ガンバ大阪→ 開幕前は「上位候補」と言われたG大阪だったが28節を終えた時点では8勝10敗10分けで勝ち点「34」。12位となる。入替戦圏内となる16位のチームとの差は「3」。予断を許さない状況になっている。残りは6試合。川崎F(H)→湘南(A)→大分(A)→仙台(H)→松本山雅(H)→浦和(A)となる。上位との対戦は次の川崎F戦のみ。同じように残留争いに巻き込まれているチームとの直接対決が多く残っている。
30節の湘南戦(A)と33節の松本山雅戦(H)がキーになる。直接対決で下位チームに敗れるようだと一気に雲行きは怪しくなるが「負けなければOK」である。残りの対戦相手や降格圏に沈むチームの総合力を考えると「15位以内に入ってJ1残留は達成できそうな流れになっている。」と言える。27節の大阪ダービーで敗れたショックは大きかったが28節の札幌戦(H)で5対0と大勝することが出来たのは大きかった。
「よほどのことがない限りは参入決定戦に回ったり、自動降格になることはない。」と言えるが開幕前に高い評価を受けながら下位に低迷しているので激動のオフになる可能性は高い。まず注目されるのは宮本監督の去就になる。昨シーズンは途中就任して終盤に9連勝。「逆転でのJ1残留」に導いたことで指導者としての評価は一気に高まったが今シーズンは低迷。またしても指導者としての評価は下がっている。
「今シーズン限りで宮本監督がチームを離れても不思議はない。」と言えるが今の時点でフリーで、かつ、優秀な日本人指導者は少ないことを考えると監督交代には一定以上のリスクが伴う。すでにJ1やJ2で実績を残している監督を他クラブから引き抜くことが出来るのであれば宮本監督を斬ってもいいと思うが目処が立っていない状況で監督交代だけを先に決めてしまうのはベターな選択とは言えないだろう。