GK 西川周作 (広島) 5.5
→ 相手チームには「背の高いフォワード」がいたが、ハイボールへの処理は安定していた。前半から北朝鮮はセットプレーが多かったが、失点シーンを除くと、無難に守ることはできていたように感じる。危なかったのは、DF栗原のハンドによって、ゴールほぼ正面でFKを与えた場面で、キッカーにとって蹴りやすい角度であり、蹴りやすい距離だったので、やられる可能性が高いと思ったが、壁の横を通過してきたシュートを落ち着いてキャッチしてゴールを許さなかった。悔やまれるのは失点シーンであるが、予測しにくいコースに飛んだきたシュートだったため、防ぐことができなかった。
DF 駒野友一 (磐田) 5.0
→ 失点シーンは相手のファールでもおかしくないプレーだったが、後ろから飛び込んできた相手に競り負けて、ヘディングシュートを許した。DF駒野の場合、フィジカルは強いが、背が低いので、空中戦の勝負になると分が悪い。ただ、体を寄せるのは上手なので、これまで、空中戦でやられるシーンは少なかったが、ここで弱点が出てしまった。持ち味である攻撃については、中盤でタメが作れなかったので、攻撃参加するタイミングをつかむことができずに苦労した。「3-4-3」になってからは、左サイドに回ったが、こちらのサイドでも効果的な仕事はできず、DF駒野らしさを見せるシーンはほとんどなかった。
DF 栗原勇蔵 (横浜FM) 4.5
→ レギュラー奪取のためアピールしたい試合だったが、空中戦でことごとく敗れてしまって、いいところを出せなかった。大きなチャンスだったので、「ナーバス」になっていたのか、立ち上がりからミスが続いて、自分でリズムを壊してしまった。代表では出場機会には恵まれていないが、DF今野、DF吉田に次ぐ立場になってきているので、ここでしっかりとしたプレーができると「代表定着」というのが見えてきたと思うが、残念な結果に終わった。ビルドアップ力では、DF吉田とDF今野には劣るので、「スピード」や「パワー」や「高さ」でアピールしたかったが、肝心の「高さ」のところで負けてしまった。
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◆ まとめ #58 vs 北朝鮮代表(away) 採点&寸評 (2011/11/17)
→ アウェーの北朝鮮戦に出場した14名の採点と寸評です。イタリアのガゼッタ方式の「10点満点」で採点しています。「0対1」で敗れた試合なので点数は低めになっていて、最高でも「6.0」だったので、かなり厳しめの評価になっています。ただ、北朝鮮での試合という「異常なシチュエーション」で、その点は、大いに割り引いて考える必要もあります。残念ながら、あまり参考になる試合ではなかったといえます。
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