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2022.04.01

荒砥川の桜①

F043.jpg
2016/4/6 両毛線 駒形~伊勢崎
437M 115系高崎車T1043+T1038編成
PENTAX6x7 90mmF2.8


『群馬の桜は4月から』
都心は3月末には満開を迎え、歩道や川面に花びらが張り付いた頃に舞台は北関東へと移ります。
2016年は最も桜と115系高崎車を絡められた年でした。
実際に引退をするのはここから丸2年先となりますが、これから先はシーズン物がラストチャンスもあり得ることを覚悟していかなくてはならず、かなり焦りを感じていた覚えがあります。
かつて吾妻線で私を覚醒させた友人O氏がなまら遠方に引っ越すとのことで、それこそ彼にとっては最後かもしれない115系の思い出カットを増やそうじゃないかと。
二つの意味合いで南関東と北関東を行き来する強化月間となっておりました。

実は前日にロケハンをしていて、各地の桜の開花具合なり立ち位置の吟味などをしておりました。雨の日だと言うのに。
折角来たけれど特段撮りたい考えも浮かばず、午前どころか朝で切り上げ、夕方からのアルバイトでガソリン代を帳消しにしていた気がします。
そして再び深夜帯に合流し、24時間も未たずに改めてトランクからプロ4を取り出すことになりました。
先ずは422Mのサハ込みT1044編成を我々のみで思い思いに。
狙うは6連の424M。線形として、早い時間に撃たないと側面の光がなくなってしまうのです。
前日の雨で空模様もすっきり!・・・とは行かないのが春の陽気。太陽方向にあるベール状の雲が悪さをしてしまいました(-_-;
明日以降に気軽に狙えるような距離ではありません。前日の記憶を抹消し、丁度1時間後に折り返してくる同編成437Mを狙うことにします。
徐々に天候は回復しはじめ、通過時には何とか115系の連結面と川沿いの春を一つにまとめられました。
晴れるとより強調されますが、構図としてはシンプルながら10日前にはなかった色が加わり、賑やかな一枚となりました。

翌年も似たような運用が存在しましたが、再訪するチャンスは訪れず。
そして友人O氏も既に関東から去り、2017年の桜は単独でやり残しの回収とこの年しか見られなかったシーンを追っかけていましたとさ。

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