2010/04/05 : 狭山丘陵の四季
4月に入って、ようやくムラサキケマンの花が咲き始めました。
ここ数年は3月下旬にほぼ同じ場所で撮っていたので、今年は1週間から10日くらい開花が遅いように思います。
・・しかし毎年思うんですが、変わった花ですよね。
花もさることながら、生態も変わっています。
Wikipediaによると・・
・花後の種は初夏に成熟し、翌春に発芽する
・初夏まで成長して地上部分が枯れ、土の中に塊茎が残る
・その年の秋に塊茎から芽を出し、翌春に開花する
・種ができたら全体が枯れる
暑さに弱いんでしょうかね。
この花もスプリングエフェメラルと言ってもいいのかと思います。
【写真】
ムラサキケマン(紫華鬘) ケマンソウ科
春の狭山丘陵ではお馴染みの花です。
花の少ない時期に咲き始めるので、当ブログのレギュラーメンバーです。
カメラ機種名Canon EOS 40D
撮影日時2010/04/03 13:22:34
Tv1/100
Av7.1
ISO感度200
レンズEF-S60mm f/2.8 Macro USM
昨年はやたらと多かったムラサキケマン、今年はやや少なめかな・・
こちらの個体は同じ日に別の場所で撮ったもの。
花の先端が紫で、胴体の部分が白っぽいです。
全体が紫っぽいのから、ほんの一部分だけが紫のものまで、色の変異が大きいのも特徴かと。
先端以外が白いのはシロヤブケマン、全部白いとユキヤブケマンと呼ぶそうです。
観察していると、総じて色の濃い方が早く咲くようで、白いのはあとから増えてくるように見えるんですけど、どうでしょう。
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たけぽさんこんばんは~~♪
一枚目くらい大きくすると、ユニークなお花の形がよくわかります。
おもしろい形で、色もいろいろあり、おもしろいですね。
面白い形の花ですね、口を開いて歌を歌っているかのようです。花も生態も特徴がある珍しい花なんですね。可愛いですね。
面白いのはジロボウエンゴサクもそうですが花があちこちむいていることです。
撮る時にどちらからがいいか迷ってしまいます。
そういえば確かに濃い方が先に咲きあとから白いのが咲いていますね。
昨年多かった所は今年極端に少なくなっていました。
植物の世界も増えすぎると自然淘汰されるのかもしれませんね。
スプリングエフェメラルって氷河期と関係があるそうで、この時期に咲くのはその影響なんでしょうか。しぶといのか、はかないのか良く分かりませんね。本当にユニークです。環境が変わって見られなくなったりしないといいですね。
パラ880873さん
>たけぽさんこんばんは~~♪
>
> 一枚目くらい大きくすると、ユニークなお花の形がよくわかります。
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見るほどに不思議な形ですよね。
こういう形になった合理的な理由があるんでしょうけど・・
野の花2517さん
>おもしろい形で、色もいろいろあり、おもしろいですね。
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全体が赤紫のから真っ白までいろいろです。
形も風変わりで、初めて見たときはびっくりでした。
チャメリーさん
>面白い形の花ですね、口を開いて歌を歌っているかのようです。花も生態も特徴がある珍しい花なんですね。可愛いですね。
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名前の由来は仏具の華鬘に似ているということなんですが、そんなに似てないような・・
大きな口を開けたエイリアンというのが私の第一印象でした。
こちらの山では至るところで咲いています。
sage55さん
>面白いのはジロボウエンゴサクもそうですが花があちこちむいていることです。
>撮る時にどちらからがいいか迷ってしまいます。
>そういえば確かに濃い方が先に咲きあとから白いのが咲いていますね。
>昨年多かった所は今年極端に少なくなっていました。
>植物の世界も増えすぎると自然淘汰されるのかもしれませんね。
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どの向きから撮ろうか迷いますね。
ムラサキケマンはまだ花が多くていいんですが、ジロボウは花が少ないので困ることがあります。
去年は多かったので種がいっぱいできて、来年はまたたくさん咲く・・ということなんでしょうか。
昨年多かったせいか、今年はやけに少なく感じます。
rongun2さん
> スプリングエフェメラルって氷河期と関係があるそうで、この時期に咲くのはその影響なんでしょうか。しぶといのか、はかないのか良く分かりませんね。本当にユニークです。環境が変わって見られなくなったりしないといいですね。
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なるほどそうかもしれませんね。
寒い時期に対応しているんであればしぶとい部類でしょうね。
儚そうに見せかけて、じつは短期間で栄養を蓄える強かな植物たちです。