■ 対戦相手のハイチはFIFAランキング48位キリンカップサッカー2017の2試合目。FIFAランキングが40位の日本とFIFAランキングが48位のハイチが日産スタジアムで対戦した。ハイチはロシアW杯の北中米カリブ予選は3次予選から参加。グレナダとのホーム&アウェイ戦を制して4次予選に進出したがコスタリカ・ジャマイカ・パナマと同組に入って1勝4敗1分けのグループ3位。5次予選進出はならなかった。この時点でロシアW杯出場の可能性が消滅した。
日本は「4-1-4-1」。GK東口(G大阪)。DF酒井高(ハンブルガーSV)、DF昌子(鹿島)、DF槙野(浦和)、DF長友(インテル)。MF遠藤航(浦和)、MF小林祐(ヘーレンフェーン)、MF倉田(G大阪)、MF浅野拓(シュツットガルト)、MF乾(エイバル)、FW杉本健(C大阪)。2試合連続スタメンとなったのはDF槙野とDF長友の2人だけ。FW杉本健は代表初スタメン。MF倉田は2015年8月の韓国戦以来のスタメンとなった。
ベンチスタートになったのはGK川島(FCメス)、GK中村航(柏)、DF酒井宏(マルセイユ)、DF吉田(サウサンプトン)、DF植田直(鹿島)、DF車屋(川崎F)、MF山口蛍(C大阪)、MF井手口(G大阪)、MF香川(ドルトムント)、MF原口(ヘルタ)、MF久保裕(ヘント)、MF武藤嘉(マインツ)、FW大迫(ケルン)の13名。GK中村航とDF植田直とDF車屋の3人は出番が与えられたら国際Aマッチでのデビュー戦となる。
■ 乱戦になったが何とか追いついてドロー。試合は立ち上がりから日本が攻め込む展開になった。前半7分にFW杉本健のスルーパスを受けたDF長友が難しい体勢から左足でクロスを入れるとニアに入ってきたMF倉田がうまく頭で合わせて先制に成功する。さらに前半17分にはDF酒井高の楔のパスを起点に中央をパスワークで崩すとゴール前でフリーになったMF倉田がシュート。キーパーがはじいたところをFW杉本健が左足で押し込んで追加点を奪った。
いい形で2ゴールを奪った日本だったが前半28分にFWゲリエのスルーパスからゴール前に入ってきたMFラフランスに決められて1点差に追い上げられると後半8分にはクイックリスタートから最後はFWナゾンに決められて2対2の同点に追いつかれる。後半14分にMF香川、後半19分ににFW大迫を投入した日本だったが後半33分にFWナゾンに距離のある所からシュートを決められて2対3と逆転されてしまう。
負けられない日本は後半47分にMF原口のパスから裏に抜け出したDF車屋がクロスを入れるとファーサイドで待っていたDF酒井高がシュート。ゴール前にいたMF香川が倒れた状態からコースを変えてゴールイン。土壇場で3対3の同点に追いついた。試合はこのまま3対3のドローに終わった。MF倉田は代表通算2ゴール目、FW杉本健は3試合目で代表初ゴール、MF香川は代表通算29ゴール目となった。