モスクワでの生産的会談をヌーランドが称賛する中、アメリカとロシアはウクライナがドンバスに特別自治権の地位を与えなければならないことに同意したとクレムリン
2021年10月13日14時14分
ジョニー・テイックル
RT
ロシアとアメリカは、地域での平和をもたらすための論争の的のミンスク協定をキエフが実行する必要性で見解が一致し、ウクライナ東部の状況について議論を続けることに同意した。
モスクワでのアメリカ合衆国国務次官補(ヨーロッパ・ユーラシア担当)ビクトリア・ヌーランドとの会談後、ロシア連邦副首相ドミトリー・コザクがメディアにこう語った。ヌーランドは3日間の実務訪問ためモスクワにいて、既にセルゲイ・リャブコフ外務次官とアレクサンドル・フォーミン国防次官と会った。ヌーランドは、これまでワシントンに対する反制裁の一環として、ロシア入国を禁止されていたが、短期訪問を可能にするため、ブラックリストから外すことにクレムリンは同意していた。
「南東ウクライナ紛争解決のための徹底的な建設的な対話が行われた」とコザクが日刊紙コメルサントに語った。
「ミンスク合意が解決の唯一の基礎であることが確認された」と彼は続けた。「協議の中で、ドンバス自治の未来のパラメータに関する、いかなる合意もなしでは紛争解決に向か著しい進展がありそうもないという見解をアメリカは確認した。言い換えれば、ウクライナ内で、この地域に特別な地位を与えるということだ。」
ヌーランドはクレムリンでの協議が「生産的で」「有用だ」と表現した。ヌーランドは2013年末、キエフ・マイダン抗議現場を訪問し、デモ参加者にクッキーを配っているのを世界中で見られたたことで最もよく知られている。それを、運動に対するアメリカの公然の支援と見たモスクワで物議を醸した。
ウクライナでの紛争はマイダンでの事件の後に起きて、最終的に、モスクワ、キエフのいずれにも認められていない動きで、独立を宣言するドネツク(DNR)とルガンスク(LNR)二つの自称共和国をもたらした。ドネツクとルガンスク地域は、共にウクライナ東部のロシア国境にある。
2014年9月5日、ウクライナ、ロシア、DNRとLNRの代表者が、フランスのフランソワ・オランド大統領とドイツのアンゲラ・メルケル首相による調停、いわゆるミンスク議定書に署名した。この合意は、停戦文書であることに加え、特にキエフから分離する地方に言及したドンバスの将来ロードマップを含んでいた。
火曜、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との会談後、ウルスラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長はEUもミンスクプロトコル実施を支持すると述べた。
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記事原文のurl:https://www.rt.com/russia/537366-donbass-autonomous-status-agreement/
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暴走ゼレンスキー大統領を見て、紛争のご本尊登場。東大寺南大門金剛力士像を思い出した。
方針がコロコロ変わる高市政権。アホノミクスでトリクルダウンなど幻想なのは証明済みなのに「成長なくして配分なし」と御託を言う愚劣さ。
植草一秀の『知られざる真実』
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