18位 ベガルタ仙台 3億7,110万円 第1位 : MF 梁勇基 ・・・ 3,500万円
第2位 : MF 野沢拓也 ・・・ 2,500万円
第2位 : FW クリスラン ・・・ 2,500万円
→ 2月8日(水)に発売されたばかりのエル・ゴラッソの2017年のJリーグの選手名鑑からJ1の全18クラブの総年俸を計算したところ、一番低くなったのは仙台だった。2010年からずっとJ1に居続けているチームなのでやや意外な結果と言える。チーム内の1位はMF梁勇基で3,500万円。3,000万円を超えたのはMF梁勇基のみ。2,000万円を超えた選手も10人のみなのでレギュラー格の選手でも高年俸ではないようだ。
17位 コンサドーレ札幌 4億0,900万円 第1位 : MF 小野伸二 ・・・ 3,000万円
第1位 : MF 稲本潤一 ・・・ 3,000万円
第1位 : MF 兵藤慎剛 ・・・ 3,000万円
第1位 : DF 菊地直哉 ・・・ 3,000万円
→ 2012年以来のJ1復帰を果たした札幌は下から2番目。チーム内の1位はMF小野伸やMF稲本などのベテラン4人。エースのFW都倉は1,500万円と格安である。MF小野伸やMF稲本あたりは全盛期は1億円を優に超えていたと考えられるので年俸的には大幅にダウンしていると思われる。2,000万円を超えているのは8人だけ。助っ人の中ではMFジュリーニョとMFヘイスは1,200万円で、MFマセードは1,000万円となる。
16位 ヴァンフォーレ甲府 4億2,470万円 第1位 : FW ウイルソン ・・・ 4,500万円
第2位 : FW ドゥドゥ ・・・ 4,000万円
第3位 : DF エデル・リマ ・・・ 3,000万円
→ 下から3番目になったのは甲府。仙台や札幌を上回った理由としては助っ人外国人選手の年俸が高めである点が挙げられる。仙台から加入したFWウイルソンは4,500万円でチームトップ。エースのFWドゥドゥは4,000万円で、新戦力のDFエデル・リマは3,000万円。結局、3人のブラジル人助っ人が上位を独占した。日本人選手で1位になったのは重鎮のDF山本英で2,200万円。復帰組のMF堀米勇は1,250万円だった。
15位 アルビレックス新潟 4億3,040万円 第1位 : FW ホニ ・・・ 4,000万円
第2位 : MF ジャン・パトリック ・・・ 3,500万円
第2位 : MF チアゴ・ガリャルド ・・・ 3,500万円
→ 下から4番目になったのは新潟。甲府と同様でブラジル人助っ人が上位を独占した。チーム内で1位になったのはFWホニで4,000万円。2位はMFジャン・パトリックとMFチアゴ・ガリャルドで3,500万円。日本人選手の中では元日本代表のFW田中達とDF矢野貴がともに2,500万円で1番上となった。続くのはMF成岡とGK守田で2,000万円。日本人の若手から中堅世代の選手の中ではキーパーのGK守田が一番上となる。
14位 サガン鳥栖 4億7,460万円 第1位 : FW 豊田陽平 ・・・ 8,000万円
第2位 : DF スブットーニ ・・・ 5,000万円
第2位 : FW 小野裕二 ・・・ 5,000万円
→ 鳥栖が下から5番目となったが電撃加入したGK権田の年俸は除外されている。FC東京での最終年となる2015年の推定年俸は3,800万円。新加入のDFスブットーニやFW小野裕の年俸が5,000万円ということを考えるとGK権田も5,000万円程度と推測される。なので実際のチームの総年俸はもう少し上になる。GK権田を除く保有選手数が23人のみと極端に少ない点も鳥栖の総年俸の低さにつながっていると言える。
13位 柏レイソル 5億3,230万円 第1位 : FW クリスティアーノ ・・・ 8,000万円
第2位 : FW ディエゴ・オリヴェイラ ・・・ 6,000万円
第3位 : MF 大谷秀和 ・・・ 5,000万円
→ 上位候補と言われる柏であるが意外と総年俸は低くて全体の13番目。平均以下となった。その理由としてはGK中村航、DF中谷、DF中山雄など守備的なポジションで中心になっている選手がまだ若い点が挙げられる。キャリアの豊富な選手が少ないチームの総年俸はやはり低めになる。チーム内の1位はFWクリスティアーノで8,000万円。クラブの重鎮であるボランチのMF大谷が日本人選手の中では最高年俸となる。
12位 ジュビロ磐田 5億8,810万円 第1位 : MF 中村俊輔 ・・・ 8,000万円
第2位 : MF 松井大輔 ・・・ 4,500万円
第2位 : FW アダイウトン ・・・ 4,500万円
→ 電撃加入した元日本代表のF中村俊が当然のことながらチーム内で1位。横浜FM時代の2016年の年俸が1億2,000万円と報じられているので大幅ダウンとなるが「お金の問題ではない。」と本人は考えているようだ。2位はMF松井大とMFアダイウトンで4,500万円。4位は新外国人のMFムサエフと新加入のFW川又と守護神のGKカミンスキーで4,000万円。なお、FWジェイの2016年の推定年俸は8,000万円だった。
11位 清水エスパルス 6億4,220万円 第1位 : FW 鄭大世 ・・・ 1億円
第2位 : DF 角田誠 ・・・ 4,400万円
第3位 : DF カヌ ・・・ 4,000万円
→ 1年でJ1に復帰してきた清水は全体で11番目。総年俸は真ん中くらいになる。チーム内の1位はやはりFW鄭大世で1億円。実績のあるストライカーで、かつ、2016年はJ2でMVP級の働きを見せたことを考えると当然の高評価と言える。2位はCBのDF角田で、3位は新加入のDFカヌ。加入が確実となったブラジル人のDFフレイレの方がDFカヌよりも評価が高いことを考えると彼がチーム内で2位になる可能性が高い。
10位 サンフレッチェ広島 6億8,100万円 第1位 : MF 青山敏弘 ・・・ 6,000万円
第2位 : DF 塩谷司 ・・・ 5,000万円
第3位 : DF 千葉和彦 ・・・ 4,600万円
→ 2015年のリーグ王者の広島は10位。高年俸だったFWピーター・ウタカやFW佐藤寿が抜けたことが大きく関係していると思われる。チーム内の1位はMF青山敏、2位はDF塩谷、3位はDF千葉となる。細かい数字になっているので「大本営」と言われている地元の中国新聞が選手の契約更改のニュースを積極的に報じるからだと考えられる。クラブに非常に近いメディアが報じている推定年俸なので信憑性は高い。
→ 【J1】 全18クラブの2017年の総年俸について調べてみた。 (上)~
→ 【J1】 全18クラブの2017年の総年俸について調べてみた。 (下) → 1位~9位はこちら
表1. J1の18クラブの総年俸のランキング
順位 | クラブ名 | 総年俸 (万円) |
1 | ??? | 112,800 |
2 | FC東京 | 111,700 |
3 | 浦和レッズ | 105,740 |
4 | 鹿島アントラーズ | 99,060 |
5 | ??? | 97,600 |
6 | ??? | 87,500 |
7 | ??? | 83,120 |
8 | ??? | 76,120 |
9 | ??? | 71,760 |
10 | サンフレッチェ広島 | 68,100 |
11 | 清水エスパルス | 64,220 |
12 | ジュビロ磐田 | 58,810 |
13 | 柏レイソル | 53,230 |
14 | サガン鳥栖 | 47,460 |
15 | アルビレックス新潟 | 43,040 |
16 | ヴァンフォーレ甲府 | 42,470 |
17 | コンサドーレ札幌 | 40,900 |
18 | ベガルタ仙台 | 37,110 |
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