Posted in "海外作家 バインハート, ラリー"
- Category: 海外作家 バインハート, ラリー 07 13, 2009
- ラリー・バインハート『図書館員(下)』(ハヤカワ文庫)
- ラリー・バインハートの『図書館員』、下巻も読了。 合衆国大統領選に絡む陰謀、そしてそれに巻き込まれた図書館員の活躍を描いた作品だが、バインハートのこれまでの作品同様、バランスの悪さが気になる作品であった。 上巻の読了時には、下巻でどこまで巻き返せるか、なんてことも書いたのだが、残念なことに低調なまま終了。 まあ、バランスの悪さ、というだけでもアレなので、いくつか例を挙げておくと。 ひとつは主人...
- Category: 海外作家 バインハート, ラリー 07 11, 2009
- ラリー・バインハート『図書館員(上)』(ハヤカワ文庫)
- ああ、『ドラクエIX』買っちまったよ、読書の最大の敵だっちゅうのに……。 それでも頑張って(笑)、ラリー・バインハートの『図書館員』上巻を読む。 著者のラリー・バインハートには、過去に『ただでは乗れない』『見返りは大きい』『最後に笑うのは誰だ』という邦訳があるが、これらはすべてトニー・カッセーラという私立探偵を主人公にしたハードボイルドのシリーズである。一応すべて読んでいるが、正直、どれも傑作とい...