■ FW都倉のC大阪入りが濃厚2017年にルヴァン杯と天皇杯の2冠を達成したC大阪の前評判は非常に高かったがW杯の中断期間明けは低迷してJ1のリーグ戦は7位。満足できる結果を残すことはできなかった。チーム内の不協和音も伝えられる中、尹晶煥監督はわずか2年でチームを去ることになった。2017年にはJ1の優秀監督賞を受賞。クラブOBということもあって長期政権になることが期待されていたが志半ばでチームを去ることになった。
ストーブリーグはさらに厳しい状況になった。FW杉本健とMF山口蛍とMF山村和の流出話が浮上。現時点では正式発表はされていないが3人とも「移籍は決定的」と報じられている。尹体制で主力を担った3人がトリプル流出する可能性が高まっているが、当然、並行して穴埋め作業を実施しないといけない。札幌の躍進に大きく貢献したFW都倉の獲得に乗り出していたが「C大阪に完全移籍する。」と報じられている。
浦和移籍が確実と言われているFW杉本健の穴を埋める大型ストライカーを必要としていたが187センチのFW都倉は打ってつけの存在と言える。32才になったので年齢の部分は気になるところではあるが2018年はJ1で5ゴールに終わったFW杉本健に対してFW都倉は12ゴールを記録している。2017年もJ1で9ゴールを記録しているが「今がピークの時期」と言える。年を重ねるごとにプレーヤーとして成熟してきた。
一方、FW都倉が流出するようだと札幌にとっては痛手である。FWジェイがいるが、年齢的な問題を抱えているので、彼の負担を軽減できる選手は絶対に必要になってくる。「穴を埋める日本人FWの補強に乗り出す方針」と報じられているが、日本人で実績のある大型フォワード or 高い将来性を持った大型フォワードというのは限られる。候補として名前を挙げることが出来る選手ですら、数名しかいないのが現状である。
→ 2018/11/30 【移籍市場】 草刈り場になる可能性が出てきたセレッソ大阪
→ 2018/12/11 【移籍市場】 MF岩崎悠人(京都サンガ)の移籍先はどこがベターか?~コンサドーレ札幌?FC東京?鹿島アントラーズ?ユベントス?etc.~