Category: ウインドファーム
風の丘 その2
これはに柏崎市米山にある、風の丘風力発電所です。50mほどの小ぶりな風車。愛称は「ぶんぶんカゼラ」、これでも200世帯分発電しています。
北陸道だとちょうど米山ICのそば、信越線だと青海川駅のそばにあります。
ごらんのように日本海を180度見渡せる丘の上にひとりで立っています。
皮肉なことに上手には、柏崎刈羽原子力発電所を見ることも出来ます。
新潟には、紫雲寺というところの砂浜沿いに4基並んだ風車があるようですので、暖かくなったら、ぜひお参りしたいと思います。地図を眺めていたら、新潟に風車が少ないのは、佐渡が風を弱めているのかもしれないと思えてきました。
Category: Car & Bike
風の谷
ナウシカって「風使い」なんですか? 知ったかぶりしないでDVD買って見直します。見たらまた続報。
ちなみに福島の天栄村に風力発電所があるのですが、どうもナウシカに触発されたらしいのです。これも今度見に行ってから報告します。
この作品はスタジオジブリの作品ではないらしいのですが、スタジオジブリの「ジブリ」、これが風の名前なんです。どうもギブリを読み間違えたのではとも言われているようですが、このギブリ、サハラ砂漠から地中海に吹いてくる乾いた熱風のことを言うそうで、どんどん私の世界に入って来ます。
まずマセラッティギブリ、イタリアンスポーツカーの名前になっています。
イタリアの気象予報士は、今日も南からギブリが吹いて暑く乾燥した一日になります、布団干しには最適、なあんて話したりするのでしょうか。
それから飛行機の名前にもあるようですね、宮崎監督はこの双発爆撃機が好きだったようです。写真はドイツ軍モデル。紅の豚の飛行機かな?
1930年代のものですが、なんと信頼性を高めるために、固定脚だそうです。先見の明がありますね。
ギブリはアフリカに語源がある言葉のようですが、イタリア語に訳すと、シロッコです。あのフォルクスワーゲンのシロッコですね。カッコ良かった。小さめの車好きの私にとっては名車です。ゴルフベースのスポーティカーという意味では、TTの遠縁の祖先とも言えるかも。ゴルフもパサートも、風の名前ですが、これもまた別に記事にします。
シロッコファンというタイプのファン(送風機)があります。どういう場所に使われるかはよくわかりませんが、水車の形をしたファンで、普通のファンとは異なり回転軸の垂直方向にエアを移動するものですね。普通のファンより静かそうな気はしますが、なぜこれをシロッコファンと呼ぶかは謎です。今たたいているノートパソコンに使われてそうな気がしてきました。
トトロの森のモデルになった、埼玉の狭山丘陵には、オオタカが棲んでいるそうですが、希少種も含む鳥類が風車にぶつかって死ぬ事故も報告されています。なんとかこれを防ぐ手段を開発して欲しいものです。
と言う訳で、今朝は、風の話はまだまだ拡がりそうだと言う、実験的な試みでした。
スタジオジブリ作品における風車の使われ方と、シロッコファンの使用例について、詳しい方はぜひコメントお願いします。
Category: 欧羅巴追想
赤い風車
パリに行ったことがある方はわかりますね、ムーランmoulinです。そう、ムーランルージュのムーラン、英語だとmillにあたります。
特別大公開、蔵出しの写真をお見せします。
1983年、私が20代後半の頃のパリ・モンマルトルです。なんだか森鴎外みたいになって来ましたね。舞姫は出てきませんが。
パリには、Video Franceと言うお得意さんの大プロダクション会社があり、よくドイツから出張していました。この会社は当時(たぶん今でも)ルマン24やツールドフランスの制作を一手に引き受けていました。そこで一仕事したあと街をぶらぶらした時の、うら若き日のこばひろです。サンヨーのトレンチコートを着ていますので、早春でしょうか。今より20kg近く軽かったと思われます。トレンチコートもこの数年後、ロンドンで冬のセールの時、アクアスキュータムに格上げされました。
結局ムーランルージュには入れず仕舞いでしたが、リドとパラディラタンには入ったことがあります。我が家のベランダの、お客様用喫煙コーナーには、リドでいただいたシルクハット型灰皿が常備されています。
ドイツにいた8年間に1000日ほど出張しました。行った国は北はアイスランドから南はイスラエルまで、西はポルトガルから東はルーマニア・トルコまで、西ドイツを含めて27ヶ国、チェコスロバキアやユーゴスラビアはその後分裂したので、今の国の数で言うと、30ヶ国訪問したことになります。
風ネタもそのうち尽きるので、ヨーロッパの車ネタ、峠道・ツーリング、キャンプ、汽車旅等々書きこみたいと思っています。
と書きつつも、さらに探すとありました、ありました。それもヨーロッパの風車ネタ。
これは、今より15kgは軽かった、たぶん1986年、夏休みに行った、ギリシャ・ロードス島の風車です。港の防波堤の上にあったと思います。この形状だと、風向によって向きが変わらないので、効率悪いですね。オランダの風車もそうですね、考えてみると。
Category: 音楽
風の枕って?
風力発電機が立っている場所って、まあ風が強いのは当然ですが、他にも二つ条件があります。ひとつは、電力送電幹線が近いこと。すごいすごいといっても火力や原子力よりは非力なので、風力発電所専用の送電線を長く引くのは、コストに合わないようです。もう一つは、道路があることです。組立にクレーン等重機が必要なので、そのためのしっかりした道路が無いと作れないのです。このおかげで、私もお参りできる訳です。
それで、もちろん大規模なウインドファームでは、このために道路を作ったように見受けられるところもありますが、好適地にすでに人の手が入っていれば好都合なわけです。よって、山の上の牧場は、牛さんでも登れるなだらかな山稜が普通で、すでに道路があるか、細くても拡張しやすいので、ホルスタインと風車の同居が良く見られるわけです。
ちなみにドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州 にホルスタインの名前は由来しているのですが、この州はドイツの最北部に位置し、北海にも面していて、風車の本場オランダも隣にある事からも、強風が吹き荒れることは容易に想像がつき、本国のホルスタインも、多くが風車のそばで草を食んで反芻しているのでしょう。
で、ホルスタインと言えば、私より若い3-40代の方は、ゲートウェイのパソコンの箱を思い出すと思いますが、私の世代は、ピンクフロイドの「原子心母」のアルバムジャケットですね。(やっとピンクフロイドまでつながった)
1970年発表の「原子心母」は左の写真、牛さんのカメラ目線が印象的ですがこのタイトル、原題Atom Heart Motherのなんと直訳なんですね。安易です。安直です。立川直樹さんの解説では、心臓に疾患のある妊婦が原子力のペースメーカーを入れて生きながらえて出産する、云々とありますが、ホルスタインとのつながりは何か母性と言うようなことでしょうか。
右のジャケットは翌71年発表の「Meddle/おせっかい」です。これはどうも耳の拡大写真ですね。
実は中学生のときに初めて紛れ込んだ「箱根アフロディーテ」と言う野外ロックコンサートのメインゲストが当時初来日のピンクフロイドで、前のバンドが終わって1時間以上「One Two One」とマイクテストをやっていたのは覚えていますが、演奏は難しくて良く判りませんでした。
しかしその後は、いつからかお気に入りのバンドとなり、今でも「Darkside of the Moon/狂気」は、私の中でBest5に入るアルバムです。
また、写真の2枚のアルバムも狂気に劣らず、愛聴盤になっています。
この「Meddle」の1曲目が、「One of these days/吹けよ風呼べよ嵐」です。この曲は、日本語タイトルのおかげか、今でもさまざまなドキュメンタリー番組や、ニュースの特集、バラエティ番組等で効果音兼BGMで使用されていて、ピンクフロイドの演奏と言うことを知らずに聴いて覚えている人が多いだろうという点で、ゴンチチに近いものがあります。当時の担当ディレクターの翻訳センスは、原子心母も含め、??ではありますが、売り上げには大きく貢献していると思われます。私にとっても、台風中継の折には心の中で鳴り響いている曲です。
しかし今日のタイトルはこのアルバムの2曲目です。「A Pillow of winds」特に奇抜な翻訳タイトルは付いておらず、まんまピローオブウインズです。風の枕、でしょうか? 優しいスライドギターとギター・ヴォーカルの普通の曲、私の印象は、そよ風の吹く草原で、一眠りしているような曲です。いいですね。でも、そよ風しか吹かない草原は、風力発電には向いていません。 終わり
Category: 博物芸術
Wind Caravan
美術館のホームページによれば、新宮晋さんの「時の旅人」という作品。下の写真だと奥の黄色いほうになります。広瀬川を背にした配置で、冬だと対岸からも見えます。
一目でわかると思いますが、風でゆらゆら揺れるんです。良いですね。
調べてみると、新宮晋さんは「Wind Caravan」という一大プロジェクトを世界中で展開されている方で、風と水で動く彫刻ばかりを30年以上作り続けているそうです。仙台では七北田公園に「風景の記憶」という作品も展示されているとのこと。(下の写真は仙台市ホームページから勝手に引用) なんだ、一昨日仕事した、ユアテックスタジアムのすぐそばですね。
良いですね、Wind Caravan。また新たな旅の始まりです。
Category: ウインドファーム
風の丘
仙台から遠野に行く場合、東北道花巻JCTから釜石自動車道経由で行くか、ちょっと節約して水沢で降りて、えさし藤原の郷のそばを通って行くかでしょうが、いずれにしても遠野の市街に入る直前に、道の駅があります。
その名も「風の丘」。
宮沢賢治の「風の又三郎」の舞台は遠野でないかもしれませんが、岩手の山には、風神ではなく、風の精が棲んでいるのです。
私が行ったときには、なぜか道の駅でかぼちゃの品評会をやっていました。かぼちゃと言えば、ハロウィン、こちらも精霊にまつわるお祭りですが、関係があるのでしょうか。
この風の丘にはこんなかわいい風力発電機が2基あり、道の駅の電力を一部まかなっています。それも世にも不思議な一枚羽風車。1基で2世帯分の発電量だそうです。
遠野に行く際はぜひ寄って、一枚羽の風力発電機がどんな風に回るのか、ご覧になってください。
そして、この道の駅から東に聳え立つ山の上に目を凝らすと、あるあるあるある、風力発電機が並んでします。道の駅の観光案内嬢も、ちゃんとウインドファームまでの道を教えてくれますよ。
観光客の集まる名所を横目に山に登っていくとありましたありました。こんな感じ。
正式には、釜石広域ウインドファームといって、釜石、遠野、大槌にまたがる山の上に100m級の風力発電機が43基もある、超大規模風力発電所。43メガワット、3万世帯分の電力を供給しています、すごいですねえ。この時は台風で道路が通行止めになり、釜石側の風車の下まではいけませんでした。今年は必ずワイルドウインドで再挑戦します。釜石の方は牧場の中に立っているようで、ホルスタインと一緒の写真も撮れそうです。
北海道や下北のウインドファームでは電柱と電線が目立ちましたが、ここの電線は景観に配慮してほとんど地中埋設だそうです。写真を撮るのにも良い所です。他の写真はアルバムの方で見てください。
道の駅、遠野風の丘では、地元のおじさんが手作りのペットボトル製かざぐるまを販売していました。500円だったかな。本当に良く回ります。早速いただいたかざぐるま、こんな感じで我が家のベランダで回っています。
残念ながら、まったく発電はしていませんが、鳥よけにはなっているかもしれません。
Category: 音楽
風に吹かれて
風にまつわる唄と言えば、忘れてならないのが、ボブディランの風に吹かれてBlowin'in the windですね。名曲です。
しかし私の大好きな彼のアルバムDesireに収められているこの曲はさらに私をかき立てます。
ハリケーン
この曲に限らず、エミルーハリスのボーカルの絡みがすばらしい。
昨日の記事の続きですが、YMOの坂本龍一教授は高校の先輩なんです、おまけに塩崎官房長官は教授の同級生。
単なる先輩自慢でした。
Category: 音楽
風街ろまん
洋楽のほうのルーツはやはりビートルズと言うことになるのですが、邦楽のほうは、はっぴいえんど。今でも「風街ろまん」はお気に入り。アルバムタイトルも抜群ですが、中にもあるんですね、2曲、風つながりが。大瀧詠一の「颱風」と、細野晴臣の「風をあつめて」です。松本隆の詞には、風や空、機関車や路面電車、都会や田舎が登場しますが、昔からはまっています。大瀧詠一の詞は、今ならウルフルズ系ですね。はっぴいえんどの流れで、シュガーベイブ、ムーンライダーズなども大好き。
他には、サディスティックミカバンド、四人囃子なんかを聴く学生時代でしたが、20歳を過ぎた頃にサザンやYMOが出てきて、急激にロック系の音楽がメジャーになっていきました。
そのYMOといえば、Tonpoo 東風です。
Category: ウインドファーム
風神さま
子供の頃、結構視聴率を稼いでいた、プロレス中継。試合の合間になぜかリングに掃除機が登場!! その名も「風神」
恐れ多くも神様の名前を掃除機ごときにつけるなんて。 電機メーカーがスポンサーだったのでしょう。
写真のレリーフは庄内町立川のウインドーム立川と言う名の風博物館入り口に飾られているものです。
2005年の暮れに羽越本線の特急「いなほ14号」が脱線転覆した第2最上川橋梁は、同じ最上川の北西約10kmの下流にあたります。
立川では、過去長きに渡って風との戦いがあったあと、現在は大小11基の風力発電機が働いており、その発電量は町の消費量の57%だそうです。その内7人(?)の風神さまたちは、珍しく平地それも、最上川に近い田んぼの中に凛々しく立ち並んでいるのです。まさに、神様です。
立川の地には春から秋にかけては、「清川だし」と呼ばれる東南東の強風、冬は北西の季節風が吹き荒れ、まさに風神さまの世界と言えます。
Category: Car & Bike
暴風?
それで半年前から悩みに悩んできたのが、林道用の車を買うこと。車は好きなので、小遣いの範囲で2台目を入手することには、言い訳できるのですが、街中に住んでいるので、駐車場代が馬鹿になりません。
しかし、欲しい時が買い時。数年だけでも良いから、他の出費を我慢しても、ツーリング+ワインディングロード用と、林道+通勤用の2台のやりくりをしようと決心し、今日契約書にはんこを押しました。
その車は、ジムニー・ワイルドウインド。ウインドという部分に心惹かれたのは言うまでもありません。車本体の左右と、リアのスペアタイヤカバーに、「WILD WIND]のエンブレムがあるのですが、何とかそのあとに「POWER」の文字を貼り付けようとさえ企てています。
風つながりの話題を続けるために、今日買ったわけでは決してありません。納車されたらレポートします。
Category: 祭りだワッショイ
風の盆
昨年9月、先輩に誘われて、越中八尾のおわら風の盆を見てきました。私の場合東京音頭は大好きですが、この手のお祭り、と言うか盆踊りにはたぶん小学生以来ずっと縁が無かったし、何が良いのか良く判らなかったのですが、毎年行く人が大勢いると言うことを聞き、また北陸の風車も見たかったし、ついでに久しぶりに信州も走れるし、行ってみることにしました。
東北にもありそうな古い街道沿いの街並みを、唄と三味線と胡弓と共に、踊って回るだけの実にシンプルなお祭りです。これが実に癒されるのです。私の場合その理由は、浴衣に編み笠をかぶった女性の軽く後ろに反った立ち姿、ぴしっと綺麗に伸びた指、うなじにほぼ尽きるのですが、唄も、胡弓も、もちろん男踊りも、単純でゆったり、それが街中に突然現れ、消えていく、またどこかから三味線の前触れが聞こえて、踊り手がすうっと湧いてくる。
同じ様な盆踊りが他にもあるのか、知らないのですが、不思議な雰囲気のまま、宵から明け方までの時間はあっという間に過ぎました。
今回は週末と重なったため、見物客が多すぎる(私も入っています)と言うのが、常連さんの意見でした。
仙台にもいろいろなお祭りがありますが、いろいろ考えさせられる経験でした。
風の盆、良い名前ですね。ぜひ、また行ってみたいと思います。
Category: ウインドファーム
風車巡礼
まずは、05年9月に青森六ヶ所・竜飛崎、秋田能代・西目、10月には岩手遠野、山形立川の各発電所にお参りしました。
そして06年、5月に福島郡山、8月にはなんと出張のついでに北海道留萌・苫前、そして山形酒田、再び仁賀保、9月には、二度遠征して新潟柏崎・上越、石川七尾、青森の横浜・岩屋・東通小田野沢・八戸のウインドファームに参拝しました。
07年は1月に岩手葛巻を責めましたが、やはり参道の積雪で断念しました。オフロード車が欲しいと思った瞬間でした。
これはコスモスの季節の立川ウインドファームです。
それぞれの詳細は追って報告したいと思います。
Category: ウインドファーム
風車に遭うまで
80年代はドイツに長く住んでいたのですが、そのときはたまにアルプスやチロルの峠を攻めていましたし、ピレネー山脈も一度遠征しました。
※ これはツインリンクもてぎのバルーンフェスティバル1999
21世紀になり仙台に移り住んで、いろいろ研究したところ、付近の舗装道路で一番高みに行けるのは鳥海山ではないかと言うことで、何度か走りに行きました。平日なら昼間でもほとんど対向車にも先行車にも会わずに、ヒルクライムが楽しめます。
それで2004年夏に、買い換えた今の車の慣らしに鳥海山に行った時、北の鳥海高原方面で道に迷って(マラソンをやっていて迂回させられた)うろうろしていた時に、なにやら山の上に見えたのです。大きな扇風機がたくさん。なんだろう。
その日は早く帰ってベガルタの試合をテレビで見たくて、そのまま帰ってきたのですが、頭の隅に引っかかっていたのでした。ずっと。
次の年05年の夏になって、封印は解かれました。たまたま手元にあった、まっぷるマガジン「ベストドライブ東北2004-5」の中の、東北の道-春と言うページにその写真はありました。西田幹夫さんという方が2002年に東北地方道路写真コンテストで入賞した作品「風車の道」(秋田県仁賀保町)です。快晴の空の下、雪を頂く鳥海山をバックにたくさんの風車が回っています。ここに行きたいと思いました。
初めて風車のそばまで行ったのは秋田県岩城町の道の駅にある風車です。秋田方面から日本海東北道を来ると、終点の岩城ICから7号線に出てきたところにあります。一基だけ、海水浴場のそばで健気に回っていました。羽越本線からも見えるはず。75m級750kW。左の写真です。
ここから鳥海山に向かって南下すると、そこかしこに風車が見えます。風車銀座とは言えませんが、風車国分町と言った賑わいです。
その日撮った写真のデータによると、10:07に岩城道の駅、11:16に現地になってますので、一気に行ったのでしょう、仁賀保高原、高原に上がる最後の交差点を曲がり、最初に大きな羽が見えたときは感動しました。そしてカーブを曲がるたびにどんどん近づいていくまで、どきどきどきどき。しびれました。すぐそばに来て、こんな美しくシンプルで力強い機械があるだろうかと思ったのでした。
ここには、100m級1650kWが14基、それも牧場や湖の間を縫って走るゆるやかなワインディングロードの両側に美しく点在しています。その後数多くの風力発電所を見学しましたが、鳥海山や日本海が手に取るように見渡せ、ついでに隣の西目ウインドファームまで見える、こんなに絵になるところには行ったことがまだありません。初めての風車見学で、この仁賀保ウインドファームに出会ったことが、その後のツーリング人生に大きな影響を与えたのでした。
この美しいワインディングロードを、バイク車載カメラで動画撮影した見事な映像が[Life with BMW] にありますのでごらんになってください。BMIさん勝手にリンクしちゃいました、ごめんなさい。
そうそう大事なことを、この仁賀保高原には定点カメラがあります。
天気が良ければ、このサイトで風車と鳥海山を見ることが出来ます。
Category: ロコモーション
初めての大人の休日倶楽部
昨年(2006年)の12月に初めて大人の休日倶楽部パスポートを購入し、3日間で仙台から、八戸、弘前、五所川原、金木、能代、鷹巣、角館を廻ってきました。パスポートとは別料金になってしまうのですが、津軽鉄道と秋田内陸鉄道にも乗りました。
ふだんはもっぱら車で、峠道、風車、展望台そして温泉を求めて走り回っているのですが、汽車の旅も良いものです。何せずっと景色を見ていられます。
今回の旅のお題は、結果的に津軽三味線でした。弘前に行けばライブハウスがあろうということで、まず、「杏」で小山内君のすばらしいテクニックを堪能。次の日は、津軽鉄道の金木駅を降りて、三味線会館でトラディッショナルなじょんがら節と津軽弁のMCを楽しんだのですが、なんと夕方乗った五能線の快速、リゾートしらかみ車内でも、ベテランと若手トリオの三味線生演奏があったのでした。
本来は、五能線から日本海に沈む夕陽を眺めて癒されるのが目的の旅だったのですが、曇天で海すらもほとんど見えず、目的は果たせませんでした。
しかし津軽三味線三昧の充実した旅になりました。各地の海の幸が美味しかったのは言うまでもありませんが、ストーブ列車に乗れたのも大収穫でした。鉄道マニアになりそうです。