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『PLAYBOY』の「ミステリー徹夜本を探せ!」
ブログに画像などを入れてみることにする。先日の「横溝正史館」で試してみたのだが、いやさすがに見た目はよくなりますな。基本的にはテキスト系なれど、百聞は一見にしかずの言葉もあるので、これからはたまに画像なども入れてゆきまする。
今月号の『PLAYBOY』が、「ミステリー徹夜本を探せ!」と題してミステリー特集を組んでいるというので、実に久しぶりに買ってみる。内藤陳氏の連載があった頃(ふ、古い)はたまに買っていたものだが、いやあ、ずいぶん見ないうちに中の雰囲気も変わったなぁ。一部グラビアの金髪お姉ちゃんを除くと、意外に真面目な雑誌に見えるんだけど。
それはともかく。ミステリー特集の内容だ。
柱となる記事はふたつ。まずは「日本のミステリー・ベスト100」。国産ミステリーのオールタイム・ベスト100なのだが、投票などではなく、大森望、北上次郎、日下三蔵、新保博久、関口苑生という五人による合議制で決定されるのがミソ。ノリとしては『本の雑誌』でやる今年のベスト10に近く、まあ早い話が声の大きな者の意見が通りやすい選考システムである(笑)。したがって読者はあまり順位など気にせず、こういう本があったのか、という感じで未読のものに触れる機会にすればよいだろう。ああ、こういうのを知り合い同士で一杯やりながらやると楽しいだろうなぁ。
もうひとつの柱は「第1回PLAYBOYミステリー大賞」。これはPLAYBOY版今年のベスト10だが、やはり大森望、香山二三郎、杉江松恋という三者による合議制。国産はほとんど読んでないので何ともいえないが、海外物はなかなか捻ってくる。訳のわからん投票よりこういう方が面白く感じるのは、やはり選者の個性が出るからで、有名作しか並ばないベストよりはよほど参考になる。まさか一位にアレをもってくるとは。こんなふうにされると読もうかなという気になってくるものなぁ。
なお国産・海外の二十作のうち、『PLAYBOY』の版元たる集英社の作品は一作も入ってない。この潔さはどうだ(笑)。
今月号の『PLAYBOY』が、「ミステリー徹夜本を探せ!」と題してミステリー特集を組んでいるというので、実に久しぶりに買ってみる。内藤陳氏の連載があった頃(ふ、古い)はたまに買っていたものだが、いやあ、ずいぶん見ないうちに中の雰囲気も変わったなぁ。一部グラビアの金髪お姉ちゃんを除くと、意外に真面目な雑誌に見えるんだけど。
それはともかく。ミステリー特集の内容だ。
柱となる記事はふたつ。まずは「日本のミステリー・ベスト100」。国産ミステリーのオールタイム・ベスト100なのだが、投票などではなく、大森望、北上次郎、日下三蔵、新保博久、関口苑生という五人による合議制で決定されるのがミソ。ノリとしては『本の雑誌』でやる今年のベスト10に近く、まあ早い話が声の大きな者の意見が通りやすい選考システムである(笑)。したがって読者はあまり順位など気にせず、こういう本があったのか、という感じで未読のものに触れる機会にすればよいだろう。ああ、こういうのを知り合い同士で一杯やりながらやると楽しいだろうなぁ。
もうひとつの柱は「第1回PLAYBOYミステリー大賞」。これはPLAYBOY版今年のベスト10だが、やはり大森望、香山二三郎、杉江松恋という三者による合議制。国産はほとんど読んでないので何ともいえないが、海外物はなかなか捻ってくる。訳のわからん投票よりこういう方が面白く感じるのは、やはり選者の個性が出るからで、有名作しか並ばないベストよりはよほど参考になる。まさか一位にアレをもってくるとは。こんなふうにされると読もうかなという気になってくるものなぁ。
なお国産・海外の二十作のうち、『PLAYBOY』の版元たる集英社の作品は一作も入ってない。この潔さはどうだ(笑)。
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