■ 日本代表で活躍したポストプレーヤー日本代表として55試合に出場して11ゴールを記録。2002年の日韓W杯のGLの初戦のベルギー戦での同点ゴールが印象深い元日本代表のFW鈴木隆の引退試合は今年の1月13日(土)にケーズデンキスタジアムで開催された。2015年限りで現役を引退しているが最終所属は千葉だった。2011年から2014年までは地元にある水戸(※ 茨城県出身)でプレーしたが水戸のホームスタジアムで引退試合が開催された。
国際Aマッチは55試合で11ゴールなので得点力の高い選手ではなかった。むしろ、「得点力の低いフォワード」として有名だった。「体を張ったプレーで前線で起点になることが出来るCFの典型例」に挙げられるがポストプレーは一級品だった。182センチとサイズにも恵まれていたが体が強くて体の使い方も抜群だった。献身的にプレーして起点になることができる選手なのでトルシエ監督やジーコ監督に重宝された。
当然、フォワードの選手には点を取ることが期待されるが現代サッカーでは同じくらい前線で起点になるプレーが求められる。特に日本代表として国際大会に挑むときは「天性の得点感覚を生かしてゴールを量産するストライカー」よりも「サイズがあって前線で起点になれる選手」が重宝されやすい。ザックJAPANを振り返ってみてもFW佐藤寿やFW大久保よりもFW前田遼やFW大迫が優先されることがほとんどだった。