Category: ドライブ
ウィークエンドは買い出し
まだ夏タイヤなので、南へ。
福島県境近くまで伸びた常磐道を初めて走ってみました。
仙台宮城ICから、仙台南部道路経由で山元(かつて山下と坂元が合併)ICまで。1150円ですよ!!
途中の南部道路と東部道路、境目に料金所があるわけではないので、わかりにくいのですが、宮城県の有料道路なんですね。
だからETC割引の対象外なんです。東北道と常磐道の部分だけがMax1000円。
仙台空港IC辺りから先、ずっと右手に蔵王が見晴らせるのですが、ちょっと雲が多かったですね。
国道6号線、陸前浜街道(なんて呼ばれているのかな?)を走っても詮無いので、山の方へ。
前に山火事があった小斎峠を越えると丸森です。
高畠・七ヶ宿から相馬に向かう国道113号線、大内地区にある非公認道の駅。

by E-P1 + M.Zuiko Digital 17mm/F2.8
鹿狼山いちば。
国道交通省のHPによれば、道の駅とは、
特定交通安全施設等整備事業
対象事業:
道路管理者の行う自動車駐車場(簡易パーキングエリア)の整備(直轄事業・補助事業)で、駐車場、トイレ、道路情報ターミナル等の道路施設の部分を対象としています。
採択基準:
主要な幹線道路のうち、夜間運転、過労運転による交通事故が多発もしくは多発する恐れのある路線において、他に休憩のための駐車施設が相当区間にわたって整備されていない区間に道路管理者か簡易パーキングエリアを整備する場合を採択の基準としています。
(出典:道の駅の本)
たぶん他にもいろいろ厳しい基準があるのでしょう、山奥の国道のトンネルに誰も通らない広い歩道を両側につけさせるような基準が。

丸森には正式な道の駅はありませんが、もっと小さくて優しい、ほのぼのするようなスポットが沢山あるんですね。
う米米めんもありました。

もちろんお買い上げ。
最初の写真のプレハブの方に美味しそうな豆腐がありました。
いわゆるあおばた豆腐、薄い緑色をしているのが特徴です。

二種類あって、左があおばた豆、右が秘伝豆を使用しているそうです。
500円って高いようですが、500gと超特大。遠刈田の名物豆腐と同じサイズで、スーパーで売っている豆腐の2倍はあります。

上はちょっとホワイトバランスが狂っていますが、秘伝豆仕様の方です。

水分が少なくて、薫り高い、ヘビーな豆腐でした。
そして野菜、滅茶苦茶種類が多くて安いんです。

50円の大根。袋に入れてラベルを貼って、元は取れるのでしょうか?

優しい丸森アンは、そんな些細なことは考えないんでしょうね。
ところで、この手の産直施設、どうも農林水産省、東北農政局の管轄みたいなんです。
うちの予算も、食費とツーリング費用は別立て、縦割りですけど、事業仕分けで、こんなスポットが無くなりませんように。
Category: 昭和の香り
五郎の散歩道 その拾肆
ガンバ相手に5点ですもん。
レイソルが引き分けて、モンテディオのJ1残留が決まり、来年は初めて東北の2チームがJ1で闘うことになる一方、ジェフとレイソルがJ2降格で、サッカーの世界では強豪県でもある千葉からJ1チームが無くなることになってしまいました。
Jリーグがある都市の中ではもっとも小さいと思われる鹿島は、すごい街です。
もうすぐ師走。
仙台市内の紅葉もいよいよ最期となりそうなので、見納め散歩に出掛けました。
まずは、広瀬町の県知事公館。

良い感じの紅葉が何本もありそうなんですが、この日は何かのイベントで貸し切り。
遠慮して入口のところで一枚だけ。
新坂沿いも綺麗です。

向こうは広瀬川のせせらぎですね。

まさに燃える様な赤です。

澱橋を渡ると、町名は、川内澱橋通。
仙台二高です。

屋上にはカノン砲が設置してあって、仙台一高の方を向いています(嘘)。
毎日ここを車で通るのですが、うっとりするほど紅葉が綺麗なんですね。

ここも不法侵入して撮影したいけど、我慢。金網(見切れてま)越しです。
オマケにレンズも43mm(69mm相当)しかないし、これ以上寄れません。

うしろは運動部の部室。
校門前、仲ノ瀬橋の手前ですが、このあたりも広瀬通って呼ぶのでしょうか。

二高の東側は、川内大工町。

広瀬川の西側としては貴重な下町風情が残る街です。

コンビニがあるわけでもないのですが、なんとなく生活に必要なお店が最低限あるようです。

一番重要そうなお店は、鉄筋の建物に収まっていますが、きっと昔は木造のお店だったのでしょう。
食料品店兼パン屋さんかな。

店内にもひとつテーブルがあって、工事現場風の若者が三人ぐらい食事中でした。
ある方のブログでも紹介されていますが、恐らく二高生のオアシスだったのでしょう。
私の高校の下校途中にも通称ねえちゃん屋と呼ばれるパン屋があり、夕方は汗臭い運動部員が、店の茶の間まで溢れていました。
なかなかカメラを持って入りにくい雰囲気のお店ばかりなのですが、勇気を出してここで昼飯です。

養ちゃん食堂。
出前用のバイクの停め方が大胆です。

ラーメンは500円未満と、ぱんだ(親)さんスペック。
一番高い五目中華そばでも750円と良心的ですが、自家製麺なんです。

チャーハンセットとかはありませんが、蕎麦とうどんもあるようです。
他にお客は一人だけ。

週に二回は通っている会社の前の「十八番」には無い、ワンタンメンを所望。600円。

標準よりやや太い、白っぽいストレート麺です。

ワンタンは、酒田の「満月」よりは厚いけど、数が多いし、中の肉も挽肉ではなく、細切れ肉。

昔ながらのややこってり系の味で、美味しゅうございました。
出前に向かう、養ちゃんに挨拶して、少し歩くと、

ギョ~ザの旗。
宇都宮生まれのギョーザ好きとしては見逃せません。

系列の居酒屋用と、配達専門のようですが、50個1500円は安くないすか?
実際にここで手造りしている様子が垣間見えました。
さらに歩くと、川内川前丁。

なんとなんと、DIRECTVのパラボラを発見。
ありがたや、ありがたや。

広瀬川沿いに広がる、川内緑地。
新坂通の紅葉も対岸に眺められるし、川沿いの爽やかな公園なんです。
澱橋からすぐに降りる階段や公衆トイレも作れば、もっと利用されるのに、周辺の人がそれを望まないのかなぁ。

昔の澱橋の橋桁も残っていますよ。

ここいらで、釣りっこもしてみたいもんです。

by Pentax K-x + 43mm/F1.9 Limited & 21mm/F3.2 AL Limited
Category: 空花鳥風月雲
南の空へ飛んで往かあ
ふと部屋から、空を見上げると、

雁の群れが南の空へ飛んでいきます。
県北の湖を今朝旅立ち、県南へ向かう群れでしょうか。
高血圧で降圧剤ディオバンを飲み始めて二週間。
あまり効果が無い様で、昨日の診断では、もう少し量を増やして見ましょうか、と言うことになりました。

主治医の先生によればlこれまでの40mgが少なめで、今度の80mgが標準量だそうです。
40mgは14日分で700円、80mgは1000円です。
一日分にすると、50円と71円。結構馬鹿にならない金額です。
Category: 昭和の香り
ここで生まれたのでした
一族からは、私と弟以外にも、伯父の孫も今は仙台に住んでおり、一緒にジムニーで行くことにしたのでした。
仙台宇都宮間は240km、普通なら二時間半で着くはず。
しかし、ETC割引効果は今も続いており、JARTICの予想より速く、矢板IC手前から渋滞が始まってしまいました。

それでも何とか30分遅れで父の実家に到着。
私は時々来ているのですが、弟は超久しぶりで、周囲を散策していました。
お通夜と告別式が開かれたのは、悠久の丘という市の施設だったのですが、今年完成したすばらしく綺麗な建物。
美術館みたいでしょう。

宇都宮名物とも言える、大谷石(大谷は宇都宮市内の町)がふんだんに使われていました。
と言っても、大谷石は軟らかくて加工しやすいものの、耐震性は低いはずで、おそらく貼ってあるだけなのでしょうが。
車で行ったおかげで、ずいぶんキリンのFREEを呑んだ後、宿に移動します。
親類がたくさん来ているものの、受け皿もたくさんあり、分宿。
私が泊まったのは母の実家でした。

90年代半ばに叔父が他界してからは来ていなかったので15年ぶりくらい。
泊まるのは何十年ぶりでしょうか。
今では建て替えられているのですが、ここは私と弟がお産婆さんに取り上げられた、まさに産声を上げた場所なんです。
人生のゼロ点。

庭の木は昔のまんまでした。
従姉弟たちは、家を出ているので、今は一人暮らしの叔母が、旅館のような朝食を出してくれました。
前の晩も叔母や従妹たちと、ずいぶん昔話に花を咲かせまくったのです。

奥の茶箪笥は昔の家にもありました。私の誕生を見守ってくれていた箪笥かもしれません。
父が持ち込んだ、羊歯類も頑張って生き延びています。


ちょっとだけ近所を散策。
たぶん良く遊びに来たお向かいの家。

木工所を持っていた近所のおじさんが造った、ゼロ戦の模型。うちにもひとつあります。確か本職は本物の飛行機の木型だったはずです。プロが造ったハンドメイドの模型。

宇都宮は中島飛行機のお膝元だったので、関連した仕事をしていた方がたくさん居たんですね。
でもそのおかげでB29の標的にされてしまったのです。
また、いろんなことを思いだした旅でした。
帰りしな、お土産を買うために立ち寄った上河内SA。
セルフ食堂の片隅にありましたよ、宇都宮餃子広場。

5種類の餃子が焼き立てで食べられます。
お清めの宴で腹いっぱいでしたのでパスしましたが、東京方面から仙台に戻る時に、小腹がすいていたら是非ご利用ください。330円からです。
帰りは平日だったので、高速代は3300円でした。
Category: 街角探検
もうこんな季節だよ
昨日は、昼食から戻ると机の上に。

水産高校の缶詰です。美味しいのですよ。
以前サンファン館のイベントで買ったことがあります。
いかにもインクジェットカラープリンターで印刷したようなラベルが手造り感を増幅しています。
そして夜は初ボージョレを大人呑みしに、何故かイタリアンなお店へ、カウンター攻撃。
フレンチなお店は混んでて入れなかったのでした。

女性シェフがいろんな美味しい料理を出してくれる小さなお店です。

今年のボージョレも美味しかったです。
やっぱり平日は一軒だけの大人呑みだなぁ、だけどもう一軒行って明日が休みだったらもっと良いなぁ、などと思いつつ、千鳥足で歩いていると、!!!!!。

呑みすぎたかなぁ?
もうページェントが始まっちゃったよ。
なんだかんだリストの端から端まで呑んじまったからなぁ。

12月12日から定禅寺通で始まる、光のページェントの電球取り付け工事中なのでした。
光らせて工事するところが、粋ですなぁ。
Category: 昭和の香り
さらに落ち葉が
記録によると、羽黒山に行ったとあるのですが、写真には御岳山の看板が立っています。
構図がとても良いでしょう? 情報もたくさん入っているし。

どちらも、山登りが好きだった大正生まれの伯父の蛇腹式のカメラで撮ってもらった写真です。機種は覚えていません。
盛大に光が漏れているのは、伯父の度重なる山行に随行した証。
蛇腹に穴が開いていたのか、ケースが変形していた証拠でしょう。
下は、伯父、従兄弟、私です。従兄弟と私は同じ年の同月生まれ。物心つかない頃からの仲良しで、ライバルで、伯父伯母にもずいぶん可愛がってもらったのでした。いまでもかな。

父の兄弟姉妹8人、二番目で長男の伯父は、そのうち男子6人の中で唯一召集され、台湾の航空隊に所属。
幸いにも台湾が戦争中にほとんど戦場にならなかったこと、燃料や航空機が他の戦地にまわされ、そもそもまともな武器がなかったことで生き残り、全く情報も無いまま、あきらめられていた中、終戦後1年以上たって、宇都宮の実家に、ある日ふらりと舞い戻った伯父が、この連休中に亡くなったのでした。
伯父はその後大学を出て最初の仕事が地元の新聞記者。伯母や、父も同僚だったと聞きます。
その後高校教師に転職。社会科を教えながら山岳部長として生徒と共に山登りが趣味でした。
それが嵩じて50を過ぎてから、日本百名山を目指すことに。
そして全て単独行で制覇することが出来たのでした。
その記録と記憶を本にして、還暦祝いに出版したのが昭和60年。
まだ、登山がブームになる前だったような気がします。

伯父によれば、「山は嘘をつかず、みんなを対等に迎えてくれるところが好き」なんだそうです。
大正生まれの伯父、昭和生まれの従兄弟、そしてその子は平成生まれで、今は東北大生。
つい先日母校の宇都宮高校で、親子三代卒業で表彰されたばかりだったそうです。
これで父の兄弟も半分になってしまいました。
最年長の従兄も還暦を迎えて定年退職。
宇都宮での悲しい集いでまた大勢の親戚との再会でした。
Category: アルコホリック
最期の暦酒
また、各記事に直接関係が無い、ご意見等はこちらの掲示板「風写@BBS 」(←クリック)にも書き込みが可能ですので、そちらもご利用ください。
500kBまでなら画像もアップロード可能ですので、特に自前のブログをお持ちで無い皆さん、自分のブログ代わりにもご活用ください。
画像サイズの縮小は、こちらを使うと便利です。
毎月庄内からクール宅急便で送られてくる甘露。

鶴岡大山の、冨士酒造の「暦酒」
歴女ではありません。

決して安くは無いのですが、こんな小冊子が付いていて、酒に関する薀蓄や庄内の味を紹介してくれるのです。

この数年間の頒布で、栄光冨士が美味いのは十分認識できたし、またこの冬も間違いなく新酒まつりには行くのですが、今回、こんな紙っぺらが同封されていたのでした。

ついに暦酒頒布終了です。
残念ですが、これからは、アラカルトでお願いすることにしましょう。

この2本が最後になってしまいました。
Category: 空花鳥風月雲
翔んでけーー
知り合いの酒豪でも、その時間までは、ねぇ。
終電に乗り遅れて?
製鐵所や、漁港のそばなら少しわかるけど。なんて思ってしまいました。
追伸:ニュースによると、飲食店の従業員が呑みに来ていたとか。なるほど、休前日ですものね。
ご冥福をお祈りします。
昨日は4時半起床。
いつもよりちょっと速いんです。

5時に出発。

東北道を北へ。

古川ICを出てもう少し。
国道47号線の気温表示は、-3℃!!

うちから1時間弱です。

写真の枚数が空前絶後なので、本文も出し惜しみしています。
川面には、気嵐でしょうか、綺麗ですね。

連休中です、のんびりご覧ください。
6時半ごろに日が出てきました。

大崎市岩出山、江合川の河川敷です。

今年も岩出山バルーンフェスティバルにやって来たのでした。今年で第24回だそうです。

日の出と共に試合開始。

バーナーの空ぶかしのあと、暖気の注入が始まります。

良い臭いのする美味しそうで暖かそうなお店も、早朝から煙と湯気を上げています。

何とパツキンのお嬢さんもご来場。

私は今回で二度目。一昨年の様子はこちらをどうぞ。

どうもバーナーの性能にばらつきがあるのか、かなりの時間差でむっくりむっくり起き上がってくるんですね。

雪を被った奥羽山脈も綺麗でした。

早朝と午後に開催されるバルーン競技。

一定時間上空に留まり、決まった時間に目印のある場所に砂嚢を落とし、その距離で競うそうです。


結構眼のすぐ前を飛んで行ってくれるんです。

前回は同じ河川敷に目印のばってんがあったのですが、風が強く、誰も戻れず、結局他の場所へ。



今回は瀬峰に飛んで行ったそうです。



揚がって行くまでが何とも言えない風景なんですね。


乗っている人はもっと爽快なのかな。

雁の群れも見物に来ていました。


数が多いので、結構飽きてくる人もいるようですが、最初のバルーンがむっくり起き上がり始めてからここまで30分ぐらい。

競技のほかに、係留バルーンの試乗や、モーターパラグライダーやグライダーのフライトもあったり、野菜の産直もありますよ。

最後の一基は結局バーナーが不調だったようでここまで何とか膨らんだものの、飛び立つことは出来ませんでした。

一時間ほどで、小さくなってしまいましたが、その後も車を走らせていると、遠くに見ることができました。

太陽の方向、逆光の方へ行ってしまったのが残念ではありました。
毎年三日間のフェスティバルの間に、競技は5回。寒くさえなければとっても良いイベントです。
Category: 生活
何で左前って言うの?

連休、少しは身体を動かさないとね。
実は自宅でジムニーにスタッドレスを積み込み、いつものガレージに向かったのですが、ちょうどガス欠で、途中スタンドで給油。
タイヤ交換しますか? って聞かれると思いきや、エンジン洗浄剤入れますか? だって。
スタンドとしては、タイヤ交換作業をやっつけるより、エンジン洗浄剤を注入するほうが、儲かると言う状況が良く理解できたわけです。

3年目の冬タイヤ。
まだまだ使えます。

前回と同じように、連休に交換でした。

夏タイヤは、袋詰めして保管。
百日紅さんは必ず洗って干して保管するそうですが、私はそのまんま。
でも着いていた場所だけは記録と言うか、タイヤにマーキングしておきます。

会社が左前になりませんように、願いをこめて。
昼飯です。
ガレージの近所に新しく出来たラーメン屋さんへ。

人気があると言うことで、ちょうど開店の11時半に突撃。麺匠「玄龍」と言う岩沼の「麺組」で修行した若手が出店した店だそうです。
10人以上並んでいまして、ちょうど我々の前で定員。20分以上寒いので車の中で待たされました。
ちょうど12時くらいに行くのがいいかも。
品書きを撮り忘れたので、すでに征服している、ぱんだ(親)さんのブログから、勝手に借用。(すんません)

中華そば680円+大盛150円=830円です。
同じく征服済みのLYNX☆さんのブログによれば、醤油ラーメンがストレート細麺、中華そばが中太縮れ麺とのことでしたので、太いほうにしたのでした。

木曜日に食べた赤坂のつけ麺と同じく、甘い魚だし。
麺の量も結構ありましたが、あっという間に完食。
何度でも食べに来られる系です。次回は塩か味噌をいって見たいですね。
スープも飲み干したかったけど、高血圧なので我慢我慢。

若いスタッフ3人で主に昼に営業しているようなんですが、席はカウンターと小上がり合わせて12-3人しか入れないし、駐車場も5台分だけ、駅は遠いし、わかりにくい場所だし、客単価800円前後でやっていけるのか、心配です.

Category: カメラ
プリーズ、ミスターレンズマン2
甘いものには全く目があるので、詳しくないのですが、パンケーキと言うのはフライパンのような平たい鍋(?)で作るケーキだそうで、いわゆるホットケーキもそれに含まれるようです。

そんなカタチ、パンケーキタイプと呼ばれる交換レンズが存在するんです。
甘いものに目がないカメラマンたちには是非使って欲しいんですね。

レンズ(この場合は、交換レンズ等の集合体)と言うのは、明るくしようと頑張る、つまり光をたくさん集めようとすると、径がでかくなります。
そうすると収差、赤から紫までの波長の違いによる光学的な数値差が大きくなり、補正するためにレンズ(ここでは単体、ガラスのレンズ)の枚数が増えていき、全長が長くなるくと言う、ジレンマに陥っていくのです。
よって性能重視のレンズは、それなりの大きさになってしまうんですね。
これは、CONTAX用のカールツァイスレンズ。
左が、プラナー50mm/F1.4、右がテッサー45mm/F2.8です。

1897年(二つ前の世紀ですよ!)に発明(!)されたプラナーは現在でも明るい(英語ではFast=速いと表現されます) レンズの代名詞ですが、通常6枚から7枚の単レンズで構成されます。
一方テッサーは1902年の発明、二絞り暗いレンズの方があとから発明されていました。
テッサーは通常3群4枚の構成です。
つまり順番は逆ですが、テッサーのレンズ径を大きくして明るいレンズを作ろうとすると、色収差が増えて補正のためのレンズを増やさざるを得なくなり、全体が長くなってしまうと言うわけです。

ずいぶん長さが違いますよね。
この差、レンズの長さが、カメラマンのアクションに与える影響は小さくないと思われます。
また、一般的には構成レンズの枚数が増えると、レンズ間の乱反射が増えます。
光が空気中からガラス内に入る時に設計どおりに入ってくれない分がわずかに出てしまうんですね。
メガネが汚れていると気になるのはそれと同じ理由からです。
そして乱反射は、フレアやゴーストと呼ばれる現象を引き起こします。
乱反射が写真の一部分に集中すると、例えば電球の光が点々といくつも映ったり、絞りの形、六角形や八角形が斜めに並んだりするのですが、もっと厄介なのが、全体が白っ茶けてしまう現象です。暗い部分が持ち上がってしまうために、ダイナミックレンジが狭くなり、コントラストが失われてしまうんですね。
ズームレンズになるとさらに顕著。構成レンズの枚数が増えれば増えるほど、基本的にはコントラストの低い絵になってしまうわけです。締まりがない絵。
もちろん最近の技術、これもメガネと共通ですが、コーティングを重ねることで、乱反射を減らし、フレアを軽減させているのが今のレンズなんです。

でも原点に帰って、明るくはない(英語ではSlow=遅い)けど、薄くて軽くて締まりのある絵が撮れるのが、テッサータイプと言われるパンケーキレンズなんですね。
私はまだあまりレンズおたくではないので、実写で差を較べるのは老後の楽しみにとってあるんです。
厳しい人は、レンズを購入する時も、店で在庫を全部持ってこさせて、較べて選んでいくそうですけど。
下はこんな使い方をするカメラマンはまず居ないと思われる、巨大なCONTAX AXとの組み合わせ。

メルセデスが、軽自動車のタイヤを履いているみたいですね。
テッサータイプのひとつの弱点は、絞りを変えるとピントが若干ずれるそうなので、フィルム移動のAFカメラには合うような気もするんですけど。
収差には、波長によってピントがずれる、軸上色収差と、色によって像のサイズが異なる(=周辺に色が付いてしまう)倍率色収差があるのですが、興味がある方には個別にお話します。
あとはうちのパンケーキレンズ自慢です。
まずはリコーのリケノン45mm・F2.8、もちろんテッサーのパクリですね。55gしかありません。

今は無きリコーの一眼レフは、Pentaxと共通のKマウントですから、これは最新のペンタックスのデジ一でも使えます。
次は王者ニコンのニッコール50mm/F1.8

テッサーほど薄くはありませんが、性能は良さそうです。
そしてこれはライカ用のアベノン28mm/F3.5、国産です。
元々スクリューマウント用ですが、写真ではMマウント用の変換アダプターを履いています。

元々ライカにはパンケーキタイプは無いのですが、フランジバックが短いシステムだとあまり薄くならないからでしょうか。
むしろ沈胴式が有名な、エルマーはテッサータイプだそうです。
次は、Pentaxの43mm/F1.9 Limited

これもテッサーほど薄くはありませんが、Limitedの名を冠するにふさわしいゴージャスなオートフォーカスレンズです。もちろん35mmフルサイズにも使用可能。デジ一で使うと69mm相当になります。
そして同じく21mm/F3.2 Limited

こちらはデジタル専用、換算値は、34mmになります。私の一番好きな画角。
こちらは最近話題のマイクロフォーサーズ用、OlympusのZuiko Digital 17mm/F2.8です。

こちらも偶然か、34mm相当。
こんなレンズが最初から発売されるところが、マイクロフォーサーズの魅力ですね。
同じくPanasonicは、20mm/F1.7です。明るい!!

40mm相当ですね。
何でも撮れる高倍率ズームレンズを着けたカメラをバッグに入れて出かけるよりも、パンケーキレンズのカメラを首からぶら下げて、足を使って撮りまくるほうがきっと想い出に残る作品になりますよ。
Category: 美味いもん
東京も寒かっただ
アジアでは一番大きい業界の展示会です。
毎年砧で行われる、某国営放送の技術公開に対抗して、かつては民放展といって九段の科学技術館あたりで細々とやっていたものが、その後、平和島のTRC、池袋のサンシャインセンターと場所を換えるごとに大型化し、1990年からは幕張メッセで開催されています。
これにあわせて東京で系列の会議などが開かれるので、忙しい週になるんです。
会議は無事終了し、赤坂で懇親会。
一次会は局内ロビーのカフェテリアでした。このあたり、時代をよく反映していると言えます。
貸切の二次会会場では、

なんと百日紅さんの弾き語りを聴くことが出来ました。恒例になりそうです。
今年は、掟破りのボジョレ、ありつけませんでした。

ホテルへの帰り道、赤坂サカスを歩きます。

懇親会では毎回議論が炸裂、その間に名刺交換もたくさんこなさねばならず、引っ込み思案な私はあまり肴に手を伸ばせないのです、それで。

つけ麺屋 やすべえです。
深夜に近いのに若い女性が多いのが、さすが赤坂。
並盛り、中盛りがどちらも720円ということで、中盛りにしてしまいました。

甘めの魚だしあっさり味のつけ麺です。
麺は程よい中太のストレート。

削り節と刻み玉葱が入れ放題なのが良いですね。
後で調べるとチェーン店のようでした。
翌朝は一旦サカスに集合です。
スケートリンクがちょうど設営中でした。

バスで幕張へ。 展示会はこれまで無数に参加してきましたが、出展するほうも、見て回るほうもあまり好きではありません、人見知りなので。

業界全体がデジタル化で疲弊しており、新しいアイデアもあまり湧いて来ず、実に低調な展示会でした。
それでも、この業界でもう30年仕事をしているので、懐かしい顔がたくさん、結局毎年同窓会に行くようなもんなんですね。

普通は海浜幕張駅まで歩き、京葉線で東京駅へ向かうのですが、この日は雨。会場前にいたバスに乗ったら津田沼駅行きでしたので、総武線の快速で東京駅まで。
高校時代の同級生で、同じ業界で、ほぼ今も同じような仕事をしている、paseraさんと丸の内で待ち合わせ。
解散した前の会社の仲間が何人もpaseraさんの会社で世話になっているのでした。

昔は飲み屋を探すのが難しかった東京駅周辺もずいぶん様変わりしていました。

paseraさん、これからも末永くお付き合いくださいね。
そういえば、InterBEEの帰りに八重洲口地下で、一緒にイカの沖漬けを食べた先輩が、アニサキスにやられたこともありました。
終電二本前ぐらいのMAXやまびこで帰って来ました。この時間帯はほとんど仙台行きの列車編成なので安心です。
そんな東京一泊くたびれ旅でした。インフルエンザに感染していませんように。
Category: カメラ
モダンカメラマンⅩⅩ
おそらく生まれて初めての習い事。
たまたま近所のお母さんが教えていたこともあったのでしょうが、親は何か私の才能の芽を探っていたのかもしれません。
狭い家にはもちろんピアノなどはありませんでしたから、家での復習は電気オルガンでした。
確かバイエルの赤いのと黄色いのを終えて終了したのですが、最後の方のアラベスクとか言う曲が目茶目茶難しくて、ずいぶん長い間OKが出なかったのも思い出しました。
それもあって、もう嫌だと私が言ったのかもしれません。バイエルで終わり。
おかげで小学校高学年と、中学での音楽の授業は楽ちんでしたが、結局自分で音楽を演奏すると言う方向には興味は発展しませんでした。
今日紹介するのは1982年発売の、Nikon FGです。ちょうど私がドイツに渡った年ですね。スペインのワールドカップサッカーでイタリアが優勝した年、中曽根総理大臣が就任した年でもあります。

当時私はCanonのAV-1と言うカメラを使っていたのですが、基本的に同じ思想、小型で初心者向けの一眼レフ、今で言えばEOS kissのような位置づけでした。
Nikonには以前から初心者向けにはNikomatと言う、スーパーマーケットのような名前のカメラがあり、その流れの機種にあたるのですが、このFGの前の機種、1980年発売の初めてのコンパクト一眼EMが、オート露出専用機だったのが不評だったのか、すぐあとを追うように発売されたのでした。
ニコマートELと較べるとかなりコンパクトになっているのがわかります。

しかし実に格好いいカメラですよね。
車でもそう思うことがありますが、デジタルでも良いからこんなデザインのカメラ造ったら売れるだろうと考えるメーカーはないんですかね?

FGは、絞り優先と、プログラムオートが可能、プログラムオートには絞りがカメラから制御できるAiレンズが必要なんですが、その後、そのプログラムオートを省略した、FG-20 も1984年に発売されました。

まだ試写は済んでいませんが、弄繰り回しているだけでも、ほくそ笑んでくるカメラなんです。

Category: アルコホリック
今週は、この一本(盃)
今日は会議で上京するのですが、荷物になるコートを着ていくかどうか、悩む時期です。
昨晩は、ワールドカップサッカー予選のドイツ対ロシア戦を見ました。
やはりドイツを応援していましたね。1-0で勝利し15回連続で出場が決定。
その後チャンネルをそのままにしていたら、偶然ベルリンの壁崩壊のドキュメンタリーが流れ、懐かしく見ることができました。
サッカーと言えば、FC東京を破って初めて天皇杯の準準決勝に進出したベガルタ、次の試合が仙台開催に決まりましたね。相手は川崎です。
先日、新しい注目技術と言うことで、Exmor Rという、裏面照射型CMOSセンサーを紹介したのですが、SONYに続いてCASIOから、これを使用したカメラが発表されました。

上は、HIGH SPEED EXILIM EX-FH25、下が、EX-FC150です。詳細はそれぞれのリンク先をご覧ください。

カシオのデジカメは使ったことがありませんが、カシオ製のケータイは綺麗な写真が撮れています。良いかも。
でももう少し大きいサイズのセンサーが早く出て欲しいものですね。
先日の結婚披露宴の引き出物でいただいた300mlが今週の一本。

「天領盃」生貯蔵酒。
珍しい佐渡のお酒でした。

あんなにたくさん貰ったのに、残りは後2本です。今週の一本シリーズはこちらをどーぞ。
今晩は赤坂で懇親会もあるのですが、昨年ありつけた掟破りのボージョレ、今年も味わえるのでしょうか。ボジョレーかな。楽しみです。
Category: カメラ
クラシックカメラマン74

また三日月と金星です。月の暗い部分もほんのり光っていますね。
このブログでは初登場のクラシックカメラマン、疾風の通り径では73回まで書いていましたので、今日は74回。
最近どうもレンジファインダーが出てこないんですが、今回も一眼レフです。

上は、1974年製のLEICAFLEX SL MOT、下がその後継機、1976年製のSL2 MOTです。
MOTと言うのはモータードライブが付けられるように改造されたヴァージョンと言う意味です。

露出計のレンジが拡がった以外にはあまり性能機能的には変わらないカメラなんですが、面白いのは、"LEICAFLEX" "SL MOT""Leitz WETZLAR" のロゴ位置がぐるっとローテーションしているんです。

私としては、SL2のロゴ位置の方が好きです。

大きな違いはボディシェイプ。
上がSL2 MOT。
下がSL MOT。

SLの丸っこいカタチが、SL2では普通に平らになっています。

24,555台生産されたSL2に対し、SL2 MOTは1,020台しか造られなかったので、超稀少品かと思いきや、この個体のシリアルナンバーは最終ロットのSL2なんです。
前出のSL MOTもそうだったのですが、こいつも後でSL2を純正改造した個体のようです。

いかにもあと付け風のちっさいボタンがいくつも付いていて、機能をめっけるのも楽しいんですね。
この最終ロットのSL2改が、純正Leicaとしては最後の一眼レフ。
後継機のR3からは、minoltaの一眼レフをベースにドイツらしさを加えたモデルになってしまいました。
M3の衝撃で、日本メーカーを一眼レフへ方向転換させた王者Leicaが、皮肉にもその一眼レフではMade in Japanを追っかけることになってしまったのでした。
Leicaカメラの紹介については以下のリンク先までどうぞ。
DⅡ Ⅲc Ⅱf M3 Ⅲg M2 Leicaflex SL SL MOT CL M5 R3 M4-2 R4 M6 D-LUX3
実はこの中に実際には所有していないカメラが1台だけあるんです。
Category: 街角探検
落ち葉に埋まるか大学病院
大学病院の庭にあるんです。

この木を見に行くことにしたのですが、まずは腹ごしらえ。

麺遊亭 正左ェ門、です。上の実は何でしょうね。

前の晩に散々牡蛎を食べたのに、この日も牡蛎天ぷらそば。

この牡蛎天が火傷するぐらい熱いんですよ、はふはふはふはふ。
そして大学病院の構内へ。

入院中の方も歩くかもしれない小道、係の方が休みの日も掃除されているようですが、焼け石に落ち葉。
ありました、ありました。

でも家から見えるのはこの木じゃないかも。

綺麗ですが、もう葉っぱも大分散っていて、

銀杏拾いをしている方も。
そしてもう少し奥の方に、まだありました。

この辺りは病院の構内と言うよりも、大学のキャンパスになるのかもしれません。

真ん中に小さな島がある池があってその周りが紅葉と銀杏。

鮮やかです。

花や実が目立ったり、美味しかったり、香り豊かだったり、逆に臭かったりするのは、子孫を増やすための知恵と言うか、生き残りの技と言えると思うのですが、紅葉黄葉が、人の眼に美しいのは、植物にとってどんな意味があるんでしょう。

落ちてもまだ美しい葉っぱたち。
幸いにもこちらの銀杏は雄木のようで、、実は落ちていません。

葉を落とした木々が、その上に影まで落とすのです。
