Category: カメラ
クラシックカメラマン107
東ドイツで育った、初の女性ドイツ首相、メルケルが脱原発を宣言しました。素晴らしい。
まあ日本の首相が2022年目標の宣言をしても、唖然とされますけど。
ドイツやスペインが風力発電に力を入れられるのは、いつでもフランスから電力を買えるからなんだそうです。フランスの原子力発電、余力がかなりあるんですね。
今日はこんなカメラを紹介します。革ケース付き。

見ての通り、スプリングカメラ。
カメラ上部の一番前にある小さなノブを押すと、ガチャンとレンズが飛び出します。

ケースに入れるとこんな感じ。渋いです。

ケースの中にこんなカンペ。ティーフェン(=深さ)シャーフェン(=シャープさ)タベーレ(=テーブル:表)。
被写界深度(焦点深度)早見表ですね。

ドイツのドレスデンにあった、Certo、ツェルト社のスーパードリナⅡというカメラです。1951年発売らしいので、ちょうど還暦ですか。

実に美しい金属細工です。そしてとても状態が良い個体。

ツェルト社の創業は1902年、1935年からライカ判、つまり35mmフィルム用のカメラを製造していたのですが、第二次大戦の終戦で、東ドイツ地域に。
翌年から工場は生産を再開したそうです。
このカメラ右側に飛び出したノブがピント調整、ちょっと変わっていますが、二眼レフに似ていると言えなくもありません。

これをくりくり回すと、レンズ全体が前後しつつ、距離計が動きます。
機械好きにはたまらないメカニカルな意匠の数々。軍艦部のデザインが、西ドイツはフォクトレンダーのVITO Ⅲに似た雰囲気です。なにか繋がりがありそうですね。

フィルム巻き上げと、シャッターチャージは連動していないので、シャッターは独立してこのレバーでチャージします。

カメラ残面に窓が三つ、特に真ん中の窓は可愛いですね。3mm四方ぐらいしかありません。

向かって右が50mmレンズ用のファインダー窓。残りの二つがレンジファインダー、距離計です。
背面からだと、左がファインダー、右が距離計です。距離計は、左手でカメラをホールドし、右手で右上のピント調整ノブを回して調整することになります。

一応上面の扇形の小窓に、距離もm表示で出るようになっています。実に凝ったからくり仕掛け。

レンズは、暗めの標準レンズとしては、おそらく世界一ポピュラーなテッサー50mm/F2.8。カールツァイスですよ。

レンズプレートがちょっと傾いているのは、東ドイツ製だから?
絞りは外側のリング、シャッタースピードは下側の三角レバーです。
ここまでの画像を見ると大きなカメラに見えたかもしれませんが、実際にはかなりコンパクト。
ジャケットのポケットには余裕で入ります。

良いカメラです。撮影カメラは、リコーのGX200。
その他カメラ記事の索引はこちら(←クリック)をご覧下さい。
まあ日本の首相が2022年目標の宣言をしても、唖然とされますけど。
ドイツやスペインが風力発電に力を入れられるのは、いつでもフランスから電力を買えるからなんだそうです。フランスの原子力発電、余力がかなりあるんですね。
今日はこんなカメラを紹介します。革ケース付き。

見ての通り、スプリングカメラ。
カメラ上部の一番前にある小さなノブを押すと、ガチャンとレンズが飛び出します。

ケースに入れるとこんな感じ。渋いです。

ケースの中にこんなカンペ。ティーフェン(=深さ)シャーフェン(=シャープさ)タベーレ(=テーブル:表)。
被写界深度(焦点深度)早見表ですね。

ドイツのドレスデンにあった、Certo、ツェルト社のスーパードリナⅡというカメラです。1951年発売らしいので、ちょうど還暦ですか。

実に美しい金属細工です。そしてとても状態が良い個体。

ツェルト社の創業は1902年、1935年からライカ判、つまり35mmフィルム用のカメラを製造していたのですが、第二次大戦の終戦で、東ドイツ地域に。
翌年から工場は生産を再開したそうです。
このカメラ右側に飛び出したノブがピント調整、ちょっと変わっていますが、二眼レフに似ていると言えなくもありません。

これをくりくり回すと、レンズ全体が前後しつつ、距離計が動きます。
機械好きにはたまらないメカニカルな意匠の数々。軍艦部のデザインが、西ドイツはフォクトレンダーのVITO Ⅲに似た雰囲気です。なにか繋がりがありそうですね。

フィルム巻き上げと、シャッターチャージは連動していないので、シャッターは独立してこのレバーでチャージします。

カメラ残面に窓が三つ、特に真ん中の窓は可愛いですね。3mm四方ぐらいしかありません。

向かって右が50mmレンズ用のファインダー窓。残りの二つがレンジファインダー、距離計です。
背面からだと、左がファインダー、右が距離計です。距離計は、左手でカメラをホールドし、右手で右上のピント調整ノブを回して調整することになります。

一応上面の扇形の小窓に、距離もm表示で出るようになっています。実に凝ったからくり仕掛け。

レンズは、暗めの標準レンズとしては、おそらく世界一ポピュラーなテッサー50mm/F2.8。カールツァイスですよ。

レンズプレートがちょっと傾いているのは、東ドイツ製だから?
絞りは外側のリング、シャッタースピードは下側の三角レバーです。
ここまでの画像を見ると大きなカメラに見えたかもしれませんが、実際にはかなりコンパクト。
ジャケットのポケットには余裕で入ります。

良いカメラです。撮影カメラは、リコーのGX200。
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