■ クルプニがJリーグに復帰ジェフ千葉にMFクルプニコビッチ(クルプニ)が加入した。以前、G大阪に所属した選手で、ブンデスリーガのハノーファー96では、チームの中心としてプレーしていたという、なかなかの大物である。高原のブンデスリーガのデビュー戦の相手がハノーファーで、クルプニもこの試合に出場していた。
典型的な司令塔タイプで、ジェフ市原以前所属していた、マスロバルに似たプレースタイル。精度の高い左足のキックと、パワフルなシュートには定評がある。
■ プレースタイルはかみ合うか?ということで、いい選手であることは間違いないが、オシムのスタイルに合うのか、やや疑問に思う。これまでの千葉のトップ下の仕事は、巻とハースの2トップと、佐藤勇人と阿部のダブルボランチの間に位置して、動き回ってチームの潤滑油となれるタイプの選手が重宝がられていて、昨年も、司令塔タイプのポペスクよりダイナモの羽生が起用されることが多かった。
ただ、羽生の出来が、ここ2年、あまりよくなかったので、このポジションをパワーアップしたいという考えからのクルプニの獲得ではないかと思う。だが、この位置にクルプニを置くと、クルプニのところにボールが集められるが、逆に相手のマークが集中して、つぶしやすいチームになってしまう可能性がある。
■ 左サイドでの起用はどうか?面白いアイディアは、左サイドハーフに置くことだと思う。2トップに高さがあるので、スペイン代表のデ・ペトロやフランのイメージで、クロスマシーンにしてしまうのもいいかもしれない。
昨シーズンの、ハース、ストヤノフの例を見ても分かるように、とにかく千葉に来る外国籍選手はまじめで、優良な選手が多い。そんな中で、ちょっと不真面目な(遊び心のある)クルプニコビッチが、チームにどんな影響を与えることが出来るのか、またJの見所が増えたようだ。
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