10位 : 横浜FCが長身フォワードのFW戸島(町田)を獲得→ 横浜FCは流出の可能性があったFWイバの引き留めに成功した。昨オフと同様で「FWイバの残留が最大の補強」と言えるが、その後、長身フォワードのFW戸島(町田)の獲得に成功した。潜在能力の高さを評価されながらも伸び悩んでいたFW戸島は今シーズンは33試合で6ゴール。ブレイクのシーズンになった。「191センチの大型フォワードでありながら走力のある選手」なのでFWイバとの2トップは迫力がある。
9位 : ファジアーノ岡山がFW齊藤和樹を獲得。→ 得点力不足に泣いた岡山は慌しいオフになっている。GK櫛引、MF石毛、MF豊川、FW片山瑛などの退団が決定しているが、GK金山(札幌)とFW齊藤和(磐田)の獲得に成功した。ポテンシャルの高いGK金山の獲得も「大きな補強」になり得るが、やはり、熊本時代にJ2で数字を残しているFW齊藤和にかかる期待は大きい。守備意識が高くて運動量も豊富でアシスト能力も高い万能型のフォワードである。
8位 : 愛媛FCがベテランのGK岡本昌弘を獲得→ 間瀬監督を招聘した愛媛FCはシーズンの半ばまではいい位置に付けていたが5月下旬あたりから思うように勝ち点を稼げなくなった。最終的には15位。キーパーのGKパク・ソンスは不安定で不用意なミスから失点する場面が多かった。サイズに恵まれた将来性の高いキーパーであるが経験値は不足している。百戦錬磨のGK岡本はいいお手本になるだろうし、いい競争相手になるだろう。いい補強と考えられる。
7位 : レノファ山口が霜田監督を招聘→ 20位で何とか「J2残留」を果たした山口はザックJAPANのときに技術委員長として手腕を発揮した霜田監督を招聘した。「日本サッカー協会の技術委員長」のイメージが強いので「監督としてどこまでやれるのか?」は未知数なところはあるが豊富な人脈と多くの監督に携わった経験値は武器になるだろう。20位からの巻き返しを図る山口は「リスクの高い選択をした。」とも言えるが成功する可能性もある。
6位 : FC岐阜が着々と補強を進める。→ 大木監督の続投が決まったFC岐阜は「さらに上の順位」を目指して積極的に動いている。今シーズンは大卒ルーキーのDF大本とFW古橋、京都から期限付き移籍のMF永島が主力として活躍したが、同じような方法で戦力アップを図っている。どちらかというと無名の大学生を獲得して育てるのが上手なクラブであるが3人の大学生を獲得。さらに京都からMF島村を期限付き移籍で獲得。2匹目のドジョウを狙っている。
5位 : 新潟が筑波大のMF戸嶋を獲得→ 今年の天皇杯で旋風を巻き起こした筑波大はストライカーのFW中野誠が大きな注目を集めた。FW中野誠は磐田入りが内定しているのに対してトップ下の位置でプレーしたMF戸嶋には(当時は)Jリーグ入りの噂はなかった。「いい選手ではあるがあくまでも大学レベルのいい選手と評価されているだろう。」と思っていたので新潟入りのニュースには驚いた。こういう選手がJ2でどのくらいできるのか?は興味深い。
4位 : ロアッソ熊本が前大宮の渋谷監督を招聘→ 21位に終わった熊本は池谷監督が辞任。後任監督が誰になるのか?が注目されていたが2015年に大宮を率いてJ2優勝を経験した渋谷監督の招聘に成功した。今シーズンはMF家長の穴を埋めきれずに低迷して途中解任されたが実績のある指導者を招き入れることが出来た。大宮のときは組織的なサッカーで結果を残した監督なので21位の熊本をどこまで浮上させることができるのか?は興味深い。
3位 : 充実したオフになっているジェフ千葉→ 千葉は惜しくもプレーオフの準決勝で名古屋に敗れたがリーグ戦は7連勝で締めくくった。名古屋には逆転負けを喫したがいい流れは継続されているようだ。DF高木利(山形)の獲得に成功して、なおかつ、期限付き移籍だったMF熊谷アンドリューとMF為田を完全移籍で獲得した。FWラリベイやMF清武功やGK佐藤優の残留も決まったので早くも2018年の陣容が見えてきた。J1復帰に向けていい滑り出しである。
2位 : 新潟は実績のある鈴木監督を招聘→ 17位でクラブ史上初めてJ2に降格した新潟は立て直しのシーズンになる。当然、「1年でのJ1復帰」が最大の目標になるが磐田時代に素晴らしい成績を残している鈴木監督に再建を託すことになった。磐田時代の数字は素晴らしいので「Jリーグ史上屈指の名将」と評価する人もいるが、「あれだけタレントがいたらどんな監督でも勝てる。」と評価する人もいる。鈴木監督にとっても大きな挑戦になるだろう。
1位 : ロアッソ熊本が織田GMを招聘→ 自動降格となる21位と低迷しながら何とか他力で生き残った熊本は今オフは相当に頑張らないと「J3降格」が現実味を帯びてくる。大事な時期と言えるが広島で実績を積んだ織田GMの招聘に成功した。「GM」や「チーム統括部長」や「強化部長」といった役職の人は日本ではあまり注目されないが大きなニュースと言える。織田GMの人脈を生かした補強も可能になると思われるので期待は膨らむ。
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