Posted in "海外作家 サッパー"
- Category: 海外作家 サッパー 05 30, 2015
- サッパー『恐怖の島』(論創海外ミステリ)
- 今さら論創社が何を出しても驚かないのだが、それでもこれには驚いた。本日の読了本はサッパーの『恐怖の島』。 サッパーは1910年代から1930年代にかけて活躍した作家で、もともと軍人あがり。後方部隊で待機中があまりに暇だったからという理由で小説を書き始め、その後、作家に専念したという変わり種である。主に通俗的なスリラーを書き、当時はかなりの人気を集めていたようで、我が国でも『新青年』に短編が掲載されたり、...