送電鉄塔をゆく(37)~芳野台線(3)「さらに道路沿い」
あまり苦労がないのもさみしい、なんて言っているとそのうちドツボにはまるんです。
素直に幸せだと思っておきましょう、人生苦あれば楽あり。
芳野台線10号鉄塔、すらりと背が高く見えます。
実際にはそれほど高くはなくて、40mとありました。
12階建てのマンションくらいかとおもいますので、決してちいさな構造物ではないですけど、鉄塔としては大きいものではないです。
続く芳野台線11号鉄塔もよく似たようなものです。
この送電線はみんな水色の環境調和型鉄塔で、普段見慣れた鉄塔らしい鉄塔は見かけません。
おおきな電柱といわれれば確かにそんな感じかも。
日曜日とはいえ人の気配が少ないような・・
鉄塔の上部をアップで見ると、かなりがっちりした腕金です。
この腕金を見てしまうと、L字型の鋼材で組んだ通常の鉄塔の腕金がえらく貧弱に見えてしまいますよね。
これは見た目にもすっきりしているし、狭いところにも建築できるので、都市部にはこういう鉄塔が適しているんじゃないかと思ってしまいます
芳野台線12号鉄塔はずんぐりと背が低いようにみえて28mあります。
比較するものがないと大きさの間隔がつかみにくいですね。
ひたすら道路沿いの送電線は、道路のカーブにあわせて向きを変えていきます。
しかし、最短コースで張ればよさそうなものですが・・
ここは川越運動公園があるので、送電線を迂回させているのか。
鉄塔の巡視も車で一気にびゆぅぅんっと効率的に行けそうで、電力会社の保守も楽でしょう。
川越市鴨田付近
2016年2月21日 送電鉄塔をゆく(37) つづく