Category: 博物芸術
「あざみひら」と読みます。「すけべえ」ではありません。
到着したのは、何やら派手派手な家。
日比野克彦「想像する家」。
壁という壁はホワイトボード。外壁の模様は、カラーマグネットで、書き換え(貼り替え)可能。
室内の壁は、マーカーでいたずら書きだらけ。
この家で生活しながら、想像力を育むアーティストたちが、思いついたらなんでも描けるように。
壁の印刷物は、明後日新聞。
ほとんどが二十代の若い女性たちで、何やら不思議な雰囲気。
なにか描いてもいいですよ、だって。
イベントの翌日だそうで、大掃除してました。
それでも良ければということで、見学。布団干し出し忘れの部屋。
眼下にもう一つの見学場所が見えました。
普通はあっちから先に見るのだけれど、私は山側から来てしまったので。
旧莇平小学校。
このブログ記事を描くまでは、ずっと萌平小学校かと思ってました。
もえだいらと、あざみひらじゃ、じぇんじぇん違う。
日比野克彦「明後日新聞社文化事業部」。
朝顔がひとつのテーマのようでした。
11時頃でしたが、もう花は咲いていません。
教室のインスタレーション。
ここでもモチーフは朝顔でした。
全部朝顔の種。昨年採れたものでしょうか。
農舞台にもあったな、麻縄を綯う機械。
なにか色々催されている雰囲気でしたが、この日は祭りの後の静けさ。
通う子どもたちも居ない集落の学び舎。
今回回った地域だけでも、私に観ることが出来た場所だけでも、幾つもの小学校が廃校になっていました。
きっとそれは日本中で同様。
かつて、そこには大勢の子供達が居たはず。
彼らは都会へ行ってしまったのでしょうね。
そんな価値観を少しだけでも元に戻せれば、もっともっと素敵な国になるのかもしれません。
作品を提供したアーティストたちの想いも同様でしょう。
国道の方へ戻って、塩澤宏信「イナゴハビタンボ」。
滑り台です。やっぱり仮面ライダーは、バッタに似てる。
トーマス・エラー「人 自然に再び入る」
蕎麦の花ですね。
再び山里へ。
このあたりにも棚田。
川西エリアの、ナカゴグリーンパークへ。
ジェームズ・タレル「光の館」。
トリエンナーレに合わせて造られた建物の中では、一番お金がかかっているものの一つかもしれません。
裸足で歩ける、神社仏閣のような外廊下。
一階には浴室もあります。
そう、基本的には宿泊施設なんです。二階に二部屋、一階に一部屋限り。
灯りは全て間接照明。
そしてその二階の一部屋には。
ヤフオクドーム式というか、ウインブルドンセンターコート式というか。
最初の光の館の画像を見ても、屋根の形が複雑なのが判りますね。
屋根が開閉するのです。
是非宿泊ください。
ナカゴグリーンパークには、作品多数ですが、もう疲れ気味。
PHスタジオ「河岸段丘」。
吉水浩「森の番人」。
川西の市街に入って、内田繁「境界の神話」。
お盆向きのオブジェです。
本当に長くなってしまいましたが、大地の芸術の里の紹介は、明日が最終回の予定です。
Category: 博物芸術
どれだけ時間がかかったのだろう
朝が早いので入館不可。北へ向かいます。
三省ハウス。旧松之山町立三省小学校です。
又ここも元校舎。見学させてくれました。
リンダ・コヴィット「名前蔵」。
ここは、インスタレーション以前に、ユースホステルのような宿泊施設なんですね。
私も大昔に旧校舎のユースには泊まったことがありますが、ここも二段ベットがたくさんありました。
こちらは食堂。
ギャラリーには、アイガルス・ビクシェ「ラトビアから遠い日本へ」。
象のぬいぐるみはいろんな場所で見ることが出来ました。
これは、ガウディ風ですね。
竹田直樹「里山復興事業その2」風景画の数々、素敵です。
三省ハウスの詳細はこちらへ。
松之山と松代の境に、ジョン・クルメリング/浅葉克己「ステップ・イン・プラン」
再び松代に入って、棚田の里へ。
有名な星峠の棚田です。
もっともこの時期は観光客もまばら。
旅館でもらった絵葉書の画像を載せちゃいますね。
6月に来ないとね。
蓮が咲く溜池には、錦鯉が居ました、さすが新潟。
峠集落の木造建築。
これも旧校舎でした。旧峠小学校。
これは非公開。
だけど、近くに、またアート作品。
「コロッケハウス」です。鞍掛純一+日本大学芸術学部彫刻コース有志の作品。
名前の由来はよくわかりません。
ここはオープンなので、10時前でも入れました。
お邪魔します。
スリッパに履き替えます。
ただのグレーの塗装かと思ってたのですが、どうも金属粉を塗布しているようです。
旧家には何度も入りましたが、だいたい同じ作りですね。
冬場はどうなっちまうのだろう。
二階です。
そしてこの隣が、本命の作品。
10時5分前に着いたので、前のベンチに座って少し待ちました。
コロッケハウスと同じ有志の作品で、「脱皮する家」。
何がすごいって? 脱皮って?
彫刻刀がたくさんありますね。
そうです。長年使われて、煤まみれになった内部の壁や柱を、大勢で削っているんです。
すごい迫力。
あんな上の方を担当したらミケランジェロになりそう。
個人差はあるようです。
旧家の表面を削ったから、脱皮。
そうすると、衣を付けたほうが、コロッケハウスなのも少し理解できますね。
ここも宿泊できるようです。
Category: 美味いもん
14年貯蔵可でした
日本三大薬湯のひとつだそうですが、たしかにオキシフルのような匂いがする不思議な温泉です。
婿投げ・墨塗りなどの奇祭でも有名ですね。
十日町の宿でいただいた絵葉書から。
食事は大広間で。
ほぼ全て地場の野菜。
若女将が全ての出処を語れます。
この夜は、地元の酒蔵とコラボ!越の白鳥が飲みたいぜプラン、というので予約していたのです。
注文しなくても、次々と地酒が出てくる仕組み。
一杯目はにごり酒を使ったカクテル(?)。ニンジンを擦り下ろしたとか。
二杯目以降は飲み比べスタイル。越の白鳥、みんな20度くらいある無濾過原酒だそうです。
特別純米と、純米吟醸は口にあったけど、雪中貯蔵のかめ口一番はちょっと酸味が。
お母さんに頼んだ冷水と、同時に出てきた冷たい仕込水。
五杯目は、特別本醸造、坂口安吾ゆかりのお酒 越の露 だそうです。
このへんで、たまたま隣の席に居たご夫婦と話が弾みだしました。
なんと私が東京で最後に住んでいた大田区から。繋がってます。
ふたりとも新潟の方で墓参りの時は必ずこの宿に泊まるとか。
酒の話になったら、旦那さんが奥様にあれ持って来いと。
よくある菊水の缶入り酒。
六日町出身の旦那さん、菊水が一番好きだそうなんですが、なんと中身がこんな風。
こちらの何処かに保存してあった(飲み忘れてた?)のを東京に持って帰ろうとしていたらしいのですが、なんと。
20世紀の製造です。まるで紹興酒でした。
美味しいご飯を食べて、酒粕プリンをいただいてお開き。
ぐっすり寝て、翌朝、薬湯に入って朝食。夜に雨が降ったようでした。
旦那さんも私も特に何事もなかったので、古酒はセーフ。
このあと野菜が二皿くらい出てきました。
ご飯をおかわりして、満腹で部屋に戻ったら、お母さんがコーヒーを持って来てくれました。
8時半前に出発します。
松之山温泉の入り口にもアート作品がありました。笠原由紀子+宮森はるな「メタモルフォーゼ-場の記憶 松之山の植生を探る」。
CLIP「渓谷の灯籠」。
まだまだまだまだ続きます。
Category: 博物芸術
いらないけれども捨てられないもの
またまた旧校舎がインスタレーションの舞台です。
こちらが校舎ですが、体育館とは直接つながっています。
フランス人アーティストは、この廃校に来て、何を感じたのでしょうか。
最後の授業という、白ワインとソーセージが美味しいアルザス地方(実は行ったことはなし)が舞台の、ストーリーを昔教科書で読みましたね。フランスとドイツの国境地帯が舞台でした。
体育館側の入り口から入ると、真っ暗。床に敷き詰められた牧草(?)のせいか、もわっと気温の高い室内。
デジカメだといろいろ映りますが、肉眼では空中に漂う電球と、壁に投射された砂嵐の映像しか見えません。
入り口には案内のおじさんがいたけど、内部は数少ない観客だけ。
最初に見た地図を思い出しながら、歩を進めます。
遠くからは心臓の鼓動のようなサウンド。音源に近づいていきます。
暗い学校の廊下。そして誰もいない教室。
すべての窓は閉じられ、覆われ、真っ暗な構内。
使われなくなった机と椅子。
フランス人、クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマンの「最後の教室」です。
響き渡る心臓の鼓動。
棺桶のような、オブジェ。
真っ黒な額縁が延々と続く廊下。
今回、もっともショッキングで、暗い気持ちにさせられた場所でした。
比較的近い場所にもう一つ。
ベルリン在住の塩田千春「家の記憶」。
新潟の山間にはとても多い板貼りの普通の民家。
縦横に張り巡らされた黒い毛糸。
蜘蛛の巣のようです。
やたらアートに詳しい若い女性とガイドさんの会話を聴きながら、勝手に歩きまわります。
ここでも暗い気持ちに。
集落の方たちの、いらないけど捨てられないものが再利用されているそうです。
これも大変な手間ですね。
アーティストも大変です。
本物の蜘蛛の巣もあったりして。
ちょっとアヤトリも想い出します。
続いて「森の学校」キョロロへ。家の記憶から車で15分ほど。
こちらははっきり言って子供向けの昆虫爬虫類館ですが、アート作品も。
庄野泰子「キョロロのTin-Kin-Pin-音乃泉」
橋本典久+scope「超高解像度人間大昆虫写真」
子どもたちは生き物の方に夢中ですが、私しゃこっちが好き。
確かに人間大だ。
これも実在する虫なんですかね。
とにかく子供がたくさん居ました。
美人林近くの道路沿い、木村豊彦+松之山の人々「悠久なる恵み-松之山の野草の花々とブナ林」。
連作を眺めながら宿に向かったのでした。
Category: 博物芸術
学校はカラッポにならない
残念ですね。
私が野球観戦に一番熱中した時期、野村スワローズの古田、宮本、池山、飯田、土橋、高津、石井、オマリー、ホージー、そして稲葉。良いチームだったなーーー(涙)。
お盆休みの昼飯です。
今回の越後妻有ツアーは、サエモン師匠のブログを参考にしています。
それでお昼も、そばや清兵衛。
十日町から松代に向かう幹線道路のトンネルとトンネルの間から脇道に入ったところにあります。
蕎麦と饂飩がありますね。
テーブルの隅においてある胡桃はサービスです。
地元のジュンサイ300円。
そして盛りうどん700円です。
ひえひえでんまい。
前の日の蕎麦屋では、蕎麦湯が出なかったのに、ここはうどんを食べても蕎麦湯が出てきました。
トロットロ。
満足です。ところが、車に戻りエンジンを掛けると、じぇじぇじぇ。
恐らくこれまで最高です。
クーラーのファンが全速力で唸るTTですぐ近くの、鉢&田島征三「絵本と木の実の美術館」。
表にもオブジェ多数です。
ばったり、がったり?
2005年に廃校になった真田小学校の校舎です。
今回のツァー、廃校を利用したモノが多いのですが、悲しい日本の現実と思う一方、実に有効な使われ方だとも思ったりするわけです。
仙台市内でも、小学校の統廃合、取り沙汰されていますが、廃校になったらどうせマンション用地か、商業施設なんでしょう。
雪国だからかどうかわかりませんが、体育館と校舎が同じ建物になっている学校が多いですね。
楽しげな子どもたち、かな。
これはちょっと不気味。
懐かしい器具もたくさん。
水面から飛び出してきた子どもたち。
ウニじゃないすね。
Hachi Cafeでアイス珈琲。ここの住所が、鉢。
地形がすり鉢型なんだそうです。
ここでは、おおたか静流大博覧会という催しがずっと開催されていて、この日は、ワークショップ「山口ともの廃材打楽器」身近なモノが楽しい楽器に大変身!と言うイベントに、親子が大勢参加してました。
今回一番人が多かった会場です。
暑いからというわけではないのですが、少し車で移動します。
15分ほど走って信濃川の河川敷。ジャン=フランソワ・ブランの「ブルーミング・スパイラル」と言う作品らしいのですが、手入れの悪いただの花畑にしか見えません。
ジャウマ・プレンサ「鳥たちの家」。
都会に近かったら「烏たちの家」になりそう。朱鷺でも来ないかしら。
坂口寛敏「暖かいイメージのために-信濃川」。
CLIP「河岸の灯籠」。
トイレでした。便器はフランス製。
通りすがりの交差点から、ホン・スン・ド「妻有で育つ木」。
そして少し移動して、リチャード・ウィルソン「日本に向けて北を定めよ(74°33'2")」。
まだまだ回りますよ。
数見りゃいいってわけじゃないけれど。
Category: 博物芸術
突然回りだす、足踏式ミシン
さて、この画像は、大地の芸術祭の里ガイドマップの裏なんですが、これらが一応アート作品ほぼすべての画像なわけです。
夏の光と色、匂いが大好きな私としては、この季節にできるだけ多くを回りたいわけではあるのですが、なにせ暑い。
ぼうっとした頭で、行く先を選択します。
松代エリアの北の端。何の変哲もない地方道の脇。
リチャード・ディーコンの「マウンテン」。
子供もいました。雪の季節はどんな風景になるのでしょうか。
そして、クロード・レヴェック「静寂あるいは喧騒の中で/手旗信号の庭」。
風で動くステンレスの反射板。
好きです。風で動くものと反射するもの。
二度と同じ景色は見られません。
古民家内部にも、インスタレーション。
火山でしょうか。
温泉?
ぶくぶくぶくぶく。
これは田植えの時に、泥の上にスケールをマークする道具ですね。
若い学生さんらしきガイドさんが説明してくれます。
これも火山かな。
古民家内部はイマイチでした。
歩いて行ける別の古民家。
マーリア・ヴィルッカラ「ブランコの家」。
何やら機械仕掛で動くブランコ。
グラスが乗ってました。
ガイドのお父さんが、作者はフィンランドの女性だと教えてくれました。
仙台から来たと言ったら、お父さんはかつて土木関係の仕事をしていて、名取川の堤防工事で宮城に来たことがあるそうです。
私もフィンランドには一度だけ行ったことがあります。
時々突然動き出すミシン。
もう一つ機械じかけがあったのですが、動いていません。
つい最近まで人が住んでいた家だそうです。
菅笠を改造した間接照明。金色に塗られています。
近くの蓬平ではこのランプを集落中に設置しているそうです。
商品化したらいいのに。
再びマウンテンの前。眼下には美しい棚田が広がっています。
東北の棚田は、荒れだしてしまっているところが多いのですが、さすが新潟。
特に松代地域には、美しい棚田が多いそうです。
まつだい駅の方へ少し戻って、松代生涯学習センター。
別名CIAN。旧清水小学校です。
大地の芸術祭のアドバイザーでもあった美術評論家の故中原佑介氏から寄贈された蔵書約3万冊を使い、中原氏と芸術祭の関わりを表現したインスタレーション
川俣正「Center of International Art Network」。
すごい数の本。
受付の若い女性以外、観客は私だけ。
故中原佑介氏、フランス語と同じくらい、カメラにも若干興味があったようです。
旧小学校の放送設備。
これ私、得意でした。
もっと得意だったのは、飛び箱と、はんとう棒。
今は見る影もなし。
Category: 博物芸術
玉のような汗が滴り落ちる。
ま、ビール呑みながら宿題やる子はいないと思うけど。
フィールドアート見学のショートコースを一周りし、農舞台に戻ります。
十和田現代美術館周辺にもたくさんある草間彌生の作品。「花咲ける妻有」。
農舞台の一階、冬場は雪に埋もれてしまうであろうフロアは、夏場は日陰の休憩場所。
子どもたちが乗っている遊具もアート作品かな。牛島均「転がるジャングルジム」他にもいくつか。
奥の屋根付きアプローチ。歩くとセンサーが反応して農家のおじちゃんおばちゃんが話しかけてきます。
ジョセップ・マリア・マルティン「まつだい住民博物館」。
10時になって、農舞台に入館できました。
見たかった風景。
イリア&エミリア・カバコフ「棚田」。
ちなみに作品スポンサーはベネッセ。
暑くてのんびり詩を読む余裕はありませんでした。
私が一周りしてきたルートの入口に人が集まっています。
私はやや涼しい館内へ。里山の限界芸術 vol.4 せっぷくぴすとるず「野良着で逆襲!」展。カラフル。
河口龍夫「関係-黒板の教室」。
教室中が黒板です。
帽子も手ぬぐいも、パスポートやチケットまで汗でぐっしょり。
ここに置いちゃまずかったかも。
この手拭、前回山形蔵王で使ったもので、悲しいかな硫黄の香り。
館内には楽しいミュージアムショップもありました。
そうそう、トイレもアートというか、驚きました。
男子トイレ、出口がないんです。
要は、個室のドアのひとつが出入口、入るときはわからないのですが、出るときは焦りまくり。
暑い屋上に上がったら、さっきの場所の人が増えてました。
みんなで草刈り体験でもするのでしょうか。
私は、隣のまつだい郷土資料館へ。
よくある移築された古民家ですね。松代町池尻地区から。
推定、築140年。
豪雪地帯の民家は頑丈そうです。
能面。
ここでも少しだけ涼みました。
ここからはどちらの方向へ車を走らせても、アート。
これは、関根哲男「帰ってきた赤ふん少年」
私の小学校も高学年の水泳は赤ふんでした。世田谷ですけど。
たぶん今でも結えると思います。
Category: 博物芸術
歩いて見たかった棚田
名前から木造の建物を想像していたのですが、近代的な鉄筋コンクリート。
前日も一ヶ所入館できませんでしたが、屋内展示がある場所は、大体10-16時が開館時間なんですね。
ここも同様、でも良いんです。
見たかったのは屋外展示。
小沢剛の「かまぼこアートセンター」。
白井美穂「西洋料理店山猫軒」。
橘宣行「イエロースライダー」。
駐車場の隅に、ゴミの分別かと思ってしまった、大西修・大西雅子「ゲロンパ大合唱」。
ドイツのガラス瓶用のステーションそっくりなんです。
棚田に広がるアートの地図も作品でした。ジョゼ・デ・ギマランイス「イエローフラワー」。
美しい縞模様のトカゲがたくさんいます。
フィールドミュージアムを、散策開始。
イリヤ&エミリア・カバコフの「棚田」。
朝からご苦労さまです。
イナゴの大群にも、驚かされます。
マダン・ラル「平和の庭」。
シモン・ビール「今を楽しめ」。
中にはドリンク用の冷蔵庫が並んでいますが、購入は不可。
松田重仁「円-縁」。
初めて座れるところがあったので、休ませていただきましたが、あっづい。
依田久仁夫「希望という種子(シュジ)」。
宮沢賢治の詩が刻まれているようでした。
河口龍夫「関係-大地・北斗七星」。
雑草が生えるのは想定内なのでしょうか。
立木泉「水のプール」。
大岩オスカール「かかしプロジェクト」。
田中信太郎「○△□の塔と赤とんぼ」。
パスカル・マルティン・タイユー「リバースシティ」。
巨大な色鉛筆ひとつひとつに、世界中の国の名前。
題名の意味がちょっとわからないというか、暑さで朦朧としてきました。
歩いて回れる範囲は、恐らく最大90分コースほどなんですが、半分ほどで引き返しました。
農舞台が見えてきます。
これが好きでした。
クリスチャン・ラビ「砦61」。
シンプルだけど、見事な木彫。チェーンソー彫りかな。
岩井亜希子x大場陽子「サウンドパーク」。
乗ってみたら、音がしたのかも。
ほくほく線の特急はくたかが走り抜けて行きました。
乗ったことあり。
Category: 街角探検
とおかまちの夜
トロン温泉に入り、缶ビール。
涼んでから街に出ます。鼻を信じて一回り。お盆ということで、閉まっているお店も少し。
此処にします。勝坊。
数卓ある座敷席は満席で、カウンターは空いていました。
色々地酒があるだろうという予想は外れ。
新潟の、それも緑提灯星5つの店なのに、八海山と松乃井だけ。どちらも美味しい酒なので十分か。
十日町産の、松乃井吟醸生を所望。
普通はお燗に使うちろり、冷やして出してくれました。こんなの初めて。突き出しはもちろん地場産の朝取り枝豆。
勝坊の手作りとうふ、生ゆばのせ。
チーズみたいにコクがある豆腐、美味しい。生姜よりも山葵が合いました。
若鶏の柚子胡椒焼き。
二本目も、松乃井吟醸生。
そして、アジがないとのことで、たいねぎ塩あえ。
韓国風でした。
二合で切り上げ、再び通りへ。
大地の芸術祭とは別に、通りには可愛い彫刻達多数。
癒やされます。
ナメ姐に似てる。
ライトアップされたお寺さんがありました。
盆の迎え火ということなのでしょうね。
智泉寺。
お地蔵さんの集会。
絵になります。
ニッポンの夏。
さて、旅の恥はかき捨て(意味不明)。
宿のすぐ前に罠のような店発見、吸い寄せられます。
結構混んでました。
らーめん。600円。
ややこってり系の、美味しいラーメンでした。
宿の清水屋に戻って、世界陸上を見ながら就寝。
朝方再びトロン温泉に浸かり、朝飯です。
ご飯が美味しい。おかわり。
再び灼熱の野山を走ります。
Category: 博物芸術
芸術の里に突入。
今回の目的地、大地の芸術祭の里は、十日町市と津南町。
恐らく端から端まで車で1時間ぐらいかかる地域に芸術作品や、イベントスポットが点在しています。
昨年訪れた上小阿仁とはぜんぜんスケールが違う。
作品に近づくとこんな旗や、看板がその位置を教えてくれます。
それで十日町中心部に入る前に、今回最初のスポット。
田んぼアートでした。
そして看板に導かれて、中条小学校枯木又分校。
この周辺で京都精華大学の学生たちが、アート活動を続けているらしいのです。
でも鍵が掛かっていました。お盆休みか?
それで当初の予定通り、十日町駅前にある、越後妻有里山現代美術館キナーレへ。
現代美術館と、日帰り温泉施設が同居している、世にも珍しい場所です。
FMとおかまちもありました。
ここで2000円のパスポートを購入。
広い中庭に繰り広げられているのは、眞田岳彦「大地を包む皮膚」
織物の里だから、ということでしょうか。
カールステンへラーの「Rolling Cylinder 2012」。回ってます。
エントランスにはいろいろ。フラッシュを焚かなければ、撮影可です。
誰の作品だろう。
調査中。
こちらは、山本浩二氏の「フロギストン」。
木彫を炭焼した作品なんです。
なかなか素敵。
元の材の上に、展示してありました。
永井俊平の「おさまる」。
他にもいろいろありました。トリックアートも。
これが一番かも。
三木サチコの、「venus」シリーズ。
つやつやです。
表には、星野健司「火を守る螺旋の蛇」。
後ろの高架線は、ほくほく線。
これは作品ではありませんね。なんだかケン坊のバイクを思い出させた、京都ナンバーのパジェロミニ。
さて、少しだけ涼みました。
まだ日が高いので、少し南へ、20分ほど車を走らせます。
行武治美の「再構築」。
美しいですね。
こんな家もありでしょうか。
十日町方面へ少し戻って、16時前に着いた、アントニーゴームリーの「もうひとつの特異点」
裏に駐車して戻ったら、ちょうどレガシィーが出て行くところ、閉館です。
残念。
内部画像は、大地の芸術祭の里のsiteでどうぞ。。
Category: ドライブ
蕎麦湯は出なかった
しかし、途中で気になる風景を見かけたので、いったんUターンして再び福島へ。
味のある古いスノーシェッドの外を、水が流れ落ちているんです。
交通量も少ないので、広めで見通しの良い位置に、幅寄せ駐車させていただき、ハザードオン。
下手に落ちると、田子倉湖で土左衛門になりそうなので注意しながら歩きます。
スノーシェッドの外側も、流水を計算して造られています。
豪雨の時はどんな風景が広がるのでしょうか。
かなり危険です。
涼しげですね、天然ミスト。
こんどこそ、新潟県。
この辺りにも、スノーシェッドと渓流。
そして只見線の橋です。新潟県側から只見駅までは運行区間。
入広瀬の可愛い道の駅で、トイレ休憩。
守門に入り、目黒邸や、玉川酒造にほど近いお店でお昼。
須原そば、よしみや。
結構いろんなメニューが有る、楽しいお店です。
へぎそばが食べたかったのですが、一人では無理。
天ざる、1350円です。
山形や会津の蕎麦と比べると、柔らかめ。
好みが分かれるところです。
汁は、超強めの鰹出汁、これは良いかも。
そして国道252号線、小出に入ると。
いよいよ十日町に入ります。
Category: ドライブ
2011もうひとつの被災地
墓参りに行くわけでもなく、今年は新潟に行きました。
初日の目的地は、十日町。地図で最短ルートを探ってみます。
時間的にはぐるっと高速で新潟を回るのがもっとも早そうなのですが、距離優先で。
6:20出発、まずは東北道。例によって朝の仙台は霧の中です。
道中、このままのほうが涼しそうなのですが。
福島に入り国見の峠。
晴れてきます。
7時、SAで朝食です。
モーンングAセット、ドリンク付きで700円。コーヒーだとおかわり可。
結構混んでました。関東に向かう人達なのか、帰る人達なのか。
米沢に向かう、東北中央道との合流JCT工事現場通過。
渋滞ポイントになりそうです。山形道は交通量激減だろうな。
郡山JCTに回ると遠回りなので、福島西ICで降りて、土湯峠へ。
最近良く聞く空カフェの看板を見かけました。
遅いのに、登坂車線に入ってくれないバイク族。
煙を吐く吾妻連峰。
分水嶺を越えると會津。磐梯山が目に入ってきます。
不動滝にも寄ってみたかったけど、目的地は遠いのでパス。
猪苗代ICから、磐越道。
会津若松を過ぎて、会津坂下ICでアウト。それほど混み合っては居ませんでした。
道の駅柳津でトイレ休憩です。関東ナンバーのロータスチームがボンネットを開けて、エンジン冷却中。
只見川沿いを走ります。
2011年7月の豪雨で、大きな被害を受けた流域、国道252号線は復旧して、TTでも走れるようになっていますが、JR只見線は今も会津川口と只見の間が不通。橋がいくつも落ちたままなんです。
これは金山町のめがね橋。このすぐ下まで水が来たようです。
一度通りすぎてから戻ったので、TTは逆向きに停車中。
こんな橋まで被害を受けていました。
これは本名ダムのすぐ下。
目がくらむほど高かった橋だったでしょう、落ちた橋の構造物が水面から見えています。
発災当時の壮絶な記録、ちょっと大きなPDFファイルですが、是非こちらをご覧ください。
不通区間の駅に立ち寄ってみました。
濁流は来なかったようですが、錆びた線路、悲しいですね。
あいづこすがわ、なまってる?
悲しい風景をたくさん見ながら、只見の町へ。国道289号線の分岐点に、旧番屋がありました。
旧五十嵐家住宅。立派です。
見学は外だけ。
田子倉ダム。
ここでも橋が落ちていました。
ダムというダムが放水したんですね。
ダム湖を眺めながら、六十里越のワインディングロード。
新潟県に入ります。
長いレポートの始まりです。当分お付き合いください。
Category: 美味いもん
ぶっかけに蕎麦湯、どうしてますか?
どこでもいいから近くで冷房の効いてるお店。
すみません、もがみ野です。
もがみ野(手打ち)850円+おむすび30円。
手強くはない程度の山形蕎麦。二八の手打です。
食後に蕎麦湯が出てきたので、豪快に皿に注いで、木製の匙で飲みましたが、なんだかなぁ。
オクラや納豆が浮いてるし、画像はなし。
Category: 美味いもん
ハワイ風?角煮のカリー
資料
二度目の訪問となる、木町通のSHAKA。
カレーの季節だというのにガラガラでした。
結構広い店内に男性二名のオペレーション。BGMはレゲエ。
トマトスープのポークカリー、辛さ4、普通ライス。960円です。
肉はデッカイ角煮が2個。。
前回(メニュー参照できます)のSHAKAスープよりかは、何倍もおいしいカリーでした。こちらがオススメ。