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2023年12月13日 (水)

パレスチナ - 深刻な損失を被っている占領軍

2023年12月11日
Moon of Alabama

 敵は本格的な戦士だとイスラエル軍は徐々に認識し、認めつつある。

 ガザで、兵士を標的にする主な武器である様々な種類の携行式ロケット弾から、高度なロケットランチャー、 イスラエル製に対抗すべく、それを手本にした攻撃ドローンまで、過去14年、テルアビブから50分の距離に駐屯する事実上のテロ軍を構築したこの地区におけるハマスの強さに軍は驚嘆している。

 兵器には、迫撃砲弾、AK-47ライフル、ドラグノフ狙撃銃、通信装置、作戦用電話線、様々なサイズの爆薬も含まれる。

 抵抗は執拗だ。イスラエル占領軍が浄化したと主張する地域でさえあきらめていない。

 スデロットからわずか数メートルの、ガザ地区北部のベイト・ハヌーンでは、イスラエル国防軍は作戦初期から活動し、戦術的成功を収めている。しかしリスクは依然残っている。先週ハマス・テロリストが町のモスクから出て新たな武器の隠し場所も発見された。

 イスラエル国防軍はハマス司令官を標的にしており、これらテロ細胞の大半は局地的で小規模だが、ベイト・ハヌーンが示す通り、敵軍の完全排除には数カ月かかるだろう。

 占領軍の損失は比較的大きく、彼らが認めているより遙かに大きい。ハアレツ記事。

 イスラエル国防軍は10月7日以降、1,593人の負傷者を報告しているが、病院データは遙かに多い(アーカイブ)

 10月7日にハマスが攻撃して以来、初めて発表をしたイスラエルは、日曜日、この期間に1,593人のイスラエル兵が負傷したと発表した。

 兵士255人が重傷、446人が中程度の負傷、892人が軽傷を負ったと軍は述べた。二週間前にハアレツが発表を拒否したと報じた後で、負傷兵士数と状態に関する情報を軍は公表した。
...
 日曜時点で、イスラエルが「鉄の剣」と呼んだ作戦で死亡した兵士数は425人(うち97人が地上作戦開始以来死亡している。負傷した兵士が入院し、治療を受けている病院をハアレツが調査したところ、軍報告データと病院報告データ間には、説明がつかないかなりの差があることが明らかになった。病院データによると負傷兵数は軍の二倍に上る

 例えば、アシュケロンのバルジライ医療センターだけでも、10月7日以降、(戦時中治療を受けた負傷者3,117人のうち)戦争で負傷した兵士1,949人を治療したと報告しているが、軍は負傷兵合計1,593人を報告している。アスタ・アシュドッドは、178人、イチロフ(テルアビブ)は148人、ランバム(ハイファ)は181人、ハダサ(エルサレム)は209人、シャアレイ・ツェデク(エルサレム)は139人の患者を治療したと報じられている。

 更に約1,000人の兵士がベエルシェバのソロカ医療センターで治療を受け、更に650人がテルハショマーのシェバ医療センターで治療を受けた。このデータには現在リハビリ病棟に入院している兵士のうち、救急病棟や入院病棟に到着した時点で既に負傷者として数えられた兵士は含まないため、これは部分的リストだ。

 保健省は10,000人以上の負傷者を挙げている。

 占領軍が認めているよりも多くの兵士が死んでいる可能性が高い。一部の特殊部隊は、一般的に小規模だが深刻な打撃を受けている。

Verum レポート @VerumReports - 2023年10月14日 13:25 UTC

イスラエル特殊部隊は大きな損失を被った。

5101部隊 シャルダグ: 戦死者 5名 将校/下士官 3名
Shayetet 13: 戦死者 将校/下士官 2名
Yahalom:戦死者 将校 1名
Yamam: 戦死者 8名
LOTAR: 戦死者 5名 (将校 3名)
Sayeret Matkal (イスラエルのエリート特殊部隊): 戦死者 11名 (10 将校/下士官)

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 やや小さいながらオープンな社会の中で実際の数字を隠すのは困難だ。

 シオニストの残忍さを和らげるのに、一体何人死ななければならないのだろう?

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/12/palestine-occupation-forces-takes-serious-losses.html#more

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 Judging Freedom

Col. Douglas Macgregor: How Israel is Isolating the US. 29:27

 UIチャンネル

前泊博盛(沖縄国際大学教授) × 鳩山友紀夫 1:07:25

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

現在トランプは大統領候補として共和党内で他を圧倒。他方民主党もバイデンに挑戦する有力候補は出ていない。バイデン対トランプの時の予想はこれまで拮抗していたが、トランプがリードを拡大。12月9日実施のWSJ調査ではトランプ47,バイデン43.最大理由は年齢、+息子。

 日刊IWJガイド

「『フォーリン・アフェアーズ』誌がゼレンスキーの戦争目標を『政治的に不可能で、戦略的に手が届かない』と指摘! 停戦を提言!!」

【第1弾!「2回目の独立戦争」「イスラエルの生存をかけた戦争」というネタニヤフ首相の主張は「民族浄化で建国した植民地国家が、抵抗する先住民への犯罪を正当化」する口実!!】パレスチナ人とその民族解放運動は、イスラエルによるパレスチナの植民地化以前、反ユダヤ主義であったこともユダヤ人と戦争をしたこともなかった!! ハマスを根絶しても、パレスチナ人への重大な不正義が続く限り、民族運動は無くならない! 存亡の危機に直面しているのはユダヤ人ではなく、アパルトヘイト入植者の植民地体制!!(『ミドル・イースト・アイ』、2023年12月11日)

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