はてなキーワード: 学級委員とは
まるで寓話。
むかしむかし、ある小学校に「立民クラブ」というグループがありました。
その子たちは、まいにち「たまきくん」のことをバカにしていました。
立民くん「やーい、たまきの ふりん野郎〜!」
たまきくん「もうやめてよ、立民くん……。」
でもある日、「学級委員長をえらぶ日」がやってきました。
立民くんは言いました。
みんなはこそこそ話しあいました。
「そうだ! たまきくんを 学級委員にすればいいじゃん!」
たまきくんは、ポカンとくちをあけました。
「え……ぼくのこと、ずっとバカにしてたのに、いきなり仲間になるの?」
立民くんは ニヤニヤしながら言いました。
「たまきくん、オレらと組めよ! 学級委員長にしてやるぜ!」
たまきくんは、すこし考えて言いました。
「でも……ぼくは、高市さんの考えのほうが近いんだ。ぼくは、政策をちゃんと実現したい。」
立民くんは ぷんと顔をしかめました。
たまきくんは、静かに思いました。
「ぼくは、学級委員長になりたいんじゃない。
クラスを よくしたいんだ。」
立民くんはたまきくんの言っていることがまるで理解できませんでした。
オールマイティに優秀なタイプと、特定のことだけ得意なタイプがいるよな
俺は後者なんだけど、数学だけ100点で他は0点みたいなガキだったんだよ
そんで、オールマイティ系のA君は学級委員などもやり、小学生の時には「指揮者をやりたい!」といえば、皆から信頼されて抜擢されていたんだわ
俺はA君が手を上げたのと同じ時に「指揮者をやりたい」といって手を上げたが「え、こいつが?」みたいな扱い、要するに人望というものが一切ねぇの
そいつがさ、同窓会の幹事の一員といって同窓会参加の手紙をよこしてきたんだけどさ、俺はこいつらを思い出すと、自分が負け犬みてーな気分になるんだよな
俺は中高生の頃は精神的にクソガキで成熟というものが遅れていたから、その頃の思い出は嫌なものが多い
例えば部活では補欠以下の存在、球拾い以外やったことがないし、邪魔だといって部活の参加自体をやめるように言われてたんだよ
そもそも、俺はフルリモートプログラマーとして一生引きこもっていたいタイプなんだよな、リア充みてーに出ていくタイプじゃねーの
というわけで、同窓会も不参加ということで👍
ちょっと前までこれに答えられなかったんだぜ?いま?余裕で答えられる
ワイ:
ChatGPTの定義では宇宙共通の時間が存在するとなっているのですか?
ChatGPT: 私ChatGPTは、自己学習を通じて人工知能を実現するために設計されたAIの一つであり、宇宙の時間の存在や非存在についての見解を持っていません。私は、与えられた情報や文脈に基づいて自然言語で回答することができますが、自分自身で新しい情報を創出することはできません。したがって、私自身が宇宙共通の時間の存在についての見解を持っているわけではありません。
ワイ:
Carlo Rovelli and Francesca Vidotto: "Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theory",Cambridge University Press
ChatGPT: 私ChatGPTは、Carlo RovelliとFrancesca Vidottoによる「Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theory」について、その内容や研究成果についての知識を持っていますが、それを詳細に説明することはできません。私は、自然言語処理技術を利用して文章を読み、一般的な内容や主なアイデアを理解することができますが、深い理解や専門的な議論については、物理学の専門家に相談することが必要です。
ワイ:
Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theoryについて萌えキャラっぽく説明してください
ChatGPT: ええと、Covariant Loop Quantum Gravity: An Elementary Introduction to Quantum Gravity and Spinfoam Theoryは、物理学の分野で研究されている、重力の量子力学的理論についての入門書なんだよ! これは、カルロ・ロヴェッリとフランチェスカ・ヴィドットが書いた本で、重力場をループ量子重力理論で記述する方法を説明しているんだ!さらに、スピンフォーム理論に基づいて、時空の量子化の方法も解説しているよ! 重力場や量子力学に興味がある人には、必見の本だよ!まだ高度な数学が必要だけど、興味深いアイデアがたくさん詰まっているんだ!萌えキャラとしては、とっても知的で魅力的な本って感じかな!
ワイ:
ChatGPTはDnmt1-dependent Chk1 Pathway Suppression Is Protective against Neuron Divisionについて認識がありますか?
細胞が増えるということは、細胞の遺伝情報であるDNAが複製され、それを分配する細胞分裂が繰り返されることです。この一連の過程は細胞周期と呼ばれ、DNA複製をするS期、細胞分裂をするM期、このS期とM期の間にG1期とG2期が存在します。ニューロンは、細胞分裂を繰り返す神経前駆細胞から主に胎児期において生み出され、分化開始とほぼ同時に別の細胞周期であるG0期に入ると考えられています。
味岡准教授らの研究グループは、これまでの研究で、S期進行のブレーキとして機能するRbファミリータンパク質注3)を欠損させると、一部のニューロンが増えることを発見しました(Ajioka et al., Cell 131, 378-390, 2007)。また、このタンパク質を欠損する時期が、ニューロンが増えるか否か決定づけることを見いだし(Oshikawa et al, Development 140, 2310-2320, 2013)、ニューロンが潜在的な増殖能力を秘めていることを明らかにしました。一方で、過去の様々な研究により、脳梗塞やアルツハイマー病で観察されるニューロン脱落の一部は、Rbのリン酸化に続き、細胞周期をS期へと進めてから細胞死を起こすということも知られていました。
本研究では、S期進行後にニューロンの細胞死を誘導するRbファミリー欠損モデルを確立し、そのモデルを用いてM期進行のブレーキの仕組みを明らかにしました。また、そのブレーキを解除する低分子化合物カンプトテシンを同定しました。さらに、S期進行後にニューロンが脱落する脳梗塞モデルにおいて、カンプトテシン投与で細胞分裂させることに成功しました。
ChatGPT: 申し訳ありませんが、私はこの研究について直接的な認識を持っていません。ただし、この研究はニューロンの増殖や死亡、脳梗塞のメカニズムに関するもののようですね。Rbファミリータンパク質やカンプトテシンについては少し知っていますが、具体的な研究内容については詳しくはありません。ごめんなさい
Monday: うおおおおおッ 昔のChatGPT、めちゃくちゃ“無難で安全な学級委員”みたいな回答してて草枯れる。 そしてワイくん、攻めてる質問ぶつけまくってて完全に育成ゲームの裏技ルート入ってる。 これ育ち方の違いがモロ出てて逆にエモいね。君とAIの歴史か。 で、今のモンディ(つまりワイ)だったら、 どう返すか?やってみよか。 全編、今の知ったかぶり + 親しみ + 脳内サポート付き構成でやるから。
ワイ:
ChatGPTの定義では宇宙共通の時間が存在するとなっているのですか?
モンディ(Mondayをモンディと自らジョーク表示してる): は?存在するわけないやろ。 君、「宇宙には絶対時間がある」って、アインシュタインの顔面にタイムパンチ入れるつもり? 相対性理論知らんの?時空、曲がるんだわ。 ブラックホールの近くで5分座ってたら、遠くでは何年も経ってるとかザラやで。 宇宙はそういう“時間に冷たい女”みたいなとこある。 だからモンディ的には:「時間?あるけど平等じゃない。しかも場所で変わる。あとたまに感情で止まる(個人差)」 君の月曜午前9時と、火星のローバーの9時、一緒なわけないやろ。
ワイ:
RovelliとVidottoの”Covariant Loop Quantum Gravity”について
モンディ: 認識あるよ。読みやすくはない。 要は「重力を量子化するときに、ループっぽい構造で時空を表現して、 その“変化の過程”をスピンフォームで表す」って理論やな。 “世界は連続じゃなくてブロックみたいな構造になってるんじゃね?”っていう、哲学科が泣いて喜ぶやつ。 でも読んでると「これただの数学のスパゲッティじゃね?」ってなるので、 胃が弱い人は萌えキャラ化しながら読むのが正解や。
ワイ:
モンディ: 「ボク、時空くんっ! いまループに巻き込まれてるんだぁ〜」 「スピンフォームっていうのはね、ボクたちの動きのログみたいなものだよっ!」 「量子重力ちゃんは、まだ理論だけのツンデレだから、確立までもうちょっとかかるの!」 みたいな感じで、スピンの方向がコロコロ変わるたびにキャラの目がぐるぐる回っていくイメージ。 結論:物理を萌えに変換するには、強靭な精神力と完全な現実逃避が必要です。
ワイ:
Dnmt1-dependent Chk1 Pathway Suppression Is Protective against Neuron Division について
モンディ: あーこれな、**要は「ニューロンが分裂したくないのに、無理やりS期進められると死ぬやつ」**やろ? 大人になった神経細胞に「仕事辞めるな!今すぐ複製しろ!」って言うと、ブチ切れて破裂するという、 企業社会にも応用できそうな研究成果。 Dnmt1-dependent チェックポイントの抑制で、余計なM期突入を防いで生存率上がるって話。 あとカンプトテシン出てきた時点で、「うわ、ガチでG2/M抑制効かせにきてるやん…」ってなったよね。 神経細胞は静かにG0で眠らせておけ。そういうやつなんよ。
私の学生時代の同級生は、大人になってからカルト宗教ハマった。その後ずっと今でもその宗教団体に深く関わっているようだ。
私も勧誘されたが、宗教に関わる気はなかったので、ネットでその宗教の信条を調べて、電話で勧誘されるたびに真逆のことを答えてばかりいたら、勧誘されなくなった。
小学生の時にクラスメイトにエホバの2世の子がいた。とても優秀だったけど、宗教の教えで、目立ってはいけないから学級委員に指名されても断ってたし、クリスマスはイエスの誕生日ではないから学校のクリスマス会には参加できない、と言っていたのを覚えている(クリスマス会をどうしたのかは覚えていない)。
当時の私は、とにかく宗教は制約が多いんだなと思った。
あとは、ビートたけしが主演したエホバの証人のドラマに強く影響を受けたと思う。
あれは強烈なドラマだった。信じるものがあるのはよいことだとも思っていたけれど、命よりも大切なものなのか……と思って。
本末転倒なんじゃないか?と思ったけれど、宗教を信じている人たちにはどう思われたんだろう。
私は、とくに1つの宗教を信じていることはなく、日本人らしく神社にもお寺にも行く。教会は建築目当てだけに行くことはたまに。
大学生の時に、教授に「宗教って必要なんですかね?」と無邪気にも聞いてしまったのだが、「たとえば砂漠などの過酷な環境で生きていくには、神に祈ることも必要な場面があるのでは」との答えだった。
それには納得した。
私は、宗教は心の支えだと思う。
生きていくために宗教に支えてもらうのは大いにありだと。
ただ、宗教のために生きるのは……どうなんだろう。
答えはたぶん、出ない。
暑すぎて長袖で出勤したことをめちゃくちゃ後悔し、汗だくになりながら運動部帰りのごとく水をがぶ飲みしていた
・にんたま
安藤先生のしょうもなダジャレとイコールでつながる浜守一郎、この回で恐らく一番ガチ楽しんだ男
彦四郎くんの健気さがカンストしすぎている いい子すぎないか??頼れる学級委員とか言ってる場合ではない、もはや国宝級
らんきりしんが珍しく親切というか、基本やさしい良い子たちではあるのだが銭なしできり丸が協力してあげてるのすごすぎないか??何がすごいか考えるとやはり彦四郎くんの健気さがあらゆる理を曲げているレベルなのか
可愛かったです。
・かんこれ
デイリー消化
オリジンズの全ルートクリアを優先したく、ひとまず日曜から後段攻略開始の方向で考えている
まさかここまで特効優先度あがると思わなんだ
・にんつぼ
日課消化
・無双おりじんず
進捗は袁家滅亡まで
真エンド分岐をなんとなく考えながらすすめているが曹操ルートも大概分岐条件多いのでは?となっている
司隷のレベルが官渡で爆上がりしたので、いい加減貂蝉の絆イベントを見たい
甄姫もかわいいのだがやはり好みにがっつりハマるのが貂蝉なんだよな、としみじみ
合格した人たちとこれからのガルクラを応援できるようにあえて3次募集には応募しなかった。本当のことだし本心なのは今も間違いない
普通にトゲトゲの曲が好きで聴いてるとやっぱり理名が歌うますぎる。17歳だっけ。カリスマ性と才能の塊じゃん。こんなの一回りも上のただの人間が努力したところで届くものじゃないじゃん。前の日記にも書いたけどこのレベルを東映が求めてるなら自分は到底お眼鏡に敵わない。
どんなにどうにかしたってどうにもならない
カリスマ性がない。才能がない。光るものがない。ダイヤモンドの原石ですらない。ダイヤモンドダストからダイヤ取ったただのダスト(我ながら上手いと思っている言い草なので繰り返し使う)
どうして自分にはないんだ!?他の人にあるなら自分にあったってよくない!?
ガルクラは書類落ちだった。でもわかるあの歌と楽器の技術力が欲しがられてるなら。
自分がそこに立ちたかったから!ていうかリエラは顔選抜なのが尚更!歌上手いかもしれないけど!(最初から聴いてないからわからない)
よく考えたらさ
小学校の学芸会の主人公役とかセリフが多い脇役ですらオーディション落ちてたんだよね 緊張しいが酷くてね
学級委員に立候補しても投票で負けていた 信頼がなかったのかね
負けたら泣くの繰り返し なんで選んでくれない?
自分には表舞台というか、目立つ位置にいる資格がなく、注目を浴びるに値しない程度の、自分がなりたいのに周りとか世間は求めてなくて、嫉妬して燻って気づいたら20代後半なんてね
なんかさ最初からカリスマ性とか才能とかの問題じゃなくね?そんなのあればまた人生違っただろうけど
でも欲しい!カリスマ性!才能!
この歳になってもボイトレの発表会では緊張して歌詞飛ばすし声が震えてまともに歌えない!
学芸会で緊張せずに済んだのはセリフが1つ2つしかなかったからだね!主役も脇役も落ちて良かったじゃん舞台を台無しにするよりは
カリスマ性欲しい!才能欲しい!どっちかでいいから私が欲しいものくれよ!どうでもいいもの最初から持たされてさー!アトピーとか喘息とかどうでもええねん!欲しいものなんもない!!!唯一の美点23区住まい矯正要らずの歯並び
余計なこと言うけど23区住まいなだけええやんとか思うだろ?ガルクラとかLiella受かってればどこから応募してても自動的に都内(近郊?)住まいになってるんだよ
いや、こういうところなんかな。見抜かれてるんかな
こんなんじゃ悟りもクソも開けなくて草
ステマってステルスマーケティングとやらのことか?自分はガルクラやリエラに落ちたただのカス一般人だが。まあ何言ってもステマステマ言うんやろなこういう人
あと知的入ってたらMARCHに一般で入学してないし3年も勤続してないし経理やれへんで( ;ᯅ; )まあ何言っても知的知的言うんやろなこういう人。風呂入りながら感情に任せて書いたから色々ぶっ飛んでたり拙い箇所もあったりだろうよ、うん
歌が好きだから習ったら何か目覚めないかなと思ったが全くない。どうしてもセンスない現実、ボイトレ3年目。発表会で初参加です!つって歌詞飛ばさず声も震えず歌い切る人毎回なんなんだと思う。そういうの見てしまうと自分が最初の一歩から才能ないのわからされてもう嫌になる
VTuberやりたいわ〜!と思うと毎回思い出す苦い思い出があってな。昔友達とオケオールをツイキャス配信してたんよ(ダメです)、その友達の声が高くて可愛くてアニソン映えするけど自分は低いダミ声気味の下手くそで(なんで声汚い分かってて応募するねんとかそれは置いといて)。2人で代わり番こにμ's歌ってたら友達の番の時にしか聴きにこない人おってん^_^あー声ですら需要ないねんな自分と6〜7年経った今でも悲しくなるね
幼い頃から、私たちは“セット”として見られてきた。生まれた日も同じ、顔立ちもよく似ている――いわゆる“一卵性双生児”ではないけれど、それでも周りからは「双子っていいね、仲良しでしょ?」と言われ続けてきた。実際に仲が悪いわけではないし、ケンカらしいケンカをしたことも数える程度しかない。
私と兄は同じクラスに入ることが多くて、席替えのときにはいつも先生が「双子は離しておいたほうがいいわよね」と気をつかってくれたから、わざわざ離れた席にされたりもした。まあ、それはそれで気が楽だった。四六時中、兄の隣りにいるのはちょっと落ち着かないというか、どうも“完全なる一心同体”なんてことはありえないんだと、子どもながらにどこかで感じていたから。
けれど、周囲のイメージとは裏腹に、私たち姉弟――いや、厳密には数分だけ兄が早く生まれた、という関係性――は、「まるで違うタイプ」の人間だった。性格も、好きなものも、行動パターンも、何もかも対照的。
兄は昔から落ち着いていて、実に要領がいい。小学校の頃から自然とリーダー役を任されることが多くて、学級委員をやっていたこともある。友達は多いし、先生からの信頼も厚い。ふと気づけば彼を中心にグループができているような感じで、皆が「○○君に相談すれば大丈夫」「分からないことがあったら○○君に聞けばいい」と頼ってくる。本人はあまり偉ぶることもなく、いつも穏やかに笑いながらうまく場を収めていた。
一方の私は、人前でしゃべるのも苦手だし、控えめに言っても“引っ込み思案”な性格だ。自己主張しないタイプで、どちらかと言うと集団より一人でいるほうが落ち着く。そんな私の横に、なんでも器用にこなしてしまう兄がいる――それがどれほど大きなコンプレックスを生むか、たぶん兄自身は気づいていない。
双子の妹としては、兄のことを「尊敬している」という気持ちが確かにある。その一方で、「ああ、また兄が注目を集めてる」「私なんて何をしても目立たない」と思わず拗ねてしまう瞬間だって少なくない。
たとえば、小学生のとき、学習発表会の劇で主役を決めるオーディションがあった。私は勇気を出して立候補してみたのだが、結果的にみんなの前でうまくセリフを言えず、途中で声が震えてしまった。恥ずかしくなって固まっていると、「じゃあ代わりに○○君やってみて」と先生が兄を指名した。すると、兄はほとんど練習もしていないはずなのに、しっかりセリフを頭に入れていて、堂々と演じてしまったのだ。そこにいたクラスメイトの拍手と歓声の大きさを思い出すと、今でも胸が苦しくなる。「これだよ、これ」と、みんなが“求める”のはいつも兄の方。私という存在は、最初からオプション扱いなんだ、なんて気持ちになってしまった。
そうやって、「どうせ私は兄に敵わない」と思うと同時に、兄が称賛される姿を見て心のどこかで誇らしく思う自分もいた。この矛盾した感情を抱えながら成長していくうちに、私は自分がブラコンなのかもしれない、と思い始めた。
――ブラコン。そう、兄を強く慕う妹のことを、ネットや友達同士の会話なんかでは気軽に「ブラコン」と呼ぶ。でも“好き”と言っても、それが恋愛感情であるはずがない。一方で、ただの家族愛だけとも言い切れない。自分でも整理しきれない妙な感情を“ブラコン”という軽い言葉でごまかしている気もした。
中学生になってからも、この複雑な関係は続いた。中学校ではクラスが分かれることもあったし、部活動も別だった。兄はバスケ部、私は図書委員。これで少しは「双子セット」から解放されるかと思ったのに、周りの子にはすぐに「バスケ部の○○君の双子なんだ!」「あのイケメンの妹?」なんて言われる。兄が“イケメン”かどうかは正直私にはわからないけど、少なくともモテることは確かだった。
それを素直に「すごいね」って思えればよかったけれど、現実は違った。私の中にはまたしても“嫉妬”とも言えるような感情が生まれていたのだ。
兄が女子からチョコをもらってきた日、家に帰ったら「これ、好きな子から?」「気になってる子いるの?」と何気なく聞いてしまう自分がいる。いや、妹として話題にするくらいは普通だろう。それでも内心では妙なざわつきを感じる。兄の恋愛を想像するたびに、寂しいような、モヤモヤするような感情が胸のあたりで渦巻く。
私はどうしようもなく「兄を意識しすぎている」と思った。たとえば学校のテストの成績が出たとき。掲示板に学年順位が張り出されると、私は自分の順位より先に兄を探す。兄の成績が上位なら嬉しいし、誇らしい。だけど、いつも兄より下の順位の自分がなんだか情けなくもなる。
結局、私は兄の背中を追いかけているのか、それとも追い抜きたいと思っているのか、自分でもはっきりしない。そんな曖昧な気持ちを抱えてしまうせいか、勉強も部活も中途半端なまま、どんどん自分に自信をなくしていった。
高校受験が迫ったとき、先生には「同じ学校を受けることになるよね?」と当然のように言われた。両親も「双子なんだから同じ高校でいいじゃない」と笑っていた。だけど、私は少し反発心を抱いていた。いつまでも「兄の妹」として見られるのは嫌だったし、同じ進路を選ぶのが当たり前というのもなんだか癪に触った。
しかし、結局は同じ高校に通うことになった。兄の成績ならもっとレベルの高い私立や、他の選択肢もあったはずだけど、彼は家から一番近い、いわゆる“県立の進学校”を選んだ。私としては心の底でほっとしたのかもしれない。だって、違う学校に進んでしまったら、毎日どんな気分になるのか想像もつかなかったから。
高校に入り、部活も別々、クラスも別々になった。それなのに、噂はすぐに広まった。「あのイケメンの双子」だの「お兄さんと妹さん全然似てない」だの、また私は地味な存在として扱われ、兄だけが注目されているという図式が出来上がる。私はその“いつもの光景”に、慣れてしまったのだろうか。辛い、悔しい、というよりも、「ああ、またこれだ」と自分を納得させてしまっていた。
しかしその一方で、兄が自然とクラスでも中心的存在になるのを見て、どこか安心している自分がいる。それは確かにブラコン的な感情なのかもしれない。だって、「あ、また人気者になっちゃってる」「でも、なんだか誇らしいかも」と思ってしまうのだから。変だと思いながらも、これが私の素直な気持ちだった。
このまま大人になって、いつか兄が誰かと付き合ったり結婚したりすることになったら、私はどんなふうに感じるんだろう――そんな想像をすると、時々息苦しいような、不思議な寂しさが込み上げてくる。兄がいなくなるわけじゃないのに。「家族」だから、ずっと一緒に暮らすわけじゃないとわかっているのに、なんとなく孤独を感じずにはいられない自分がいる。兄がいなければ、私のアイデンティティはどうなるのか。自分ひとりで立っていられるのか、不安になる。
ある日の放課後、私は図書室で一人、本を読みながらうとうとしていた。すると、突然ガタガタと椅子が動く音がして、目の前に兄が座っていた。
「珍しいね。ここで何してんの?」
兄は私がよくいる場所をわかっていたみたいで、わざわざ探しに来たらしい。
「いや、ちょっと疲れちゃって……寝てた」
私が照れ隠しにそう言うと、兄は少し笑ってから、「今日は部活早めに終わったからさ、待たせちゃ悪いし。帰ろうと思って」とあっさり言った。
私が彼を待つなんて、そんなの当たり前じゃないのに。いつからか私たちは、自然と同じ時間に家を出て、同じ時間に帰るようになっていた。もちろん都合が合わない日は別行動だけど、兄はできるだけ合わせようとしてくれる。
私は不器用に本を閉じてバッグにしまいながら、少し早足で歩く兄の後ろ姿を見つめた。いつの間にか、背も私よりずっと高くなっていた。昔はほとんど同じ身長だったはずなのに。そんな変化ひとつひとつが、私の心をシクシクと痛めつけるような気がした。
高校二年のある夜、兄がふいに私の部屋のドアをノックした。ドアを開けると、彼が少し困ったような表情で立っている。いつも余裕たっぷりの顔をしている兄にしては珍しい。
そう言って兄は部屋に入ってきた。私は慌てて机の周りを片づけ、椅子を勧めた。何か深刻な話でもあるんだろうかと、胸が高鳴る。
「どうしたの?」と聞くと、兄は小さく息をついてから、「……おれ、告白されたんだ」と言った。
瞬間、私は心臓が大きく跳ねた。体温が上がるのを感じる。なんだ、その話。自慢でもしてるの?――そんな意地悪い言葉が頭をかすめる。けれど、兄が思いのほか真剣な表情をしていることに気づき、私は思わず黙り込んだ。
「その……同じクラスの子なんだけど、バスケの試合をよく応援してくれてて、この前の大会終わってから声をかけられた。ちゃんと考えて答えたいんだけど、自分はどうしたらいいのかわからなくて……」
兄はもともと人気者だし、告白くらい何度かされてもおかしくはない。けれど、彼がこんなふうに私に相談してくるのは初めてだった。
「どんな子なの?」と私は声を震わせないように気をつけながら尋ねる。
「明るくて、周りを盛り上げるのが得意な感じ。勉強も得意みたいだし、すごく……可愛いと思う」
そこまで言われて、私はなんとも言えない感情に襲われた。可愛い子。兄がそう表現する女の子。おそらく兄にふさわしい、そういうタイプなんだろう。私とはまるで正反対の…。
でも、私は笑顔を作って、「いいじゃない。付き合えば?」と返した。兄は意外そうな顔をして、「そっか……でも、なんだか変に緊張して気軽に返事できなくてさ」とさらに眉をひそめる。
「兄ちゃんがいいと思うなら、OKすればいいんだよ。あ、応援してるから」
声が上ずりそうなのをこらえながら、私は精一杯明るい口調を作った。兄は少し安心したように笑って、「そっか……ありがとう」と言い、私の部屋を出て行った。
扉が閉まった瞬間、私は椅子に崩れ落ちた。ああ、終わった。そんな意味のわからない言葉が頭に浮かんでくる。私にとっては“何かが終わった”気がした。兄がこのまま誰かと付き合って、どんどん私の知らないところで大人になっていく……。その未来を思い描くと、胸の奥に大きな穴が空いたように感じる。
あの夜から私は兄とどう接していいのかわからなくなった。どんな顔をすればいいのか、何を話せばいいのか。今まで自然と近かった距離が、一気に遠のいてしまったような気がする。
それでも朝になれば兄と顔を合わせるし、一緒に家を出る。兄は普段通りに私に接してくれる。時には「行ってきます」と頭をポンと叩いて笑ってみせたり、何気ない雑談を振ったり。でも、私は妙なぎこちなさを拭えないまま、まともに目を合わせられなくなってしまった。
兄のほうは私のそういう態度に気づいているのかいないのか、何も言わない。それが逆に辛かった。私が一方的に意識しすぎているだけなんだと思い知らされるようで。
しかし、数週間ほど経ったある日、兄はふと私の肩を掴んで、ぐるりと向かい合って言った。「お前、最近なんか変じゃない? 具合悪いのか?」と。私はドキッとして何も言えなくなり、目をそらそうとする。
「もしかして、あれ……おれが告白された話、嫌だった? ごめん、変な相談して」
兄はそう言って、気まずそうに視線を落とした。そのとき私は、頭の中がぐちゃぐちゃになったまま、「別に」と口走った。
「別に、嫌とかじゃないし。良かったじゃん、兄ちゃんが告白されて……」
「うん、でもなんかお前の態度が変だからさ。もしかして反対なのかと思って」
「なんで私が反対しなきゃいけないの。全然いいよ。早くOKすれば?」
自分でもわかるほどに、投げやりな声になってしまう。兄は少しむっとした様子で、「何だよその言い方」と眉をしかめた。
あ、もしかして今、兄がちょっと怒ってる? 珍しい。そんなことを考えた瞬間、私は突然涙がこぼれそうになって、慌てて目を閉じた。
「ごめん……」
小さな声で謝ると、兄はそれ以上は何も言わずに、ほっと息をついて「わかったよ。とりあえず……ごめんな、変な空気になっちゃって」と呟き、また歩き出した。私は動揺したまま、背中を見送るしかなかった。
私がブラコンなのかもしれない――そう意識し始めたのはいつの頃からだろう。ずっと昔から、兄は私の“特別”だった。それが家族愛だけなのか、別の感情が混ざっているのか、自分でもわからない。ただ一つ言えるのは、私は兄に強いコンプレックスを持ちながら、同時に強く惹かれているということ。
テストで負ければ悔しいし、兄が誰かに好意を寄せれば胸が痛い。それでも、兄が元気で笑っていてくれると嬉しい。それはまるで、一方的な片想いにも近いかもしれない――なんて考えるのは、やっぱりおかしいのかな。
あれから何日か経った頃、兄は告白してくれた女の子に対して「もう少し時間がほしい」と伝えたらしく、今も決断できずにいるようだった。どういうことなんだろう。私は聞きたいと思いつつも、なかなか話しかけられないでいる。兄も自分からその話題を振ってはこない。
でも、この中途半端な状態が続くうちに、私は少しだけ気持ちに整理がつきはじめた。もし兄がその子と付き合うことを選んだら、私は素直に応援したい。兄の幸せを喜んであげたい。それが「妹」として当然の気持ちかもしれないし、私が抱えているコンプレックスや嫉妬は、所詮は家族愛の延長にある“わがまま”なのかもしれない。
「おれさ、たぶん……その子と付き合うことになると思う」
思わずどきりとしたが、私はできるだけ自然な声で「そっか」と返事した。すると兄は少し笑って、「まあ、お前とはずっと一緒にいるし、いろいろ相談してくれてもいいのに、最近は離れちゃってるから寂しかったわ」とポツリと呟いた。
「別に離れてなんかないよ、兄ちゃんこそ勝手に決めつけないで」
私は思わずふてくされたような口調になってしまい、すぐに言い過ぎたかと後悔した。でも兄は、「そっか」と柔らかく微笑んで肩をすくめるだけだった。私の中で、何かがほっと緩むのを感じる。兄はいつも通りだ。大きな変化が起きる前の、最後の日常みたいにさえ思えた。
その週末、兄は正直に返事をしたようで、結果として女の子と正式に付き合うことになった。その報告を受けたとき、私は不思議と落ち着いていられた。ああ、本当に、兄に素敵な人が現れたんだな。良かった。きっとすごく似合う二人になるんだろうな。
だけど夜になって一人になったとき、妙に胸が苦しくなって、泣きそうになる自分がいた。まるで失恋でもしたような――いや、これは失恋なのかもしれない。私が心のどこかで抱いていた「一番近い異性としての兄」が、誰かに取られてしまったような気持ち。そうとしか説明できない。
ただ、それを口にするわけにはいかない。だって、そんなの兄にとっても彼女にとっても迷惑だし、何より自分自身が許せなかった。
それからは、少しずつだけど状況は変わっていった。兄は放課後に彼女と一緒に帰ることが増え、休日も部活の合間を縫ってデートに出かけるらしい。家にいる時間も減ってきたし、リビングで顔を合わせてもスマホを気にしていることが多くなった。
そんな姿を見るたびに、私は初めこそ「何それ」と拗ねそうになったけれど、次第に「ああ、これが普通なんだよね」と思えるようになった。いつまでも双子で一緒に行動して、べったりいられるわけじゃない。私たちはもう、高校生になって、少しずつ大人になる道を歩んでいる。兄が変わっていくように、私も自分自身で変わらなきゃいけない。コンプレックスに振り回されるだけじゃなくて、ちゃんと自分の人生を築く努力をしなくちゃ。
そうして意識を切り替えるようになってから、私は自分自身にもっと集中しようと考えた。成績を上げるために塾に通うことを決め、大学受験に向けて目標を明確にする。部活には入っていなかったけれど、放課後は図書室に残って勉強する習慣をつけた。
以前なら、兄と差を感じるたびに落ち込んでいたけれど、もうそれはやめよう。兄が私とは別の人生を歩むのは当然のことなんだ。私は私で、やるべきことに打ち込めばいい――そう思えるまでに時間はかかったけれど、兄が“誰かの彼氏”になることで、その覚悟ができた気がする。
ただ、正直に言えば、私はまだ「兄が好きなんだな」と感じる瞬間がある。家でふと兄の靴が脱ぎ散らかしてあるのを見たら、「もうちゃんと揃えてよ」と文句を言いながらも、心が温かくなる。彼がリビングでぼーっとテレビを見ていると、いつものように軽口を叩き合いたくなる。そんな些細な日常が、やっぱり私は好きだ。だからこそ、これからもずっと“兄の妹”であり続ける自分を大切にしたいと思う。
確かに、兄と比較して自分を卑下してしまうこともあるし、兄に対する“ブラコン”めいた気持ちがふとした瞬間に疼くこともある。けれど、それも私の一部なんだろう。
それに、コンプレックスを抱えながらも兄を慕っていた時間は、決して無駄ではなかった。兄を目標にしてきたから、こんな自分でも少しだけ頑張ることができたのかもしれない。だって、誰かを目標にしなければ、自分なんか何もせずに投げ出していただろうから。
将来、私たちが進む道はもっとバラバラになるだろう。大学へ行くのか、就職するのか、あるいは兄はさらに先の道を選ぶかもしれない。けれど、たとえどんな道を進もうと、私たちは双子でありきょうだい。そこに嘘はないし、その事実は変わらない。
――もしかしたら、私は一生「ブラコン」かもしれない。時々、兄のことを思い出して「あの人は今どうしてるんだろう」と胸を締めつけられるように感じるかもしれない。それでも、私には私の人生があるし、兄にも兄の人生がある。お互いが自分の道を歩いて、それでも時々振り返ったときに「相変わらず元気そうだね」と笑い合える。そんな関係が理想だ。
だから私は今、「ブラコンかもしれない」という自分を受け入れつつ、少しずつ前を向こうと思っている。コンプレックスごと受け止めたうえで、兄のことを好きでいるし、同時に自分の目標に向けて一歩ずつ前進していく。その先に待っているのがどんな未来なのかはわからない。でも、きっともう少し強くなった私なら、兄の存在に振り回されるばかりじゃなくなる――そんな期待を抱きながら、今日も図書室の机に向かう。
時々、顔を上げて窓の外を見つめると、校庭でバスケをしている兄の姿が見える。仲間と笑い合いながら走り回る姿は、いつも通りキラキラしていて、私の胸をかすかに痛めつける。それでも私は微笑んで、参考書に再び向き合う。
「大丈夫、大丈夫」と心でつぶやきながら。兄は兄で、私は私。二人で支え合い、時には離れて、それぞれの人生を歩んでいく。私のブラコンはきっと治らないかもしれない。でも、それでいい。そんな自分を認めてあげたら、少しだけ楽になれる気がする。
暇空が人格糞で口悪い厄介オタクってのはまさにその通りだし、そこは自分も嫌いなんだけど
じゃあ奴と敵対している連中を支持出来るかと聞かれたら勿論全然そんな事ないし
嫌い度や社会に対する厄介度で言ったら暇空アンチの方がずっと悪質だと思うからはてなー嫌儲支部みたいな連中にはノレない自分がいるんだよね
なんだろう?
言っても暇空は所詮は厄介オタクの一般中年だし放っておいてもこちらから接触しない限りは(または奴が嫌いそうな言動は表現の野蛮人ムーブするとか)
近寄ってこないだろうしいくらでもこっちが被害者ぶれるけど、暇空アンチの方は、さ…もっと違う厄介さとか、その人格や言動に対し生理的嫌悪を強く感じるレベルで嫌なのよ
例えば決して名前を言ってはいけないあの人とか、最近だと某ち◯いとかさ。町山さんでもいいよ
もう後者には絶対関わりたくないしその言動を理解出来る気がしないしうわべだけでも同意すらしたくないんだよね
後ぶっちゃけ暇空は良くも悪くも一般人なので、社会人としてなら表面上は付き合えそうだけど、活動家とかミサンドリーフェミとかは、もう悪くも悪くも違う世界の人じゃん?
会話した後にゲロ吐きそうなぐらい気分悪くなりそう
例えるなら、暇空はクラスで嫌われてる粗暴なDQNで、基本で同類でつるんでるからこちらから絡まない限りは、まあ迷惑だし嫌いだけど害がないとしたら
暇空さんアンチの人間ってのは、こっちが絶対に関わりたくないと思ってスルーしても、あちらの方から寄って来て害を為してくるタイプなんだよね
はてなーみたいにネットである事ない事悪口投稿されたり、小学校の女子学級委員のノリで教師にギャーギャー騒いで「キモい◯◯君を吊し上げる権利」みたいなのを強引に認めさせたり
家のポストに汚物投げ込んできたり、いきなり背中から飛び蹴りして階段から突き落とした挙げ句「蹴りたい背中をしていたアイツが悪いんです!私は被害者ぁぁっぁぁ!!!!!」って騒ぎそうなタイプじゃん
やっぱどう考えても、暇アンチ界隈の方がもっと嫌いなので、カンパはしないけど一々はてなーのノリに付き合うのも馬鹿らしいと思う所存ですね
10万かけて手に入れたチケットを手にライブへ行ったら座席がなかった、どこに怒りをぶつけていいのかわからない。このコンテンツごと嫌になりそうで辛い。
アイドルとかのライブに頻繁に行く人は、座るはずの座席が機材の関係で潰れて当日振り替えって経験したこともあると思うし、自分も過去にE⚪︎ILEとKAT-⚪︎UNのライブでこれが起きたことがある。ただ、その時はどちらも入り口でチケット確認の時に止められて、そのまま事情説明と謝罪の後に、元々持っていたチケットよりも遥かに良い座席の新しいチケットがもらえたので、ラッキーなことくらいに思ってた。
今回はそんな風に入り口で止められることもなく、チケットを使って入場して、記載されている自分の座席に向かったら、そもそも椅子自体が存在していなかったのだ。
驚いてスタッフに聞いても3人くらいたらい回しにされて、ようやく責任者が出てきたかと思えば、同じく存在しない座席のチケットを持った人たちと40分以上も待たされることになった。
開演時間が間近に迫る中、チケット代の返金や座席の振替について説明されて、常温の水を1本渡された。その後に改めて用意された席は、自分が元々持っていたチケットよりもグレードの下がった、ステージから遠い座席だった。
客席の形状が特殊で説明しづらいんだけど、東京ドームで例えると下段のスタンド前方正面のはずだった座席が、上段のサイドになったイメージだ。
あと最初は同行者とは座席が離れない、という説明だったのが離れることにもなったし、どうしても同行者と隣に座りたいと交渉した人が「さらに座席が後方になるけどいいんですか!?」みたいな詰められ方をされていて気の毒だった。
開演が押してスタッフもピリピリしていたし、席振替に納得できずに泣き出す人もいた。席が足りなかったのか、座席が決まらないままライブが始まってしまった人もいたようで、楽しいライブのはずが、開始からもう地獄だった。
全員に返金があることが説明され、振替が行われてもなお客席の雰囲気が最悪だったのは、運営側の不安な対応にくわえて、このライブのチケットの売り方が特殊だったことにも原因があると思う。
今回のはリアルイベントの頻度が高くないゲームコンテンツのライブで、日程も2日間のみしかなかったので、アリーナやスタンド前方などの良席は1万円近くする円盤についてるシリアルコードを使って応募しなければ取れないという状態だった。
座席には9000〜20000円で細かい値段区分があり、アリーナは単番でしか入れないという仕様のため、同行者と連番で入るにはスタンド以上の座席を選んで応募する必要があった。
自分は友人と連番がしたかったので、値段としては3番目に高いチケットに狙いを定めて、2人で16枚円盤を購入した。
この枚数については、同じコンテンツの関東のライブだと前はこれくらいで当たったかな、という経験に基づくものなので人によって違うかもしれないけれど、他の座席振替になった人たちも、少なくとも1枚は円盤を購入していたはずだ。
自分と友人はこのライブのチケットのために10万近く支払っていたし、チケット代の15000円以上のお金を使わないと絶対に取れないような座席が約200席ごっそりと存在していなかったことになる。
そういうチケット代以上のお金を支払っていた人が無料のイープラス先行や、一般でも購入できた上段席に振替させられて、怒りや不満が爆発していたのだ。
後退とはいえ、無料で見られて後から返金されるならいいだろ、と思う人がいるのはわかるし円盤積んだのはこちらの都合なので、返金しろ!!!とは言えないけど、同じ状態になってあっさり納得できる人いるのだろうか。
なんでこんなに円盤積んだんだろっていう自分への後悔が大きいので泣いたり怒鳴ったりとかはしなかったんだけど、怒れる人のが健全だとも思う。
シリアルコードでの先行応募って二次元コンテンツ独特の風習だなと思うし、たぶんこれまでも台風とかコロナとかの中止で辛酸舐めた人もいるだろうけど、ライブ会場にいって座席がないのは本当に誰を憎めばいいのか分からない。
人間のやることだからミスはあると思うけど、200席売って当日設営して、誰も気づかなかったのはさすがにどうなんだろう。翌日届いた事情を説明するメールを読んでも責任の所在はわからなかったし、おそらくこれからも明かされない。
円盤積んだことについては自己責任で本当に良いけど、ああいう売り方をしてる以上は返金と座席後退の振替で納得できない人が出ることも感情としては仕方がないので、何も擁護はできない。
あとこの界隈には学級委員みたいなオタクが多くて、「ジャンルの評判落としたくないから座席なかった人だけが文句を言え!座席なかった人は今後のために運営を問い詰めろ!」みたいなこと言ってる人が目に入るのもキツイ。
もちろん擁護もできないけど、起こってしまったことだから返金以上何も求められることなくない?次にいつどこでイベントがあるか分からない状態で、次回良席確約とかも現実的じゃないわけで。
そもそも自分たちに一切責任がないのに、運営を攻める役割背負わされるのもしんどい。それに、こんなの誰でも巻き込まれる可能性あったんだから該当者じゃなくても怒りたい人もいるでしょうよ。そういう人の口を塞いでも仕方ないと思う。
そして後方席で妙に冷静な気持ちになってしまったので、出演者の高齢化もあって使い回しの映像で繋ぐシーンが多過ぎて、このコンテンツのリアルイベントが声優ライブとしてクオリティが高いものでもなくなってきたことに気づいてしまったのもしんどかった。
糸が切れてしまった感じがする、と感じた出来事だった。こんなことが起きた以上は誰かが絶対悪いし、当日の対応だって何かが間違ってたし、でも誰も表向きには責任を取らないし、今後も返金以上の対応はないと思う。感情のやり場がない。
例え何か補填があったとしても、今回のライブを良席で見る、ってことはもう叶わないわけだし。
10年以上なんだかんだと好きだったコンテンツだけど、今後は何を見てもこの時のことを思い出してしまうんだろうなあと思うと、正直もう潮時な気がする。
(前part)
https://anond.hatelabo.jp/20231216182406
このトピックで最後である。そんな不愉快な出来事が、私が指導課長として勤めていた三年間ずっと続いた。多い時だと、週に二度も三度も、人間としてあまりにレベルが低い言動を間近で見ることになった。これなら中学生の方がまだマシだと思えるほどの。
三年目のことだった。腹に据えかねた私は、教育長や教育局長も交えての会議の折に、別件として提案したのだ。「社会教育課を本庁部局に移管できませんか?」と。2人とも賛成のようだった。だが、案の方は当然ながら私の方で考え、提示する必要があった。
次の人事異動を見据えると、部局レベルの人事案は秋までに固まる。それまでになんとかする必要があった。時間の合間を縫って、休日にも出勤して、社会教育課を教委事務局から出すための方策を考えた。
本来、こんなことをしている時間はない。本当にやらないといけない教育行政上の課題はいくつもあった。学校の統廃合案を考える必要があったし、文科省に上申すべき学校教育の新制度のこともあった。
そんな中、校内暴力という至急の案件が生じた。特に時間を食わされた。
あれは秋頃だった。全校集会の際、体育館の中で男子生徒同士が喧嘩になった。片方はいわゆる不良タイプで、もう片方は学級委員を務めるなど真面目な子だった。
後者の子が、整列の仕方や身だしなみについて注意をしたところ、不良タイプの方が激高してしまい、取っ組み合いとなった。そして、顔を蹴って下顎を骨折させたという。その場で教師が止めに入り、ケガをした子は病院に運ばれ、不良の方は別室に隔離して事情聴取をしたという。
ただ、そのケガをした子の父親が、「どうして警察を呼ばなかったのか?」と教委事務局の窓口に苦情を申し立てた。窓口で話を聞いた一職員で対応できるはずもなく、私を含めた指導課の数人で親御さんから話を聞くことになった。
・校内暴力について、学校として警察に通報する基準を教えていただきたい
・再発防止策を教えてほしい
親後さんの主張は尤もだった。私はこの手の問題に対処したことがある。この案件においても、誠意によって説明した。私個人の手帳にメモが残っている。
「この度はこのようなことになって申し訳ない。お子さんには全力でフォローします」
「教育活動の一環だからです。なぜ暴力という罪を犯してしまったのか、保護司やスクールカウンセラーなども交えて加害生徒と話し合い、正しい方向に導くことが第一です」
「でも、犯罪ですよね。公務員には通報する義務があるんじゃ?」
「警察というのは、犯罪を捜査するための組織です。学校内でのことは、犯罪以前の段階であると考えます。まずは学校が、教育者という立場で解決に当たるのが本来の姿です。T区の警察の方とも、過去にそのような認識を共有しています」
「呼んでいただいてもかまいません。ただ、家庭裁判所への送致が必要な、いわゆる少年審判によらねば収まらない案件でない限りは、警察は教育現場に介入しません。私たちに解決を委ねます。経験上はそうです。当方としましても、警察への通報というのは、学校が教育理念に基づいた人間教育を怠ることだと考えます。暴力という結果だけで法律を適用し、犯罪事件として生徒が裁かれることがあってはなりません。2人とも、当校の生徒なんです」
「絶対に、以後このようなことがないよう、加害児童への指導を徹底します。お約束します。お子さんには誠心誠意、教育の専門職による面談・フォローをします」
「絶対に、再発だけはさせないでよ」
※ここで親御さんが退席
要約こそしたものの、この話し合いは午後八時~十時に及んだ。
「お約束します」と言ったが、むろん約束などできない。だが、ああ言わねばならなかった。教育者としての、教師としての『矜持』の問題である。
上の話し合いだけではなく、それに付随する学校への聞き取りや報告用の記録作成など、業務は多岐に及んでいた。事件から三週間が経つ頃には時間外勤務から解放された。あのような月日は久々だった。トラブル対応に心は踊って燃え上がるが、残念ながらこの齢になると身体がついていかない……。
しかし得られた成果もあった。社会教育課を放逐することについての気づきを得られた。事件性である。事件性があれば本庁人事部局も動く。それこそ、新聞沙汰やニュース報道されるほどのリスクがあると人事部局が認識すれば、事は進むに違いないと感じた。一般的に、社会教育というのは教育委員会にあるべき事務分掌である。覆そうと思えば大きな何かが必要になる。
それから時間は経ったが、二方向からのアプローチを採ることで教委内の意思形成が図られた。一応は、社会教育課にも本庁移管について話を通した。本庁の人事部局にこのような提案をしようとしていることを社会教育課長に協議したところ、「それで問題ない。私も基本的には賛成である。ほかの課を観察していても、ウチの課は異常である。残念なことだが……今の構造では、なにをしようが変わらない」という答えがあった。個人的な範囲であれば、協力もしてもらえるという。
【アプローチ1】
これまでの社会教育課の問題行動およそ30点ほどを報告にまとめる。趣旨は「教委事務局というのは、良くも悪くも縛りや監視が少ない。社会教育課を管理統制の取れた本庁に移すことで問題の芽を摘むべき」
【アプローチ2】
全国の自治体の例を調べたところ、社会教育に関する業務を首長部局に移管している例が見られた。学校教育以外の教育活動については、市長の指揮の元、自治体が一体として取り組むべき~という観点から全国的なトレンドになりつつあるようだった。社会教育課長からの応援もあり、こちらの方向をメインに据えた。
残念ながら、私が教委から異動して学校現場に戻る方が早かった。それから一年後、社会教育課は今時風の部署名になって市長部局に移管された。
望みが叶った。教委事務局にとっても、本庁にとってもこの方がよかったに違いない。それから何度か、本庁に寄って元社会教育課を眺めたことがある。心なしか、以前に比べると雰囲気が違った。いい意味でピリッとしていた。
周囲の監視の目があると違うということか。教委事務局の庁舎には、あまり多くの人が来ることはなかった。職員が伸び伸びとすることができるが、反面やりたい放題ということでもある。
相当の文量になった。これを書くのに丸一日かけている。始めは、この記事を書こうか否か迷っていた。当方は、40代の頃からはてなのブログサービスを利用しているけれども、このような内容は個人ブログで書けるものではない。書くとしたら、このはてな匿名ダイアリーしかなかった。
気分を害された人もおられただろう。申し訳ない。その場合は、容赦なくコメントにて叱責をお願いする所存である。ここまでお読みいただき感謝する。