京都サンガ→ オフにMF駒井(浦和)やFW宮吉(広島)やMF原川(川崎F)やMF伊藤優(新潟)らユース出身の期待の若手が一挙に流出した一方でJ1のクラブでスタメンを張っていたGK菅野(柏)やDF牟田(名古屋)やDF本多(名古屋)といった実力者を獲得。若手中心のメンバー構成から経験豊富な選手を中心としたチーム構成にシフトチェンジした京都だったが開幕から4試合連続でドロー。5試合未勝利とスタートで躓いた。
石丸監督のクビが危うくなった時期もあったが10節のC大阪戦(A)から9試合負けなし。9試合を7勝2分けのハイペースで飛ばして一気にプレーオフ圏内に浮上した。19節の東京V戦(A)は逆転負け。10試合ぶりの黒星を喫したが「J2の中でもっともチーム状態のいいチーム」と言える。4月に発生した熊本地震の影響で8節のホームの熊本戦が延期となっているので1試合消化が少ないが5位と上位争いに加わっている。
昨オフの補強は守備的なポジションが中心。その一方で攻撃的なポジションは「違い」を生み出していたMF駒井やMF伊藤優などが流出した。「GK菅野らが加わったことで守備力はアップしたが攻撃力はややダウンした。」というのが開幕前の時点での京都に対する一般的な見方だったが開幕直前に中国のCリーグでプレーしていたFWエスクデロを獲得。反町JAPANでプレーした経験のある彼の加入が非常に大きかった。