入るのに、あおもりアートぐれっとパスと言う共通入場券を買っていたので、此処にも入ることができたのでした。
平山郁夫展が開催中。シルクロードの絵が好きです。
更に北上して、東北町に入ったら、検問です。
スピードは出ていなかったので、心配はしませんでしたが、嫌なもんです。
交通安全週間の一貫で、東北町の交通少年団員に、おーいお茶をもらいました。ちょうど喉が乾いていたのでラッキーです。
まだ旅は続きます。
今回の機材は主にRicohのGXR-A12 28mm/F2.5です。
Category: ドライブ
十和田南インターと、七戸十和田駅は遠い
鹿角をあとにします。毛馬内や大湯のあたりは旧秋田県十和田町。東北道の十和田南インターがありますね。
ここから十和田湖、十和田市を抜けて、東北新幹線の七戸十和田駅まで、相当な距離があります。
毛間内にも武家屋敷や商人街が残っているようですが、この日は花輪から県道66号線、十二所花輪大湯線を通って、大湯環状列石の中を抜け、大湯温泉から国道103号線。十和田道です。
大型颱風の影響か、濁流があふれる大湯川を眺めながら再び高度を稼いでゆくと、あっという間に発荷峠。
まさに十和田湖の入り口ですね。
実際の峠はもう少し上にあり、此処は正確には峠下になります。
展望台の下にはこんなガラス張りの部屋もあり、寒い時でものんびり眺められますね。
左奥が八甲田山、右手前が中山半島です。半島がある湖は珍しいかも。中禅寺湖と霞ヶ浦にもあったかな。
今回は此処から時計回りに回ります。湖周44km、紅葉の名所です。
台風で打ち落とされた枝を踏みしめつつ、御鼻部山へ。崩れそうな古い展望台。
発荷峠とちょうど反対側になりますね。
右が中山半島、左の島のようなのが、御蔵半島です。晴れていれば、岩木山まで見えるとか。
こちら側は、車もまばらでした。
子ノ口には向かわず、途中の惣辺バイパスへ左折します。
国道102号線に合流、奥入瀬渓谷の下の方だけ、眺めることは出来ました。
紅葉はまだまだですね。
こちらの川も、台風の影響で、凄いことになっていました。
あとはのんびり山を降りるだけ。
今宵の宿は十和田市です。市内に入る頃に雨が降り出しました。タイミング的にはOK。
初日の走行距離は385kmほど。
チェックインして、大浴場に浸かり、缶ビールを呑みながら、メールチェックなど。
雨はちょっと憂鬱でしたが、一応二軒だけネットで目星をつけていた店の片方へ向かいました。
日本三大開拓地の一つ、十和田が栄えている理由は、馬の産地だったから。
戦時中、軍馬を育てた地域なんですね。
走る馬が好きな方は、食さないかもしれませんが、私にとって馬といえば、馬刺しであります。
馬肉料理専門店、吉兆。
船場吉兆とは無関係ですが、鮮馬ですね。
霜降りの馬刺し、馬い!!
桜肉の煮込みや鍋、すき焼きなどいろいろあるのですが、十和田といえばB1グランプリ常連のコレですよね。
バラ焼きです。
十和田のバラ焼きは、牛肉が基本なので、これはいわば邪道なんですが、三八十和田地方は、次回サエモン会のグルメツアー有力候補地の一つでもあり、本命はとっておくことに。
腹に余裕を残しつつ、雨上がりの盛り場をぶらつきます。青森市や八戸のような、屋台通りもありました。
三本木というのは、十和田市中心部の旧町名です。
もう一軒あたりをつけていたお店も、めっけました。
翌日もかなり走る予定だったので、ラーメン食べて〆ようかと思うのですが、どうも八戸と同じで、飲み屋街に普通のラーメン屋さんが見つからないのです。どこも焼肉屋か居酒屋兼務。
結局ホテルに近い居酒屋で、ラーメンだけでもいいですか、いいですよ、ということでがらがらのお店へ。
しかし品書きを見ていたらもう一杯呑みたくなってしまいました。
今度こそラーメンで〆。
いつもどおり早めに寝ましたが、寒くて夜に目が覚めました。
窓を開けたら、空いっぱいの星と三日月。上手く写ってませんけど。
また青空の下を走れそうな日の始まりでした。
Category: 街角探検
国内最大の木造吹き抜け?
交通安全運動の旗が翻る中、一応速度違反取締に注意を払いながら、ゆっくり鹿角の市街に入って行きます。旧花輪町の地域が市の中心。
此処がこの日二つ目の目的地なのでした。
無料駐車場に車を停めたら、隣で朝市が開かれていました、終わりかけでしたけど。
5日おきに開かれる花輪の朝市、400年の歴史を持つそうです。
雁木が美しい朝市の小屋、最近新しくなったようです。
尾去沢や八幡平地区では、他の日に朝市が開かれるそうで、業者は巡回しながら商売をしていることになりますね。良いシステムです。
にんにくが目立っていました。田子も隣町になりますからね。
旅の初日だったので、旅人は眺めるのみ。しかしいい天気だったなぁ。
昼飯です。全く未調査。
鹿角はきりたんぽ発祥の地なんですね。比内も近いしね。
ぶらり途中下車の旅みたいですが、「けいらん」というのが気になり此処に入ることに。
同じ建物内に割烹とカフェがあり、どちらでもきりたんぽと、けいらんはオーダーできるとのことで、カフェへ。
客は私だけ。
ライブも開かれるカフェ、BGMは(たぶん)1980年代ぐらいのリズム&ブルース。ヴァン・ヘイレンに見られています。
けいらん定食、1500円。舞茸ご飯です。
良いですね、楽しいですね、割烹料理のお弁当。
さてこれが、けいらんです。
精進料理(上のおかずには肉も魚も入ってます)なんですが、こしあんと、山胡桃、胡椒が白玉に包まれた、鶏卵を模した料理なのでした。
この地方では、ハレの日に食するそうです。こちらからお取り寄せも可。
さてこれが花輪の朝市の前に立つ、建物群。
表通りだけは電柱もありません。
小坂や尾去沢などの鉱山と共に、花輪は、今でこそ秋田県ですが、江戸時代には南部藩領でした。
鉱山を守り、秋田藩と境を接する重要な拠点。
その象徴が、この関善です。
安政3年(1856年)創業の造り酒屋。間口は十五間。
明治38年(1905年)5月、日本海海戦の日の花輪大火で消失しましたが、同年に再建。
酒造りは行われなくなっていましたが、1983年から、NPO組織が買い受けて関善賑わい屋敷として運営を開始、2004年には道路拡張に合わせ、曳家が行われて、数m後ろへ移動しました。
市民のイベントや、ミニコンサート会場(この日は午前中に大正琴)に使われるスペースでもあるのですが、凄いのがこの天井。天丼ではありません。
吹き抜け。
桁組架構と呼ばれる珍しい構造。これを見に来たんです。
見事です。
部屋や、収納場所として利用することもないようですから、単に屋根を高くして、建物の見栄えを立派にする目的なのでしょうか。
冬場は寒そうですけどね。
表通りに面した二階には、寝室や客間、脇の方は従業員部屋など。
客間からは、一階の居間を通して、中庭の庭園が見える洒落た構造。一階の天井がそのために傾斜しているんです。
当主の収集品もたくさん展示されています。
街の皆さんの収集品も。これもすごい。
案内してくれたボランティアの方に、これなんだかわかりますか? と聞かれてしまいました。
すみません、私持ってるんです。
表通り側は、もちろん雪対策の、こみせです。黒石と同じ。
かつては、このこみせが街の端から端まで続いていたのでしょう。
素敵な建物を遺してくれて、ありがとう、花輪の皆さん。
レンタサイクルは無料でした。
向かいにもう一軒残る、小田島家。
こちらは非公開でした。
旅はまだまだ続きます。
Category: ドライブ
空を目指して、秋に向かって
今年はいろいろイベントがあって出掛けにくかったのですが、それでもなんとか、高速に乗って北上です。
連休ということもあって、そこそこ混んでいました。
それでも、富谷ジャンクション、大和インター、一関インターと、三陸方面への出口で車は減って行きました。応援ありがとうございます。
長者ヶ原SAで朝食。朝がゆ定食650円。
前回の朝の和定食と比べると、納豆が付いていませんね。
どこまで行っても続く青空、爽快です。
二度目の休憩は、紫波SA。この季節毎回此処で秋の訪れを感じるのでした。
盛岡を過ぎたあたりかな、東北道に「ななかまどロード」と名付けられた区間があり、これもまた色づき始めて居ました。
どうも晴れているのは、奥羽山脈より東側。
残念ながら岩手山は傘を被っています。
一気に北上する予定だったのですが、此処で予定変更。
松尾八幡平インターを降ります。
八幡平温泉郷で給油して、アスピーテラインへ。先程と反対側になりますが、やはり岩手山の天辺は見えません。
松尾の鉱山住宅跡。
すいていたので、ぐいぐい走れます。楽しい。
回してやれないエンジンは、可哀想ですよね。
朝7時に仙台を出て、朝食を含め二度の休憩と、給油、写真撮影。
10:40に見返峠に到着です。標高1541m。東北地方で、車で到達できる高い場所の一つです。
岩手と秋田の県境であるとともに、当然中央分水嶺ですね。車ではこの高さが限界。
気温は10度以下。
この日、何を勘違いしたか、半袖のポロシャツしか着ていなかったのです。
TTに、ヤッケが積んであるはずだったのですが、車検の時に降ろしちゃったんですね。
峠の売店に寄ってみましたが、売ってるウィンドブレーカーのデザインが今一。
無謀にもポロシャツ・スニーカーで登山開始です。
道はこんなふうに舗装されていますので、ハイヒールでも登れないことはないかも。
鏡沼。噴火口なんでしょう。
めがね沼。可愛い沼が二個並んでいました。
そして、なんと20分で到着です。山頂。
1500m以上の山を制覇したのは何十年ぶりでしょうか。セルフタイマーで証拠写真。日本百名山ですからね。
1613mだそうです。アスピーテ、楯状火山なので、本当に此処が山頂かどうか判りにくい地形でした。
鳥海山や月山も見えるらしいのですが、この日はダメ。下ります。
ガマ沼。これが一番高いところにある沼のようです。いわば水源。
3つの火口湖が複合しているそうです。棲んでいるのはサンショウウオとか。
31年前に記念写真を撮ったのは此処のような気がしてきました。
小さな水路から水が流れだしています。
その先にあるのは。
八幡沼です。八幡平を代表する風景は山頂ではなく、この美しい沼ですね。
この沼を一周するルートもあるのですが、この日はパス。咲いている花もリンドウだけ。
アオモリトドマツのこの芸術的な枝の形、ダリの髭みたいですが、積雪のなせる技なのでしょうね。
すれ違う観光客と挨拶を交わしますが、「寒くないですかー」だって。
「寒いですぅー」
此処が登山道の見返峠かな。
やっぱり左端の岩手山は雲の中。
中央は無料、右上が410円の駐車場です。藤七温泉も見えます。
写真を撮りながらちょうど一時間ほど、歩けました。もう股関節は大丈夫と言えましょう。
私でも歩ける、プチ登山ルートでした。
これ以上は登れないので、残念ですが、西、秋田県側へ下りました。 つづく。
初春の岩手山と八幡平はこちら。昨年の秋はこちら。
Category: 昭和の香り
三日遅れだけど
ツーリング中に想い出し、今朝になって慌てて線香を立て、仏壇に手を合わせる息子。親不孝です。
八幡平から、十和田湖、六ケ所村まで回って、夕ベ7時に還って来ました。
2日で850km。心地良く走って来る限界です。明日からノンビリ旅行記を載せますね。
これは、おなじみ八木山十八番(資料)。
一日置きぐらいの社員食堂と十八番が、私の昼飯ペース。
先週の水曜日、なんとまだ冷やし中華の注文受け付けてました。一年中やってくれても良いのに。
たまにはメニューを載せないと。
夫婦でやってる十八番、これがすべての品書きです。5年前ぐらいまでは、カレーラーメンがあったけど、消失しました。
野菜ラーメンと五目ラーメンは塩味、もやしラーメンと、うま煮ラーメンは醤油味です。
私としては、醤油味の野菜ラーメンと、ワンタンメンを追加して欲しいところですが、お願いしたことはありません。
オススメは冷やし中華と、この味噌ラーメン。
最近中太麺になって、更にグーになりました。
これの醤油味も出して欲しいところです。
十八番といえば、マー君。絶好調ですね。
Category: 美味いもん
相模灘の味
仙台から来ると、まさに南国。
9月だというのに、泳いでいる人も。
遠くに見えるのは初島ですね。
有名な松の木。
金色夜叉は、尾崎紅葉が書いた明治時代の代表的な小説。読売新聞に1897年(明治30年)1月1日 - 1902年5月11日まで連載された。創作中に作者が逝去したため未完成であるそうです。
気温は33度くらいだったでしょう。とにかく熱帯に来たようでした。
近くのお寿司屋さんに逃げ込みます。
鯵のタタキが付いた寿司定食。
子供の頃に、父の会社の慰安旅行で行った腰越。
初めてのアジのサビキ釣り、獲物を、父の相馬出身の同僚が、自ら捌いてタタキにしてくれたのでした。大皿に並べて生姜と醤油をぶっかけて。
今でも味を思い出します、旨かったーー。
当時はまだ、東京で生の鯵を食べることは、まず出来ませんでしたから、湘南の海の方へ行く時の楽しみでした。
親方と話をしながら鮨を摘んでいたら、乗るはずだった踊り子号を逃してしまいました。
機材は、GX-200です。
Category: 美味いもん
古代インドの神ブラフマー
向山ルートに変更したのですが、どうも青葉山で土砂崩れがあったようです。片側通行。
災害は、本当に日常の行動範囲まで近づいています。 気をつけて。
突然涼しくなった先週末、宮城野原でヤボ用があリ、帰りがけに前から課題になっていたこの店に、初めて寄ってみることにしたのでした。
ぱんだ(親)さんのブログにもういいって言いたい位度々登場する、麺匠ぼんてん。
傘畳んでいると開閉を繰り返す自動ドア。
初めてのお店ではただでさえ緊張する券売機。
テレビタレントのように綺麗なお姉さんが、お札が使えなくなってますので、両替はこちらでどうぞ、なんて。
パンダの指紋が無数に付いてる。
しかし説明書きが多すぎる。
ちょうど一時くらいで、10席ほどのカウンターも1/3ほど空いてました。
絵も字も、へたうまですかね。
男女各一名で運行していました。注文はつけ麺が多かったかな。
ラーメン580円+中盛り(麺195g)100円。ステンレスのお盆に乗って出てくるのですが、何故かスープが結構お盆の上にこぼれてる。もっきりじゃないんだから。
優しい和風のスープ、代用メンマでも美味しいです。
チャーシューは、燻製ハムみたいなのと、とろとろのと二種類。燻製っぽい方は今一。
腰の強い平打ち麺をしっかり手揉みして、縮れを出してくれてます。
これだと、つけ麺も食べたくなりますね。
ごちそうさまでした。ウィキペディアから。
梵天(ぼんてん)は、仏教の守護神である天部の一柱。古代インドの神ブラフマーが仏教に取り入れられたものである。
古代インドのバラモン教の主たる神の1つであるブラフマーが仏教に取り入れられたものである。ブラフマーは、古代インドにおいて万物の根源とされた「ブラフマン」を神格化したものである。ヒンドゥー教では創造神ブラフマーはヴィシュヌ(維持神)、シヴァ(破壊神)と共に三大神の1人に数えられた。
この神が仏教に取り入れられ、仏法の守護神となり、梵天と称されるようになった。なお、釈迦牟尼が悟りを開いた後、その悟りを広めることをためらったが、その悟りを広めるよう勧めたのが梵天と帝釈天とされ、このことを梵天勧請(ぼんてんかんじょう)と称される。
ブラフマン(ब्रह्मन् brahman)は、ヒンドゥー教またはインド哲学における宇宙の根本原理。自己の中心であるアートマンは、ブラフマンと同一(等価)であるとされる(梵我一如)。
サンスクリットの「力」を意味する単語からきている。特に、物質世界を変える儀式や犠牲(生贄)の力を意味する。そこから、単語の2つ目の意味が出てくる。2つ目の意味はヒンドゥー教の最高のカースト、ブラフミン (en:Brahmins) であり、彼らは上述のような力を持っているとされる。
Category: 美味いもん
香菜は好きですか?
あれだけの水分が、空に蓄積できるものなのですね。
これは、仙台厚生病院前にある、台湾料理の香菜、シャンツァイです。
香菜、パクチーが苦手で東南アジア系の料理を食べに行かない人も多いと聞きますが、私は好き。
例によってウィキペディアから。
コリアンダー(coriander、学名:Coriandrum sativum L.)はセリ科の一年草(下記参照)。種小名 sativum はラテン語で「栽培種の」といった意味。
和名「コエンドロ」は現在ではほとんど使われないものの、鎖国前の時代にポルトガル語(coentro)から入った古い言葉である。別名「カメムシソウ」はその匂いから。 一般には、果実や葉を乾燥したものを香辛料として「コリアンダー」(英語: coriander)と呼ぶほか、1990年代頃からいわゆるエスニック料理の店が増えるとともに、生食する葉を指して「パクチー」(タイ語: ผักชี)と呼ぶことが多くなった。また中国料理由来で生菜を「シャンツァイ」(中国語: 香菜; 拼音: xiāngcài )と呼ぶこともある。 俗に「中国パセリ」(英語: Chinese parsley)とも呼ばれることがあるが、パセリとは別の植物である。
英名 coriander は属名にもなっているラテン語: coriandrum に由来し、さらに古典ギリシア語: κορίαννον (koriannon) へ遡る。 後者の原語を指して「ギリシア語でカメムシを意味する」などと紹介されることが非常に多いが、これは誤りで、κορίαννον もまた「コリアンダー」を指す言葉である。カメムシ云々はおそらく下記の“κόρις説”の誤伝が広まったもので、一種の幽霊語源といってよいであろう。
κορίαννον 自体の語源については、キャラウェイまたはクミンを意味する καρώ/κάρον (karō/karon) の関連語だとする考察がある一方、「匂いがカメムシに似ている」として、近縁で類似の臭気をもつトコジラミ(南京虫)を意味する κόρις (koris) に関連づけられることも多いが、たとえば博物学の始祖的名著とされるアリストテレス『動物誌』を見ても、κόρις はノミやシラミとともに登場はする[5]もののその臭気に関する解説は一切見られず、それが”臭い虫”として古代ギリシア人に意識されていたとは、少なくとも一般的な資料からは知ることが難しい。資料がないとすれば名の由来は口伝によって現代に伝えられたことになるが、だとすれば民間語源が出どころである可能性は大きい。
ずいぶん詳しい説明でした。
右手から、裏にかけて、古いお家がありました。
最近綺麗に取り壊されて更地に。
左手は元々駐車場で、香菜は、おじいちゃんの上顎に残った一本の前歯状態になってしまいました。
実に久しぶりの夜飯で訪問です。親父が大学病院に入院していた頃に、弟と来て以来かも。
休前日の夜6時、結構混んでました。テーブルが3つと、カウンターに詰め込んで6人が限界。
場所柄、ドクターの卵らしき若者がよく来るお店でもあります。
この夜は予約席も。
メニューの種類がとにかく多くて、眺めているだけで小一時間は過ごせます。
ビールのつまみに頼んだ「シジミ」。
冷たいまま指で開き、チュパチュパします。
これが実に旨い!!
大ぶりのシジミなんですが、味噌汁に入っているように身が収縮していません。
調理するときの温度が決め手だそうです。
牛肉の煮込み。薬膳風味が漂います。臺灣の香り(行ったことないけど)。
一時期日本でもずいぶん流行った、ニラまんも、最近はだいぶご無沙汰。
チャーホーフン、炒河粉。
河粉(ハーフェン)は、中国広東と東南アジアの一帯でよくみられる平たいライスヌードルである。1860年頃の広州沙河に源を発するので沙河粉ともいう。また潮州、マレーシア、シンガポールでは粿條(クイティオ)または河粉(ホーフン)、タイではクイティアオという。
東南アジアにおいては、もともとは潮州出身の華僑がもたらした潮州料理である。現在では民族的な出自には関係なく、広く一般に食べられている。
河粉は粿條よりも幅広のライスヌードルであるが、香港や広州などではタイ風のクイティアオも出す店が増えている。
ベトナムにおいてはフォーと呼ばれる料理が、粿條とほぼ同一のものである。
米粉と片栗粉から作る麺でしょうか。好きです。
そしてこれは秋刀魚が入ったチャーハン(名前忘れた)。
本来は台湾由来の干し魚だかを戻して使うのが本場の味らしいのですが、それを和風にアレンジしてあるそうです。
カボチャとゴボウが入ってるのも特色。
そしてニューローホーフン。牛肉河粉です。辛い。
3人で分けて食べましたが、その程度ならなんとか、美味しく食べられます。
ちょっとだけデザートをもらって中和。
ごちそうさまでした。
もうすぐ開店記念日もやって来ますね。下は一昨年の記念イベント。
今年はどんなサービスをやってくれるのやら。
Category: 空花鳥風月雲
夏の終わり
ちょっと空港の周りを走っていたら、あるはずがない場所に飛行機。
元海保のビーチクラフトだそうです。
津波に流されて此処まで来た機体からいろいろ部品が取り外されています。
見た限りでは、被害があるようには見えませんでした。
いずれ廃棄されるのでしょう。
仙台東部道路を南下、亘理以南は常磐自動車道なんですね。
山元ICが終点です。
山を越えて角田、南下して丸森、齋理屋敷がある街の中心を一端通過して今度はちょっと北上、阿武隈川を越えて、右折した先に、こんな黄金の里がありました。
普通なら同時に見られるはずがない、頭を垂れた稲穂と向日葵。
丸森のひまわり畑です。上の写真の奥に見える山は、蔵王だと思うのですが、ちょっと雲隠れしてますね。
向日葵と秋の空のコントラスト。
成長した向日葵の花は、東に向くそうなので、午前中が狙い目のはず。
しかし、まぁ結構あちこち向いて咲いていました。
町おこしで、いろいろ研究して、種を遅く撒き、この時期に咲かせているのでしょうね。
野菜の直売や、豚汁一杯100円や、ソフトクリームその他、食べ物もいろいろ。
此処に100円玉を放り込んで、ハサミを借りれば、摘み放題です。
ただし向日葵は急激にしおれてしまうので、水分を供給しながら持ち帰れる工夫があったほうが良いようでした。
これは何と言う蝶でしょうか。
ただの揚羽蝶??
蓮のように上向きに咲く向日葵。いろいろな品種があるのでしょうね。
背丈も2m以上のものは見当たりませんでした。
秋咲きにさせるのに適した品種が小振りなのか、遅く撒くと小さく育ってしまうのか。
このあと、角田、ホーチキ付けてホーチキ付けての工場にある、宮城唯一の本格的風力発電機を眺めながら北上、村田へ向かいます。
byユケチュウ
お馴染み菅生の御蕎麦屋さん、千寿庵です。
そば千寿でおろし 850円です。
普通の千寿と違って、丼で出てくるのは、お好みでぶっかけにということなんでしょうね。
いつも美味しい蕎麦をいただいて、ガレージに向かったのでした。続きはこちら。
この日の機材は、Ricoh GXR + A12 28mm/F2.5でした。
昨日今日の雨で、だいぶ倒れちゃったかなぁ、秋ひまわり。
Category: 美味いもん
隠れた味処
一気に秋深し。今日からは長雨になりそうです。嫌な季節。
週末のある夕方、久しぶりに塩竈へ向かいました、呑み会です。
仙台塩竈は国電で30分ほど、東京から横浜や吉祥寺あたりに行く感じでしょうか。
でも、我が呑み仲間たちはこんなストレートな場所は選ばないんです。
浦和には及びませんが、塩釜が付くJRの駅は4つあります。
今回は約一名、乗る路線を間違えていました。
こちらは仙石線、本塩釜の駅周辺ですが、まだまだ地震の被害は、生々しい物があります。
目抜き通りの信号は取り外され、警官が手信号で、車と歩行者をコントロールしていました。
向かったのは西塩釜方面に戻り、坂道を登った住宅街の中。
何の変哲もないし、古いわけでもない、立派な家でもないし、ちっとも目立たない。普通の建物に看板がついてます。
御酒・御料理 りゃん亭です。
門扉には"MADAME RIEN'92"の小さな看板。
エントランスは和風ですね。
客室は、和室が二間。キッチンとカウンター前の部屋はお座敷席。奥の間は椅子席でした。
襖の隙間から座敷とカウンター席、料理中のシェフの姿が。
元フランス料理レストランのオーナーシェフだそうです。
美味そうでしょう、美味いんです。
料理についての詳細は、サエモンさんのブログをご覧ください。
一番美味しかったのは、この牛肉のチャーハンです。
素敵な和洋折衷ですね。リャンというのは、両面待ちや、両面テープのリャンかなと、邪推していたのですが、以前のサエモンさんのブログ記事によれば、門扉に看板があった、マダム・リャンというお店を持っていた流れで、りゃん亭という名前になったそうです。
byユケチュウ
ごちそうさまでした。
このあと多賀城に移動して二次会。
その店のあたりも、津波の被害があった地域でした。
もう一曲歌いたかったけど、なんとか駅まで急いで、ぎりぎり終電に乗ることができたのでした。しかし夜は終わらなかったのです。
でももう、つづきません。
この日の機材は、RicohのGX-200でした。