Posted in "海外作家 ルヴェル, モーリス"
- Category: 海外作家 ルヴェル, モーリス 09 25, 2022
- モーリス・ルヴェル『地獄の門』(白水Uブックス)
- モーリス・ルヴェルの短篇集『地獄の門』を読む。 ルヴェルは二十世紀初頭に活躍した作家で、恐怖や異常心理を題材にして多くの作品を残し、ポーの系譜を継ぐ作家と呼ばれた。本書は1910年の『地獄の門』を中心に、当時の新聞雑誌等に掲載された作品から精選された三十六作である。「頭束(かみたば)」「恐れ」「狂人」「金髪の人」「変わり果てた顔」「足枷(あしかせ)」「どちらだ?」「消えた男」「壁を背にして」「仮面」...
- Category: 海外作家 ルヴェル, モーリス 05 16, 2007
- モーリス・ルヴェル『夜鳥』(創元推理文庫)
- 月曜は始発で朝帰り。もちろん仕事です。その車中で眠い目をこすりつつ読み進めたのが、モーリス・ルヴェルの短編集『夜鳥』。 モーリス・ルヴェルは二十世紀初頭に活躍した幻想小説や怪奇小説の名手である。その実力はフランスのポーと称されるほどで、日本ではその作品が『新青年』に多く掲載され、当時の多くの作家たちにも影響を与えた。 普通ルヴェルを簡単に紹介すると、まあだいたいこんな感じではないか。まあ、我なが...